180 / 196
第弐部-Ⅳ:尼嶺
178.紫鷹 情事の後
しおりを挟む
「ひのき、じゃない、」
「俺は日向の林檎の匂いが好きなんだよ、たまにはいいだろ、」
「また、僕の、」
「檜は今度な、」
俺の胸に頭を埋めながら、ぱちゃぱちゃとお湯を弾く日向を眺めて困惑する。
何で、日向と同じ風呂に入っているんだろう。
いや、分かってるんだけど。
そんなことでも考えていないとまた俺の股間がやばくなる。
「体、しんどくないか、」
「んーん、」
「汗を流すだけだから、長湯はしないよ、」
「もうちょっと、」
「勉強するんじゃなかったか、」
「今は、しおうが、いい、」
お湯に濡れた水色の頭がすりすりと俺の肩に甘えて来る。
こんな風に俺を選んでくれるだけでもたまらないのに、その白い肩にも胸にも腕にも、俺が散々つけまくった痕が赤く散っていて、目に毒だ。
しかも、日向の俺を見る目が何かやばい。俺の勘違いかも知れないが、うっとりしててどこか妖艶にも見えた。
多分、気のせいじゃないよな。
ついさっき、お互いのものを擦り合って達したばかりだ。
日向だって相当感じていた。互いのものに触れるたびに、びくびくと体を震わせて喘いでいたのが可愛かった。あの姿と声を思い出すだけで、俺はどうにかなりそうだ。
それに。
「婚約、したら、しょや、」
「………どこで覚えた、」
「さあらと、王子、」
「あの話にそんなのあったか?」
「結婚式、おわったら、しょや、ってさあらが、どきどき。僕は、婚約、だけど、しょや、する、」
「………日向、出よう。俺がのぼせる、」
日向には抗議されたが、このまま天然たらしの王子を抱えていたら、俺は確実にやらかす。
しがみつこうとする日向を宥めて、宇継(うつぎ)を呼び、先に送り出した。
宇継に渡すときに見えた日向の体が、全身俺のつけた痕だらけで、やはり目に毒だ。
あの痕をつけた後、どういう流れだか、初夜の約束をした。
あの時はそうとは考えていなかったが、確かに初夜の約束だ。
日向はすぐにもと望んでいたが、ただでさえ俺より二回りも小さいのにさらに弱った体だ。無理だろう。情動のままに雪崩れ込まなかったのは、正しい判断だったと思う。実際の所、怖気づいたと言うのが本音だが。
だって、あの日向だぞ。
散々虐げられて、夢精一つで自分の命すら価値を失くすほど怯えていた。
ここ最近の日向の混乱具合からも、陽炎(かげろう)とか言う従兄弟が、日向を何度も組み敷いていたのだと分かる。日向が特に怖がるのが、朧の「いらない」と、望月の「実験」、陽炎のそれだ。
だから、もう日向には二度とその恐怖を味わわせたくなかった。
そう思ったんだけどな。
俺の予想以上に、日向は俺のことが好きすぎた。
俺なら全部平気なんだと。
命をなげうつほど怖がった「白いやつ」も、俺のならいいらしい。
触るのも、何をするのも全部、俺にしてほしいんだってさ。
「……どこまで俺を落とせば気が済むんだ、お前は、」
こっちは、浮かれて暴走しないように気を引き締めるのに必死なんだ。
なのに、俺の番いは色々すっ飛ばして、俺の懐に飛び込んでくるから、嬉しい反面、心臓に悪い。
流石に最後まではしなかったけど、一線は超えた。
それでも怯えるどころか、幸せそうにふにゃふにゃ笑ったから、日向は本気で俺なら全部受け入れられるんだろう。
そうだと分かった今、俺は猛烈に日向が欲しい。
俺の水色を抱いて、一つになって、身も心も完全に俺のものにしたい。
日向は自分の肌が汚いと言うが、俺はあの肌が好きだ。
