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序章 俺は普通の高校生なので。

序章21 罪を補闕する罪 ②

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「おいクズども。とんでもないことをしでかしてくれたな」

 弥堂は背後の金づる候補から意識を戻し、法廷院たち獲物どもへと迫る。

「待ってくれよ、さっきも言いかけたけど大分誤解があると思うんだ。白井さんを止められなかったボクらも悪かったけどさぁ、でも結局は未遂だったんだ。性犯罪だなんて言い方はちょっと大袈裟なんじゃないかなぁ? だってそうだろぉ?」

 法廷院は先程自分たちが被害者ぶっていた時とは論調をガラっと変えて弁明をしてきた。自らの主義主張を変えてでも責任を負いたくなかったからである。彼は紛うことなくクズであった。

「未遂? それに大袈裟だと? 被害者を目の前に随分と軽い物言いだな。例え実際にお前らが希咲のおぱんつを目にしなかったとしても、か弱き少女である希咲がお前らのような野卑な男どもに囲まれて、服を開けろなどと要求されることがどれだけの恐怖になると思っている? よくも日頃から懇意にある俺の大事なクラスメイトを傷つけてくれたな、俺は断固とした姿勢を崩さんぞ」

 弥堂は懐に忍ばせた録音中のレコーダーを意識して、自分が日頃から被害者に近しい者であることを強調した。後々に自分にも金を受け取る権利があると主張する為である。彼もまた正真正銘のクズであった。

 そして希咲は自分の為に争うそんな男達へ溝鼠を見るような眼を向け軽蔑していた。

「おいおい、狂犬クンさぁ、最初と言ってることが違うじゃないかぁ。キミ知ったことじゃないって言ってたよね」

「あぁ、俺が間違っていた。軽率で浅はかだったと反省している。希咲の受けた心の傷を思うと悔やんでも悔やみきれん」

 弥堂は拳を握りしめ虚空を見上げながら瞑目をし、被害者の少女に対して真摯に心を痛めていることをアピールした。


「何を白々しいことを。今更キミがそんなこと言ったって一体誰が信じるっていうんだい」

「ふん、他人の心配をしている場合か? 今お前が気にすることは俺が信用に足るかどうかではなく、自分自身の無実をどう信じてもらうかだろう? 卑劣なレイプ魔が」
「レッ――⁉」

「おいおい、レイプだなんてそれは話を飛躍させすぎじゃないかぁ? 事実以上の罪に発展させようだなんてきっぱりと冤罪だし、ここまでいくと名誉棄損だぜぇ。だってそうだろぉ?」

 突然飛び出した過激な単語に希咲が、自分がその被害者として仕立て上げられようとしているとまでは瞬時に思い至らず硬直する中、それでも勝手に自分の代理人のような立場に立った男と加害者の男の弁論は続いていく。

「飛躍だと? その認識の甘さからすると罪の意識も良心の呵責の欠片もないと見ていいんだな? お前らの罪が重くなったぞ。どういうことかと言うと、慰謝料の金額が上がる」

「罪? 罪かどうかを決める立場にキミがいるのかい? 起こったことを大袈裟に盛って在りもしない罪に仕立て上げるだなんて恥を知るといいよ」
「僕が言うのもなんですけど、代表よくもそんなこと堂々と言えますね」

 余りに厚顔無恥な自分たちのリーダーの頼もしさに思わず西野が口を開いた。しかし本当にこいつが言うのもなんだったので特に誰も反応しなかった。

「恥を知らんのはお前だ。ついでにモノも知らん。いいか――まずお前らのような者が女子生徒の視界に入った段階で1割レイプだ」

「はぁっ⁉」

 弥堂の口から語られ始めた検察側の主張に法廷院は驚愕した。

「次に希咲の半径2m以内に近づいて2割、話しかけて3割、複数人で行ったのは心象が悪いから4割、仲間に女を混ぜているのに犯罪を誤魔化そうという悪意を感じるから5割、通行を妨げたから6割、3分以上同じ空気を吸ったから7割、何かしらの要求をしたから8割、その要求が卑猥なものだったので9割、残り1割は実際に行為に至ったのかという点で物議を醸すが、もうすでに9割だ。5割も犯されていれば四捨五入によりもう全レイプされたと言っても過言ではないのでこれはもうレイプとみていいだろう。よって貴様らは懲役50年と1億円の罰金だ」

「生きづらすぎる‼」

 あまりに理不尽な立証と、一切の弁論が認められないあんまりなスピードで下された頭の悪そうな判決に仰天した。

「そしてこれから先を、貴様らのようなクズに9割犯された女として生きていかねばならない希咲の境遇を儚んで、そのストレスにより傷ついた俺の精神的被害に対する慰謝料が5千万円だ」

