俺は普通の高校生なので、

雨ノ千雨

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序章 俺は普通の高校生なので。

序章29 失伝:眇眇たる涅色、その手にはなにも ②

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「だからあんたらそれやめろっつって――」

 興奮のボルテージが上がり過ぎた彼らを希咲は止めようとしたが、それは叶わなかった。それどころか、彼らは称賛の矛先を弥堂から希咲へと変える。

 先程の再現のようにまたも口々に思い思いの言葉で、希咲のパンツに対する思いの丈をそれぞれが語った。

 希咲も精一杯言い返そうとしたのだが、もはや順番もクソもなく3人同時に訳のわからないパンツ論を大声且つ早口でぶつけてくる勢いに呑まれ、完全に劣勢となる。


 正気を失くしたかのような血走った眼で、正気とは思えないようなことを叫んでくる。なに憚ることなく己が性癖を完全開放して発表してくる集団に希咲は羞恥した。


 やがて顔を紅く染め、目に涙を浮かべてプルプルと震えながら俯いてしまう。


 誰も謀ったわけではないが、弥堂がこの場に乱入してくる直前の『パンツみせろコール』のシーンと同じ構図になってしまった。


「……べっ……べつに、あんたたち喜ばせるために選んだんじゃないし……見せるために穿いてきたんじゃないから……かんちがい、しないでよ……」

 震え声でせめてもの負け惜しみを言うと、それまでは何を言っても聞こえていなかった彼らが何故かその言葉だけはきっちり拾って、さらにわっと盛り上がる。


 希咲は恥ずかしいのか、ムカつくのか、それとも悔しいのか――多分その全部だ――とにかく自分でもよくわかんない感情でグチャグチャになって、何故か自分が泣きそうになっていることだけは自覚できた。

 もういっそ泣いたら満足して帰ってくれるかな? などと見当はずれで自暴自棄な結論を出しそうになったところで、勢いよく捲し立ていた法廷院が語彙のストックが尽きたのか言葉に詰まる。

「――とにかく希咲さん! キミはサイコーだよ! だってそうだろぉ? 可愛くてスタイルもよくって、一見気が強そうで口も悪くて怖そうだけど、でも実はボクらみたいなオタクにも優しくって、それでそれで……えーっと、遊んでそうだけど実際あんまり免疫なさそうですぐ恥ずかしがっちゃったり泣いちゃったりして……そんなの……そんなのさぁっ! ……えーっと、何て言えばいいか……ああぁぁぁっ! クソっ! なんだ⁉ これってなんなんだ⁉ ちくしょうっ‼‼」

 高速で好評価ポイントを並べ立てていくが、しかし結論部分の表現をすることが出来ずに謎の怒りが湧き上がる。それは西野と本田も同じ様子で、推しを褒めたいのにその為の最適な言葉が自らの裡にない。彼らは自身の不甲斐なさに激しく苛立ち限界化した。


 だが、己の裡にないのであれば余所から借りてくればいい。自分の足りない部分を補完してくれる、それが仲間だ。そしてその仲間が自分には居るのだ。

「狂犬クン!」

「……なんだ?」

「なんだ?じゃないだろぉっ! ボォーっとしてんじゃあないよぉっ、ここは戦場だぜぇ! 素人かよ⁉」

「俺はプロフェッショナルだ」

 特にムキになったわけではなかったが、弥堂は脊髄反射でそう言い返した。


「希咲さんだよ! どう言い表わしたらいいかな⁉ キミの知恵を貸しておくれよぉ!」

「あ?」

 必死な様子で助力を乞われるが、その求めているものが理解出来ずに眉根を寄せる。


「やめて弥堂っ! あんたまで参加しな――」

「――だからさっ、ほらっ! 何て言えばいいのかってことだよっ! かわいいんだけどパっと見遊んでそうで恐そうだけど、実は優しくて友達思いで男慣れもしてなくてちょっとした下ネタで照れちゃったりとかしちゃって! 極めつけにさ、派手っぽいからパンツもいやらしそうなのに実際スカートという名のその秘密のベールを捲って見たらなんと! やたら可愛らしいフリフリなおぱんつが隠されていてさ! おまけにそのおぱんつ見られて恥ずかしくて泣いちゃったりとか! そんな感動を! そんな彼女を! どう言い表わしたらいい⁉ どう称賛すべきなんだよおぉぉっ⁉ ただでさえ尊すぎて軽率に死にたくなっているってのに、この感情をどう表現すればいいかもわからないだなんて、そんなのとっても『つらみ』じゃあないかぁっ! だってそうだろおおぉぉぉっ⁉⁉」

『知ったことか』

 目の前で絶叫しながら悶絶する軽蔑すべき限界オタクに対して、またも脊髄反射でそう返答しそうになったが、寸でのところでその言葉を呑んだ。


 彼らが直面している問題に対して関心があったわけでも、何か助け舟を出してやろうと気まぐれを起こしたわけでもない。

 ただ、やたらと早口で捲し立てられた法廷院の言葉の中のいくつかに既視感があったからだ。


 それは最近に聞いたことがあったような内容で、全くを以て奇遇にも今日その出来事を思い出して記憶の中の記録を閲覧しており、そしてそれは今しがた法廷院の口から語られた内容と多分に一致するものであったからだ。

 さらにその記憶の中の誰かは、目の前の彼らでは辿り着けなかった結論までをも語っていたはずだ。


 軽く目を瞑り本日の昼休みに脳裡に浮かべた記録の中の、該当する内容を記憶から思い起こす。


 それを語っていたのは誰であっただろうか。


 廻夜 朝次めぐりや あさつぐだ。



――――要するにそれってさ――――


――――流行ってるわけだよ。ギャルが実は優しくていい子で――――


――――見た目派手で遊んでそうで怖いけど、実は――みたいなさ――――


――――とどのつまりこれってさ、おぱんつなんだよね、おぱんつ――――


――――あいつら遊んでそうで何かいやらしいから黒でTバック――――


――――でもね弥堂君。そんないやらしい黒のローレグTバックが出てくると思ってスカートを捲ったらさ、なんかやったらと可愛いおぱんつが出てきたらどうだい?――――


――――派手なスカートでも地味なスカートでもその中身は捲ってみるまでわかんないわけじゃん?――――


――――そんなわけない。わかってる――――


――――だけどね弥堂君。夢はさ――捨てたくないなって。可能性は――追いたいなって――――


――――考えてもみてよ弥堂君。パっと見遊んでそうなギャルで気が強くて口が悪くて怖くてさ、でも実は友達思いで家族思いで実際男慣れなんかしてなくて純真な照れ屋さんとかさ、ありえないよ? ありえないけれども。でももし、そんなのが実在したとしたらそりゃあもう――――


「――『優勝』、だな」

 カっと目を開いてその言葉を弥堂が宣言した瞬間、発狂寸前のように藻掻き苦しんでいた男たちの動きが、まるで落雷に打たれたかのようなショックでピタっと止まる。


 狂乱の様相を呈していた場に突如静寂が訪れた。


「は? あんたなに言っ――「――静かにっ‼‼」――ひゃぅっ」

 プロフェッショナルなJKの責務に従い沈黙を解消しようとしたが、何故か法廷院に大声で叱られて七海ちゃんはびっくりした。


「なっ、なによっ! 急におっきな声ださないでっ!」

 つい可愛らしい悲鳴を漏らしてしまった照れ隠しと悔し紛れで、法廷院に抗議を送るが彼にはもう聴こえていなかった。


 法廷院はノロノロと車椅子から立ち上がり、まるで救いを求めるかのように頼りなく両手を伸ばしながら、ヨロヨロと定まらぬ歩調で弥堂へと近づいていくと、彼に縋りついた。

 ゾンビか無夢病者かといったようなその有様に怯えた希咲は再び弥堂を盾にして隠れた。


 半ば、心ここにあらずといった表情の法廷院は、弥堂の顏を見上げながら問い掛ける。


「……い、いま…………なんと……?」

「優勝だ」

「……ゆ、う…………しょ……う……?」

「あぁ。優勝以外はありえない」


 その言葉を聞くとそれ以上は何かを問うこともなく、法廷院はただグワっと目ん玉を剥きだしてワナワナと震えた。

 周りを見れば彼の同志である西野と本田も同じ様子で、震える口で「ゆうしょう……ゆうしょう……」と譫言のように、それでいてまるで己の心身に馴染ませるかのように繰り返していた。


 そんな光景に当然の如く、希咲さんはどんびきだ。

「な、なんなの……? 優勝……? マジで意味わかんないんだけど…………てか、ガチできもいからっ……」

 周囲の者どもの様子を不安そうに見周しながら深刻な生理的嫌悪感を抱いている旨を訴えるが、当然誰も慮ってはくれない。


 希咲の申告を無視した法廷院は――或いは本当に聞こえていないのかもしれない――居ても立ってもいられないといった様子で、バっと上半身だけを回し仲間たちの方を向く。

 そして不安気にこちらを見ていた同志たちへと、晴れ渡った夏の空のような笑顔を見せた。

 その笑顔を受け取った西野と本田も、お互いに顔を見合わせながら表情を輝かせる。

 そして示し合わせるでもなく、彼らは雄叫びをあげた。


「うおおおおぉぉぉぉっ‼‼」
「よっしゃあああぁぁっ‼‼」
「ふうううぅぅぅぅぅっ‼‼」


 彼らの人生で恐らく初めてとなる渾身のガッツポーズをそれぞれがキメる。


 突然の男数人の絶叫に希咲は短い悲鳴をあげると心底恐怖し、さらに弥堂の背中に身を隠す。

 しかしそこは位置が悪かった。


 一頻り叫び声をあげた彼らは、わーっと弥堂へ駆け寄る。弥堂の背後にポジショニングしたせいで、目が完全にイッた集団がまるで自分へと迫ってくるかの様に感じられてしまい、希咲は「ぎゃああぁぁぁっ!」と叫びをあげる。

 もはや形振り構っていられないほどにテンパった彼女は、背後から抱きしめるように弥堂の腰に手を周すと、前開きになっているブレザーの前裾を左右それぞれ引っ掴み、彼の背中側に無理矢理引き寄せ包むように自分の頭を隠した。


「やだっ! やだぁっ! こないでぇっ!」

 ガチなトーンで拒絶の意を訴えるが興奮状態の集団には通じない。

 弥堂へと取り付いた彼らは喜びを爆発させた。


 ――セレブレーションだ。


 ダービーマッチの後半アディショナルタイムに決勝ゴールを決めた味方選手にそうするように、口々に弥堂への賛辞と称賛を述べ、そして喜びを分かち合おうとする。

 彼らは最大限の祝福をしながら弥堂にハグをし、肩を叩き、乱暴に頭を撫でた。


 男3人にもみくちゃにされる弥堂の身体が揺れる度に、背中側から「きゃあぁぁっ」だの「いやあぁぁぁっ」だのと女の金切り声が発せられる。

 その声の主たるところの希咲によって、弥堂はわけのわからない手法で拘束をされており、前裾を強引に背中側に引っ張られているせいで両腕も巻き込まれて持っていかれている為、群がる暴徒どもを振り払うことが出来ない。

 そのせいも勿論あるが、希咲ほどではないにせよ、この意味不明過ぎる乱痴気騒ぎには、さしもの弥堂も大分思考停止に追い込まれていた為に反応が鈍り、法廷院たちの無礼を回避することが出来ずいいようにされてしまった。


 弥堂のコメカミに青筋がビキっと浮かび上がる。


 そうこうしている内に感極まった様子の法廷院がピョンコと跳び上がり弥堂の首っ玉に抱きつこうとしてくる。

 さすがにそこまでの蛮行は許さず、弥堂は片手を強引にブレザーから引き抜くと、彼の顔面をガッと鷲掴みでキャッチした。

 数秒ほどそのまま宙吊りにしてやってから、乱暴に叩きつけるように床へと放り捨てる。


 ドシャアァっと結構な鈍い音を立てて倒れ込んだ法廷院の姿に、シンと廊下が一瞬で静まった。

 ふと我に返ったかのように西野と本田が心配そうに彼へと駆け寄る。


 弥堂のブレザーに包まって顔を隠していた為に、何が起こったのかを認知していなかった希咲は、突如訪れた静寂に「……おわったの……?」と、騒ぎが終結したことを期待してそろーっと顔を出す。