痛々しい傷跡は日向が虐げられた記憶でもあるが、一生懸命に生き延びてきた軌跡でもある。必死に命をつないで、俺のところに来てくれた。そう思うから、あの傷一つひとつに口づけをして、今は俺のものだと印をつけたい。
俺の愛撫に感じて声を抑えきれなくなる日向は最高に可愛かった。
怖くなるほど、声が出なくなるのにな。俺が触れるだけで、体を震わせて、短く喘いだ。あれを聞けるのは俺だけだ。もっと聞きたい。もっともっと、日向を快感で埋め尽くしたい。
それで、一つになるんだ。
その瞬間を思ったら、頭が沸騰して、欲が弾けそうになった。
今すぐ、日向を抱きたい。欲しい。
だけど、かろうじて残った理性が、ガリガリに痩せた日向の姿を思い出させたから、湯船に頭ごと突っ込んで冷静になろうと努めた。
「……殿下、平気ですか、」
「へ、平気だ。もう上がる、」
何かを察したような弥間戸(やまと)の声が扉の向こうからかかって、さすがに理性が勝つ。
だが、タオルとガウンをもって入って来た弥間戸の言葉に、ちがう意味で頭が沸騰した。
「日向様が、初夜が何だとか騒いでおりますから、早く行ってお止めになった方がよろしいかと、」
「は、」
「後ほど、私も詳しく伺いたいのですが、」
「え、いや、待て、あいつ、まさか、」
「さすがにガウンくらい来てください、」
全裸で部屋に飛び出しそうになったところを、弥間戸に止められ、ガウンを羽織る。
頭はびしょ濡れのままだったが、部屋に飛び出して、跳ねまわる水色に全力で駆けた。
「しょーや、しょーや、」
「ひ、ひ、ひ、日向。頼むから、黙れ、」
おかしな調子で初夜の歌を歌い、跳ねて踊る日向を捕まえて口を押える。
手の下で日向がもごもごと聞いてきたのが、「何で、」だったから頭を抱えた。
「こういうのは二人の秘密だって教えたろ、」
「そう、だった、」
「二人の時に俺が聞くから、皆の前ではやめて、」
「すみれこさま、もダメ?」
「絶対ダメ!」
何でよりによって母上に言うんだ。
多分、もう草を通して母上には筒抜けになるだろうが、日向の口から暴露されたら穴を掘って隠れたいどころではない。
宇継の視線が痛い。多分、振り返ったら般若の面が見える。
部屋には他に弥間戸だけだが、扉の向こうに控えている連中も、雰囲気がただ事じゃなくなってきた。
日向、お前、気配に聡いんだから、わかってくれ。
そう思うが、初夜も、俺が与えた印も、二人の情事も、日向にとっては嬉しいばかりなんだろう。俺の番いは、恥じらいと言うものをまだ持ち合わせていないからな。嬉しいものは自慢したいし、幸せな感情は歌や踊りと一緒に全部出て来る。
「……そんなに嬉しいのか、」
「うん!」
抱き上げて顔を覗けば、きらきらした水色の瞳が俺を見る。
昼間、林檎まみれの食卓を囲んだ時か、それ以上じゃないか。
本当に、どれだけ俺のことが好きなんだ。
俺だって、本当は大声で自慢したいよ。
我慢できずに、藤夜(とうや)には喋ってしまうかもしれない。いや、多分自慢する。
「…できるだけ早く婚約できるように頑張る。だから、少しだけ我慢してくれ、」
「約束?」
「うん、約束な、」
「わかった、」
一応は納得してくれたようで、日向は俺の腕を降りると遊び場に行って、何事もなかったかのように図鑑を広げだした。
今日は昼寝をしていないのに、元気だな。
だが、俺が再び浴室に戻ろうと踵を返したところで、呼び止められる。
「しおう、」
「うん?」
「さっきの、またする?」
「さっき、」
「しおうの、と僕ので、こするやつ、」
「わーーーーーーーー!!!」
