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CHAPTER Ⅲ
第110話 予期せぬ再会③
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あれから2日が過ぎた。
ナナはもうすっかり元気で、前よりも調子がいいなどと言っていた。オレは付きっきりで看病したかったが、疲労と空腹だけだからと1日1回だけ面会をすることにしていた。
今日はいつの間にか市民の好意で頂いたと言う服に着替え、ナナとオレは都市を見て回っていた。
そしてナナと昼食も済ませ、午後になると、セイヤたちから合流しようと連絡が来た。
いくつかある休憩所、オレの感覚で言うと喫茶店のような施設に入り、オレたちはセイヤ、ユウナ、アオイと同じテーブルについた。
「みなさん、いつも兄がお世話になっています。改めて、妹の佐々木ナナです。宜しくお願いします」
ナナの挨拶をセイヤ、ユウナ、アオイがにこやかに聞いていた。
「ナナさんは礼儀正しいんですね。私は月城ユウナです」
「私は安城アオイ」
「オレは結城セイヤと言う」
「ところで兄ちゃんはなんで、こんな美男美女と同じグループなんですか? みなさん迷惑ですよね?」
ナナがいきなりとんでもないことを言う。
「はあ!? なんだよ! それ!」
「ははは! ナナちゃんはわかってるなー、そうなんだよ!」
「アオイ!」
「ユウナ、仕方のないことだ。事実は事実。皆が分かっていることだ」
(何言ってんだ!? セイヤまで?)
「やめろよ! お前ら!」
「まあ、冗談はさておき」
オレが憤慨して文句を言うとセイヤが髪をかきあげながら言った。
(いや、こいつは本心だったな)
「ナナさん、突然のことで困惑するばかりだろう。少しは落ち着いたみたいだな。セイもこの時代に来た最初は大変だったと聞いていたからな」
「……」
(あれ?)
「ナナ?」
「あ、ああ。そうですね。大分落ち着きました。私も兄ちゃんが居なければとても信じられなかったと思います」
(……セイヤに見とれてたな、腹立つな)
「ところで、ナナさんはおいくつなんですか? 私たちと変わらなそうだけど」
「はい。私は18です。高校3年生でした」
「こうこう? でも18っていうことは私たちの2コ下だな、ユウナ」
「そうだね」
「あれ? 2人とも19じゃなかった?」
「佐々木ー、1年前に19なんだから今は20歳になるんだよ」
「ああ、そっかそっか」
「佐々木さんは面白いですね」
2人とも笑っているが、結構恥ずかしい。
そしてオレももう1年以上この世界にいることを思い出した。
「兄ちゃんがこんな美人さんたちと仲良さそうで、私は嬉しいです」
「意味分かんないこと言うな!」
オレたちはそうしてしばらく和気あいあいと話を続けた。
ナナは元々明るい性格だから歳の近いユウナとアオイとはすぐに打ち解けたようだ。
「それでナナさん。君はこれからどうするかは決めているのかな?」
セイヤが突然、ナナに質問をぶつけた。
セイヤの質問の意味は、この都市で生活をするのか、オレについて新トウキョウ都市へ行くのか。
どのような仕事を選ぶのかという意味だ。
オレが折を見てナナに話そうとしていたことだった。
「は、早いよ、セイヤ! ナナはまだこの世界に来てたった2日だぞ!」
「兄ちゃん、もう4日目だから。それにいいよ? 私、もうどうするかは決めてるから」
「なに?」
オレはナナの意外な反応に面食らう。
「私も討伐隊員になる。そしてラクとユキを探す」
「な、何言ってんだ! そんなのダメだ!」
「なんで?」
「なんでって、討伐隊員になったら、グールと正面切って戦わなきゃならないんだぞ!」
「そんなの知ってるし」
「……! お前の見たグールは多分F級ってやつで! もっと凶悪でヤバいのが大勢いる! 死ぬかもしれないんだよ!」
「それも分かってるし。資料見たよ」
(いや、分かってないだろ!)
「くっ……! オレだってこの1年で何回も死にかけたんだ! お前もそうなりたいのか!」
「は? だから? それは兄ちゃんが弱いだけでしょ? もっと努力して強くなればいいじゃん」
「……! ……と、討伐隊員になるには適正検査があるはずだ! それに通らなきゃ隊員にはなれないんだぞ!」
オレも討伐隊員になる前はこの都市で適正検査を受けた。それが通らなければ本人が希望しても討伐
隊員になるのは難しいだろう。
(サガくんに言って、検査を通さないようにすれば……)
「やったよ。通った」
「通ったの!?」
(いつの間に……)
「私は魔術士に向いてるって、あと何とかって数値は同じ時期の兄ちゃんを越えてるって言われたよ。つまり私の方が才能あんの!」
「いや、だが……」
「なあ佐々木、何でそんなに反対なんだよ?」
アオイがオレとナナの間に入ってきた。
何をそんなに興奮しているんだという顔だ。
「そうですよ。ナナちゃんがこんなに前向きなのに」
「確かに、少し理解に苦しむな」
驚いたが、ユウナとセイヤもオレがナナを討伐隊員になることを止めるのが意外らしい。
「な、何言ってるんだよ!? 3人とも! せっかく会えた妹がわざわざ危険な目にあおうとしてるんだぞ! グールに襲われたらどうするんだよ!」
「……? それはどこにいても同じだろう?」
「そうだよ、むしろ討伐隊員になった方が自分の身を守れるだろ」
「……私も、そう思いますが……」
(……これは……、戦争の時代の人間と平和の時代の人間の価値観の違いなのか? ずれてるのはオレなのか……)
「ほら、みんなもこう言ってるじゃん。顔面偏差値の差を考えなよ」
「お前は……!」
「それに、兄ちゃんがどうこういって私が意見変えたことなんか今まで無かったじゃん」
「う……」
「まあ、佐々木が家族を心配する気持ちはわかるけどよ、ナナちゃんの気持ちも考えてみろよ」
言葉に詰まるオレにアオイが口を出してきた。
「ナナの気持ち?」
「佐々木さんが討伐隊員になった時と同じ気持ちだと思いますよ」
「……!」
ユウナの言葉にはっとした。
(オレは……妹弟を、見つけたくて……)
「兄ちゃんは長男だけど、私は長女だよ。私は姉ちゃんだから、ラクとユキを見つけたいんだよね」
(オレと同じか……)
「……そうか、そうだな……分かったよ」
(そうだよな、ナナだって……オレだけが戦っているわけじゃない……)
「分かったよ……、仕方ないよな。じゃ、じゃあ討伐隊員になるためにはだな……」
「あ、別にいいよ、それは」
「なんでだよ!!」
「大河内さん? 市長さんと面談してさ、オッケーもらった」
「もらったの!?」
「うん、あとね、私を助けてくれた……菅原さんと、大原さん、それに千葉さんにも昨日、お礼の挨拶をしてさ」
(え? え? ずっと寝てたんじゃないの?)
