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第十七話 壁ドン。
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「正直に吐いてくれや」
翌日。
どうしてか俺は最初の休み時間になるや廊下で朝日奈に壁ドンされていた。
全然嬉しくないシチュエーションだ。
朝日奈の表情は険しいし昨日の件で鬱憤がたまっていそうだ。
「と、申しますと……?」
恐る恐るながら聞いてみる。
「明日太のことだよ、お前知ってんしょ?」
後ろの取り巻き二人はとりあえずでついてきたのか、スマホを弄って談笑しており興味は薄い様子。
俺のほうをちらりと一瞥するなり「早く言っちゃえよー」なんて催促してくる。
他の生徒らに助けを求めたいがどいつもこいつも我関せずで視線を合わせようともしない。
「お前が体育の時に一緒にいたって話も聞いてるし」
「そ、そうですか……」
「そうですかじゃねーくてさ、早く教えてくんない? 明日太ってどこのクラスなん? 全然探しても見つからねーんだけど」
「そ、それは……プライバシーってもんで」
「あ?」
「いや、なんというか、そのー……」
縮こまり、口籠る。
明日太について聞かれてもこっちが困る。
どこのクラスかと言われても、あいつはどのクラスにも所属していない。
どうにかしてやりすごしたいのだが、今のところここで粘るくらいしか案は浮かんでこない。
休み時間が終わるまであと五分。
長い五分だ。
「ちっ、休み時間終わっちゃうじゃん」
「さっさと答えろしー」
「そうだしー」
後ろの取り巻きも騒がしく囀りやがる。
「なんでそんなに頑なに隠すわけー?」
「べ、別に隠しているわけじゃあ……」
「だったらすぐ答えなよ」
「お、俺も知らない、わけで……はい」
「そんなことないっしょー?」
「そんなことあるんだよー……」
「ふーん?」
真っ直ぐに俺の瞳を覗いてくる朝日奈。
そんな真っ直ぐな視線に目を合わせるのは、苦手だ。
数秒ほどでギブアップ、俺は視線を逸らした。
「あ、やっぱ何か隠してるなあ?」
「そんなこと、ないよー……?」
休み時間が終わるのはまだか。
いつもならばもっと長くあってくれと思う休み時間を、今はすぐに終わってほしいと願っている。
ふと視線を逸らしたその先――見覚えのある生徒が視界に入ってきた。
あれは……嵐山だ。
嵐山も俺に気付いては、この状況を見て訝しげに少し観察していた。
察してくれ、嵐山。
俺は助けを乞う視線を送り続けると、嵐山は小さなため息をついてこちらへとやってきた。
ああっ! いいぞ嵐山!
「ちょっと日比野、次の授業の準備を先生から頼まれてるでしょ。何してるのよ、ほら、行くわよ」
「い、いやぁ、ごめん! すぐ行く~……」
「悪いわね、そういうことだから」
嵐山は俺の手を引いてくれて、その場から脱出。
朝日奈は小さな舌打ちをして俺を見送るしかなかった。よかった、本当に、よかった……。
「ジュースぐらい奢ってよね」
「おうっ……。いやぁ、助かったよ」
「なんで朝日奈グループに絡まれてんのよあんた」
「まあ色々とありまして……」
「ったく、助けたってのに理由すら話してくれないわけ?」
「ご、ごめん……。その……朝日奈が気になってる生徒がいて、そいつって今噂になってる生徒で……何故か俺が知り合いだと思い込んでるようでさ、ああやって聞いてきていたわけなんだ」
ということにしておこう。
我ながらすらりとこうして嘘が出てくるとは、自分でも驚いている。
「あー、なんか朝日奈ってば最近間島のことはもうどうでもいい感じになってたわね。新しく好きな奴ができたんだ」
「そうみたい」
「それはそうと」
俺をまっすぐに見て、壁ドンする嵐山。
なんだろう、さっきとあまり状況が変わってない気がする。
「明日香ったら、部活に入ったらしいのよ」
「え、あ、うん、知ってる」
「ゲーム部っていう部……あんたが部長なんだって?」
「そうだけど」