たまらず、遊び場で足を伸ばした日向を抱えて寝室に飛び込んだ。
頼むから他の者の前で二人の情事を明かすなと、切々と懇願する。
俺の切実な願いとは裏腹に日向はどこか楽しそうで、俺が困っているのを、可愛いとか言い出す始末だ。
「わかった、」
「本当に分かってるか。ちゅうも、印も、さっきのも、初夜も全部だぞ、」
「うん、わかる、」
「亜白にも言うなよ、」
「雁書(がんしょ)も?」
「そうだよ!」
あはっ、と日向は笑ったから、もしかしたら分かってて俺を困らせるのかもしれない。だとしたら、魔性だ。
俺の可愛い番が、どんどん魔性の王子に変貌していく。
焦るけど、嫌ではない。
やっぱり日向の笑う顔が好きだ。
それに、妖艶な顔も、魔性の顔も、俺だけに見せる日向だ。他の顔だって、これからどんどん増えていく。
「僕も、仕事、頑張るね、」
「うん、俺達でもどうにかするけど、やっぱり日向の魔法が鍵だからな、」
「頑張ったら、しょや、」
「……………俺も全力で頑張るよ、」
最後にもう一度日向に口止めして、わかった、と言う言質を取った。
俺の番いは黙っていられない性分だから、どこまで効果があるかは分からないが、一応はそれで納得する。
寝室には二人っきりだったから、出る前に少しいちゃついた。
日向は嬉しそうで、俺に口づけを何度か繰り返す。それから俺のガウンの下に自分でつけた赤い痕を見つけると、うっとりした顔でその痕を撫でて、そこにも口づけてくれた。
「しおうは、僕の、」
また俺の股間に熱が集まるのを感じて、決心した。
全力で婚約を遂行しよう。
それで、一日も早く俺の水色を俺のものにしてしまおう。
誰にも文句は言わせない。
こいつは俺のだ。
俺の日向だ。
日向の俺だ。
「俺は日向の林檎の匂いが好きなんだよ、たまにはいいだろ、」
「また、僕の、」
「檜は今度な、」
俺の胸に頭を埋めながら、ぱちゃぱちゃとお湯を弾く日向を眺めて困惑する。
何で、日向と同じ風呂に入っているんだろう。
いや、分かってるんだけど。
そんなことでも考えていないとまた俺の股間がやばくなる。
「体、しんどくないか、」
「んーん、」
「汗を流すだけだから、長湯はしないよ、」
「もうちょっと、」
「勉強するんじゃなかったか、」
「今は、しおうが、いい、」
お湯に濡れた水色の頭がすりすりと俺の肩に甘えて来る。
こんな風に俺を選んでくれるだけでもたまらないのに、その白い肩にも胸にも腕にも、俺が散々つけまくった痕が赤く散っていて、目に毒だ。
しかも、日向の俺を見る目が何かやばい。俺の勘違いかも知れないが、うっとりしててどこか妖艶にも見えた。
多分、気のせいじゃないよな。
ついさっき、お互いのものを擦り合って達したばかりだ。
日向だって相当感じていた。互いのものに触れるたびに、びくびくと体を震わせて喘いでいたのが可愛かった。あの姿と声を思い出すだけで、俺はどうにかなりそうだ。
それに。
「婚約、したら、しょや、」
「………どこで覚えた、」
「さあらと、王子、」
「あの話にそんなのあったか?」
「結婚式、おわったら、しょや、ってさあらが、どきどき。僕は、婚約、だけど、しょや、する、」
「………日向、出よう。俺がのぼせる、」
日向には抗議されたが、このまま天然たらしの王子を抱えていたら、俺は確実にやらかす。
しがみつこうとする日向を宥めて、宇継(うつぎ)を呼び、先に送り出した。
宇継に渡すときに見えた日向の体が、全身俺のつけた痕だらけで、やはり目に毒だ。
あの痕をつけた後、どういう流れだか、初夜の約束をした。