「なんでキミにまで払わなきゃならないんだ!」

「ふん、文句は法廷で裁判官にでも言え。厳正なる法の下に必ず同じ判決が下るだろう。お前の人生はもうおしまいだ」

「無茶苦茶すぎるだろおおおお‼」

 被告人が法の冷酷さに絶叫する中、先程からフリーズしていた希咲がハッとなって再起動する。そしてすぐさま喰ってかかる。


「ちょっと弥堂! あんたなに勝手なこと言ってくれてんのよ!」

「ちっ」

「なに舌打ちしてんだコラ。あんたいい加減にしなさいよね。誰が9割犯された女だアホ!」

 黙って聞いている間に付けられたとんでもなく不名誉なレッテルについて抗議を入れる。弥堂としてはこの女に自由に喋られると非常に都合が悪くなりそうな気配を察した。

「そうだ希咲さん! 冤罪だなんて間違ってるぜ、もっと言ってやってくれ!」

「チョーシのんなボケ! 完全に冤罪でもないでしょうがこの変態!」

 まさかの被害者自身からの自分への弁護にすかさず法廷院は便乗したが、彼女は全く以て味方ではなかった。


「落ち着け希咲。あのような凄惨な事件に見舞われたのだ、感情的になるのも無理はないだろう。だがそれでは卑劣な犯罪者どもの思うつぼだ」

「大人しく黙ってたらあんたの思うつぼだろうが!」

「そうだ。俺ならば思うままにできる。何故ならばプロフェッショナルだからだ。お前にもいいようにしてやるから大人しくしていろ。具体的に言うとまとまった金が入る」

「プロって詐欺のプロか! あんたのやろうとしてることって、こいつらのやり口を10倍くらい反社会的にした感じにしか見えないんだけど」

「それは誤解だ。俺はあくまでも厳正なる法の下に正義を行おうとしている。しかしそれは決して自己満足の為などではなく大事な友人であるお前を傷つけられた怒りと、そしてこんなことで今後のお前の人生を台無しにはさせはしないという強い使命感が俺を正義へと駆り立てている」

「あんたとあたしって友達だったっけ? 話すたびにケンカしかしてないと思うんだけど。だいたい正義って……」

 急に友達ヅラし始めた男に胡乱な瞳になり、言いながら弥堂の目をよく見る。長い付き合いになる自身の幼馴染に正義大好きマンがいるので、希咲は正義とか言い出す人間にはそれなりに詳しいのだ。目の前の男もそうなのか検分をする為にじーっと目を見つめる。

「神に誓って真実だ」

「嘘ね」

 検分をした結果、神どころかこの世界に信じているものなど何一つとしてないと言わんばかりの荒んだ眼をしていたので即座に斬って捨てた。

「てか、あんたさ。さっきから聞いてるとまるで裁判でも起こそうっていう風に聞こえるんだけど、どういうつもりなわけ?」

「まるでもなにも、裁判を起こすんだが」

「はぁ⁉」

 依頼もしていないのに勝手に代理人ヅラをしていた男から、頼んでもいないのに勝手に法的な手続きをしようとしていたという驚愕の事実が決定事項かのように告げられ、びっくりした七海ちゃんのサイドテールがみょーんってなった。

「ざけんなぼけっ! あたしそんなことしてくれなんて言ってない!」

「そうだな。こういった悲惨な性犯罪では女性の被害者が口を閉ざしたくなってしまうのも無理はなく、そして実際に泣き寝入りしてしまうことも往々としてある。だが、それはよくない。俺に任せるといい。お前を一人にさせはしない」

「そういうこと言ってんじゃねぇわよ! あんた最後に何かいい風な台詞足しとけば騙せると思ってんだろ。バカにすんな!」

「お前の境遇を鑑みれば男に対して疑心暗鬼になるのも無理はない。だが俺だけはお前の味方だ」

「信用できるかアホ!」

 酷く興奮した様子の被害者に弥堂は危機感を覚えた。これは一度落ち着かせる必要があると、そう判断をする。


「てかさ、裁判って何の裁判するのよ。あんたさっきからさ、あたしがその、なに? お、犯されたとか言ってるけど――」

「あぁ、もちろん婦女暴行、正確には強制性交等罪だな」

「強制せい……なんて?」

「要するに強姦だ」

「ごっ⁉ ――ア、アホかああ‼」

 躊躇いもなく告げられる生々しい言葉たちにまた頭が混乱しそうになる。

「あんたそれで裁判って、絶対やめてよね! 大騒ぎになってあたしみんなに誤解されるでしょ!」

「そうだな。裁判ともなれば事件が公になり事を広く知られてしまうことにもなるかもしれない。それを恐れて訴えを出さない女性も少なくない。だがそれでは薄汚い犯罪者どもをのさばらせることに繋がる。希咲よ、どうかここは勇気を出して踏み出して欲しい。必ず最後まで俺が力になると約束をしよう」

「いや、だからそうじゃなくって! そもそもあたしそこまでされてないのに、そんな騒ぎにして変な目で見られたくないって言ってんのよ!」

「認めたくない気持ちはわかる。だが先程説明した通りお前は9割は犯されている。辛いだろうが現実を受け入れ共に戦おう」

「だからそのわけわかんない割合システムやめろ! 9割どころか1割も犯されてないわ! そういう話が広まったらどんどん内容盛られて全員に変な目で見られるようになるのは目に見えてるでしょうが!」

「落ち着け希咲」

「落ち着いていられるかアホ! そもそも訴訟するにもこの話スタート地点から完全にウソじゃ――」

「――希咲っ!」

「――ぎゃあああああああっ‼」

 証拠品として提出予定の録音中のボイスレコーダーの前で、これ以上錯乱した被害者役に都合の悪い話をされては敵わないと、弥堂は希咲を強く抱きしめ物理的に黙らせにかかった。

「気を確かに持て。感情に流されてはいけない」

「あっ、あんたっ、なっななななななっなにして――ちっちかい、ちかいちかい――」

 弥堂は以前に、人は他人の心臓の音を聴くとなんか安心して落ち着くとかいう知識を適当に聞きかじったことがあったので、片手で希咲の後頭部をしっかりと捕まえ無理矢理自分の胸に押しつけた。もちろん不意に股間などを蹴り上げられたりしないよう、もう片方の腕で希咲の細い腰をがっしりロックし、反撃を繰り出すためのスペースを消すため自身の身体に強く密着させ身動きを封じた。


 派手な見た目とは裏腹にこうした異性との物理的な接触に免疫のない希咲は、落ち着くどころか大混乱に見舞われる。

 大きな手で頭を抱えられ強く押し付けられた弥堂の胸元から、彼という人間性の冷たいイメージとは逆に、筋肉質な胸板は意外にも体温が高く、そこに密着した自分の頬に伝わる彼の温度が自身の羞恥で加速し、より熱くなって全身に伝播していくような錯覚を覚えた。

 怒りよりも嫌悪よりも先に恥ずかしさで反射的に逃げようと身体を捩っても、力強い腕で彼の腰に押し当てられた自身の腰もピクリとも動かせない。

 恵まれた容姿の為、中学に上がって以降からそれなりに異性から言い寄られる経験もあり、男女の線引き、異性との距離の保ち方にとり方、そして詰められた時の対処の仕方など、自分では出来ていると自信をある程度持っていた。

 しかし、現状のように場の空気も状況も無視して脈絡もなくこのような暴挙に及ぶ男など今まで一人もいなかった。突然襲い掛かってくるような輩は大抵そういう気配を発しているものだが、この男に限っては自分に対する好意どころか欲情の欠片すらも感じられない。こんなものは防ぎようがなかった。


「お前の辛さはわかる。だが今後同じような被害者を出さないためにもどうか勇気を出して欲しい。もちろん責任は俺がとる」

「やめっ、ばかっ、はなしっ――」

「汚された女などと不当に貶められるかもしれない。今後の人生を考えればその可能性はとても不安に思うだろう。パートナー探しに支障を来すかもしれない」

「やめろっ、ばかっ、へんたいっ! あたしを汚してるのも貶めてるのもあんただ、あほっ!」

 頬を押し当てさせられた弥堂の胸から伝わる彼の心臓の鼓動と横隔膜の動き。下に肌着を着ていないらしい Yシャツ一枚隔てた向こうから感じる他人の肌の温度と、否応なしに鼻腔から這入りこんでくる自分とは違う生き物である男性の匂い。知らない匂い。

 彼が喋る度に呼吸をする度に蠢く腹筋が、密着した状態で拘束されている為に押し当ててしまっている自分の胸の形を細かく変える。下腹あたりに触れている、自身には備わっていない得体の知れない何かの感触。腰を抑える彼の手の指の何本かは境界のあやふやな場所に置かれ、もしかしたらお尻に触れられてしまっているかもしれない。

 より密着するためにか、弥堂の心づもりは希咲には知る由もないが、両の足と足の間に彼の足が挿しこまれている。驚きで身体が硬直した際に無意識に、決して自分で望んでそうしたわけではなく、左右の内腿で挿しこまれた彼の腿を挟んでしまい、不本意にも彼の太ももに股が半ば乗るようになってしまっている。