「菅原班に入れてもらうことに決定した」
「決定してたの!!?」
「うん、早いっしょ?」
「……」
オレはつい頭を抱えてしまった。
「おもしれーな! ナナは!」
アオイはもう名前の呼び方が変わっている。気に入った証拠だ。
「兄ちゃん、私ももう大人だから、そんなに父親の役目までしなくてもいいんだよ?」
(いや、オレはお前が心配なだけだよ……)
「そういや兄ちゃんはA級隊員? とからしいじゃん」
「……? ああ、そうだよ」
「とりま、兄ちゃんに追い付くから。そしたら一緒にラクとユキを探そうよ」
オレはナナの言葉を聞いてとっさに言葉が出なかった。
そんなに簡単なことじゃないんだと、そうは思ったが、それ以上にナナの言葉が本当に嬉しかった。
「ああ、そうだな……」
「それに、兄ちゃんはまだ私たちとの約束は果たしてないから。忘れないでよ」
「?」
「アイス。買って家まで持ってきてよね。4人分だよ」
「……」
オレは胸が詰まる思いでナナに返事をした。
「分かった。また、みんなの分を買って持って帰るよ」
オレは、何でもないはずのナナとの会話を涙を堪えて噛み締めていた。
ナナはもうすっかり元気で、前よりも調子がいいなどと言っていた。オレは付きっきりで看病したかったが、疲労と空腹だけだからと1日1回だけ面会をすることにしていた。
今日はいつの間にか市民の好意で頂いたと言う服に着替え、ナナとオレは都市を見て回っていた。
そしてナナと昼食も済ませ、午後になると、セイヤたちから合流しようと連絡が来た。
いくつかある休憩所、オレの感覚で言うと喫茶店のような施設に入り、オレたちはセイヤ、ユウナ、アオイと同じテーブルについた。
「みなさん、いつも兄がお世話になっています。改めて、妹の佐々木ナナです。宜しくお願いします」
ナナの挨拶をセイヤ、ユウナ、アオイがにこやかに聞いていた。
「ナナさんは礼儀正しいんですね。私は月城ユウナです」
「私は安城アオイ」
「オレは結城セイヤと言う」
「ところで兄ちゃんはなんで、こんな美男美女と同じグループなんですか? みなさん迷惑ですよね?」
ナナがいきなりとんでもないことを言う。
「はあ!? なんだよ! それ!」
「ははは! ナナちゃんはわかってるなー、そうなんだよ!」
「アオイ!」
「ユウナ、仕方のないことだ。事実は事実。皆が分かっていることだ」
(何言ってんだ!? セイヤまで?)
「やめろよ! お前ら!」
「まあ、冗談はさておき」
オレが憤慨して文句を言うとセイヤが髪をかきあげながら言った。
(いや、こいつは本心だったな)
「ナナさん、突然のことで困惑するばかりだろう。少しは落ち着いたみたいだな。セイもこの時代に来た最初は大変だったと聞いていたからな」
「……」
(あれ?)
「ナナ?」
「あ、ああ。そうですね。大分落ち着きました。私も兄ちゃんが居なければとても信じられなかったと思います」
(……セイヤに見とれてたな、腹立つな)
「ところで、ナナさんはおいくつなんですか? 私たちと変わらなそうだけど」
「はい。私は18です。高校3年生でした」
「こうこう? でも18っていうことは私たちの2コ下だな、ユウナ」
「そうだね」
「あれ? 2人とも19じゃなかった?」
「佐々木ー、1年前に19なんだから今は20歳になるんだよ」
「ああ、そっかそっか」
「佐々木さんは面白いですね」
2人とも笑っているが、結構恥ずかしい。
そしてオレももう1年以上この世界にいることを思い出した。
「兄ちゃんがこんな美人さんたちと仲良さそうで、私は嬉しいです」
「意味分かんないこと言うな!」
オレたちはそうしてしばらく和気あいあいと話を続けた。
ナナは元々明るい性格だから歳の近いユウナとアオイとはすぐに打ち解けたようだ。
「それでナナさん。君はこれからどうするかは決めているのかな?」
セイヤが突然、ナナに質問をぶつけた。
セイヤの質問の意味は、この都市で生活をするのか、オレについて新トウキョウ都市へ行くのか。
どのような仕事を選ぶのかという意味だ。
オレが折を見てナナに話そうとしていたことだった。
「は、早いよ、セイヤ! ナナはまだこの世界に来てたった2日だぞ!」
「兄ちゃん、もう4日目だから。それにいいよ? 私、もうどうするかは決めてるから」
「なに?」
オレはナナの意外な反応に面食らう。
「私も討伐隊員になる。そしてラクとユキを探す」
「な、何言ってんだ! そんなのダメだ!」
「なんで?」
「なんでって、討伐隊員になったら、グールと正面切って戦わなきゃならないんだぞ!」
「そんなの知ってるし」
「……! お前の見たグールは多分F級ってやつで! もっと凶悪でヤバいのが大勢いる! 死ぬかもしれないんだよ!」
「それも分かってるし。資料見たよ」
(いや、分かってないだろ!)
「くっ……! オレだってこの1年で何回も死にかけたんだ! お前もそうなりたいのか!」
「は? だから? それは兄ちゃんが弱いだけでしょ? もっと努力して強くなればいいじゃん」
「……! ……と、討伐隊員になるには適正検査があるはずだ! それに通らなきゃ隊員にはなれないんだぞ!」
オレも討伐隊員になる前はこの都市で適正検査を受けた。それが通らなければ本人が希望しても討伐
隊員になるのは難しいだろう。
(サガくんに言って、検査を通さないようにすれば……)
「やったよ。通った」
「通ったの!?」
(いつの間に……)
「私は魔術士に向いてるって、あと何とかって数値は同じ時期の兄ちゃんを越えてるって言われたよ。つまり私の方が才能あんの!」
「いや、だが……」
「なあ佐々木、何でそんなに反対なんだよ?」
アオイがオレとナナの間に入ってきた。
何をそんなに興奮しているんだという顔だ。
「そうですよ。ナナちゃんがこんなに前向きなのに」
「確かに、少し理解に苦しむな」
驚いたが、ユウナとセイヤもオレがナナを討伐隊員になることを止めるのが意外らしい。
「な、何言ってるんだよ!? 3人とも! せっかく会えた妹がわざわざ危険な目にあおうとしてるんだぞ! グールに襲われたらどうするんだよ!」
「……? それはどこにいても同じだろう?」
「そうだよ、むしろ討伐隊員になった方が自分の身を守れるだろ」
「……私も、そう思いますが……」
(……これは……、戦争の時代の人間と平和の時代の人間の価値観の違いなのか? ずれてるのはオレなのか……)
「ほら、みんなもこう言ってるじゃん。顔面偏差値の差を考えなよ」
「お前は……!」
「それに、兄ちゃんがどうこういって私が意見変えたことなんか今まで無かったじゃん」
「う……」
「まあ、佐々木が家族を心配する気持ちはわかるけどよ、ナナちゃんの気持ちも考えてみろよ」
言葉に詰まるオレにアオイが口を出してきた。
「ナナの気持ち?」
「佐々木さんが討伐隊員になった時と同じ気持ちだと思いますよ」
「……!」
ユウナの言葉にはっとした。
(オレは……妹弟を、見つけたくて……)
「兄ちゃんは長男だけど、私は長女だよ。私は姉ちゃんだから、ラクとユキを見つけたいんだよね」
(オレと同じか……)
「……そうか、そうだな……分かったよ」
(そうだよな、ナナだって……オレだけが戦っているわけじゃない……)
「分かったよ……、仕方ないよな。じゃ、じゃあ討伐隊員になるためにはだな……」
「あ、別にいいよ、それは」
「なんでだよ!!」
「大河内さん? 市長さんと面談してさ、オッケーもらった」
「もらったの!?」
「うん、あとね、私を助けてくれた……菅原さんと、大原さん、それに千葉さんにも昨日、お礼の挨拶をしてさ」
(え? え? ずっと寝てたんじゃないの?)
「菅原班に入れてもらうことに決定した」
「決定してたの!!?」
「うん、早いっしょ?」
「……」
オレはつい頭を抱えてしまった。
「おもしれーな! ナナは!」
アオイはもう名前の呼び方が変わっている。気に入った証拠だ。
「兄ちゃん、私ももう大人だから、そんなに父親の役目までしなくてもいいんだよ?」
(いや、オレはお前が心配なだけだよ……)
「そういや兄ちゃんはA級隊員? とからしいじゃん」
「……? ああ、そうだよ」
「とりま、兄ちゃんに追い付くから。そしたら一緒にラクとユキを探そうよ」
オレはナナの言葉を聞いてとっさに言葉が出なかった。
そんなに簡単なことじゃないんだと、そうは思ったが、それ以上にナナの言葉が本当に嬉しかった。
「ああ、そうだな……」
「それに、兄ちゃんはまだ私たちとの約束は果たしてないから。忘れないでよ」
「?」
「アイス。買って家まで持ってきてよね。4人分だよ」
「……」
オレは胸が詰まる思いでナナに返事をした。
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オレは、何でもないはずのナナとの会話を涙を堪えて噛み締めていた。
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