あの時はそうとは考えていなかったが、確かに初夜の約束だ。
日向はすぐにもと望んでいたが、ただでさえ俺より二回りも小さいのにさらに弱った体だ。無理だろう。情動のままに雪崩れ込まなかったのは、正しい判断だったと思う。実際の所、怖気づいたと言うのが本音だが。
だって、あの日向だぞ。
散々虐げられて、夢精一つで自分の命すら価値を失くすほど怯えていた。
ここ最近の日向の混乱具合からも、陽炎(かげろう)とか言う従兄弟が、日向を何度も組み敷いていたのだと分かる。日向が特に怖がるのが、朧の「いらない」と、望月の「実験」、陽炎のそれだ。
だから、もう日向には二度とその恐怖を味わわせたくなかった。
そう思ったんだけどな。
俺の予想以上に、日向は俺のことが好きすぎた。
俺なら全部平気なんだと。
命をなげうつほど怖がった「白いやつ」も、俺のならいいらしい。
触るのも、何をするのも全部、俺にしてほしいんだってさ。
「……どこまで俺を落とせば気が済むんだ、お前は、」
こっちは、浮かれて暴走しないように気を引き締めるのに必死なんだ。
なのに、俺の番いは色々すっ飛ばして、俺の懐に飛び込んでくるから、嬉しい反面、心臓に悪い。
流石に最後まではしなかったけど、一線は超えた。
それでも怯えるどころか、幸せそうにふにゃふにゃ笑ったから、日向は本気で俺なら全部受け入れられるんだろう。
そうだと分かった今、俺は猛烈に日向が欲しい。
俺の水色を抱いて、一つになって、身も心も完全に俺のものにしたい。
日向は自分の肌が汚いと言うが、俺はあの肌が好きだ。
痛々しい傷跡は日向が虐げられた記憶でもあるが、一生懸命に生き延びてきた軌跡でもある。必死に命をつないで、俺のところに来てくれた。そう思うから、あの傷一つひとつに口づけをして、今は俺のものだと印をつけたい。
俺の愛撫に感じて声を抑えきれなくなる日向は最高に可愛かった。
怖くなるほど、声が出なくなるのにな。俺が触れるだけで、体を震わせて、短く喘いだ。あれを聞けるのは俺だけだ。もっと聞きたい。もっともっと、日向を快感で埋め尽くしたい。
それで、一つになるんだ。
その瞬間を思ったら、頭が沸騰して、欲が弾けそうになった。
今すぐ、日向を抱きたい。欲しい。
だけど、かろうじて残った理性が、ガリガリに痩せた日向の姿を思い出させたから、湯船に頭ごと突っ込んで冷静になろうと努めた。
「……殿下、平気ですか、」
「へ、平気だ。もう上がる、」
何かを察したような弥間戸(やまと)の声が扉の向こうからかかって、さすがに理性が勝つ。
だが、タオルとガウンをもって入って来た弥間戸の言葉に、ちがう意味で頭が沸騰した。
「日向様が、初夜が何だとか騒いでおりますから、早く行ってお止めになった方がよろしいかと、」
「は、」
「後ほど、私も詳しく伺いたいのですが、」
「え、いや、待て、あいつ、まさか、」
「さすがにガウンくらい来てください、」
全裸で部屋に飛び出しそうになったところを、弥間戸に止められ、ガウンを羽織る。
頭はびしょ濡れのままだったが、部屋に飛び出して、跳ねまわる水色に全力で駆けた。
「しょーや、しょーや、」
「ひ、ひ、ひ、日向。頼むから、黙れ、」
おかしな調子で初夜の歌を歌い、跳ねて踊る日向を捕まえて口を押える。
手の下で日向がもごもごと聞いてきたのが、「何で、」だったから頭を抱えた。
「こういうのは二人の秘密だって教えたろ、」
「そう、だった、」
「二人の時に俺が聞くから、皆の前ではやめて、」
「すみれこさま、もダメ?」
