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第9話
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「かしこまりました。ユリメインで、ご予算二万円、ですね。そうしましたら、配達依頼書に入力をお願いいたします」
花梨は申込画面が表示されたタブレットとタッチペンを、桐生に差し出した。彼はそれを受け取って入力し始める。
「場所は桜浜総合病院のすぐ近くだから、配達にそれほどの手間はかからないと思う――」
そう言った後、桐生がタブレットを触る手を一旦止めた。
「――この『写真つき配達完了メールを希望する』っていうのは?」
彼がディスプレイの文言を指差す。
「あぁ、それは配達完了のお知らせと一緒に、完成した花束のお写真を送るサービスです。希望される場合は、ここの四角をタップしてから、送ってほしいメールアドレスを入れてください」
花梨が説明をすると、桐生が目を見張る。
「そんなことまでしてくれるのか、すごいな」
「配達でお花を贈られる方の中には、どんなものが先方に届いたのか知りたい、と希望される方が意外にも多いんですよ。だからそういうサービスをすることにしたんです」
なるほど、と呟きながら、彼はメールアドレスを入力し、タブレットを花梨に返した。
「ありがとうございます。お誕生日のカードはいかがいたしますか? 無料でおつけすることもできますが」
「そうしよう」
バースデーカードとペンを受け取った桐生は、さらさらとメッセージを書き込んだ後、カードを封筒にしまって花梨に渡した。
「では、明日花束を作って、このカードをおつけしてお届けしますね。代金は先払いになりますがよろしいですか?」
「あぁ……じゃあカードで」
桐生は例の如く黒いクレジットカードで支払いをする。そしてレシートと配達依頼控えを受け取ると、笑って言った。
「ちゃんと仕事をしているんだな」
「あたりまえじゃないですか、仕事なんですから。……なんだか、この間とずいぶん違いますね、言葉遣いとか、雰囲気とか……」
先日は桐生のあまりの隙のなさに息苦しささえ感じていたけれど、今日はそれが幾分解れている気がする。その証拠に、今も花梨の言葉を聞いて彼は、先日は見せなかった屈託のない笑みを浮かべている。
「そりゃ、この間は君の母上がいたし、初めてここで会った時はただの花屋と客だったし」
「……今も絶賛現在進行形で花屋とお客様ですけど?」
花梨が目を細めて言うと、桐生は肩をすくめた。
「あの時とはずいぶん事情が変わってるだろ? 君は俺の弟の患者の妹で、俺は君の姉の命の恩人……とまではいかないが、介抱して助けた男だ。それに君の姉の主治医の兄でもある。……なかなか浅からぬ関係だと思わないか?」
「ややこしく言ってますけど、結局のところ水たまりよりも浅くて半紙よりもペラッペラな関係ですね」
花梨の突き放すようなひとことに、桐生がクスクスと笑い出す。そして手にしていた紙袋から、小さな袋を取り出した。
「この一週間、フィンランドに出張に行っていたんだ。これはそのお土産」
差し出されたその袋を受け取る義理もないので、最初は断ろうかと思ったが、柚羽のこともあるのであまり無碍にするのもはばかられた。
「す、みません……ありがとうございます」
おずおずと受け取り、桐生に促されるまま開けてみる。
「あー……」
中から出て来たのはお菓子の箱だ。しかもただのお菓子ではない。『世界で一番まずい飴』とも言われる、真っ黒なリコリス菓子だ。北欧では誰もが知る有名な商品である。花梨も噂には聞いたことがあるが、実物を見るのは初めてだった。
(えーっと……)
「……この場合、どういう反応をしたら正解なんですか?」
喜んでみせるのもわざとらしい気がするし、あからさまに嫌がるのもどうかと思うし、笑えばいいのかもしれないが、完全にそのタイミングを逸してしまった。咄嗟の反応に困るお土産をもらってしまい、なんと返せばいいのか分からず、つい眉尻を下げた表情で、桐生に尋ねてしまった。
「あはははは、そういう反応が返ってくるとは思わなかった。すまない、冗談だ。本当のお土産はこっち」
桐生は持っていた紙袋をそのまま花梨に差し出した。是非と言われ、お礼を言って受け取る。
「え……これ……」
それはフィンランドで有名なブランドのポーチだった。ポップで独創的なプリントのそれは、日本でも人気がある。
「柄が好みじゃなくても、ポーチならバッグの中にしまえばいいと思って」
日本で買えば結構値が張るものだ。こんなものを受け取ってしまっていいものか。それが表情に出ていたのだろう、桐生が次の句を継いでくれた。
「いいんだ。君に渡すために買ってきたんだから、受け取ってほしい」
「じゃあ……ありがとうございます」
せっかくなのでありがたく使わせてもらうことにする。花梨はそれを事務机に置くと、桐生に向き合い、背筋を伸ばして表情を引き締めた。
「これは大切に使わせていただきますが、それとこれとは話が別で、あなたに言っておきたいことがあります」
「ん? 何?」
桐生が花梨の言葉を待つように、少し前屈みになる。彼女は大きく息を吸い、そして言い放った。
「私、恋の橋渡しは一切いたしません!」
なんだか某ドラマの女医の台詞みたいだと少し気恥ずかしかったが、どうしても言っておきたかった。桐生がどういう反応を見せるか気になり、顔を覗き込むと、彼はきょとんとしている。
「? どういうことだ?」
首を傾げる彼に、花梨ははぁ、と息をつき。
「だから、柚羽との仲は取り持ちません! と、言ってます」
さっきよりも大きな声できっぱりと言った。
「…………あぁ、そういうことか」
桐生はようやく気づいたらしく、目を見開いた。そして真剣な表情の花梨を見つめた後、再びクスクスと笑いだした。
「……私、真面目に言ってるんですけど」
「……ごめん、それは分かってる。……でもこっちも言っておくことがある。俺は、柚羽さんには興味ないよ」
「へ?」
想定外の返答に、花梨は素っ頓狂な声を上げる。
「俺が、柚羽さん目当てでここに来たと思ってるなら、それは間違いだ」
「そう、なんですか……?」
「俺は単純に君のアレンジメントのセンスと腕が気に入ったから、母親の誕生日の花束を頼みに来たんだ」
「え、あ、す、すみません。私、てっきり……」
彼女はあたふたして謝罪の言葉を口にした。
花梨経由で柚羽とのつながりを持ちたがる男は過去に何人もいたが、中にはシフォンベリーまでやってきては『花を買うから柚羽さんの連絡先を教えてほしい』なんて言い出す者もいた。もちろん断ったけれど。
だから桐生もそうに違いないと、勝手に思い込んでしまったのだ。
「分かってくれればいいんだ。確かに柚羽さんはきれいな女性だとは思う。……でも俺は『可愛い子』が好きだから。こう言っては失礼だけど、彼女は俺の好みではないかな」
「はぁ……そうですか」
柚羽が好みではないなんて、やっぱりこの人は変わってるわ――そんなことを思いながら、相づちを打つ。
「……じゃあ、俺はこれから会社に戻らなきゃならないから。明日よろしく」
「はい、かしこまりました」
「それと、これからも時々花を頼みたいと思う。もし名刺とかあれば事前に予約とかしたいんだが、あるかな?」
「あ、りがとうございます。一応あります、けど」
突然の申し出に花梨は若干戸惑いながらも、机の引き出しから自分の名刺を一枚手にした。それからそれをそっと桐生に差し出した。名刺には店の名前、住所と電話番号、メールアドレス、それから花梨の名前が書かれている。
「ありがとう。……あ、最後にもう一つ、言っておくことがある」
「はい?」
桐生は名刺を胸ポケットにしまった後、自分が渡したフィンランドのお土産を指差した。
「――それ、柚羽さんには買ってきてないから」
「え?」
彼が言いたいことがよく分からず、今度は花梨が首を傾げた。
「だから、花梨にしか買ってきてない、ってこと」
「……」
花梨はしばらく考えた。考えた末に何やら思い浮かび、パン、と手を叩いた。
「あぁ! 柚羽の分はないから内緒にしておけってことですか?」
その言葉を聞いた瞬間、桐生の動きがぴたりと止まった。唖然とした表情で数呼吸分固まった後、いきなり噴き出した。
「――そう来るか」
笑いが止まらないらしく、桐生は肩を揺らしたまま呟いた。
「ど、どうして笑うんですか?」
彼に笑われている理由が分からず、思わずどもってしまう。
「……いや、ごめん、つい。……ったく、やっぱり花梨は可愛いな」
「え? 私がなんですか?」
最後の言葉だけが聞こえなくて、聞き返すが、桐生にはそれを軽くスルーされてしまう。彼は笑ったまま手を振って、シフォンベリーを去っていった。
「なんなのよ、まったく……。あ、っていうか! どうしてあの人、私のこと呼び捨てなの? ちょっと馴れ馴れしくない!?」
桐生の姿が完全に見えなくなってからやっとそのことに気づいて、ひとり憤慨する花梨だった。
花梨は申込画面が表示されたタブレットとタッチペンを、桐生に差し出した。彼はそれを受け取って入力し始める。
「場所は桜浜総合病院のすぐ近くだから、配達にそれほどの手間はかからないと思う――」
そう言った後、桐生がタブレットを触る手を一旦止めた。
「――この『写真つき配達完了メールを希望する』っていうのは?」
彼がディスプレイの文言を指差す。
「あぁ、それは配達完了のお知らせと一緒に、完成した花束のお写真を送るサービスです。希望される場合は、ここの四角をタップしてから、送ってほしいメールアドレスを入れてください」
花梨が説明をすると、桐生が目を見張る。
「そんなことまでしてくれるのか、すごいな」
「配達でお花を贈られる方の中には、どんなものが先方に届いたのか知りたい、と希望される方が意外にも多いんですよ。だからそういうサービスをすることにしたんです」
なるほど、と呟きながら、彼はメールアドレスを入力し、タブレットを花梨に返した。
「ありがとうございます。お誕生日のカードはいかがいたしますか? 無料でおつけすることもできますが」
「そうしよう」
バースデーカードとペンを受け取った桐生は、さらさらとメッセージを書き込んだ後、カードを封筒にしまって花梨に渡した。
「では、明日花束を作って、このカードをおつけしてお届けしますね。代金は先払いになりますがよろしいですか?」
「あぁ……じゃあカードで」
桐生は例の如く黒いクレジットカードで支払いをする。そしてレシートと配達依頼控えを受け取ると、笑って言った。
「ちゃんと仕事をしているんだな」
「あたりまえじゃないですか、仕事なんですから。……なんだか、この間とずいぶん違いますね、言葉遣いとか、雰囲気とか……」
先日は桐生のあまりの隙のなさに息苦しささえ感じていたけれど、今日はそれが幾分解れている気がする。その証拠に、今も花梨の言葉を聞いて彼は、先日は見せなかった屈託のない笑みを浮かべている。
「そりゃ、この間は君の母上がいたし、初めてここで会った時はただの花屋と客だったし」
「……今も絶賛現在進行形で花屋とお客様ですけど?」
花梨が目を細めて言うと、桐生は肩をすくめた。
「あの時とはずいぶん事情が変わってるだろ? 君は俺の弟の患者の妹で、俺は君の姉の命の恩人……とまではいかないが、介抱して助けた男だ。それに君の姉の主治医の兄でもある。……なかなか浅からぬ関係だと思わないか?」
「ややこしく言ってますけど、結局のところ水たまりよりも浅くて半紙よりもペラッペラな関係ですね」
花梨の突き放すようなひとことに、桐生がクスクスと笑い出す。そして手にしていた紙袋から、小さな袋を取り出した。
「この一週間、フィンランドに出張に行っていたんだ。これはそのお土産」
差し出されたその袋を受け取る義理もないので、最初は断ろうかと思ったが、柚羽のこともあるのであまり無碍にするのもはばかられた。
「す、みません……ありがとうございます」
おずおずと受け取り、桐生に促されるまま開けてみる。
「あー……」
中から出て来たのはお菓子の箱だ。しかもただのお菓子ではない。『世界で一番まずい飴』とも言われる、真っ黒なリコリス菓子だ。北欧では誰もが知る有名な商品である。花梨も噂には聞いたことがあるが、実物を見るのは初めてだった。
(えーっと……)
「……この場合、どういう反応をしたら正解なんですか?」
喜んでみせるのもわざとらしい気がするし、あからさまに嫌がるのもどうかと思うし、笑えばいいのかもしれないが、完全にそのタイミングを逸してしまった。咄嗟の反応に困るお土産をもらってしまい、なんと返せばいいのか分からず、つい眉尻を下げた表情で、桐生に尋ねてしまった。
「あはははは、そういう反応が返ってくるとは思わなかった。すまない、冗談だ。本当のお土産はこっち」
桐生は持っていた紙袋をそのまま花梨に差し出した。是非と言われ、お礼を言って受け取る。
「え……これ……」
それはフィンランドで有名なブランドのポーチだった。ポップで独創的なプリントのそれは、日本でも人気がある。
「柄が好みじゃなくても、ポーチならバッグの中にしまえばいいと思って」
日本で買えば結構値が張るものだ。こんなものを受け取ってしまっていいものか。それが表情に出ていたのだろう、桐生が次の句を継いでくれた。
「いいんだ。君に渡すために買ってきたんだから、受け取ってほしい」
「じゃあ……ありがとうございます」
せっかくなのでありがたく使わせてもらうことにする。花梨はそれを事務机に置くと、桐生に向き合い、背筋を伸ばして表情を引き締めた。
「これは大切に使わせていただきますが、それとこれとは話が別で、あなたに言っておきたいことがあります」
「ん? 何?」
桐生が花梨の言葉を待つように、少し前屈みになる。彼女は大きく息を吸い、そして言い放った。
「私、恋の橋渡しは一切いたしません!」
なんだか某ドラマの女医の台詞みたいだと少し気恥ずかしかったが、どうしても言っておきたかった。桐生がどういう反応を見せるか気になり、顔を覗き込むと、彼はきょとんとしている。
「? どういうことだ?」
首を傾げる彼に、花梨ははぁ、と息をつき。
「だから、柚羽との仲は取り持ちません! と、言ってます」
さっきよりも大きな声できっぱりと言った。
「…………あぁ、そういうことか」
桐生はようやく気づいたらしく、目を見開いた。そして真剣な表情の花梨を見つめた後、再びクスクスと笑いだした。
「……私、真面目に言ってるんですけど」
「……ごめん、それは分かってる。……でもこっちも言っておくことがある。俺は、柚羽さんには興味ないよ」
「へ?」
想定外の返答に、花梨は素っ頓狂な声を上げる。
「俺が、柚羽さん目当てでここに来たと思ってるなら、それは間違いだ」
「そう、なんですか……?」
「俺は単純に君のアレンジメントのセンスと腕が気に入ったから、母親の誕生日の花束を頼みに来たんだ」
「え、あ、す、すみません。私、てっきり……」
彼女はあたふたして謝罪の言葉を口にした。
花梨経由で柚羽とのつながりを持ちたがる男は過去に何人もいたが、中にはシフォンベリーまでやってきては『花を買うから柚羽さんの連絡先を教えてほしい』なんて言い出す者もいた。もちろん断ったけれど。
だから桐生もそうに違いないと、勝手に思い込んでしまったのだ。
「分かってくれればいいんだ。確かに柚羽さんはきれいな女性だとは思う。……でも俺は『可愛い子』が好きだから。こう言っては失礼だけど、彼女は俺の好みではないかな」
「はぁ……そうですか」
柚羽が好みではないなんて、やっぱりこの人は変わってるわ――そんなことを思いながら、相づちを打つ。
「……じゃあ、俺はこれから会社に戻らなきゃならないから。明日よろしく」
「はい、かしこまりました」
「それと、これからも時々花を頼みたいと思う。もし名刺とかあれば事前に予約とかしたいんだが、あるかな?」
「あ、りがとうございます。一応あります、けど」
突然の申し出に花梨は若干戸惑いながらも、机の引き出しから自分の名刺を一枚手にした。それからそれをそっと桐生に差し出した。名刺には店の名前、住所と電話番号、メールアドレス、それから花梨の名前が書かれている。
「ありがとう。……あ、最後にもう一つ、言っておくことがある」
「はい?」
桐生は名刺を胸ポケットにしまった後、自分が渡したフィンランドのお土産を指差した。
「――それ、柚羽さんには買ってきてないから」
「え?」
彼が言いたいことがよく分からず、今度は花梨が首を傾げた。
「だから、花梨にしか買ってきてない、ってこと」
「……」
花梨はしばらく考えた。考えた末に何やら思い浮かび、パン、と手を叩いた。
「あぁ! 柚羽の分はないから内緒にしておけってことですか?」
その言葉を聞いた瞬間、桐生の動きがぴたりと止まった。唖然とした表情で数呼吸分固まった後、いきなり噴き出した。
「――そう来るか」
笑いが止まらないらしく、桐生は肩を揺らしたまま呟いた。
「ど、どうして笑うんですか?」
彼に笑われている理由が分からず、思わずどもってしまう。
「……いや、ごめん、つい。……ったく、やっぱり花梨は可愛いな」
「え? 私がなんですか?」
最後の言葉だけが聞こえなくて、聞き返すが、桐生にはそれを軽くスルーされてしまう。彼は笑ったまま手を振って、シフォンベリーを去っていった。
「なんなのよ、まったく……。あ、っていうか! どうしてあの人、私のこと呼び捨てなの? ちょっと馴れ馴れしくない!?」
桐生の姿が完全に見えなくなってからやっとそのことに気づいて、ひとり憤慨する花梨だった。
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