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転の流星
北極光
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アルマクに先導されるがままに祠を進み、城の敷地内にある林に出た一行は、案内された客室でそれぞれ休養を取っている。
そんな中、アウラは自室には戻らず、一人で城内を散策していた。
数年ぶりに歩く城は、懐かしいながらも初めて歩くような、不思議な感覚がする。
きっと、あの時とは城の雰囲気も、アウラ自身の目線も違うからだろう。
割れた窓枠に近寄り外を眺めれば、屋根の向こうに御神木が少しだけ顔を覗かせている。
「……あの頃は、エルに飛んでもらわないと見えなかったのにな」
あれから十年の月日が経とうとしている。
エラルド程では無いが、アウラの身長もだいぶ伸びた。
「そういえば……」
ふと、あることを思い出し、中庭が見える反対側の通路に向かう。
中庭には、アウラが産まれた際に植えられた桐の木がある。
桐の成長は驚く程早いので、一体どれほどの無法地帯と化しているのやら……。
「うわ!」
ひょい、と窓から下を覗き込もうと顔を出した瞬間、視界が緑に覆われた。
すぐそこに、アウラの顔の倍以上はある巨大な葉っぱが所狭しと広がっていたのだ。
アウラの、桐の木の葉だ。
「はは。すごいな」
アウラがいる階は三階。
その窓からでも余裕で葉に触れられる程、桐は大きく成長していた。
花は既に散ってしまっているようだが、よく見ればあちこち剪定された形跡があり、誰かが定期的に手入れしている様子が窺える。
「きっとエルだな」
アウラが産まれた時に、苗木をどうするか両親が悩んでいた際、桐を推奨したのはエラルドだと言うし、彼女が中庭で桐の手入れをしているのをちょこちょこ見ていたのでそう確信する。
ありがとう、エル。
目の前に彼女がいるかのように、葉を慈しみながら礼を述べる。
「……あれ?」
葉で茂みの隙間から地上が垣間見えた瞬間、人影を見つけた。
薄く透けてはいるが、間違いない。
「エル!」
声をかけ、窓際から勢い良く飛び降りる。
「アウラ様!?そのような所から、危ないですよ」
呼ばれた彼女、エラルドは驚いたようにそう注意をする。
「ははは、大丈夫だよ。もう子供じゃないんだから。ちょうどお礼を言いたいと思ってたんだ」
「私に、ですか?」
「うん。この木。エルがずっと世話をしてくれてたんでしょ?凄く立派になってるし、綺麗に整えられてる。本当に、ありがとうね」
「いえ、そんな。当然の事をしただけですから」
「そっか。ところでエル。その手に隠してる物、返してくれる?」
「!……なん、の事でしょう?」
右手を差し出すも、エラルドはそうはぐらかし、後ろ手に隠している物を更に隠そうとする。
彼女が何を隠し持っているのか、アウラは知っている。
上から桐を見ていた時、それが自分を呼んだのだから。
「それ、私の記憶の欠片でしょ?」
「……」
肯定も否定も無いが、沈黙が正解だと語る。
「……エル?」
「……これは。こんな記憶は、戻らなくても良いものです。それにこんな古い記憶、そもそも覚えていないと思いますよ」
「例え忘れていたものだとしても、それは私が歩んできた大切な人生だ。手放す事は出来ないよ」
命令するわけでも、強引に奪い返すわけでもなく、エラルドが動いてくれるのを待つ。
ここまで渋るという事はきっと、アウラが悲しむ記憶なのだろう。
それでも自分の記憶だ。
いつまでもエラルドに甘えているわけにもいかない。
「……出過ぎた真似を、お許し下さい」
やがてそう謝罪したエラルドは、両手を添えて記憶を返してくれた。
「……これ、は」
その記憶は、確かにアウラ自身も覚えていない物だった。
「えら、るど」
たどだとしく、噛みそうになりながら名前を呼び、エラルドの元へ歩みよる小さな自分。
目の前にいるエラルドは、今のように暖かい眼差しでアウラを迎える事は無く、虚ろな瞳でこちらを見つめ……。
「……!」
唐突に、首を絞められた。
首に掛かる手に力が込められる度、エラルドの瞳に、暗い色が宿る。
「……微風」
地獄の底から響くような、冷たい声。
「いいね。貴女には素敵な名前があって。私には、何も無いのに。……エラルドなんて、何の意味もない。たった一つだけ残されていた、あの方との繋がりも絶たれてしまった」
「……ぁ」
ぎりぎりと締まっていく首。
エラルドからは、明確な殺意が伝わってくる。
……記憶は、そこで終わっていた。
今のは記憶だというのに、たった今首を絞められていたかのように、息が詰まる。
エラルドは、罰が悪そうにこちらを見ようとしない。
「……エル」
声を掛けると、彼女の肩がびくりと震えた。
アウラは、優しく、明るい声で話しかける。
「エル。ありがとうね、記憶を返してくれて」
「……え?」
てっきり嫌悪される物と思っていたのだろう。
それはまるで、怯えた子供のようだ。
「おかげで、大切な事を思い出せた。……ちょっと、行きたい所があるんだけど、ついて来てくれる?」
†
アウラに付いて行った先は、王家の墓地だった。
ここも、エラルドが定期的に巡回を行っているので綺麗に整っている。
「あの、ここで一体何を?」
エラルドにとって汚点である、あの記憶を取り戻してから此処に来るとは、一体どんな繋がりがあるのだろう?
アウラは、何も語る事なく墓前に立ち、そこに刻まれている故人の名前を指でなぞる。
「……やっぱり無い」
呟くようにそう言い、腰に挿しているエラルドの腰刀を引き抜くと、
「なっ!?アウラ様、一体何を……!」
おもむろに、墓石に刃を突き立てた。
エラルドの言葉を無視して、何度も何度も刃を当てる。
「ここにはまだ、父様も、母様の名も刻めないけど……」
止める事も出来ずに見ていると、彼女は名前を刻んでいるのだと気付く。
「その、名は……」
「ボレアリス。私が借りている名前。これは、ここに刻まれるべき名前だ」
「……やめてください。そこは、王家の墓です。大体何故、あの記憶を見てそのような真似をなさるのですか?」
訳が解らない。あの記憶は、エラルドを恐れる記憶だ。ボレアリスとは、何の関係も無い。
「あれは、私がエルと呼ぶきっかけとなった記憶。エルは覚えてる?何で私がエルと呼んでいるか」
もちろん覚えている。
それこそが、エラルドがアウラに忠誠を誓った理由なのだから。
「……エラルドという言葉に、何の意味も無いと知った貴女が、翼という意味を、与えて下さった」
「うん。それから何年かしてボレアリスの名前を貰って、母様から彼女の存在を知った。……産まれて来る前に死んでしまった、王女だって」
文字を刻み終えたアウラは、刀を仕舞いつつ立ち上がる。
「エルは私にアリスをくれたけど、これは貰っちゃいけない名前だ。ここに刻んで、存在を残さなきゃ」
「アウラ様……」
「でも、もう少しだけ、アリスを貸して欲しい。そのために、ここに来たんだよ」
貸すも何も、産まれてきてすらいない者から、許可など取れるはずもない。
だからエラルドが変わって答える。
「……きっと貴女になら、どれだけでも協力して下さると思いますよ」
「そう?なら良かった。……さて、流石に疲れたから、そろそろ私も部屋に戻るよ。エルは?」
「私はもう少し見回りをしてから、息子の元へ行こうと思います」
「ん、分かった。じゃあまたね」
そう手を振って、アウラは自室へと戻って行った。
残されたエラルドは、刻まれたばかりの名を見つめ、複雑な思いを吐き出すようにため息をつく。
「まったくあの子は、とんでもない事をしてくれる」
「ボレアリスの存在を残そうとする姿勢は、親子共々一緒みたいですね」
不意に背後に、気配も無く姿を見せたのは我が師アルマク。
「アルマク様。……陛下がこの名に、何かしていましたでしょうか?」
「あら。気付いていなかったの?」
アルマクはほんの少し瞳を大きくする。
「ボレアリスは北風の神ボレアスから、そしてアウラは微風から取られているけれど、アウラには、曙の神からも取っているのは知っているでしょ?」
「ええ。アウローラですね」
「ボレアリスとアウローラ。この二つを合わせて北極光と言うそうよ」
「北極の、光ですか?でも、なぜ陛下はそんな物を知っているんでしょう」
エラルド自信は初めて聞く言葉で、はてと首を傾げる。
「きっとタニア王妃でしょう。彼女は北国出身ですから、きっとアウラの名を考えてる時に、この話をしたんでしょうね。あの子も貴女の事を、姉のように慕っていましたからね」
タニア王妃。アウラの母で、北国サーペンから嫁いできたヴァーユ王の愛妻。
「確かにあの方なら、ボレアリスを知っていてもおかしく無いですね。……彼女は、多くの人に、愛されたんですね」
「それはきっと、お前が多くの人に愛されたからですよ」
「……そうですね」
ありがとう、アウラ様。
エラルドは暫くの間、刻まれたばかりの真新しい名前を、慈しむように眺め続けた。
そんな中、アウラは自室には戻らず、一人で城内を散策していた。
数年ぶりに歩く城は、懐かしいながらも初めて歩くような、不思議な感覚がする。
きっと、あの時とは城の雰囲気も、アウラ自身の目線も違うからだろう。
割れた窓枠に近寄り外を眺めれば、屋根の向こうに御神木が少しだけ顔を覗かせている。
「……あの頃は、エルに飛んでもらわないと見えなかったのにな」
あれから十年の月日が経とうとしている。
エラルド程では無いが、アウラの身長もだいぶ伸びた。
「そういえば……」
ふと、あることを思い出し、中庭が見える反対側の通路に向かう。
中庭には、アウラが産まれた際に植えられた桐の木がある。
桐の成長は驚く程早いので、一体どれほどの無法地帯と化しているのやら……。
「うわ!」
ひょい、と窓から下を覗き込もうと顔を出した瞬間、視界が緑に覆われた。
すぐそこに、アウラの顔の倍以上はある巨大な葉っぱが所狭しと広がっていたのだ。
アウラの、桐の木の葉だ。
「はは。すごいな」
アウラがいる階は三階。
その窓からでも余裕で葉に触れられる程、桐は大きく成長していた。
花は既に散ってしまっているようだが、よく見ればあちこち剪定された形跡があり、誰かが定期的に手入れしている様子が窺える。
「きっとエルだな」
アウラが産まれた時に、苗木をどうするか両親が悩んでいた際、桐を推奨したのはエラルドだと言うし、彼女が中庭で桐の手入れをしているのをちょこちょこ見ていたのでそう確信する。
ありがとう、エル。
目の前に彼女がいるかのように、葉を慈しみながら礼を述べる。
「……あれ?」
葉で茂みの隙間から地上が垣間見えた瞬間、人影を見つけた。
薄く透けてはいるが、間違いない。
「エル!」
声をかけ、窓際から勢い良く飛び降りる。
「アウラ様!?そのような所から、危ないですよ」
呼ばれた彼女、エラルドは驚いたようにそう注意をする。
「ははは、大丈夫だよ。もう子供じゃないんだから。ちょうどお礼を言いたいと思ってたんだ」
「私に、ですか?」
「うん。この木。エルがずっと世話をしてくれてたんでしょ?凄く立派になってるし、綺麗に整えられてる。本当に、ありがとうね」
「いえ、そんな。当然の事をしただけですから」
「そっか。ところでエル。その手に隠してる物、返してくれる?」
「!……なん、の事でしょう?」
右手を差し出すも、エラルドはそうはぐらかし、後ろ手に隠している物を更に隠そうとする。
彼女が何を隠し持っているのか、アウラは知っている。
上から桐を見ていた時、それが自分を呼んだのだから。
「それ、私の記憶の欠片でしょ?」
「……」
肯定も否定も無いが、沈黙が正解だと語る。
「……エル?」
「……これは。こんな記憶は、戻らなくても良いものです。それにこんな古い記憶、そもそも覚えていないと思いますよ」
「例え忘れていたものだとしても、それは私が歩んできた大切な人生だ。手放す事は出来ないよ」
命令するわけでも、強引に奪い返すわけでもなく、エラルドが動いてくれるのを待つ。
ここまで渋るという事はきっと、アウラが悲しむ記憶なのだろう。
それでも自分の記憶だ。
いつまでもエラルドに甘えているわけにもいかない。
「……出過ぎた真似を、お許し下さい」
やがてそう謝罪したエラルドは、両手を添えて記憶を返してくれた。
「……これ、は」
その記憶は、確かにアウラ自身も覚えていない物だった。
「えら、るど」
たどだとしく、噛みそうになりながら名前を呼び、エラルドの元へ歩みよる小さな自分。
目の前にいるエラルドは、今のように暖かい眼差しでアウラを迎える事は無く、虚ろな瞳でこちらを見つめ……。
「……!」
唐突に、首を絞められた。
首に掛かる手に力が込められる度、エラルドの瞳に、暗い色が宿る。
「……微風」
地獄の底から響くような、冷たい声。
「いいね。貴女には素敵な名前があって。私には、何も無いのに。……エラルドなんて、何の意味もない。たった一つだけ残されていた、あの方との繋がりも絶たれてしまった」
「……ぁ」
ぎりぎりと締まっていく首。
エラルドからは、明確な殺意が伝わってくる。
……記憶は、そこで終わっていた。
今のは記憶だというのに、たった今首を絞められていたかのように、息が詰まる。
エラルドは、罰が悪そうにこちらを見ようとしない。
「……エル」
声を掛けると、彼女の肩がびくりと震えた。
アウラは、優しく、明るい声で話しかける。
「エル。ありがとうね、記憶を返してくれて」
「……え?」
てっきり嫌悪される物と思っていたのだろう。
それはまるで、怯えた子供のようだ。
「おかげで、大切な事を思い出せた。……ちょっと、行きたい所があるんだけど、ついて来てくれる?」
†
アウラに付いて行った先は、王家の墓地だった。
ここも、エラルドが定期的に巡回を行っているので綺麗に整っている。
「あの、ここで一体何を?」
エラルドにとって汚点である、あの記憶を取り戻してから此処に来るとは、一体どんな繋がりがあるのだろう?
アウラは、何も語る事なく墓前に立ち、そこに刻まれている故人の名前を指でなぞる。
「……やっぱり無い」
呟くようにそう言い、腰に挿しているエラルドの腰刀を引き抜くと、
「なっ!?アウラ様、一体何を……!」
おもむろに、墓石に刃を突き立てた。
エラルドの言葉を無視して、何度も何度も刃を当てる。
「ここにはまだ、父様も、母様の名も刻めないけど……」
止める事も出来ずに見ていると、彼女は名前を刻んでいるのだと気付く。
「その、名は……」
「ボレアリス。私が借りている名前。これは、ここに刻まれるべき名前だ」
「……やめてください。そこは、王家の墓です。大体何故、あの記憶を見てそのような真似をなさるのですか?」
訳が解らない。あの記憶は、エラルドを恐れる記憶だ。ボレアリスとは、何の関係も無い。
「あれは、私がエルと呼ぶきっかけとなった記憶。エルは覚えてる?何で私がエルと呼んでいるか」
もちろん覚えている。
それこそが、エラルドがアウラに忠誠を誓った理由なのだから。
「……エラルドという言葉に、何の意味も無いと知った貴女が、翼という意味を、与えて下さった」
「うん。それから何年かしてボレアリスの名前を貰って、母様から彼女の存在を知った。……産まれて来る前に死んでしまった、王女だって」
文字を刻み終えたアウラは、刀を仕舞いつつ立ち上がる。
「エルは私にアリスをくれたけど、これは貰っちゃいけない名前だ。ここに刻んで、存在を残さなきゃ」
「アウラ様……」
「でも、もう少しだけ、アリスを貸して欲しい。そのために、ここに来たんだよ」
貸すも何も、産まれてきてすらいない者から、許可など取れるはずもない。
だからエラルドが変わって答える。
「……きっと貴女になら、どれだけでも協力して下さると思いますよ」
「そう?なら良かった。……さて、流石に疲れたから、そろそろ私も部屋に戻るよ。エルは?」
「私はもう少し見回りをしてから、息子の元へ行こうと思います」
「ん、分かった。じゃあまたね」
そう手を振って、アウラは自室へと戻って行った。
残されたエラルドは、刻まれたばかりの名を見つめ、複雑な思いを吐き出すようにため息をつく。
「まったくあの子は、とんでもない事をしてくれる」
「ボレアリスの存在を残そうとする姿勢は、親子共々一緒みたいですね」
不意に背後に、気配も無く姿を見せたのは我が師アルマク。
「アルマク様。……陛下がこの名に、何かしていましたでしょうか?」
「あら。気付いていなかったの?」
アルマクはほんの少し瞳を大きくする。
「ボレアリスは北風の神ボレアスから、そしてアウラは微風から取られているけれど、アウラには、曙の神からも取っているのは知っているでしょ?」
「ええ。アウローラですね」
「ボレアリスとアウローラ。この二つを合わせて北極光と言うそうよ」
「北極の、光ですか?でも、なぜ陛下はそんな物を知っているんでしょう」
エラルド自信は初めて聞く言葉で、はてと首を傾げる。
「きっとタニア王妃でしょう。彼女は北国出身ですから、きっとアウラの名を考えてる時に、この話をしたんでしょうね。あの子も貴女の事を、姉のように慕っていましたからね」
タニア王妃。アウラの母で、北国サーペンから嫁いできたヴァーユ王の愛妻。
「確かにあの方なら、ボレアリスを知っていてもおかしく無いですね。……彼女は、多くの人に、愛されたんですね」
「それはきっと、お前が多くの人に愛されたからですよ」
「……そうですね」
ありがとう、アウラ様。
エラルドは暫くの間、刻まれたばかりの真新しい名前を、慈しむように眺め続けた。
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