「絶対ダメ!」
何でよりによって母上に言うんだ。
多分、もう草を通して母上には筒抜けになるだろうが、日向の口から暴露されたら穴を掘って隠れたいどころではない。
宇継の視線が痛い。多分、振り返ったら般若の面が見える。
部屋には他に弥間戸だけだが、扉の向こうに控えている連中も、雰囲気がただ事じゃなくなってきた。
日向、お前、気配に聡いんだから、わかってくれ。
そう思うが、初夜も、俺が与えた印も、二人の情事も、日向にとっては嬉しいばかりなんだろう。俺の番いは、恥じらいと言うものをまだ持ち合わせていないからな。嬉しいものは自慢したいし、幸せな感情は歌や踊りと一緒に全部出て来る。
「……そんなに嬉しいのか、」
「うん!」
抱き上げて顔を覗けば、きらきらした水色の瞳が俺を見る。
昼間、林檎まみれの食卓を囲んだ時か、それ以上じゃないか。
本当に、どれだけ俺のことが好きなんだ。
俺だって、本当は大声で自慢したいよ。
我慢できずに、藤夜(とうや)には喋ってしまうかもしれない。いや、多分自慢する。
「…できるだけ早く婚約できるように頑張る。だから、少しだけ我慢してくれ、」
「約束?」
「うん、約束な、」
「わかった、」
一応は納得してくれたようで、日向は俺の腕を降りると遊び場に行って、何事もなかったかのように図鑑を広げだした。
今日は昼寝をしていないのに、元気だな。
だが、俺が再び浴室に戻ろうと踵を返したところで、呼び止められる。
「しおう、」
「うん?」
「さっきの、またする?」
「さっき、」
「しおうの、と僕ので、こするやつ、」
「わーーーーーーーー!!!」
たまらず、遊び場で足を伸ばした日向を抱えて寝室に飛び込んだ。
頼むから他の者の前で二人の情事を明かすなと、切々と懇願する。
俺の切実な願いとは裏腹に日向はどこか楽しそうで、俺が困っているのを、可愛いとか言い出す始末だ。
「わかった、」
「本当に分かってるか。ちゅうも、印も、さっきのも、初夜も全部だぞ、」
「うん、わかる、」
「亜白にも言うなよ、」
「雁書(がんしょ)も?」
「そうだよ!」
あはっ、と日向は笑ったから、もしかしたら分かってて俺を困らせるのかもしれない。だとしたら、魔性だ。
俺の可愛い番が、どんどん魔性の王子に変貌していく。
焦るけど、嫌ではない。
やっぱり日向の笑う顔が好きだ。
それに、妖艶な顔も、魔性の顔も、俺だけに見せる日向だ。他の顔だって、これからどんどん増えていく。
「僕も、仕事、頑張るね、」
「うん、俺達でもどうにかするけど、やっぱり日向の魔法が鍵だからな、」
「頑張ったら、しょや、」
「……………俺も全力で頑張るよ、」
最後にもう一度日向に口止めして、わかった、と言う言質を取った。
俺の番いは黙っていられない性分だから、どこまで効果があるかは分からないが、一応はそれで納得する。
寝室には二人っきりだったから、出る前に少しいちゃついた。
日向は嬉しそうで、俺に口づけを何度か繰り返す。それから俺のガウンの下に自分でつけた赤い痕を見つけると、うっとりした顔でその痕を撫でて、そこにも口づけてくれた。
「しおうは、僕の、」
また俺の股間に熱が集まるのを感じて、決心した。
全力で婚約を遂行しよう。
それで、一日も早く俺の水色を俺のものにしてしまおう。
誰にも文句は言わせない。
こいつは俺のだ。
俺の日向だ。
日向の俺だ。
460
お気に入りに追加
1,307
あなたにおすすめの小説
一宿一飯の恩義で竜伯爵様に抱かれたら、なぜか監禁されちゃいました!
当麻月菜
恋愛
宮坂 朱音(みやさか あかね)は、電車に跳ねられる寸前に異世界転移した。そして異世界人を保護する役目を担う竜伯爵の元でお世話になることになった。
しかしある日の晩、竜伯爵当主であり、朱音の保護者であり、ひそかに恋心を抱いているデュアロスが瀕死の状態で屋敷に戻ってきた。
彼は強い媚薬を盛られて苦しんでいたのだ。
このまま一晩ナニをしなければ、死んでしまうと知って、朱音は一宿一飯の恩義と、淡い恋心からデュアロスにその身を捧げた。
しかしそこから、なぜだかわからないけれど監禁生活が始まってしまい……。
好きだからこそ身を捧げた異世界女性と、強い覚悟を持って異世界女性を抱いた男が異世界婚をするまでの、しょーもないアレコレですれ違う二人の恋のおはなし。
※いつもコメントありがとうございます!現在、返信が遅れて申し訳ありません(o*。_。)oペコッ 甘口も辛口もどれもありがたく読ませていただいてます(*´ω`*)
※他のサイトにも重複投稿しています。
転生令息は冒険者を目指す!?
葛城 惶
BL
ある時、日本に大規模災害が発生した。
救助活動中に取り残された少女を助けた自衛官、天海隆司は直後に土砂の崩落に巻き込まれ、意識を失う。
再び目を開けた時、彼は全く知らない世界に転生していた。
異世界で美貌の貴族令息に転生した脳筋の元自衛官は憧れの冒険者になれるのか?!
とってもお馬鹿なコメディです(;^_^A
夫の色のドレスを着るのをやめた結果、夫が我慢をやめてしまいました
氷雨そら
恋愛
夫の色のドレスは私には似合わない。
ある夜会、夫と一緒にいたのは夫の愛人だという噂が流れている令嬢だった。彼女は夫の瞳の色のドレスを私とは違い完璧に着こなしていた。噂が事実なのだと確信した私は、もう夫の色のドレスは着ないことに決めた。
小説家になろう様にも掲載中です
僕を拾ってくれたのはイケメン社長さんでした
なの
BL
社長になって1年、父の葬儀でその少年に出会った。
「あんたのせいよ。あんたさえいなかったら、あの人は死なずに済んだのに…」
高校にも通わせてもらえず、実母の恋人にいいように身体を弄ばれていたことを知った。
そんな理不尽なことがあっていいのか、人は誰でも幸せになる権利があるのに…
その少年は昔、誰よりも可愛がってた犬に似ていた。
ついその犬を思い出してしまい、その少年を幸せにしたいと思うようになった。
かわいそうな人生を送ってきた少年とイケメン社長が出会い、恋に落ちるまで…
ハッピーエンドです。
R18の場面には※をつけます。
異世界で8歳児になった僕は半獣さん達と仲良くスローライフを目ざします。……やっぱり狙われちゃう感じ?
み馬
BL
※ 完結しました。お読みくださった方々、誠にありがとうございました!
志望校に合格した春、桜の樹の下で意識を失った主人公・斗馬 亮介(とうま りょうすけ)は、気がついたとき、異世界で8歳児の姿にもどっていた。
わけもわからず放心していると、いきなり巨大な黒蛇に襲われるが、水の精霊〈ミュオン・リヒテル・リノアース〉と、半獣属の大熊〈ハイロ〉があらわれて……!?
これは、とある加護を受けた8歳児が、しゃべる動物たちとスローライフ?を目ざす、ファンタジーBLです。
おとなサイド(半獣×精霊)のカプありにつき、R15にしておきました。
※ 独自設定、造語、下ネタあり。出産描写あり。幕開け(前置き)長め。第21話に登場人物紹介を載せましたので、ご参考ください。
★お試し読みは、第1部(第22〜27話あたり)がオススメです。物語の傾向がわかりやすいかと思います★
★第11回BL小説大賞エントリー作品★最終結果2773作品中/414位★応援ありがとうございました★
R18禁BLゲームの主人公(総攻め)の弟(非攻略対象)に成りました⁉
あおい夜
BL
昨日、自分の部屋で眠ったあと目を覚ましたらR18禁BLゲーム“極道は、非情で温かく”の主人公(総攻め)の弟(非攻略対象)に成っていた!
弟は兄に溺愛されている為、嫉妬の対象に成るはずが?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる