35 / 50
第五章
035 流石に悲鳴を上げる。
しおりを挟む
場所を移して、いつもの洞窟へ。
今日も準備は怠らず、万全の態勢で龍と対峙する。
「ギョァァァァァア!」
「ちょっ……どうして俺の顔を見るなり悲鳴を……」
「とうとう悲鳴を上げさせるまでに至りましたか……」
龍は数歩後ずさりして明らかに拒否の姿勢を見せていた。
俺は黒くカサカサうごくあの虫じゃあないんだぞ、その反応は酷くないかい?
「俺とお前の仲だろー、今日も色々と俺が死ねる方法を試そうじゃないか!」
「ギョァァァァァァァァァア!」
「なんで逃げるんだよ!」
「逃げるのも無理はないと思いますが」
ハスのため息が聞こえる。
君も龍も、俺への対応はちょいと見直したほうがいいと思うぞ。
先回りして龍が奥へ逃げるのを阻止し、両手を広げて威嚇してみた。
すると今度は入り口側へと逃げていく。
「ハス、そっちに行ったぞ! 気をつけろ!」
「は、はいっ!」
岩陰からにゅっと頭を出したハスは、龍の位置を確認してとことこと端のほうへと逃げていく。
前回の天国病事件で得た戦い方――フレイムを自身の後方に放ち前へと飛び出す方法を使ってすぐさまに龍の正面へと飛び出す。
「ふふんっ、どうだ!」
「ギュワッ……」
「うわっ……みたいな反応やめろ」
心底嫌そうな顔してるなあ。
龍ってそんなに表情豊かだったかな。
顔面に飛びついてみると、龍は飛び上がって自らの頭を洞窟の天井へとぶつけてしまった。
「ご、ごめん……」
「あれですね、虫がいきなり顔に向かって飛んでくるのと同じ感じですね」
「俺は虫じゃなくて人なんだけど」
「龍にとっては虫みたいなものですよ私達は」
大きさ的にはそうかも。
龍は嫌そうに顔から俺を引っぺがして思い切り地面へと投げつけた。
「痛いっ!」
「だ、大丈夫ですか!」
「死ぬほど痛いけど大丈夫……」
「死ななくてよかったです」
「よくないよ!」
死にたいんだよ俺は。
しかし龍関連依頼となるとやっぱり装備品はすぐぼろぼろになるな。
俺もそれなりに防御をすれば変わるのだろうけれど、防御する意味も今のところはない。
最終的に、龍は炎を吐いて俺は全身丸焼け。
意識が途絶えたあたりから、消し炭にされたようだ。
「はわっ……お、お着替えです!」
「ああ、ありがとう」
また全裸にされてしまった。片手剣は直前で放り投げたおかげで無事だ。折角刃こぼれを直したのにすぐ駄目にしたと知られたら武器屋の親父も起こっていただろう。
「龍は?」
「また奥へと行ってしまいましたよ。素材はある程度回収しておきました」
「これだけあれば十分か。龍と遊んでいるだけで稼げるとはボロい商売だぜ」
「その言葉、冒険者に聞かれたらきっと怒られますよ」
今日も稼ぎのほうは順調だ。
ギルドに戻り、報酬を受け取った。午後は何か稼ぎのよさそうな依頼があったら受けよう。
龍関連の依頼はそこらの掲示板に貼ってある依頼の数倍は報酬が高いので何度も繰り返し依頼をこなしていて十分な蓄えを得られている。
なので、言っては何なんだが他の依頼が安く見えすぎてしまってあんまり受ける気にもなれないのだ。
時間効率も龍関連のほうがいい、午前中だけで大体終わるからね。
しかしそろそろギルドのほうは素材回収の他に、龍退治についての進展はどうかと聞いてきている。
龍そのものよりも龍が住処にしている洞窟がダンジョンの入り口であるために、いつかは誰かに立ち退きをしてもらわなければならない。
けれども冒険者達は皆敬遠がち、頼りは俺のみなのだ。
やろうと思えば、きっといつかはできる。こっちは死なないのだから持久戦を仕掛ければいい。
しかしほんのり愛着が湧いてきているのもあって退治するのは気が引けるんだよなあ……。
退治とまでいかなくても洞窟から追い出す程度なら……いや、それでも気が引けるのは変わりない。
ギルドに何と言われようと、素材回収だけに今は留めておこう。ギルドだって報酬の高い依頼を完了させればさせるほど一部は得られるし評価も上がるのだから文句は無いはずだ。
次の龍関連の依頼がくるまではまた少し手ごろな依頼を探しつつ、のんびり構えるとしよう。
それからのんびり過ごして三日後。
夜の帳が下りた頃、俺達は招待状を手にとある会場の前へと到着した。
しかしまだ中には入らず、道路を挟んで向かい側から眺める。
聖地付近にあるその会場は、建物の壁には所々に金の装飾が施されており、上流階級御用達と言わんばかりであった。
普段着でいいというから来てみたものの場違いなじゃないかと不安になってくる。
「は、入ってよろしいのでしょうかこれは……」
「もう帰りたくなってきた」
建物をハスと二人で見上げ、四階を見る。
窓が開けられており中には音楽隊がいるようで、クラシックのような滑らかな旋律が場の雰囲気を作り出していた。
「あ、見てくださいシマヅ様。冒険者らしき人達は本当に普段着のようです」
「おおっ、心強いな」
「他には貴族の方々も続々と入っておりますね」
「心細いなあ……」
馬車から降りてくるのはタキシードコートを着こなす貴族から、ドレスを着た女性までもいる。
扇子で顔半分を隠して実にお淑やか。
「あれはもしやクオン様ではないですか?」
「えっ、あ、本当だっ」
これは好機と言わんばかりにクオンの元へと駆け寄る。
心細さも一瞬で雲散だ。
「クオン、お前も招待されてたんだったら言ってくれよな~」
「おおシマヅ、来てたのか。いやあ俺じゃなくてシスティアに招待状が届いててさ、こいつ今日まで忘れてたんだよ」
「ふっ、私が五角形ボードだからこそ呼ばれたのよ。同行者をつけてもいいっていうからあんたを連れてきたんだから感謝しなさい」
「絶対一人じゃ心細かったやつ~」
「あぁ?」
「いえ、なんでもありません!」
ちゃかしてみたら意外と図星だったようで、システィアは俺に殺意を込めた双眸で睨みつけてくる。
相変わらず刺々しいですねシスティアさん。
「ロッゾじいは来てないの?」
「あの人はこういう食事会は好きじゃないからね。今頃酒場で他の冒険者と飲んでるんじゃないかな」
「俺もそっちのほうに混ざりたいな」
「同感だよ」
「何よ、折角の食事会なんだから行かなきゃ損よ。ここで貴族達と交流して気に入られれば今後のサポートしてもらう事だってあるんだから」
「サポートねえ?」
食事会で親睦を深めるついでに冒険者達はサポートしてもらうためのアピールの場でもあるという事か?
別にそういうのはいいから、俺達は端のほうでタダ飯をありつくとしよう。
「ほら、ここでの立ち話も邪魔になるからさっさと中に行きましょう」
「よし、じゃあみんなで行こうか」
受付へ行くとこれまた綺麗なお姉さんが対応していた。
招待状を渡すや、彼女は俺とハスを見ては一瞬……眉がぴくりと微動する。
「そちらの方は……」
「俺の連れです」
彼女はハスの足元を確認する。足枷をしていないのを確認するやすぐに笑顔を浮かべて中へと誘われた。ハスは奴隷じゃないんだからな、まったく。
今日も準備は怠らず、万全の態勢で龍と対峙する。
「ギョァァァァァア!」
「ちょっ……どうして俺の顔を見るなり悲鳴を……」
「とうとう悲鳴を上げさせるまでに至りましたか……」
龍は数歩後ずさりして明らかに拒否の姿勢を見せていた。
俺は黒くカサカサうごくあの虫じゃあないんだぞ、その反応は酷くないかい?
