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転の流星
人柄
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水の王国での巡礼を終え、シェアトという新たな仲間を迎えたボレアリスは、その足取りのまま雷の帝国を目指して西へ向かっていた。
雪が完全に止み、積雪も気にならなくなった所まで来ると、シェアトが困惑気味に口を開いた。
「……あの、アリス?ちょっと聞いてもいいかな?」
「ん、どうしたの?」
先頭を歩くボレアリスは振り返る事なく声だけで返事をする。
「アリスが言ってた仲間って、ルクバット君だけだよね?」
「そうだけど?」
シェアトが何を言いたいのかよく分からず、足を止めると、シェアトはそわそわと後ろを気にしていた。
「えと、じゃあ……あそこにいる彼は、何なのかな?」
シェアトが気にするその先に目をやると、顔が判別し難い位置に、見慣れた人物が立っている。
身の丈程はある大剣を背に担ぎ、緋色の髪を三つ編みに束ねた男、グラフィアス。
初めて会った頃と比べるとだいぶ背が伸び、雰囲気も落ち着きのあるものとなったが、その瞳だけは変わらない。
憎しみに満ちた、燃え上がるような瞳。
それは今も昔も変わることなく、ボレアリスに向けられている。
「ルクバット君と出会った時から、ずっと付いてきてるんだけど……」
「あいつは良いんだ。いつもの事だから、気にする必要ないよ」
「え?必要ないって」
ボレアリスの態度に、シェアトは余計混乱したようだ。
すると、すぐにルクバットがフォローに入る。
「あの人はね、グラフィアスって言って、アリスの追っかけなんだ」
「え?追っかけ?」
「うん。三年くらい前からかな?こーんな目吊り上げてね、『お前を殺す!』ってアリスに勝負を仕掛けてきたんだ。でもすぐにやられちゃってね。それからはああやって、少し離れた所から付いて来るようになったんだよ。でも、すごく良い人だよ」
「そう、なんだ」
シェアトの声色は今一理解出来ていない様で、今度はボレアリスに聞いてきた。
「彼、火の帝国の出身よね?」
「見た目通り、そのまんまだね」
「あなたを殺すって」
「バスターは恨みを買いやすい仕事だからね。その内の一つだよ。そんなに気になるなら、本人に聞いてみれば良いよ。私以外には危害は加えないから」
他人をどうこう言う趣味はボレアリスには無いし、彼が他人に害を与えないというのは、絶対の自信を持って答えられる。
現に、ルクバットは上手くやっているようで、彼の事をよく話してくれる。
個人的な恨みさえ無ければ、悪いやつではないのだ。
「……そう」
自分の中でそれなりに納得出来たのか、暗い声ではあるがシェアトはそう頷く。
そして今度は、ルクバットが話し掛けてきた。
「ねえ、アリス。次は雷の帝国に行くんだよね?俺も帝都に入れる?」
「そうだな……。今回はシェアトもいるし、修行も終わったばかりだから、一緒に行くか」
「やったー!」
言うが早いか、ルクバットはガッツポーズを見せる。
「遊びに行くんじゃないんだぞ?」
呆れ気味に言うが、ルクバットのテンションは下がらない。
「分かってるよそんなの。へへ、楽しみだな~」
「ふふ。そんなにあの国が好きなの?」
嬉しそうにはしゃぐルクバットにシェアトが笑いながら尋ねるが、ルクバットは笑顔のまま首を振った。
「ううん、俺あそこに行った事無いんだ。変な物がいっぱいあるんでしょ?」
「やっぱり男の子ね。変な物かは分からないけど、先進的な物で溢れてるのは確かね。世界で最も文明が発達している帝国で、いろんな分野の研究が行われてるから。最近活発なのは、原子分解再構築の原理究明と、空を飛ぶ乗り物。あとは……」
「えっ?乗り物が空を飛ぶの?」
「うん。私も詳しくは知らないけど、そう聞いてるわ。でも、まだまだ机上の空論らしいけどね」
「きじょー?」
「考えばかりで、実際には何もできあがってない、ただの妄想だよ」
シェアトの話に一瞬どきりとしたが、安堵の溜め息と共にルクバットに机上の空論の意味を教える。
「それにしても、シェアトは随分と情報通なんだね」
「あはは。これが私の本業だから」
「え?お姉ちゃん、情報屋なの?」
「ううん。私はただの学生だよ。五大国の文化や暮らしについて学んでいるの」
「へー!じゃあ風の王国の事も知ってる?」
「勿論!一番力を入れて取り組んでいるわ」
「本当!?じゃあ知ってる事全部教えてよ」
無邪気にはしゃぐルクバット程ではないが、それにはボレアリスも興味が湧いた。
「私も興味あるな。他国から見たグルミウム。是非聞かせてよ」
「そこまで言うなら、喜んで。何から話そうか?」
「じゃあ俺が質問しても良い?えっとね……」
そこから野宿をするまでの数時間、三人はグルミウムについて色々と話し合った。
†
夕日が落ちきる前に、野宿が出来そうな場所を見つけた三人は、そこに火を起こして食事を済ませ、休眠をとる。
シェアトにとっては外で食べる初めての食事であり、初めての野宿で、何もかもが新鮮だった。
「……ん」
ぱき、ぱき、と枝が折れる音が耳に入ってきて、シェアトはうっすらと目を開けた。
視界に移ったのは静かに燃え上がる薪、そして、そこから伝わる温もりがシェアトの身体を包みこむ。
興奮のあまりに寝付けないと思っていたが、いつの間にか眠りについていたようだ。
今、何時だろう?
目を擦りながら身体を起こし、ぼんやりとした頭で思う。
薪の燃え加減からするとそれほど時間は経っていないように見えたが、よく見ると灰の量が多く、東の空が白み始めている。
もう朝か……。
んーと伸びをすると、固まっていた筋肉が伸びて気持ちが良い。
野宿に慣れるには、まだ時間が係りそうだ。
「……あれ、アリス?」
ふと辺りを見回すと、ルクバットは隣で眠っているが、ボレアリスの姿がどこにも無い。
彼女のマントがルクバットに掛かっているので、おそらく遠くにはいっていないはず。
水辺まで行くのに薄着じゃ寒いだろうし、火を点けたのも彼女だろうから起きてはいるだろうけど……ん?
朝日が顔を出してきて日光がどんどん強くなってきた事で、妙な違和感を覚えた。
シェアト達から少し離れた平地にある細長い影が、何度も何度も行き来している。
「……?」
不思議に思い片手で日差しを遮りながら上を見上げると、
「……アリス?」
顔が認識出来ないくらい上空に浮かんでいるのは、紛れれもなく人間で、それがボレアリスだと確信するまでにそれ程時間は掛からなかった。
彼女は、誰もいない空中で、一人トレーニングをしているようで、身を翻す度に手に持つ刀が陽光を反射させてキラッと輝いている。
決して豪快では無く、無理なく、流れるようなその動きは、一つの洗練された舞を見ているようだ。
……綺麗。
その無駄の無い動きは、見ていて惚れ惚れする。
暫く眺めているとトレーニングが終わったのか、ボレアリスの動きが止まり、下に降りてきた。
「おはよ、シェアト。よく眠れた?火はさっき点け直したけど、寒くない?」
地に足を着けたボレアリスは、刀を鞘に収めながらそう言った。
「おはよう。ありがとう、大丈夫。……ねえ、いつもあそこでああやってるの?」
シェアトが軽く上を指差すと、ボレアリスは何の事かすぐに理解したようで、笑顔で答えた。
「ああ、うん。あそこなら静かで集中出来るし、太陽光が気持ちいいし、ルクバットも起こさなくて済むからね」
「なるほどね。それにしても、二人は本当に仲が良いんだね。まるで本当の兄弟みたい」
ふと、家に置いてきた弟の事を思い出し、二人の関係が微笑ましく思えた。
するとボレアリスは、若干考えるような仕草を見せ、肩をすくめた。
「兄弟、か……。昔、知り合いにも言われたよ。けど私は、一応弟子として見てるけどね。さぁ、それよりそろそろルクバットも起こして、食事にしようか。今日も沢山歩くから、しっかり食べなよ?」
「うん」
一つ頷き、シェアトは食事の準備をボレアリスと共に始めた。
雪が完全に止み、積雪も気にならなくなった所まで来ると、シェアトが困惑気味に口を開いた。
「……あの、アリス?ちょっと聞いてもいいかな?」
「ん、どうしたの?」
先頭を歩くボレアリスは振り返る事なく声だけで返事をする。
「アリスが言ってた仲間って、ルクバット君だけだよね?」
「そうだけど?」
シェアトが何を言いたいのかよく分からず、足を止めると、シェアトはそわそわと後ろを気にしていた。
「えと、じゃあ……あそこにいる彼は、何なのかな?」
シェアトが気にするその先に目をやると、顔が判別し難い位置に、見慣れた人物が立っている。
身の丈程はある大剣を背に担ぎ、緋色の髪を三つ編みに束ねた男、グラフィアス。
初めて会った頃と比べるとだいぶ背が伸び、雰囲気も落ち着きのあるものとなったが、その瞳だけは変わらない。
憎しみに満ちた、燃え上がるような瞳。
それは今も昔も変わることなく、ボレアリスに向けられている。
「ルクバット君と出会った時から、ずっと付いてきてるんだけど……」
「あいつは良いんだ。いつもの事だから、気にする必要ないよ」
「え?必要ないって」
ボレアリスの態度に、シェアトは余計混乱したようだ。
すると、すぐにルクバットがフォローに入る。
「あの人はね、グラフィアスって言って、アリスの追っかけなんだ」
「え?追っかけ?」
「うん。三年くらい前からかな?こーんな目吊り上げてね、『お前を殺す!』ってアリスに勝負を仕掛けてきたんだ。でもすぐにやられちゃってね。それからはああやって、少し離れた所から付いて来るようになったんだよ。でも、すごく良い人だよ」
「そう、なんだ」
シェアトの声色は今一理解出来ていない様で、今度はボレアリスに聞いてきた。
「彼、火の帝国の出身よね?」
「見た目通り、そのまんまだね」
「あなたを殺すって」
「バスターは恨みを買いやすい仕事だからね。その内の一つだよ。そんなに気になるなら、本人に聞いてみれば良いよ。私以外には危害は加えないから」
他人をどうこう言う趣味はボレアリスには無いし、彼が他人に害を与えないというのは、絶対の自信を持って答えられる。
現に、ルクバットは上手くやっているようで、彼の事をよく話してくれる。
個人的な恨みさえ無ければ、悪いやつではないのだ。
「……そう」
自分の中でそれなりに納得出来たのか、暗い声ではあるがシェアトはそう頷く。
そして今度は、ルクバットが話し掛けてきた。
「ねえ、アリス。次は雷の帝国に行くんだよね?俺も帝都に入れる?」
「そうだな……。今回はシェアトもいるし、修行も終わったばかりだから、一緒に行くか」
「やったー!」
言うが早いか、ルクバットはガッツポーズを見せる。
「遊びに行くんじゃないんだぞ?」
呆れ気味に言うが、ルクバットのテンションは下がらない。
「分かってるよそんなの。へへ、楽しみだな~」
「ふふ。そんなにあの国が好きなの?」
嬉しそうにはしゃぐルクバットにシェアトが笑いながら尋ねるが、ルクバットは笑顔のまま首を振った。
「ううん、俺あそこに行った事無いんだ。変な物がいっぱいあるんでしょ?」
「やっぱり男の子ね。変な物かは分からないけど、先進的な物で溢れてるのは確かね。世界で最も文明が発達している帝国で、いろんな分野の研究が行われてるから。最近活発なのは、原子分解再構築の原理究明と、空を飛ぶ乗り物。あとは……」
「えっ?乗り物が空を飛ぶの?」
「うん。私も詳しくは知らないけど、そう聞いてるわ。でも、まだまだ机上の空論らしいけどね」
「きじょー?」
「考えばかりで、実際には何もできあがってない、ただの妄想だよ」
シェアトの話に一瞬どきりとしたが、安堵の溜め息と共にルクバットに机上の空論の意味を教える。
「それにしても、シェアトは随分と情報通なんだね」
「あはは。これが私の本業だから」
「え?お姉ちゃん、情報屋なの?」
「ううん。私はただの学生だよ。五大国の文化や暮らしについて学んでいるの」
「へー!じゃあ風の王国の事も知ってる?」
「勿論!一番力を入れて取り組んでいるわ」
「本当!?じゃあ知ってる事全部教えてよ」
無邪気にはしゃぐルクバット程ではないが、それにはボレアリスも興味が湧いた。
「私も興味あるな。他国から見たグルミウム。是非聞かせてよ」
「そこまで言うなら、喜んで。何から話そうか?」
「じゃあ俺が質問しても良い?えっとね……」
そこから野宿をするまでの数時間、三人はグルミウムについて色々と話し合った。
†
夕日が落ちきる前に、野宿が出来そうな場所を見つけた三人は、そこに火を起こして食事を済ませ、休眠をとる。
シェアトにとっては外で食べる初めての食事であり、初めての野宿で、何もかもが新鮮だった。
「……ん」
ぱき、ぱき、と枝が折れる音が耳に入ってきて、シェアトはうっすらと目を開けた。
視界に移ったのは静かに燃え上がる薪、そして、そこから伝わる温もりがシェアトの身体を包みこむ。
興奮のあまりに寝付けないと思っていたが、いつの間にか眠りについていたようだ。
今、何時だろう?
目を擦りながら身体を起こし、ぼんやりとした頭で思う。
薪の燃え加減からするとそれほど時間は経っていないように見えたが、よく見ると灰の量が多く、東の空が白み始めている。
もう朝か……。
んーと伸びをすると、固まっていた筋肉が伸びて気持ちが良い。
野宿に慣れるには、まだ時間が係りそうだ。
「……あれ、アリス?」
ふと辺りを見回すと、ルクバットは隣で眠っているが、ボレアリスの姿がどこにも無い。
彼女のマントがルクバットに掛かっているので、おそらく遠くにはいっていないはず。
水辺まで行くのに薄着じゃ寒いだろうし、火を点けたのも彼女だろうから起きてはいるだろうけど……ん?
朝日が顔を出してきて日光がどんどん強くなってきた事で、妙な違和感を覚えた。
シェアト達から少し離れた平地にある細長い影が、何度も何度も行き来している。
「……?」
不思議に思い片手で日差しを遮りながら上を見上げると、
「……アリス?」
顔が認識出来ないくらい上空に浮かんでいるのは、紛れれもなく人間で、それがボレアリスだと確信するまでにそれ程時間は掛からなかった。
彼女は、誰もいない空中で、一人トレーニングをしているようで、身を翻す度に手に持つ刀が陽光を反射させてキラッと輝いている。
決して豪快では無く、無理なく、流れるようなその動きは、一つの洗練された舞を見ているようだ。
……綺麗。
その無駄の無い動きは、見ていて惚れ惚れする。
暫く眺めているとトレーニングが終わったのか、ボレアリスの動きが止まり、下に降りてきた。
「おはよ、シェアト。よく眠れた?火はさっき点け直したけど、寒くない?」
地に足を着けたボレアリスは、刀を鞘に収めながらそう言った。
「おはよう。ありがとう、大丈夫。……ねえ、いつもあそこでああやってるの?」
シェアトが軽く上を指差すと、ボレアリスは何の事かすぐに理解したようで、笑顔で答えた。
「ああ、うん。あそこなら静かで集中出来るし、太陽光が気持ちいいし、ルクバットも起こさなくて済むからね」
「なるほどね。それにしても、二人は本当に仲が良いんだね。まるで本当の兄弟みたい」
ふと、家に置いてきた弟の事を思い出し、二人の関係が微笑ましく思えた。
するとボレアリスは、若干考えるような仕草を見せ、肩をすくめた。
「兄弟、か……。昔、知り合いにも言われたよ。けど私は、一応弟子として見てるけどね。さぁ、それよりそろそろルクバットも起こして、食事にしようか。今日も沢山歩くから、しっかり食べなよ?」
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