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CHAPTER Ⅱ
第98話 東部遠征⑨
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「だ、SS級……!?」
「そんなの、実在してるの……?」
「バカな……、オレも話にしか聞いたことはないぞ……!」
さすがの東班の面々も動揺を隠せない。一ノ瀬も中井も信じられないという顔をしている。
S級グールを3体も倒し、魔素を使いきり倒れてもすぐに立ち上がり最後まで戦い抜いてきた司が、焦りと恐怖を顔に出し、グールに勝てないと撤退を提案したからだ。
(だ、SS級? そんなのがいるのか!?)
「で、ですが、事実です……! あいつは、さっきまでのS級よりはるかに強い……! 3体のS級と同時に戦う方がましです! 早くしないとあいつがこっちに来ます! すぐに陣を捨てて撤退行動を!」
(SS級っていうのはそんなになのか……オレも敵を感知して、さっきまでのS級よりかなり強いのは分かるけど……)
「……」
東はどうするべきか悩んでいるようだ。
「早く! 東班長! この陣ももう1分だって持たない!」
司が焦燥をありありと表に出して東を急かした。
「……わかった、では……」
ドオン!
東がオレたちに撤退の司令を出そうとしたその瞬間、オレたちの中央に真っ白なグールが激しく地面を抉りながら降り立った。
(な、なんで!? 結界はまだ破られてないのに!)
SS級と呼ばれたそのグールは、背丈がせいぜい2メートルちょっとしかない、人間とそう変わらないフォルムをした男性型の形をしていた。
頭には角も生えているが、オレが驚いたのは着流しのような灰色の布を衣服のように身に纏っていたことと、背中に光輝く円陣を背負っていることだ。
「……逃げろぉ!!」
司が絶叫を挙げるが、みんなは突然の事態に直ぐには動けなかった。
即座に時間を稼ぐために司がグールに切りかかっていった。だが、グールは司を見てニヤリを笑ったように見えた。
「神級衝撃剣!!」
スドオオン!!
「え!?」
グールはなんと司の攻撃を片手で受け止めていた。その腕は何の傷も負っておらず、神級の攻撃を何でもないように受けきっていた。
驚愕する司を尻目にグールは反対の腕を無造作に振るい、司の腹部に掌底を当てた。
ズドオオオン!!!
激しい爆音を立てて、司がぶっ飛んだ。
「司さん!!」
司はそのまま空中陣を突き破って、地面に落下してしまった。
(あっちは! グールの大群がいる方だ! やばい! 助けないと!!)
オレはただ焦っているだけだか、背を向けて司を助けに向かった瞬間、グールに狙い打ちにされそうだ。
まずはこいつを何とかしないといけない。
グールが次の行動を起こす前に今度は東が素早く動いていた。
「蜂群次元光!!」
叫びを上げた東の体から小さな光の粒が何十と現れ、空中を駆け回った。その光の粒が一気にグールを取り囲むと、東の銃撃が放たれ、光の粒に当たった。
(な、何だ!? 東さんのオリジナル技か!? 初めて見る……!!)
光の粒に当たった銃撃は4、5ほどの数に細かく分かれるとそれぞれが更に別の粒に当たり、更に数を増やし、繰り返し、そうやってすぐに数えきれない膨大な光線の数になった。
「一次元豪雨光線!!」
ドドドド!
数え切れない光の束が一気に空に打ち上がり、弧を描きグールに降り注いだ。まるで光の滝のようだ。
だが、その攻撃の中からグールは光の光線を何発か発射し、それは目に止まらない速さで東に突き刺さった。
「……がっ!」
「東班長!!」
中井と一ノ瀬が東にすぐに駆け寄るが、何でもないように光の滝から出てきたグールは3人が固まった瞬間に手のひらをかざし、衝撃波の様なものを出した。
ドオオオオン!!!
3人が激しく吹き飛ばされるその時、グールの背後には武蔵野達3人が剣を構えて立っていた。
「「「神級飛斬剣!!!」」」
(神級の三位一体攻撃!!)
ズバアアアアアアン!!!
武蔵野達の渾身の攻撃は、しかしグールの背中の光陣が巨大化して防がれてしまった。
「なあ!?」
「嘘やろ!?」
「何やねん! これ!?」
スドドドドドン!!
グールの背中の光陣は激しく回転したかと思うと、その中心から光の弾丸を何発も打ち出した。すぐ近くにいた武蔵野達はひとたまりもなく直撃してしまった。
「武蔵野くん!!」
(こいつ……! いい加減にしやがれ!)
「うおお! 天狼弾!!」
オレは次々に仲間を傷つけるグールに激しい怒りを覚え、渾身の魔素を込めて全力の弾丸を放った。だが、グールはオレの攻撃を防ぐどころか何も気に止めてないように直撃を受けた。
「なっ!? そんな!!」
オレの弾丸はグールに当たった瞬間になんと、すうっと消えてしまった。
「セイ! おそらくあいつの障壁のせいだ!」
セイヤの言葉に敵を注視すると、体の周りに薄くバリアがあることに気付いた。
「お、オレの攻撃なんか防ぐ必要もないってことか……!?」
オレは相手との絶望的な力の差を感じ取ってしまった。
オレでは何発攻撃してもまるで通用はしない。
「佐々木さん! 諦めないで下さい!」
「そうだ! 勝てないならここから離脱する方法を考えろ!」
ユウナとアオイが叫びを上げるが、それを聞いたグールがまた笑っていた。
「くそ! どうすれば……!」
オレは必死に生存の道を探った。
「三重帝級火炎球!!」
「三重帝級貫通散弾剣!!」
ユウナとアオイが放った渾身の攻撃もグールの体を取り巻くバリアに触れるやいなや、消滅してしまった。
ゲゲゲゲゲ!!
グールが気色の悪い笑い声を上げると片手を上げ、攻撃を仕掛けようとした。だが、突然大量の光の線がグールを取り囲んだ。
(これは!? 東さんの!)
「オレはまだ死んでない、なめるなよ」
見るとグールの少し後方にいつの間にか東が立っていた。
「四次元錐形陣光線!!」
ドドドドドドドオン!!!!
東の号令と共に激しい光の奔流がグールを包み突き刺さった。とてつもない数で、もはや太陽の様に眩しく直視するのもつらいほどだ。
(す、凄い! これなら……!)
バァン!
突然光が消え去ると、中からグールが現れた。両手と背中の光陣を大きく拡げ、東の攻撃を受けきったようだ。
「くそ……、これでもほぼダメージなしか……!」
東が膝を地面につけてグールを睨んだ。
もう、東は敵を睨み付けることしか出来ないほどに魔素を消耗してしまったようだ。
グールが今度こそオレたちに攻撃をしようと両手を上げて、光の球を作り出した。
(これまでか……!? どうすれば……? どうすればいい!?)
オレは必死に考えを巡らすが、策は見当たらない。
「三重帝級衝撃剣!!」
セイヤが必死に攻撃を仕掛けているが、グールの障壁によってやはり通用していない。
司も、武蔵野達も、一ノ瀬も中井も吹き飛ばされ、東もユウナもアオイも魔素が尽き掛けている。
ドン!
「セイヤ!!」
敵の攻撃を引き留めていたセイヤも今、吹き飛ばされてしまった。
グールがこちらへ手を向けて、光の弾丸を発射した。
「くそ!!」
グールの攻撃は空中で何十と分裂し、オレたちに降り注いだ。
「……?」
オレは激しい衝撃に備えて思わず目を瞑ってしまったが、敵の攻撃がいつまでたっても来なかった。
(と、どういうことだ……?)
オレは目を開くと、目の前に1人の男性が立っていた。
「いやー、ギリギリだったかな? でも間に合ったでしょ。助けに来たよー」
そこには阿倍野ギルドマスターがいた。
「そんなの、実在してるの……?」
「バカな……、オレも話にしか聞いたことはないぞ……!」
さすがの東班の面々も動揺を隠せない。一ノ瀬も中井も信じられないという顔をしている。
S級グールを3体も倒し、魔素を使いきり倒れてもすぐに立ち上がり最後まで戦い抜いてきた司が、焦りと恐怖を顔に出し、グールに勝てないと撤退を提案したからだ。
(だ、SS級? そんなのがいるのか!?)
「で、ですが、事実です……! あいつは、さっきまでのS級よりはるかに強い……! 3体のS級と同時に戦う方がましです! 早くしないとあいつがこっちに来ます! すぐに陣を捨てて撤退行動を!」
(SS級っていうのはそんなになのか……オレも敵を感知して、さっきまでのS級よりかなり強いのは分かるけど……)
「……」
東はどうするべきか悩んでいるようだ。
「早く! 東班長! この陣ももう1分だって持たない!」
司が焦燥をありありと表に出して東を急かした。
「……わかった、では……」
ドオン!
東がオレたちに撤退の司令を出そうとしたその瞬間、オレたちの中央に真っ白なグールが激しく地面を抉りながら降り立った。
(な、なんで!? 結界はまだ破られてないのに!)
SS級と呼ばれたそのグールは、背丈がせいぜい2メートルちょっとしかない、人間とそう変わらないフォルムをした男性型の形をしていた。
頭には角も生えているが、オレが驚いたのは着流しのような灰色の布を衣服のように身に纏っていたことと、背中に光輝く円陣を背負っていることだ。
「……逃げろぉ!!」
司が絶叫を挙げるが、みんなは突然の事態に直ぐには動けなかった。
即座に時間を稼ぐために司がグールに切りかかっていった。だが、グールは司を見てニヤリを笑ったように見えた。
「神級衝撃剣!!」
スドオオン!!
「え!?」
グールはなんと司の攻撃を片手で受け止めていた。その腕は何の傷も負っておらず、神級の攻撃を何でもないように受けきっていた。
驚愕する司を尻目にグールは反対の腕を無造作に振るい、司の腹部に掌底を当てた。
ズドオオオン!!!
激しい爆音を立てて、司がぶっ飛んだ。
「司さん!!」
司はそのまま空中陣を突き破って、地面に落下してしまった。
(あっちは! グールの大群がいる方だ! やばい! 助けないと!!)
オレはただ焦っているだけだか、背を向けて司を助けに向かった瞬間、グールに狙い打ちにされそうだ。
まずはこいつを何とかしないといけない。
グールが次の行動を起こす前に今度は東が素早く動いていた。
「蜂群次元光!!」
叫びを上げた東の体から小さな光の粒が何十と現れ、空中を駆け回った。その光の粒が一気にグールを取り囲むと、東の銃撃が放たれ、光の粒に当たった。
(な、何だ!? 東さんのオリジナル技か!? 初めて見る……!!)
光の粒に当たった銃撃は4、5ほどの数に細かく分かれるとそれぞれが更に別の粒に当たり、更に数を増やし、繰り返し、そうやってすぐに数えきれない膨大な光線の数になった。
「一次元豪雨光線!!」
ドドドド!
数え切れない光の束が一気に空に打ち上がり、弧を描きグールに降り注いだ。まるで光の滝のようだ。
だが、その攻撃の中からグールは光の光線を何発か発射し、それは目に止まらない速さで東に突き刺さった。
「……がっ!」
「東班長!!」
中井と一ノ瀬が東にすぐに駆け寄るが、何でもないように光の滝から出てきたグールは3人が固まった瞬間に手のひらをかざし、衝撃波の様なものを出した。
ドオオオオン!!!
3人が激しく吹き飛ばされるその時、グールの背後には武蔵野達3人が剣を構えて立っていた。
「「「神級飛斬剣!!!」」」
(神級の三位一体攻撃!!)
ズバアアアアアアン!!!
武蔵野達の渾身の攻撃は、しかしグールの背中の光陣が巨大化して防がれてしまった。
「なあ!?」
「嘘やろ!?」
「何やねん! これ!?」
スドドドドドン!!
グールの背中の光陣は激しく回転したかと思うと、その中心から光の弾丸を何発も打ち出した。すぐ近くにいた武蔵野達はひとたまりもなく直撃してしまった。
「武蔵野くん!!」
(こいつ……! いい加減にしやがれ!)
「うおお! 天狼弾!!」
オレは次々に仲間を傷つけるグールに激しい怒りを覚え、渾身の魔素を込めて全力の弾丸を放った。だが、グールはオレの攻撃を防ぐどころか何も気に止めてないように直撃を受けた。
「なっ!? そんな!!」
オレの弾丸はグールに当たった瞬間になんと、すうっと消えてしまった。
「セイ! おそらくあいつの障壁のせいだ!」
セイヤの言葉に敵を注視すると、体の周りに薄くバリアがあることに気付いた。
「お、オレの攻撃なんか防ぐ必要もないってことか……!?」
オレは相手との絶望的な力の差を感じ取ってしまった。
オレでは何発攻撃してもまるで通用はしない。
「佐々木さん! 諦めないで下さい!」
「そうだ! 勝てないならここから離脱する方法を考えろ!」
ユウナとアオイが叫びを上げるが、それを聞いたグールがまた笑っていた。
「くそ! どうすれば……!」
オレは必死に生存の道を探った。
「三重帝級火炎球!!」
「三重帝級貫通散弾剣!!」
ユウナとアオイが放った渾身の攻撃もグールの体を取り巻くバリアに触れるやいなや、消滅してしまった。
ゲゲゲゲゲ!!
グールが気色の悪い笑い声を上げると片手を上げ、攻撃を仕掛けようとした。だが、突然大量の光の線がグールを取り囲んだ。
(これは!? 東さんの!)
「オレはまだ死んでない、なめるなよ」
見るとグールの少し後方にいつの間にか東が立っていた。
「四次元錐形陣光線!!」
ドドドドドドドオン!!!!
東の号令と共に激しい光の奔流がグールを包み突き刺さった。とてつもない数で、もはや太陽の様に眩しく直視するのもつらいほどだ。
(す、凄い! これなら……!)
バァン!
突然光が消え去ると、中からグールが現れた。両手と背中の光陣を大きく拡げ、東の攻撃を受けきったようだ。
「くそ……、これでもほぼダメージなしか……!」
東が膝を地面につけてグールを睨んだ。
もう、東は敵を睨み付けることしか出来ないほどに魔素を消耗してしまったようだ。
グールが今度こそオレたちに攻撃をしようと両手を上げて、光の球を作り出した。
(これまでか……!? どうすれば……? どうすればいい!?)
オレは必死に考えを巡らすが、策は見当たらない。
「三重帝級衝撃剣!!」
セイヤが必死に攻撃を仕掛けているが、グールの障壁によってやはり通用していない。
司も、武蔵野達も、一ノ瀬も中井も吹き飛ばされ、東もユウナもアオイも魔素が尽き掛けている。
ドン!
「セイヤ!!」
敵の攻撃を引き留めていたセイヤも今、吹き飛ばされてしまった。
グールがこちらへ手を向けて、光の弾丸を発射した。
「くそ!!」
グールの攻撃は空中で何十と分裂し、オレたちに降り注いだ。
「……?」
オレは激しい衝撃に備えて思わず目を瞑ってしまったが、敵の攻撃がいつまでたっても来なかった。
(と、どういうことだ……?)
オレは目を開くと、目の前に1人の男性が立っていた。
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