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010 様子見
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一日が経過した。
懐かしい天井から始まった朝は、タイムリープが夢ではなかったと実感する。
妹の――昨日から、妹となった灯花のダイブによって、タイムリープした上に俺の書いた物語が混ざってしまっているという不可解な現象も夢ではなかったと、また実感した。
疲れの残った寝不足気味な朝を迎える事は暫くないだろう。高校生が残業をする事などないからね。
ドタバタとした朝も訪れないし満員電車に揺られる事もないだろう、今は高校生だからね。
タイムリープ、万歳。
「朝か……」
目が覚めて、窓の外を見やった。清々しいほどの快晴だ、頬も緩んでいく。
まだうまく回転していない思考ながら、冷静に考える。
「全然違う、過去になっちまったなあ……」
世の中小説よりも奇だねえほんと。
朝の食卓は実に賑やかで、家を出ると幼馴染が待っていて、学校に行けば優しく接してくれる委員長(敵だけどね)や、気軽に話しかけてくれるクラスメイトもいるときた。
主人公っていうのは……悪くない。
悪くはないけど……物見谷先輩はどうしてか学校にはいない事になっていたのを思い出すとやはりへこむ。
何より……敵がいるとなると、第二の高校生活を謳歌するわけにもいかないのがちょっとした悩みだね。
ちょっとした? うーん、ちょっとしたで済ませられるのかなこれは。
灯花を見送った事だし、そろそろその辺の話をしますかい? 治世さん。
そんな問いを込めた視線を送ってみる。
「昨日はよく眠れた?」
「うん……それなりに」
「あ、そう。お前の事だから敵に怯えて布団の中で丸くなって震えてたかと思ったわ」
「あんまり俺を見縊らないでもらいたいなあ」
「朝から面白い事言わないで」
「えっ? 俺今面白い事言った!?」
「それより今日の放課後、予定空いてる?」
さらっと流された。
別にいいけどさ。
「空いてるよ」
「なら美耶子さんのとこに行くわよ」
その展開までの過程は大きく変わってしまったが、治世の叔母――美耶子さんと話をするのは物語通りだ。
ある程度展開を変えても本来向かうべき展開にはちゃんと繋がっていくんだな。
どれだけ俺という船が勝手に動こうとも、結局操舵手に調整されてしまっているような状態だとしたら、どうにかして舵をとりたいが。
「み、美耶子さんは、何か言ってた?」
「特には。ただ、お前が異能関係について知っていたのは驚いてたわ」
「そうだよねえ……」
「まだ他に隠してる事ある?」
「な、ないよ……?」
「本当に?」
治世は訝しげに俺の顔を覗きこんでくる。
「ほ、本当だよ!」
「嘘くさいわね」
「そんな事、ないよ?」
我ながら嘘をつくのが実に下手だな。
目も泳ぐだけ泳いでいて動揺を隠せていない。
流石に何か感づかれたかもしれない。
「……あ、そう。それなら、いいけど」
案の定、彼女は眉間にしわを刻んで不機嫌さを表した。
どうせ喋らないとみてか、更なる追及はしてこなかったが、それはそれで心臓が少し締め付けられる気分。罪悪感ってやつかこれは。
「委員長は何とかしないといけないわね」
「何とかっていうと?」
「拉致して拷問して情報を引き出そうと思うのだけど、どうかしら?」
「やけに物騒だね!?」
「当然よ、命を賭けた戦いになるのだから、それ相応に私達も対応するべきでしょう?」
それにしては過激すぎやしないかな?
どうかもう少し穏便に済ませたいものだが、命のやり取りをするかもしれない争いで穏便というのは甘い考えなのかもしれない。
俺なりに出来る事はしよう、過激な方向へいかないためにも。
言葉を選んで、調整するんだ。
「あ、あんまり急ぐ必要はないんじゃないかな!? 昨日も言ったけど委員長とラトタタは情報共有できてないから、俺達については知らないわけだし」
「それもそうだけど、敵には変わりないわ」
「でも自分達から正体を知ってると暴露してこっちから仕掛けるというのはどうなのかなぁって……」
「慎重に行動すべき、と?」
「そ、そういう事!」
敵とはいえ、できれば委員長とは穏便なルートに入ってもらいたいところだ。
しかも性格が変更された治世はなんというか、過激だ。このままだとただの人間でしかない委員長は相当痛い目に遭う。それはちょっと、避けたいよ。
「……そうね。異能教全体を探るためにも、委員長は暫く泳がせておこうかしら。思わぬ情報が手に入るかもしれないし。美耶子さんにもそう伝えておくわね」
「了解!」
心の中で、ほっと胸を撫で下ろした。
「当然、委員長と二人での行動は避けて頂戴」
「努力するよ……」
委員長から何かしら誘いや二人きりになれるよう仕向けてはくるが、回避できるのならやってみよう。
ラトタタの時のように原稿の書き手が敵を誘導してくる可能性もあるから難しいかもしれないが。
「一応準備はしておいてるから、何かあったら言いなさい」
「どんな準備?」
「委員長が妙な動きを少しでも見せてきたら、これを使って拘束しようとか思ってたの」
鞄から何やら取り出してきた。
見覚えがあるぞそのフォルム。実際に見るのは初めてだが……本物だろうか?
「これは?」
一応、聞いてみよう。
「スタンガンよ」
「スタンガン」
実物、初めて見たよ。
「手錠も入ってるわ」
「手錠」
拘束する道具は他にもあるとは思うのだがどうしてそれを選んだのだろう。
「メリケンサックもあるわ」
「メリケンサック」
どう反応していいのか分からず、彼女の言葉を反芻するしかなかった。
一つ一つご丁寧に見せてくるが、早くしまってくれないかな。
誰かに見られでもしたら大変だよ。そんな物騒なもの持ち歩くような設定にした憶えはないんだがなあ。
「ただの人間ならこれくらいあれば心配ないでしょ」
「俺はその垣間見る闇を持つ君が心配だよ」
「安心して、人を殺すような事はしないから。まだ」
「まだってつけないでもらえる?」
口角は吊り上げても目だけは笑ってない。ねえ治世……その笑顔、とっても怖いよ。
「あれから新たな原稿は見つかった?」
「いいや、一度も」
「そう簡単には出してこないのかしら」
「どうなんだろうね?」
あの原稿は、謎が残るばかりだ。
教室に到着し、入る前に一度扉の窓から室内を確認。
委員長は……いるな。クラスメイトと談笑しているが、いつでも俺達が来たら話しかけられる位置に立っているな。
「……いつも通りの委員長ね」
「ああ、けれど虫の事件があったからラトタタがこの街に来てるのは薄々感づいてるはずだ」
「妙な動きを見せたら、半殺しにしておくわ」
「そ、それはやめて……」
「お前を守るためよ」
「そう言われると、なんとも言えないな……。ゆっくり学校生活を楽しみませんか?」
「楽しむわけないでしょ、敵が近くにいるのよ」
「ですよね……」
原稿の書き手はどう動くか。
委員長にまで原稿を渡してこちらの情報を教えられでもしたら、異能教側はすぐに行動するだろう。
ただ、動くとしてももし書き手側が物語の構成や展開を意識しているのであれば――物語の展開からしてこんな序盤ではなく、終盤に持っていくと思うのだが、どうだろう?
俺としては怒涛の展開なんて望んでもいないからどうか抑えてもらいたいが。
原稿の登場するタイミング的に、なんというか、空気を読む……という感じはある。
俺が展開を飛ばそうとしたからラトタタに原稿を渡して引き合わせたふうに感じられるし、原稿の書き手は、ちゃんと展開を意識している。話を妙に加速させたり引っ掻き回したりはしないはずだ。
……しないと、願いたい。
「でも、警戒しすぎかしら。考えてみれば委員長も、異能の力を持たないから異能教の下っ端のはずだし」
異能教での地位は異能持ち重視、異能を持たない者はよほど有能でなければ上には上がれない。
委員長はというと、有能の中に入る人物だ。
「頭の切れる子だから油断は禁物だよ」
「ふーん……彼女の事、詳しいわね」
「そ、それほどでも……」
「あ、そう。行きましょ」
なんか冷たい。
もしかして嫉妬心があったりします? あ、聞いたら絶対これ肩パンされるやつだ、やめておこう。
しかしながら、十年振りの学校生活というのは心躍るもののクラスでは意外と気が休まらない。
俗に言う、気疲れというやつ。
クラスメイトの何人かは親しげに話しかけてはきてくれるものの、こっちは今まで話した事もないもんだから戸惑うばかりだ。
治世であれば俺の考えた登場人物ってのもあってそれなりにはなんとか接していられているが、他のクラスメイトとは様々な世間話が飛び込んできて話を合わせていくのが中々難しい。
けれども、楽しいね。徐々に慣らしていくとしよう。
懐かしい天井から始まった朝は、タイムリープが夢ではなかったと実感する。
妹の――昨日から、妹となった灯花のダイブによって、タイムリープした上に俺の書いた物語が混ざってしまっているという不可解な現象も夢ではなかったと、また実感した。
疲れの残った寝不足気味な朝を迎える事は暫くないだろう。高校生が残業をする事などないからね。
ドタバタとした朝も訪れないし満員電車に揺られる事もないだろう、今は高校生だからね。
タイムリープ、万歳。
「朝か……」
目が覚めて、窓の外を見やった。清々しいほどの快晴だ、頬も緩んでいく。
まだうまく回転していない思考ながら、冷静に考える。
「全然違う、過去になっちまったなあ……」
世の中小説よりも奇だねえほんと。
朝の食卓は実に賑やかで、家を出ると幼馴染が待っていて、学校に行けば優しく接してくれる委員長(敵だけどね)や、気軽に話しかけてくれるクラスメイトもいるときた。
主人公っていうのは……悪くない。
悪くはないけど……物見谷先輩はどうしてか学校にはいない事になっていたのを思い出すとやはりへこむ。
何より……敵がいるとなると、第二の高校生活を謳歌するわけにもいかないのがちょっとした悩みだね。
ちょっとした? うーん、ちょっとしたで済ませられるのかなこれは。
灯花を見送った事だし、そろそろその辺の話をしますかい? 治世さん。
そんな問いを込めた視線を送ってみる。
「昨日はよく眠れた?」
「うん……それなりに」
「あ、そう。お前の事だから敵に怯えて布団の中で丸くなって震えてたかと思ったわ」
「あんまり俺を見縊らないでもらいたいなあ」
「朝から面白い事言わないで」
「えっ? 俺今面白い事言った!?」
「それより今日の放課後、予定空いてる?」
さらっと流された。
別にいいけどさ。
「空いてるよ」
「なら美耶子さんのとこに行くわよ」
その展開までの過程は大きく変わってしまったが、治世の叔母――美耶子さんと話をするのは物語通りだ。
ある程度展開を変えても本来向かうべき展開にはちゃんと繋がっていくんだな。
どれだけ俺という船が勝手に動こうとも、結局操舵手に調整されてしまっているような状態だとしたら、どうにかして舵をとりたいが。
「み、美耶子さんは、何か言ってた?」
「特には。ただ、お前が異能関係について知っていたのは驚いてたわ」
「そうだよねえ……」
「まだ他に隠してる事ある?」
「な、ないよ……?」
「本当に?」
治世は訝しげに俺の顔を覗きこんでくる。
「ほ、本当だよ!」
「嘘くさいわね」
「そんな事、ないよ?」
我ながら嘘をつくのが実に下手だな。
目も泳ぐだけ泳いでいて動揺を隠せていない。
流石に何か感づかれたかもしれない。
「……あ、そう。それなら、いいけど」
案の定、彼女は眉間にしわを刻んで不機嫌さを表した。
どうせ喋らないとみてか、更なる追及はしてこなかったが、それはそれで心臓が少し締め付けられる気分。罪悪感ってやつかこれは。
「委員長は何とかしないといけないわね」
「何とかっていうと?」
「拉致して拷問して情報を引き出そうと思うのだけど、どうかしら?」
「やけに物騒だね!?」
「当然よ、命を賭けた戦いになるのだから、それ相応に私達も対応するべきでしょう?」
それにしては過激すぎやしないかな?
どうかもう少し穏便に済ませたいものだが、命のやり取りをするかもしれない争いで穏便というのは甘い考えなのかもしれない。
俺なりに出来る事はしよう、過激な方向へいかないためにも。
言葉を選んで、調整するんだ。
「あ、あんまり急ぐ必要はないんじゃないかな!? 昨日も言ったけど委員長とラトタタは情報共有できてないから、俺達については知らないわけだし」
「それもそうだけど、敵には変わりないわ」
「でも自分達から正体を知ってると暴露してこっちから仕掛けるというのはどうなのかなぁって……」
「慎重に行動すべき、と?」
「そ、そういう事!」
敵とはいえ、できれば委員長とは穏便なルートに入ってもらいたいところだ。
しかも性格が変更された治世はなんというか、過激だ。このままだとただの人間でしかない委員長は相当痛い目に遭う。それはちょっと、避けたいよ。
「……そうね。異能教全体を探るためにも、委員長は暫く泳がせておこうかしら。思わぬ情報が手に入るかもしれないし。美耶子さんにもそう伝えておくわね」
「了解!」
心の中で、ほっと胸を撫で下ろした。
「当然、委員長と二人での行動は避けて頂戴」
「努力するよ……」
委員長から何かしら誘いや二人きりになれるよう仕向けてはくるが、回避できるのならやってみよう。
ラトタタの時のように原稿の書き手が敵を誘導してくる可能性もあるから難しいかもしれないが。
「一応準備はしておいてるから、何かあったら言いなさい」
「どんな準備?」
「委員長が妙な動きを少しでも見せてきたら、これを使って拘束しようとか思ってたの」
鞄から何やら取り出してきた。
見覚えがあるぞそのフォルム。実際に見るのは初めてだが……本物だろうか?
「これは?」
一応、聞いてみよう。
「スタンガンよ」
「スタンガン」
実物、初めて見たよ。
「手錠も入ってるわ」
「手錠」
拘束する道具は他にもあるとは思うのだがどうしてそれを選んだのだろう。
「メリケンサックもあるわ」
「メリケンサック」
どう反応していいのか分からず、彼女の言葉を反芻するしかなかった。
一つ一つご丁寧に見せてくるが、早くしまってくれないかな。
誰かに見られでもしたら大変だよ。そんな物騒なもの持ち歩くような設定にした憶えはないんだがなあ。
「ただの人間ならこれくらいあれば心配ないでしょ」
「俺はその垣間見る闇を持つ君が心配だよ」
「安心して、人を殺すような事はしないから。まだ」
「まだってつけないでもらえる?」
口角は吊り上げても目だけは笑ってない。ねえ治世……その笑顔、とっても怖いよ。
「あれから新たな原稿は見つかった?」
「いいや、一度も」
「そう簡単には出してこないのかしら」
「どうなんだろうね?」
あの原稿は、謎が残るばかりだ。
教室に到着し、入る前に一度扉の窓から室内を確認。
委員長は……いるな。クラスメイトと談笑しているが、いつでも俺達が来たら話しかけられる位置に立っているな。
「……いつも通りの委員長ね」
「ああ、けれど虫の事件があったからラトタタがこの街に来てるのは薄々感づいてるはずだ」
「妙な動きを見せたら、半殺しにしておくわ」
「そ、それはやめて……」
「お前を守るためよ」
「そう言われると、なんとも言えないな……。ゆっくり学校生活を楽しみませんか?」
「楽しむわけないでしょ、敵が近くにいるのよ」
「ですよね……」
原稿の書き手はどう動くか。
委員長にまで原稿を渡してこちらの情報を教えられでもしたら、異能教側はすぐに行動するだろう。
ただ、動くとしてももし書き手側が物語の構成や展開を意識しているのであれば――物語の展開からしてこんな序盤ではなく、終盤に持っていくと思うのだが、どうだろう?
俺としては怒涛の展開なんて望んでもいないからどうか抑えてもらいたいが。
原稿の登場するタイミング的に、なんというか、空気を読む……という感じはある。
俺が展開を飛ばそうとしたからラトタタに原稿を渡して引き合わせたふうに感じられるし、原稿の書き手は、ちゃんと展開を意識している。話を妙に加速させたり引っ掻き回したりはしないはずだ。
……しないと、願いたい。
「でも、警戒しすぎかしら。考えてみれば委員長も、異能の力を持たないから異能教の下っ端のはずだし」
異能教での地位は異能持ち重視、異能を持たない者はよほど有能でなければ上には上がれない。
委員長はというと、有能の中に入る人物だ。
「頭の切れる子だから油断は禁物だよ」
「ふーん……彼女の事、詳しいわね」
「そ、それほどでも……」
「あ、そう。行きましょ」
なんか冷たい。
もしかして嫉妬心があったりします? あ、聞いたら絶対これ肩パンされるやつだ、やめておこう。
しかしながら、十年振りの学校生活というのは心躍るもののクラスでは意外と気が休まらない。
俗に言う、気疲れというやつ。
クラスメイトの何人かは親しげに話しかけてはきてくれるものの、こっちは今まで話した事もないもんだから戸惑うばかりだ。
治世であれば俺の考えた登場人物ってのもあってそれなりにはなんとか接していられているが、他のクラスメイトとは様々な世間話が飛び込んできて話を合わせていくのが中々難しい。
けれども、楽しいね。徐々に慣らしていくとしよう。
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