「俺とお前の仲だろー、今日も色々と俺が死ねる方法を試そうじゃないか!」
「ギョァァァァァァァァァア!」
「なんで逃げるんだよ!」
「逃げるのも無理はないと思いますが」
ハスのため息が聞こえる。
君も龍も、俺への対応はちょいと見直したほうがいいと思うぞ。
先回りして龍が奥へ逃げるのを阻止し、両手を広げて威嚇してみた。
すると今度は入り口側へと逃げていく。
「ハス、そっちに行ったぞ! 気をつけろ!」
「は、はいっ!」
岩陰からにゅっと頭を出したハスは、龍の位置を確認してとことこと端のほうへと逃げていく。
前回の天国病事件で得た戦い方――フレイムを自身の後方に放ち前へと飛び出す方法を使ってすぐさまに龍の正面へと飛び出す。
「ふふんっ、どうだ!」
「ギュワッ……」
「うわっ……みたいな反応やめろ」
心底嫌そうな顔してるなあ。
龍ってそんなに表情豊かだったかな。
顔面に飛びついてみると、龍は飛び上がって自らの頭を洞窟の天井へとぶつけてしまった。
「ご、ごめん……」
「あれですね、虫がいきなり顔に向かって飛んでくるのと同じ感じですね」
「俺は虫じゃなくて人なんだけど」
「龍にとっては虫みたいなものですよ私達は」
大きさ的にはそうかも。
龍は嫌そうに顔から俺を引っぺがして思い切り地面へと投げつけた。
「痛いっ!」
「だ、大丈夫ですか!」
「死ぬほど痛いけど大丈夫……」
「死ななくてよかったです」
「よくないよ!」
死にたいんだよ俺は。
しかし龍関連依頼となるとやっぱり装備品はすぐぼろぼろになるな。
俺もそれなりに防御をすれば変わるのだろうけれど、防御する意味も今のところはない。
最終的に、龍は炎を吐いて俺は全身丸焼け。
意識が途絶えたあたりから、消し炭にされたようだ。
「はわっ……お、お着替えです!」
「ああ、ありがとう」
また全裸にされてしまった。片手剣は直前で放り投げたおかげで無事だ。折角刃こぼれを直したのにすぐ駄目にしたと知られたら武器屋の親父も起こっていただろう。
「龍は?」
「また奥へと行ってしまいましたよ。素材はある程度回収しておきました」
「これだけあれば十分か。龍と遊んでいるだけで稼げるとはボロい商売だぜ」
「その言葉、冒険者に聞かれたらきっと怒られますよ」
今日も稼ぎのほうは順調だ。
ギルドに戻り、報酬を受け取った。午後は何か稼ぎのよさそうな依頼があったら受けよう。
龍関連の依頼はそこらの掲示板に貼ってある依頼の数倍は報酬が高いので何度も繰り返し依頼をこなしていて十分な蓄えを得られている。
なので、言っては何なんだが他の依頼が安く見えすぎてしまってあんまり受ける気にもなれないのだ。
時間効率も龍関連のほうがいい、午前中だけで大体終わるからね。
しかしそろそろギルドのほうは素材回収の他に、龍退治についての進展はどうかと聞いてきている。
龍そのものよりも龍が住処にしている洞窟がダンジョンの入り口であるために、いつかは誰かに立ち退きをしてもらわなければならない。
けれども冒険者達は皆敬遠がち、頼りは俺のみなのだ。
やろうと思えば、きっといつかはできる。こっちは死なないのだから持久戦を仕掛ければいい。
しかしほんのり愛着が湧いてきているのもあって退治するのは気が引けるんだよなあ……。
退治とまでいかなくても洞窟から追い出す程度なら……いや、それでも気が引けるのは変わりない。
ギルドに何と言われようと、素材回収だけに今は留めておこう。ギルドだって報酬の高い依頼を完了させればさせるほど一部は得られるし評価も上がるのだから文句は無いはずだ。
次の龍関連の依頼がくるまではまた少し手ごろな依頼を探しつつ、のんびり構えるとしよう。
それからのんびり過ごして三日後。
夜の帳が下りた頃、俺達は招待状を手にとある会場の前へと到着した。
しかしまだ中には入らず、道路を挟んで向かい側から眺める。
聖地付近にあるその会場は、建物の壁には所々に金の装飾が施されており、上流階級御用達と言わんばかりであった。
普段着でいいというから来てみたものの場違いなじゃないかと不安になってくる。
「は、入ってよろしいのでしょうかこれは……」
「もう帰りたくなってきた」
建物をハスと二人で見上げ、四階を見る。
窓が開けられており中には音楽隊がいるようで、クラシックのような滑らかな旋律が場の雰囲気を作り出していた。
「あ、見てくださいシマヅ様。冒険者らしき人達は本当に普段着のようです」
「おおっ、心強いな」
「他には貴族の方々も続々と入っておりますね」
「心細いなあ……」
馬車から降りてくるのはタキシードコートを着こなす貴族から、ドレスを着た女性までもいる。
扇子で顔半分を隠して実にお淑やか。
「あれはもしやクオン様ではないですか?」
「えっ、あ、本当だっ」
これは好機と言わんばかりにクオンの元へと駆け寄る。
心細さも一瞬で雲散だ。
「クオン、お前も招待されてたんだったら言ってくれよな~」
「おおシマヅ、来てたのか。いやあ俺じゃなくてシスティアに招待状が届いててさ、こいつ今日まで忘れてたんだよ」
「ふっ、私が五角形ボードだからこそ呼ばれたのよ。同行者をつけてもいいっていうからあんたを連れてきたんだから感謝しなさい」
「絶対一人じゃ心細かったやつ~」
「あぁ?」
「いえ、なんでもありません!」
ちゃかしてみたら意外と図星だったようで、システィアは俺に殺意を込めた双眸で睨みつけてくる。
相変わらず刺々しいですねシスティアさん。
「ロッゾじいは来てないの?」
「あの人はこういう食事会は好きじゃないからね。今頃酒場で他の冒険者と飲んでるんじゃないかな」
「俺もそっちのほうに混ざりたいな」
「同感だよ」
「何よ、折角の食事会なんだから行かなきゃ損よ。ここで貴族達と交流して気に入られれば今後のサポートしてもらう事だってあるんだから」
「サポートねえ?」
食事会で親睦を深めるついでに冒険者達はサポートしてもらうためのアピールの場でもあるという事か?
別にそういうのはいいから、俺達は端のほうでタダ飯をありつくとしよう。
「ほら、ここでの立ち話も邪魔になるからさっさと中に行きましょう」
「よし、じゃあみんなで行こうか」
受付へ行くとこれまた綺麗なお姉さんが対応していた。
招待状を渡すや、彼女は俺とハスを見ては一瞬……眉がぴくりと微動する。
「そちらの方は……」
「俺の連れです」
彼女はハスの足元を確認する。足枷をしていないのを確認するやすぐに笑顔を浮かべて中へと誘われた。ハスは奴隷じゃないんだからな、まったく。
0
お気に入りに追加
15
あなたにおすすめの小説
飯屋の娘は魔法を使いたくない?
秋野 木星
ファンタジー
3歳の時に川で溺れた時に前世の記憶人格がよみがえったセリカ。
魔法が使えることをひた隠しにしてきたが、ある日馬車に轢かれそうになった男の子を助けるために思わず魔法を使ってしまう。
それを見ていた貴族の青年が…。
異世界転生の話です。
のんびりとしたセリカの日常を追っていきます。
※ 表紙は星影さんの作品です。
※ 「小説家になろう」から改稿転記しています。
【完結】悪役令嬢に転生したけど、王太子妃にならない方が幸せじゃない?
みちこ
ファンタジー
12歳の時に前世の記憶を思い出し、自分が悪役令嬢なのに気が付いた主人公。
ずっと王太子に片思いしていて、将来は王太子妃になることしか頭になかった主人公だけど、前世の記憶を思い出したことで、王太子の何が良かったのか疑問に思うようになる
色々としがらみがある王太子妃になるより、このまま公爵家の娘として暮らす方が幸せだと気が付く
転生してチートを手に入れました!!生まれた時から精霊王に囲まれてます…やだ
如月花恋
ファンタジー
…目の前がめっちゃ明るくなったと思ったら今度は…真っ白?
「え~…大丈夫?」
…大丈夫じゃないです
というかあなた誰?
「神。ごめんね~?合コンしてたら死んじゃってた~」
…合…コン
私の死因…神様の合コン…
…かない
「てことで…好きな所に転生していいよ!!」
好きな所…転生
じゃ異世界で
「異世界ってそんな子供みたいな…」
子供だし
小2
「まっいっか。分かった。知り合いのところ送るね」
よろです
魔法使えるところがいいな
「更に注文!?」
…神様のせいで死んだのに…
「あぁ!!分かりました!!」
やたね
「君…結構策士だな」
そう?
作戦とかは楽しいけど…
「う~ん…だったらあそこでも大丈夫かな。ちょうど人が足りないって言ってたし」
…あそこ?
「…うん。君ならやれるよ。頑張って」
…んな他人事みたいな…
「あ。爵位は結構高めだからね」
しゃくい…?
「じゃ!!」
え?
ちょ…しゃくいの説明ぃぃぃぃ!!
【完結】貧乏令嬢の野草による領地改革
うみの渚
ファンタジー
八歳の時に木から落ちて頭を打った衝撃で、前世の記憶が蘇った主人公。
優しい家族に恵まれたが、家はとても貧乏だった。
家族のためにと、前世の記憶を頼りに寂れた領地を皆に支えられて徐々に発展させていく。
主人公は、魔法・知識チートは持っていません。
加筆修正しました。
お手に取って頂けたら嬉しいです。
最強令嬢とは、1%のひらめきと99%の努力である
megane-san
ファンタジー
私クロエは、生まれてすぐに傷を負った母に抱かれてブラウン辺境伯城に転移しましたが、母はそのまま亡くなり、辺境伯夫妻の養子として育てていただきました。3歳になる頃には闇と光魔法を発現し、さらに暗黒魔法と膨大な魔力まで持っている事が分かりました。そしてなんと私、前世の記憶まで思い出し、前世の知識で辺境伯領はかなり大儲けしてしまいました。私の力は陰謀を企てる者達に狙われましたが、必〇仕事人バリの方々のおかげで悪者は一層され、無事に修行を共にした兄弟子と婚姻することが出来ました。……が、なんと私、魔王に任命されてしまい……。そんな波乱万丈に日々を送る私のお話です。
目が覚めたら夫と子供がいました
青井陸
恋愛
とある公爵家の若い公爵夫人、シャルロットが毒の入ったのお茶を飲んで倒れた。
1週間寝たきりのシャルロットが目を覚ましたとき、幼い可愛い男の子がいた。
「…お母様?よかった…誰か!お母様が!!!!」
「…あなた誰?」
16歳で政略結婚によって公爵家に嫁いだ、元伯爵令嬢のシャルロット。
シャルロットは一目惚れであったが、夫のハロルドは結婚前からシャルロットには冷たい。
そんな関係の二人が、シャルロットが毒によって記憶をなくしたことにより少しずつ変わっていく。
なろう様でも同時掲載しています。
貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。
一緒に異世界転生した飼い猫のもらったチートがやばすぎた。もしかして、メインは猫の方ですか、女神様!?
たまご
ファンタジー
アラサーの相田つかさは事故により命を落とす。
最期の瞬間に頭に浮かんだのが「猫達のごはん、これからどうしよう……」だったせいか、飼っていた8匹の猫と共に異世界転生をしてしまう。
だが、つかさが目を覚ます前に女神様からとんでもチートを授かった猫達は新しい世界へと自由に飛び出して行ってしまう。
女神様に泣きつかれ、つかさは猫達を回収するために旅に出た。
猫達が、世界を滅ぼしてしまう前に!!
「私はスローライフ希望なんですけど……」
この作品は「小説家になろう」さん、「エブリスタ」さんで完結済みです。
表紙の写真は、モデルになったうちの猫様です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる