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魔王!?② ★
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ーーそして時々魔王のようになるーー
その時、玄関のベルが鳴る、小窓からセオの顔が見えた。
「おかえりー」とドアを開けると…………。
ま、まずいこの顔はッ__…………。
僕を見るなり、唇を押し当てて来る、始めは優しく、だんだんと激しくなっていき、角度を変える、何とかずらして唇を離す。
「コンロに火がついてるか……ら……」
こうなると何も聞いて貰えない。
少しだけざらついた猫舌で唇を舐められ、思わず吐息をついて口を開く。
その隙をみて、熱い舌が入り込む。
唇の内側を舐められたかと思うと、強く、じゅっと吸われる。上唇と下唇を交互に吸われ、甘噛みされる。蕩けて声が出る。
「はぅ…………あッ……」
まるで唇をマーキングされてるみたいだ。
舌が再び口内に入り、ぐちゅりと掻き回す。
歯列をなぞり、前歯の裏側を舌先でくすぐられ「んッ……」と声がでる。
セオのキスは気持ちいい、キスだけで、お腹の奥が熱くなる。
続けられた接吻を受けながら、少しずつ後退りしながらキッチンに入り、漸との思いで、コンロの火を止めた……。
先程まで鍋をぐつぐつ煮込む湿気で包まれたキッチンが、しん、となり。リューーーー、チリチリチリチリと外の森の蟲の鳴き声と二人の吐息の音だけの空間になる。
キスの洗礼が終わったと思ったら、スウェットの上衣を剥ぎ取られ、下衣は下げられ、徐ろにひょいと腰を掴んで配膳台に座らせられる、またキスをしながら慣れた手つきで残った下衣を剥ぎ取る。
残ったのはショートエプロンだけ……。
文字通りの裸エプロンだ。今まで肩紐が付いているタイプのエプロンをいくつ駄目にしただろう……、勘案した結果、ショートエプロンになった。
「ちょ……、お皿割れちゃう……」
付近にあった皿を遠くに除ける。
セオのねっとりとした舌先が首筋をたどり、喉仏に甘く犬歯をたてられる。唇が鎖骨を過ぎたところで、痛みが奔り、皮膚を吸われる感覚に首を逸らして身を捩る。
「痛ッ……、ちょっ……やめッ」
「…………」
ふっ、と見上げ、紺青色の瞳に僕が映る、そして魔王のような不適な笑みを浮かべる。一貫して無言だ。
右胸の尖りを、猫爪を平らにして擦り、引っかかる様を楽しんでいるようだ。
左は先端を吸い上げた後、ぷっくりと腫れた乳首を舌で転がす、もどかしい快感に下半身は甘く疼く。
細くて長い指が陰毛を撫でてから、そっと陰茎を握り込む。すでに緩く立ち上がった昂まりは手の温かさと感触に脈動して、先端に蜜を滲ませる。
蜜をちゅっと吸いキスをする。
鈴口を割って、狭い内側を舌先で刺激して、雁首も舐められる。
僕の弱いところを知り尽くしている。
上目遣いに僕を見上げる。獲物を目の前にしたような獣のようになってしゃぶりつくと、口唇を上下に動かした。
「ん、あッ……」
背中を仰け反って、快楽をやり過ごす。
熱が集まり、もうすぐ高みがやってくる……という所で男根の根元をグッと握られる。寸前だった快感をせき止められて、混乱する。
「……えッ?」
何かを企んでいるような表情を見せる。配膳台から降ろされ、今度はキッチンにある太い丸太に掴まされ、臀部を突き出すような格好にされた。
背中から腰骨までのラインをするりと撫でると、思わず吐息が溢れる。
ボトルから何か出しているような音がして、指に馴染ませながら、これから挿れると主張するかのように僕に見せつける。
「ーーちょっ、オリーブオイル変なことに使わないで……」
「…………」
オイルをたっぷり馴染ませながら、ひくひくと収縮を繰り返す後ろの孔にぬめる指先をあてがわれ息を飲む、襞を割る指は一本、二本と増え、きゅっと甘く締め付ける。
三本挿れてから、指をパラパラと動かし、なだらかな膨らみを掠めると微かな吐息が溢れる。
今度は指を鈎状にして、先程よりもふっくらと主張するしこりをトントンと刺激した後、ぐぃと押すと、逆毛が立ち、身体を捩る。
「んっ、ぁああっ」
逃がさず腰を抱え込み、その手で竿を扱かれる。
前も後ろも……、両方の快感に耐えようもなく、熱に浮かされて、知らず嬌声が喉をつく。
「あ……ァん……あぁ……あん」
先程、寸止めをくらった質量を持った中心から、ぴしゅぴしゅと先走りが零れ出る。
ベルトを外す音が聞こえると、今か今かと欲望にかられる。
とろとろに解された場所に、熱く滾ったベニスが宛てがわれ、意識して力を抜くと、肉襞を押し開かれ深く潜り込む。
「んぁ、ああァん……」
半ばまで押し込んでから一呼吸置き、そこから奥を貫いて、腹の奥を掻き回される。
尻尾の付け根をトントンと撫でられると、肉襞が蠕動して竿を締め付ける。
「うぅ……はぁ……」
「あっ……ンァ……あん……ァん」
激しく腰を打ちつけられ、口唇を食い締めるも、快楽に煩悩され唸り声が漏れてしまう。
腰を掴んで引き寄せられると、一層深く貫かれ、快感が背筋を駆け上がる。
必死で丸太にしがみつき、獰猛な熱に突き動かされる。
律動が更に激しくなり、頭が真っ白になって、何も考えられなくなる……。
僕の熱が集まって解き放たれて、ほぼ同時にセオは引き抜き、僕の背中に熱い飛沫が飛び散った。
☆
力尽きた僕は、そのままキッチンの床に尻をついて座り込んでしまう。
後ろから抱きついて、耳元で「もう一度……」と囁かれ、僕は間髪入れずに振り向いた。
「キッチンはエッチする場所じゃありません!!先にお風呂入って来て!」と一喝する。
セオは耳を下げ、しゅんとしてしぶしぶバスルームに向かう。
僕もあまり疲れている時は、猫型でお願いしたこともあったけれど……。
猫型は、とにかく長い……。人型の方が気持ち良くて、短く終われるという結論に至った。
その時、玄関のベルが鳴る、小窓からセオの顔が見えた。
「おかえりー」とドアを開けると…………。
ま、まずいこの顔はッ__…………。
僕を見るなり、唇を押し当てて来る、始めは優しく、だんだんと激しくなっていき、角度を変える、何とかずらして唇を離す。
「コンロに火がついてるか……ら……」
こうなると何も聞いて貰えない。
少しだけざらついた猫舌で唇を舐められ、思わず吐息をついて口を開く。
その隙をみて、熱い舌が入り込む。
唇の内側を舐められたかと思うと、強く、じゅっと吸われる。上唇と下唇を交互に吸われ、甘噛みされる。蕩けて声が出る。
「はぅ…………あッ……」
まるで唇をマーキングされてるみたいだ。
舌が再び口内に入り、ぐちゅりと掻き回す。
歯列をなぞり、前歯の裏側を舌先でくすぐられ「んッ……」と声がでる。
セオのキスは気持ちいい、キスだけで、お腹の奥が熱くなる。
続けられた接吻を受けながら、少しずつ後退りしながらキッチンに入り、漸との思いで、コンロの火を止めた……。
先程まで鍋をぐつぐつ煮込む湿気で包まれたキッチンが、しん、となり。リューーーー、チリチリチリチリと外の森の蟲の鳴き声と二人の吐息の音だけの空間になる。
キスの洗礼が終わったと思ったら、スウェットの上衣を剥ぎ取られ、下衣は下げられ、徐ろにひょいと腰を掴んで配膳台に座らせられる、またキスをしながら慣れた手つきで残った下衣を剥ぎ取る。
残ったのはショートエプロンだけ……。
文字通りの裸エプロンだ。今まで肩紐が付いているタイプのエプロンをいくつ駄目にしただろう……、勘案した結果、ショートエプロンになった。
「ちょ……、お皿割れちゃう……」
付近にあった皿を遠くに除ける。
セオのねっとりとした舌先が首筋をたどり、喉仏に甘く犬歯をたてられる。唇が鎖骨を過ぎたところで、痛みが奔り、皮膚を吸われる感覚に首を逸らして身を捩る。
「痛ッ……、ちょっ……やめッ」
「…………」
ふっ、と見上げ、紺青色の瞳に僕が映る、そして魔王のような不適な笑みを浮かべる。一貫して無言だ。
右胸の尖りを、猫爪を平らにして擦り、引っかかる様を楽しんでいるようだ。
左は先端を吸い上げた後、ぷっくりと腫れた乳首を舌で転がす、もどかしい快感に下半身は甘く疼く。
細くて長い指が陰毛を撫でてから、そっと陰茎を握り込む。すでに緩く立ち上がった昂まりは手の温かさと感触に脈動して、先端に蜜を滲ませる。
蜜をちゅっと吸いキスをする。
鈴口を割って、狭い内側を舌先で刺激して、雁首も舐められる。
僕の弱いところを知り尽くしている。
上目遣いに僕を見上げる。獲物を目の前にしたような獣のようになってしゃぶりつくと、口唇を上下に動かした。
「ん、あッ……」
背中を仰け反って、快楽をやり過ごす。
熱が集まり、もうすぐ高みがやってくる……という所で男根の根元をグッと握られる。寸前だった快感をせき止められて、混乱する。
「……えッ?」
何かを企んでいるような表情を見せる。配膳台から降ろされ、今度はキッチンにある太い丸太に掴まされ、臀部を突き出すような格好にされた。
背中から腰骨までのラインをするりと撫でると、思わず吐息が溢れる。
ボトルから何か出しているような音がして、指に馴染ませながら、これから挿れると主張するかのように僕に見せつける。
「ーーちょっ、オリーブオイル変なことに使わないで……」
「…………」
オイルをたっぷり馴染ませながら、ひくひくと収縮を繰り返す後ろの孔にぬめる指先をあてがわれ息を飲む、襞を割る指は一本、二本と増え、きゅっと甘く締め付ける。
三本挿れてから、指をパラパラと動かし、なだらかな膨らみを掠めると微かな吐息が溢れる。
今度は指を鈎状にして、先程よりもふっくらと主張するしこりをトントンと刺激した後、ぐぃと押すと、逆毛が立ち、身体を捩る。
「んっ、ぁああっ」
逃がさず腰を抱え込み、その手で竿を扱かれる。
前も後ろも……、両方の快感に耐えようもなく、熱に浮かされて、知らず嬌声が喉をつく。
「あ……ァん……あぁ……あん」
先程、寸止めをくらった質量を持った中心から、ぴしゅぴしゅと先走りが零れ出る。
ベルトを外す音が聞こえると、今か今かと欲望にかられる。
とろとろに解された場所に、熱く滾ったベニスが宛てがわれ、意識して力を抜くと、肉襞を押し開かれ深く潜り込む。
「んぁ、ああァん……」
半ばまで押し込んでから一呼吸置き、そこから奥を貫いて、腹の奥を掻き回される。
尻尾の付け根をトントンと撫でられると、肉襞が蠕動して竿を締め付ける。
「うぅ……はぁ……」
「あっ……ンァ……あん……ァん」
激しく腰を打ちつけられ、口唇を食い締めるも、快楽に煩悩され唸り声が漏れてしまう。
腰を掴んで引き寄せられると、一層深く貫かれ、快感が背筋を駆け上がる。
必死で丸太にしがみつき、獰猛な熱に突き動かされる。
律動が更に激しくなり、頭が真っ白になって、何も考えられなくなる……。
僕の熱が集まって解き放たれて、ほぼ同時にセオは引き抜き、僕の背中に熱い飛沫が飛び散った。
☆
力尽きた僕は、そのままキッチンの床に尻をついて座り込んでしまう。
後ろから抱きついて、耳元で「もう一度……」と囁かれ、僕は間髪入れずに振り向いた。
「キッチンはエッチする場所じゃありません!!先にお風呂入って来て!」と一喝する。
セオは耳を下げ、しゅんとしてしぶしぶバスルームに向かう。
僕もあまり疲れている時は、猫型でお願いしたこともあったけれど……。
猫型は、とにかく長い……。人型の方が気持ち良くて、短く終われるという結論に至った。
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