「あの子がわたしに相談なく部に入るのもびっくりだけど、ゲーム部だなんてこれまでゲームと無縁だったあの子がどうしてゲーム部に入るわけ? しかも創設したばっかだっていうじゃん! どういうこと⁉ 一緒に立ち上げたわけ⁉」
「それはだな、まあ、うん、はい、一緒にゲーム部を立ち上げは、した」
ここは正直に言っておこう。
嘘をついて回避する場面でもなかろう。
「一体どんな手を使ったのよ、あの子はどの部に入るのも躊躇してたっていうのに」
「別に、どんな手も何も……」
おっと今度は嵐山に詰め寄られるのか俺は。
先ほどと状況があまり変わっていない気がする。
「ただ、ゲーム部には明日香の意思で入ったってのは確かだよ」
「そうなの……?」
「そうそう」
「なら、いいけどさ……」
壁ドンを解いて嵐山は頭を垂れていた。
溜息が切ない。よほど一緒の部で過ごしたかったのだろう。
「しかしどうしてゲーム部なんだか……」
「どうしてだろうね?」
「あんたは何か理由を知らないの?」
「ん、特には」
理由なら知っている、明日太のことがあるから他の部には入れないってだけで。
でもよくよく思えばどうしてゲーム部なんかに入ってくれたのだろう。
部の立ち上げを手伝ってくれたといっても――やはりそもそも部に入らないという選択肢があっただろうに。
「直接聞いてもなんだかはぐらかされちゃうのよねえ」
「そうなんだ」
「まあ、明日香がいいなら、わたしも別にいいんだけど」
けれどもやはり出てくるは溜息。
その溜息を止める手段を俺は持ち合わせてはいない。
次の休み時間も懲りずに朝日奈がやってきたが俺はすぐさまにトイレへと避難して難を逃れていた。
ついでに購買へと寄ってりんごジュースを購入。
嵐山へジュースをお届け。
「どうぞっ」
「律儀ね」
「借りはすぐに返したいタイプなんだ」
いや、ただのついでなだけなんだけどね。
「ん? 何かあったの?」
嵐山の傍には明日香もいた。
今日も可愛いな、なんて。ただでさえ小柄な明日香は席についていると机が大きく見える。
足をパタパタと動かしており、動作の一つ一つが可愛らしい。
「こいつ、朝日奈に詰め寄られててさ、それを助けたの」
「へぇ、どうして詰め寄られてたの?」
「今噂の青年について、俺が知っているんじゃないかと問い詰められてたわけさ」
「あー……そうなんだ」
その沈黙の間には俺に対しての申し訳ない視線が込められていた。
いいさ、別に。厄介ごとならある程度引き受けてやるよ。
「また絡まれたら是非助けてくれ」
「まあいいわよ~。そういえばさ、あんたってゲーム部の部長なんだよね」
「ん、そうだけど」
部長といっても立ち上げたばかりの部で部長も何もないのだがね。
これといって部長らしい仕事もしていない。
「なんかボードゲームいっぱい持ってるんだって?」
「まあ、あるね」
「ちょっくら貸してくれないかな!」
「んー、といっても俺のものじゃあないからな。芙美に聞いてみるよ」
当の本人はというと短い休み時間を利用して睡眠に浸っている。
テーブルにうずくまっている彼女を起こすのはやや気が重い。
そっと近づいて芙美の肩を揺らすと、「んぁ……」なんて声を漏らして芙美は目を覚ました。
事情を説明すると、簡単に「いいよ、おやすみ」なんて言ってまた突っ伏してしまった。
昨日もきっと夜遅くまでゲームをやっていたのだろう。
ゲーム部エースなだけあるな、部長の座も渡したいところだ。
「いいってさ」
「やったっ」
「ボードゲームなんか何に使うんだ?」
「部で交流会みたいなのやるっていうから、ボードゲームなんかあれば楽しめるじゃん?」
「なるほどなあ」
「ねえ京一」
「ん? どうした」
「ゲーム部の出張活動ってことにして、これを活動実績にすればいいんじゃないかな?」
「おおっ! それはいい案だな明日香!」
活動実績をあげれるとあればこれは利用しない手はない。
他の部にも出張ゲーム部を提案してみようか。
場合によっては活動実績を稼ぐだけ稼いで部費ゲットまでこぎつけられるか……?
ふふっ、ちょっと楽しみだな。
「あんた達、いつの間に名前で、それも呼び捨てで呼び合うようになったの……?」
「えっ、いやー、そのー……まあ、同じ部員だし?」
「そうそう~」
動じる俺に対して明日香は動じずにそう話す。
俺だけか、挙動不審なのは。もう少し堂々としよう。
翌日。
どうしてか俺は最初の休み時間になるや廊下で朝日奈に壁ドンされていた。
全然嬉しくないシチュエーションだ。
朝日奈の表情は険しいし昨日の件で鬱憤がたまっていそうだ。
「と、申しますと……?」
恐る恐るながら聞いてみる。
「明日太のことだよ、お前知ってんしょ?」
後ろの取り巻き二人はとりあえずでついてきたのか、スマホを弄って談笑しており興味は薄い様子。
俺のほうをちらりと一瞥するなり「早く言っちゃえよー」なんて催促してくる。
他の生徒らに助けを求めたいがどいつもこいつも我関せずで視線を合わせようともしない。
「お前が体育の時に一緒にいたって話も聞いてるし」
「そ、そうですか……」
「そうですかじゃねーくてさ、早く教えてくんない? 明日太ってどこのクラスなん? 全然探しても見つからねーんだけど」
「そ、それは……プライバシーってもんで」
「あ?」
「いや、なんというか、そのー……」
縮こまり、口籠る。
明日太について聞かれてもこっちが困る。
どこのクラスかと言われても、あいつはどのクラスにも所属していない。
どうにかしてやりすごしたいのだが、今のところここで粘るくらいしか案は浮かんでこない。
休み時間が終わるまであと五分。
長い五分だ。
「ちっ、休み時間終わっちゃうじゃん」
「さっさと答えろしー」
「そうだしー」
後ろの取り巻きも騒がしく囀りやがる。
「なんでそんなに頑なに隠すわけー?」
「べ、別に隠しているわけじゃあ……」
「だったらすぐ答えなよ」
「お、俺も知らない、わけで……はい」
「そんなことないっしょー?」
「そんなことあるんだよー……」
「ふーん?」
真っ直ぐに俺の瞳を覗いてくる朝日奈。
そんな真っ直ぐな視線に目を合わせるのは、苦手だ。
数秒ほどでギブアップ、俺は視線を逸らした。
「あ、やっぱ何か隠してるなあ?」
「そんなこと、ないよー……?」
休み時間が終わるのはまだか。
いつもならばもっと長くあってくれと思う休み時間を、今はすぐに終わってほしいと願っている。
ふと視線を逸らしたその先――見覚えのある生徒が視界に入ってきた。
あれは……嵐山だ。
嵐山も俺に気付いては、この状況を見て訝しげに少し観察していた。
察してくれ、嵐山。
俺は助けを乞う視線を送り続けると、嵐山は小さなため息をついてこちらへとやってきた。
ああっ! いいぞ嵐山!
「ちょっと日比野、次の授業の準備を先生から頼まれてるでしょ。何してるのよ、ほら、行くわよ」
「い、いやぁ、ごめん! すぐ行く~……」
「悪いわね、そういうことだから」
嵐山は俺の手を引いてくれて、その場から脱出。
朝日奈は小さな舌打ちをして俺を見送るしかなかった。よかった、本当に、よかった……。
「ジュースぐらい奢ってよね」
「おうっ……。いやぁ、助かったよ」
「なんで朝日奈グループに絡まれてんのよあんた」
「まあ色々とありまして……」
「ったく、助けたってのに理由すら話してくれないわけ?」
「ご、ごめん……。その……朝日奈が気になってる生徒がいて、そいつって今噂になってる生徒で……何故か俺が知り合いだと思い込んでるようでさ、ああやって聞いてきていたわけなんだ」
ということにしておこう。
我ながらすらりとこうして嘘が出てくるとは、自分でも驚いている。
「あー、なんか朝日奈ってば最近間島のことはもうどうでもいい感じになってたわね。新しく好きな奴ができたんだ」
「そうみたい」
「それはそうと」
俺をまっすぐに見て、壁ドンする嵐山。
なんだろう、さっきとあまり状況が変わってない気がする。
「明日香ったら、部活に入ったらしいのよ」
「え、あ、うん、知ってる」
「ゲーム部っていう部……あんたが部長なんだって?」
「そうだけど」
「あの子がわたしに相談なく部に入るのもびっくりだけど、ゲーム部だなんてこれまでゲームと無縁だったあの子がどうしてゲーム部に入るわけ? しかも創設したばっかだっていうじゃん! どういうこと⁉ 一緒に立ち上げたわけ⁉」
「それはだな、まあ、うん、はい、一緒にゲーム部を立ち上げは、した」
ここは正直に言っておこう。
嘘をついて回避する場面でもなかろう。
「一体どんな手を使ったのよ、あの子はどの部に入るのも躊躇してたっていうのに」
「別に、どんな手も何も……」
おっと今度は嵐山に詰め寄られるのか俺は。
先ほどと状況があまり変わっていない気がする。
「ただ、ゲーム部には明日香の意思で入ったってのは確かだよ」
「そうなの……?」
「そうそう」
「なら、いいけどさ……」
壁ドンを解いて嵐山は頭を垂れていた。
溜息が切ない。よほど一緒の部で過ごしたかったのだろう。
「しかしどうしてゲーム部なんだか……」
「どうしてだろうね?」
「あんたは何か理由を知らないの?」
「ん、特には」
理由なら知っている、明日太のことがあるから他の部には入れないってだけで。
でもよくよく思えばどうしてゲーム部なんかに入ってくれたのだろう。
部の立ち上げを手伝ってくれたといっても――やはりそもそも部に入らないという選択肢があっただろうに。
「直接聞いてもなんだかはぐらかされちゃうのよねえ」
「そうなんだ」
「まあ、明日香がいいなら、わたしも別にいいんだけど」
けれどもやはり出てくるは溜息。
その溜息を止める手段を俺は持ち合わせてはいない。
次の休み時間も懲りずに朝日奈がやってきたが俺はすぐさまにトイレへと避難して難を逃れていた。
ついでに購買へと寄ってりんごジュースを購入。
嵐山へジュースをお届け。
「どうぞっ」
「律儀ね」
「借りはすぐに返したいタイプなんだ」
いや、ただのついでなだけなんだけどね。
「ん? 何かあったの?」
嵐山の傍には明日香もいた。
今日も可愛いな、なんて。ただでさえ小柄な明日香は席についていると机が大きく見える。
足をパタパタと動かしており、動作の一つ一つが可愛らしい。
「こいつ、朝日奈に詰め寄られててさ、それを助けたの」
「へぇ、どうして詰め寄られてたの?」
「今噂の青年について、俺が知っているんじゃないかと問い詰められてたわけさ」
「あー……そうなんだ」
その沈黙の間には俺に対しての申し訳ない視線が込められていた。
いいさ、別に。厄介ごとならある程度引き受けてやるよ。
「また絡まれたら是非助けてくれ」
「まあいいわよ~。そういえばさ、あんたってゲーム部の部長なんだよね」
「ん、そうだけど」
部長といっても立ち上げたばかりの部で部長も何もないのだがね。
これといって部長らしい仕事もしていない。
「なんかボードゲームいっぱい持ってるんだって?」
「まあ、あるね」
「ちょっくら貸してくれないかな!」
「んー、といっても俺のものじゃあないからな。芙美に聞いてみるよ」
当の本人はというと短い休み時間を利用して睡眠に浸っている。
テーブルにうずくまっている彼女を起こすのはやや気が重い。
そっと近づいて芙美の肩を揺らすと、「んぁ……」なんて声を漏らして芙美は目を覚ました。
事情を説明すると、簡単に「いいよ、おやすみ」なんて言ってまた突っ伏してしまった。
昨日もきっと夜遅くまでゲームをやっていたのだろう。
ゲーム部エースなだけあるな、部長の座も渡したいところだ。
「いいってさ」
「やったっ」
「ボードゲームなんか何に使うんだ?」
「部で交流会みたいなのやるっていうから、ボードゲームなんかあれば楽しめるじゃん?」
「なるほどなあ」
「ねえ京一」
「ん? どうした」
「ゲーム部の出張活動ってことにして、これを活動実績にすればいいんじゃないかな?」
「おおっ! それはいい案だな明日香!」
活動実績をあげれるとあればこれは利用しない手はない。
他の部にも出張ゲーム部を提案してみようか。
場合によっては活動実績を稼ぐだけ稼いで部費ゲットまでこぎつけられるか……?
ふふっ、ちょっと楽しみだな。
「あんた達、いつの間に名前で、それも呼び捨てで呼び合うようになったの……?」
「えっ、いやー、そのー……まあ、同じ部員だし?」
「そうそう~」
動じる俺に対して明日香は動じずにそう話す。
俺だけか、挙動不審なのは。もう少し堂々としよう。
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