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CHAPTER Ⅲ
第104話 中継基地設営任務②
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オレは志布志という名前に聞き覚えを感じたオレは、新ミナトミライ都市の防衛戦争のことを思い出していた。
(確か……防壁の上で案内か何かしてくれた人たちだったな)
「結城さん、月城さん、安城さん、佐々木さん! ご無沙汰しています!」
「ああ、こんなところで奇遇だな。志布志隊員」
「志布志さんもお元気そうで」
「いや、新ミナトミライを思い出すなー」
オレ以外のみんなは志布志に対して、久しぶりだと気安く会話を始めていた。
「ところで、やはり刎野さんはいないんですね」
「やはりというと?」
セイヤが志布志に聞き返した。
「いえ、新トウキョウ都市のS級隊員3名は単独行動にて東部都市圏でのS級グール討伐を命じられていると聞いたものですから。あ、石動市長が教えてくれたんです」
「なるほど、石動市長、烏丸秘書官も変わりないか?」
「ええ、ふたりとも魔導石とかいう魔導具を手に入れて階級がアップしてますよ。凄く強くなっています。凄い道具が出来たみたいですね」
「ああ、そうだな」
「あれ、そう言えば志布志くん達の階級って何だっけ? それに魔導石は手に入れたの?」
オレはふと疑問に思って班長同士の会話に口を挟んだ。
「はい、まだ魔導石は貰えてないですが最近みんな昇級することが出来まして、オレはA+隊員になりました」
「え!?」
(お、オレより上じゃん!)
「あとは、こちらの佐治と金澤がA-、それに橘と谷田部か
B+になります。オレたちはB+部隊です」
(新ミナトミライの防衛戦のときはオレたちより格上だったのかな。あ、あの時はモモさんのお陰でオレたちはA級部隊だったからな)
「セイ、彼らは新ミナトミライのトップ部隊だ」
「そ、そうなんだ。凄いね」
(態度から何となくそこまでの階級じゃないと思っていたとはとても言えないな……)
「いえ! ありがとうございます!」
「佐々木は分かりやすいな」
アオイとユウナがオレの考えを見透かして笑っていた。
オレたちはその後1日を共に過ごし、翌日にそれぞれの都市へと帰路についた。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
「さて、次は新オオミヤ都市への運搬任務だな」
「初めて行く場所ですね」
オレたちは新トウキョウ都市へ戻り、次の任務まで数日を過ごした。
今は任務について一度打ち合わせをしようということで集まっており、セイヤとユウナが話をしていた。
「新オオミヤってのは何かあるの?」
「何かって何だよ?」
アオイの顔に何が聞きたいんだよと出ている。
「いや、ほら気を付けることとか。知っておいた方が良いこととか。オレは知識が乏しいからさ」
「いや、特にないな。オレも初めて行く場所だし、通常にライフシェルを5つ運ぶというだけだな」
セイヤが答えてくれた。
「そうか」
「あ、そう言えば二宮さんは現在新オオミヤ都市に滞在しているらしいですよ」
「へえ、あの二宮さんが」
(二宮って、誰だっけ……?)
「佐々木、二宮さんっていうのは、この新トウキョウ都市最強のS級隊員だよ」
「へ、へえ」
(なんでオレの考えがわかったんだよ、アオイ)
「セイ、モモが言うには二宮隊員はS級隊員3人の中でも突出して強いらしい。モモが3人居ても勝てるか分からないと言っていた」
「ええ!? さすがにそれはないんじゃ……」
刎野はS級隊員として非常に高い戦闘能力を持っている。
オレたちはその実力を何度も目の前で見ていたし、その3人分なんてとても信じられない。
「だけど、阿倍野マスターもSS級に勝てる可能性があるのは二宮さんくらいだって言ってましたしね。それだけの実力だと言うことですよね」
「ああ……」
オレはユウナの言葉に先日の阿倍野の話しを思い出していた。確かに阿倍野はこの都市でSS級と戦える隊員は1人しかいないと言っていた。
「オレたちと面識はないし、まあ気にすることでもないな。2日後に出発しよう。みんな準備を頼む。では……」
セイヤが具体的な準備の内容の打合せを始めた。
その2日後、オレたちは問題なく中継基地にてライフシェルを設営し、動作確認の期間に入っていた。
「今回も今のところ大したグールは出てこないな」
「そうですね。また訓練に時間を当てましょう」
「ところでみんなのその闘衣? だっけ。どんな感じなの?」
「……」
(あれ?)
「そうだな、セイ。正直な話し、全く習得は出来ていない」
「ええ? そうなの? ユウナは?」
「私もまるでダメです。まだまだですね」
(そんなに難しいのか……?)
「私もダメだけど、まあ習得は難しいって言われてたからな。地道に頑張ろうぜ」
「まあ、アオイはそうだろうけど」
「何だと! 佐々木」
オレたちがそう言って時間をもて余しているとライフシェルの索敵装置に反応が出た。
「結城さん!」
「来たか。距離と敵数を報告してくれ」
索敵装置はあくまでグールの反応を感知するのみで、詳細はユウナの索敵魔術やオレのグール感知能力で確認するようになっていた。
「はい。……距離は1300、数は……」
「?」
「測定不能です。おそらく大規模群体レベルと思われます。大多数はD級のようですが、C級、B級、A級の反応もあります……!」
ユウナの索敵魔術は、魔導石を利用して1500までの距離を感知出来るようになっていた。だが、1200を越えるとまだ精度が低い。
「セイも同じか?」
「……ああ。それに……これは、S級もいるっぽいな」
「「!!」」
「それは、私たちだけじゃ対応しきれないな……」
アオイの言うとおりだ。
「ああ、新オオミヤ都市、新トウキョウ都市に応援の要請連絡を入れる」
セイヤはそう宣言するとこれもライフシェルに設置されている通信装置を使って援軍の連絡をした。
少しするとセイヤが戻ってきたが、少し怪訝な表情を浮かべていた。
(なんだ? 応援が却下でもされたのか?)
「どうしたんだ? セイヤ」
「新オオミヤ都市の本営が、グールに対する交戦は不要と言っている。グールの群体は新オオミヤ都市へ向かっているから都市で対処すると」
「は? ここから新オオミヤ都市はかなり離れてるよな?」
「ああ、たまたま近くに隊員がいるらしい」
「……」
(で、でも大規模群体は1部隊じゃ倒せないんじゃないか……?)
「じゃ、じゃあオレたちも応援に行った方が……」
「それが、攻撃の邪魔になるから近付かないようにとのことだ」
「そんな……大丈夫なのか?」
「佐々木さん! 結城さん! どうやら戦闘が始まったようです。グールの数が減っていきます!」
「え? ユウナ、1500も離れてたら100体単位くらいしか数が分からないんじゃなかった?」
「アオイ、そ、それが、敵が100体単位で減っていってるみたい」
「はあ?」
オレはかなり距離があるが、感知能力を最大化してグールの気配を伺った。
オレの感知能力も1200くらいが有効範囲だ。だが、しばらく感知を続けているとなんとなく様子が分かった。
(よく、分からないが、確かにグールの数が減っていってるようだ)
オレは敵の数がどんどん減っていってることを感じ、対応している部隊の強さを感じていた。
「あ!」
「どうした?セイ?」
「い、今、S級の反応が消えたみたいだ……」
「なに? 討伐したということか?」
「いや、分からないが多分そうじゃないかな」
その時、ライフシェルの通信装置に連絡が入った。オレたちはスピーカーでその通信の声を聞くことにした。
『中継都市の設営部隊の皆さん。お疲れ様です。ただいま近隣に現れた大規模群体は二宮隊員により殲滅が完了しました。安心して任務を続行してください』
(確か……防壁の上で案内か何かしてくれた人たちだったな)
「結城さん、月城さん、安城さん、佐々木さん! ご無沙汰しています!」
「ああ、こんなところで奇遇だな。志布志隊員」
「志布志さんもお元気そうで」
「いや、新ミナトミライを思い出すなー」
オレ以外のみんなは志布志に対して、久しぶりだと気安く会話を始めていた。
「ところで、やはり刎野さんはいないんですね」
「やはりというと?」
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「ああ、そうだな」
「あれ、そう言えば志布志くん達の階級って何だっけ? それに魔導石は手に入れたの?」
オレはふと疑問に思って班長同士の会話に口を挟んだ。
「はい、まだ魔導石は貰えてないですが最近みんな昇級することが出来まして、オレはA+隊員になりました」
「え!?」
(お、オレより上じゃん!)
「あとは、こちらの佐治と金澤がA-、それに橘と谷田部か
B+になります。オレたちはB+部隊です」
(新ミナトミライの防衛戦のときはオレたちより格上だったのかな。あ、あの時はモモさんのお陰でオレたちはA級部隊だったからな)
「セイ、彼らは新ミナトミライのトップ部隊だ」
「そ、そうなんだ。凄いね」
(態度から何となくそこまでの階級じゃないと思っていたとはとても言えないな……)
「いえ! ありがとうございます!」
「佐々木は分かりやすいな」
アオイとユウナがオレの考えを見透かして笑っていた。
オレたちはその後1日を共に過ごし、翌日にそれぞれの都市へと帰路についた。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
「さて、次は新オオミヤ都市への運搬任務だな」
「初めて行く場所ですね」
オレたちは新トウキョウ都市へ戻り、次の任務まで数日を過ごした。
今は任務について一度打ち合わせをしようということで集まっており、セイヤとユウナが話をしていた。
「新オオミヤってのは何かあるの?」
「何かって何だよ?」
アオイの顔に何が聞きたいんだよと出ている。
「いや、ほら気を付けることとか。知っておいた方が良いこととか。オレは知識が乏しいからさ」
「いや、特にないな。オレも初めて行く場所だし、通常にライフシェルを5つ運ぶというだけだな」
セイヤが答えてくれた。
「そうか」
「あ、そう言えば二宮さんは現在新オオミヤ都市に滞在しているらしいですよ」
「へえ、あの二宮さんが」
(二宮って、誰だっけ……?)
「佐々木、二宮さんっていうのは、この新トウキョウ都市最強のS級隊員だよ」
「へ、へえ」
(なんでオレの考えがわかったんだよ、アオイ)
「セイ、モモが言うには二宮隊員はS級隊員3人の中でも突出して強いらしい。モモが3人居ても勝てるか分からないと言っていた」
「ええ!? さすがにそれはないんじゃ……」
刎野はS級隊員として非常に高い戦闘能力を持っている。
オレたちはその実力を何度も目の前で見ていたし、その3人分なんてとても信じられない。
「だけど、阿倍野マスターもSS級に勝てる可能性があるのは二宮さんくらいだって言ってましたしね。それだけの実力だと言うことですよね」
「ああ……」
オレはユウナの言葉に先日の阿倍野の話しを思い出していた。確かに阿倍野はこの都市でSS級と戦える隊員は1人しかいないと言っていた。
「オレたちと面識はないし、まあ気にすることでもないな。2日後に出発しよう。みんな準備を頼む。では……」
セイヤが具体的な準備の内容の打合せを始めた。
その2日後、オレたちは問題なく中継基地にてライフシェルを設営し、動作確認の期間に入っていた。
「今回も今のところ大したグールは出てこないな」
「そうですね。また訓練に時間を当てましょう」
「ところでみんなのその闘衣? だっけ。どんな感じなの?」
「……」
(あれ?)
「そうだな、セイ。正直な話し、全く習得は出来ていない」
「ええ? そうなの? ユウナは?」
「私もまるでダメです。まだまだですね」
(そんなに難しいのか……?)
「私もダメだけど、まあ習得は難しいって言われてたからな。地道に頑張ろうぜ」
「まあ、アオイはそうだろうけど」
「何だと! 佐々木」
オレたちがそう言って時間をもて余しているとライフシェルの索敵装置に反応が出た。
「結城さん!」
「来たか。距離と敵数を報告してくれ」
索敵装置はあくまでグールの反応を感知するのみで、詳細はユウナの索敵魔術やオレのグール感知能力で確認するようになっていた。
「はい。……距離は1300、数は……」
「?」
「測定不能です。おそらく大規模群体レベルと思われます。大多数はD級のようですが、C級、B級、A級の反応もあります……!」
ユウナの索敵魔術は、魔導石を利用して1500までの距離を感知出来るようになっていた。だが、1200を越えるとまだ精度が低い。
「セイも同じか?」
「……ああ。それに……これは、S級もいるっぽいな」
「「!!」」
「それは、私たちだけじゃ対応しきれないな……」
アオイの言うとおりだ。
「ああ、新オオミヤ都市、新トウキョウ都市に応援の要請連絡を入れる」
セイヤはそう宣言するとこれもライフシェルに設置されている通信装置を使って援軍の連絡をした。
少しするとセイヤが戻ってきたが、少し怪訝な表情を浮かべていた。
(なんだ? 応援が却下でもされたのか?)
「どうしたんだ? セイヤ」
「新オオミヤ都市の本営が、グールに対する交戦は不要と言っている。グールの群体は新オオミヤ都市へ向かっているから都市で対処すると」
「は? ここから新オオミヤ都市はかなり離れてるよな?」
「ああ、たまたま近くに隊員がいるらしい」
「……」
(で、でも大規模群体は1部隊じゃ倒せないんじゃないか……?)
「じゃ、じゃあオレたちも応援に行った方が……」
「それが、攻撃の邪魔になるから近付かないようにとのことだ」
「そんな……大丈夫なのか?」
「佐々木さん! 結城さん! どうやら戦闘が始まったようです。グールの数が減っていきます!」
「え? ユウナ、1500も離れてたら100体単位くらいしか数が分からないんじゃなかった?」
「アオイ、そ、それが、敵が100体単位で減っていってるみたい」
「はあ?」
オレはかなり距離があるが、感知能力を最大化してグールの気配を伺った。
オレの感知能力も1200くらいが有効範囲だ。だが、しばらく感知を続けているとなんとなく様子が分かった。
(よく、分からないが、確かにグールの数が減っていってるようだ)
オレは敵の数がどんどん減っていってることを感じ、対応している部隊の強さを感じていた。
「あ!」
「どうした?セイ?」
「い、今、S級の反応が消えたみたいだ……」
「なに? 討伐したということか?」
「いや、分からないが多分そうじゃないかな」
その時、ライフシェルの通信装置に連絡が入った。オレたちはスピーカーでその通信の声を聞くことにした。
『中継都市の設営部隊の皆さん。お疲れ様です。ただいま近隣に現れた大規模群体は二宮隊員により殲滅が完了しました。安心して任務を続行してください』
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