 抵抗しなきゃいけない。拒絶しなきゃいけない。やめさせなきゃいけない。離れなきゃいけない。ぶっとばさなきゃいけない。文句を言わなきゃいけない。

 今すぐにしなきゃいけないことがいっぱいあるのに、しかし彼の力の強さにそして、今まで触れたことのない未知の情報の嵐が目から鼻から耳から肌から、全身のあらゆる場所から伝わって纏めて脳に叩き込まれてしまっては何一つとして正しく実行できなかった。もしかしたら、今まで生きてきた中で一番のパニック状態かもしれない。


「だが――」

「ひゃあぁんっ」

 まったく落ち着く様子が彼女に見えないため、弥堂は徐に希咲の耳元へと口を寄せ囁くように声を静めた。耳元で静かに低く話すと落ち着くとか以前に他の女が言っていたような気がしたからだ。

 希咲は今まで聴いたことのないような自分の声が口から漏れたことに驚き、より硬直を強める。

「だが、もしも、お前が一人になるようなことがあれば、その時は俺がずっとお前に寄り添っていよう」

「やっ、んっ――だめっ、みみっ、だめっ」

 もしかしたら唇が触れているかもしれない、直接吐息が鼓膜まで届くような距離で彼の低い声が耳輪を耳垂を震わせる振動に腰から力が抜けていく。自身が耳が弱いことを希咲はこの時初めて自分で知った。

「最後まで責任を持つとはそういう意味だ。わかるな?」

「わわっ、わかった! わかんないけど、んっ、やぁ……もうわかったぁ!」

「わかったのかわからないのかどっちだ? はっきりしろ」

「あんっ――やっ、だめっ、むりっ……」

「無理だと? つまり逆らうということか?」

「ちがっ――はぁ、んっ……もうわかっ……たからっ、離してっ……そこでっ……しゃべっちゃ、だめぇ……んっ……」

 了承の意を唱え全身から力を抜く彼女の様子にもはや抵抗の意思はなしと弥堂は判断をし、用は済んだので彼女への拘束を解き雑に解放した。それと同時にヘナヘナと希咲が脱力した為またもや彼女は床にペタンと尻をつけて座り込んでしまう。

 傍目から見ると適当に言いくるめた女を雑に床に放り捨てたようにしか見えない最低の絵面だった。傍目から見なくてももちろん最低なのだが。

「あんたパーソナルスペースとかどうなってるわけぇ……?」

「よし、後は任せておけ」

 両手で散々嬲られた耳を抑えて息を荒げながら、希咲が涙目で恨みがましく睨みつけて抗議の声をあげてくるが、弥堂はとりあわなかった。

「今までけっこう告られたりとかしたけど、こんなに気持ちも誠意もなくて、されて不快になった告白は初めてよ……っ!」

 疑いようもなく自覚してしまうほどに、全身に熱が灯り顔が真っ赤になっていることがわかってしまって、今すぐこの男をぶっ飛ばしたいけれど、今はとにかく恥ずかしくて恥ずかしくて仕方がなく身体が言うことをきかない。
 その為、何とか少しでもやり返そうと弥堂へと毒づくが、肝心の彼は『告白? 法廷で告白するのはお前の仕事だろう。何言ってんだこいつ?』と不思議がりながらもしかし、また話が長引くと面倒なので無視をした。

 この女にはもう用はないので今度こそ邪魔者はいなくなったとばかりに、犯人を追い詰めにかかる。


「さぁ、これでもうお前らは終わりだ。観念することだな」

「あのさ、狂犬クン。これは皮肉でも何でもなく本当にキミを心配して言うんだけど。キミさ、ほんと刺されるよ?」

 バキンっと音を立てて爪を噛みちぎって眼を血走らせる白井と、床にへたりこんだ希咲を交互に横目で見つつ、法廷院が気まずそうに、彼にしては珍しく親切心から弥堂にそう告げるが、

「下手くそな脅迫だな。罪を重くするだけだぞ。刺されたことなど何度もある。その程度で今更この俺が怯むとでも思ったか」

「いや…………全然伝わってないけど、まぁ、キミがそれでいいなら……」

「よくも俺の大事な女を傷つけたな。俺はお前らを絶対に許さんぞ」

 頼まれもしないのに代理人ヅラをしていた男が図々しくも友達ヅラを経て、そして今ついには彼氏ヅラをし始めた。総ては慰謝料を巻き上げるために。

「あたし……あんたの女じゃないわよ……」

 ぐったりと疲れたように希咲がなんとかそれだけ否定する中、いよいよ対決は最終局面を迎える。


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