 しかし今日の『世界』はとことん彼女に優しくなかった。


 倒れた法廷院を気遣い、容態を伺うように彼の顏を覗き込もうとする二人をバッと指を開いた片手を突き出し本人が制する。

 地に膝を着けたままガバッと勢いよく顔を上げ、二っと男臭い体育会系の笑みを浮かべてみせた。

 リーダーの健在ぶりに彼らは再び湧き立ち喜びの声をあげる。


 テンションあげあげで遊園地のマスコットに突撃し勢いあまって転んだ子供が、興奮しすぎて痛みを感じずにそのまま元気いっぱいに燥ぎ続ける様に酷似していた。

 すぐに彼らの関心は一番人気のマスコットへと向く。すると、違う生物を見るような眼で恐ろし気に彼らの様子を凝視していたために、希咲はモンスターたちと目が合ってしまった。


 痛みを錯覚するほどに心臓が跳ね、反射的にあげた悲鳴は声に鳴らず、彼女はただ強く息を呑むことしか叶わない。恐怖に硬直し、逃走の選択肢を発想することすらできずにいた彼女は、わーっと駆け寄ってくる複数の男たちにあっという間に群がられた。


 半狂乱になった希咲は絶叫しながら、弥堂の制服の背中を引っ掴み、身を守る盾のようにして必死に振り回す。


「ぎゃああぁぁぁぁっ! やあぁぁぁぁっ! こないでぇっ!」

「おめでとう、希咲さん!」

 その弥堂の身体の向こうから順番にヒョコっと顔だけ覗かせて、彼奴らは口々に意味不明な祝福を送ってくる。


「やだぁぁぁっ! ちかいっ! さわんないでっ!」

 希咲はパニックになりながらも盾を上手く使い、押し寄せる化け物たちに懸命に抵抗する。

「はっはぁー! なかなかやるねぇ!」

 そんな彼女の健闘ぶりを見てとった法廷院は更に興奮を昂らせる。もはや彼自身も何に対してなのかよくわかっていない賛辞を述べると、狂乱の中心から少し離れた場所に居た高杉へと目配せをした。
 高杉は無言で首肯するとこちらへ近寄ってくる。


「ななななっ、なにっ⁉ あんたまでっ⁉ や、やるっていうのっ⁉ じょじょじょっ、上等よ、かかってこいっ!…………てか……ねぇ? ふつーになぐりっこのケンカしよ……?」

 かわいそうなギャル系JKは恐怖と混乱のあまり、懇願するように物騒な提案を持ち掛けた。

 しかし、そんな彼女の言葉には反応を示すことはなく、高杉は同志たちの傍まで来ると立ち止まった。


 そして彼ら――『弱者の剣ナイーヴ・ナーシング』の男子メンバーたちは、特に相談をするでもアイコンタクトをとるでもなく、淀みのない動作でそれぞれの手を繋ぐと、希咲と弥堂を中心点に置いて二人を円状に取り囲んだ。

「ななななにっ⁉ なにっ⁉ なんなの⁉」

 予測不可能すぎる狂った行動の数々に焦燥に駆られ、言葉に合わせて弥堂の制服を乱暴に引っ張る。

 そんな希咲に対して彼らはただニコッと爽やかな笑顔を向けると、彼女の周囲をグルグルと回りだした。

 七海ちゃんはびっくり仰天した。


「きゃああああぁぁぁっ! やああぁぁぁぁぁっ! なんなの⁉ なんなのおぉぉぉっ⁉」

 その質問には当然答えず、彼らは「アハハハハハ」と朗らかに笑いながら高速で彼女の周囲を回り続ける。


「おめでとう! 優勝おめでとう!」
「なにがっ⁉」

「かわいいよ希咲さんかわいいよ!」
「きもいっ!」

「キミがっ! キミこそがナンバーワンだっ!」
「こわいっ!」

 意思の疎通など不可能なほどの狂騒へと発展した。
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