180 / 202
第弐部-Ⅳ:尼嶺
178.紫鷹 情事の後
しおりを挟む
「ひのき、じゃない、」
「俺は日向の林檎の匂いが好きなんだよ、たまにはいいだろ、」
「また、僕の、」
「檜は今度な、」
俺の胸に頭を埋めながら、ぱちゃぱちゃとお湯を弾く日向を眺めて困惑する。
何で、日向と同じ風呂に入っているんだろう。
いや、分かってるんだけど。
そんなことでも考えていないとまた俺の股間がやばくなる。
「体、しんどくないか、」
「んーん、」
「汗を流すだけだから、長湯はしないよ、」
「もうちょっと、」
「勉強するんじゃなかったか、」
「今は、しおうが、いい、」
お湯に濡れた水色の頭がすりすりと俺の肩に甘えて来る。
こんな風に俺を選んでくれるだけでもたまらないのに、その白い肩にも胸にも腕にも、俺が散々つけまくった痕が赤く散っていて、目に毒だ。
しかも、日向の俺を見る目が何かやばい。俺の勘違いかも知れないが、うっとりしててどこか妖艶にも見えた。
多分、気のせいじゃないよな。
ついさっき、お互いのものを擦り合って達したばかりだ。
日向だって相当感じていた。互いのものに触れるたびに、びくびくと体を震わせて喘いでいたのが可愛かった。あの姿と声を思い出すだけで、俺はどうにかなりそうだ。
それに。
「婚約、したら、しょや、」
「………どこで覚えた、」
「さあらと、王子、」
「あの話にそんなのあったか?」
「結婚式、おわったら、しょや、ってさあらが、どきどき。僕は、婚約、だけど、しょや、する、」
「………日向、出よう。俺がのぼせる、」
日向には抗議されたが、このまま天然たらしの王子を抱えていたら、俺は確実にやらかす。
しがみつこうとする日向を宥めて、宇継(うつぎ)を呼び、先に送り出した。
宇継に渡すときに見えた日向の体が、全身俺のつけた痕だらけで、やはり目に毒だ。
あの痕をつけた後、どういう流れだか、初夜の約束をした。
あの時はそうとは考えていなかったが、確かに初夜の約束だ。
日向はすぐにもと望んでいたが、ただでさえ俺より二回りも小さいのにさらに弱った体だ。無理だろう。情動のままに雪崩れ込まなかったのは、正しい判断だったと思う。実際の所、怖気づいたと言うのが本音だが。
だって、あの日向だぞ。
散々虐げられて、夢精一つで自分の命すら価値を失くすほど怯えていた。
ここ最近の日向の混乱具合からも、陽炎(かげろう)とか言う従兄弟が、日向を何度も組み敷いていたのだと分かる。日向が特に怖がるのが、朧の「いらない」と、望月の「実験」、陽炎のそれだ。
だから、もう日向には二度とその恐怖を味わわせたくなかった。
そう思ったんだけどな。
俺の予想以上に、日向は俺のことが好きすぎた。
俺なら全部平気なんだと。
命をなげうつほど怖がった「白いやつ」も、俺のならいいらしい。
触るのも、何をするのも全部、俺にしてほしいんだってさ。
「……どこまで俺を落とせば気が済むんだ、お前は、」
こっちは、浮かれて暴走しないように気を引き締めるのに必死なんだ。
なのに、俺の番いは色々すっ飛ばして、俺の懐に飛び込んでくるから、嬉しい反面、心臓に悪い。
流石に最後まではしなかったけど、一線は超えた。
それでも怯えるどころか、幸せそうにふにゃふにゃ笑ったから、日向は本気で俺なら全部受け入れられるんだろう。
そうだと分かった今、俺は猛烈に日向が欲しい。
俺の水色を抱いて、一つになって、身も心も完全に俺のものにしたい。
日向は自分の肌が汚いと言うが、俺はあの肌が好きだ。
痛々しい傷跡は日向が虐げられた記憶でもあるが、一生懸命に生き延びてきた軌跡でもある。必死に命をつないで、俺のところに来てくれた。そう思うから、あの傷一つひとつに口づけをして、今は俺のものだと印をつけたい。
俺の愛撫に感じて声を抑えきれなくなる日向は最高に可愛かった。
怖くなるほど、声が出なくなるのにな。俺が触れるだけで、体を震わせて、短く喘いだ。あれを聞けるのは俺だけだ。もっと聞きたい。もっともっと、日向を快感で埋め尽くしたい。
それで、一つになるんだ。
その瞬間を思ったら、頭が沸騰して、欲が弾けそうになった。
今すぐ、日向を抱きたい。欲しい。
だけど、かろうじて残った理性が、ガリガリに痩せた日向の姿を思い出させたから、湯船に頭ごと突っ込んで冷静になろうと努めた。
「……殿下、平気ですか、」
「へ、平気だ。もう上がる、」
何かを察したような弥間戸(やまと)の声が扉の向こうからかかって、さすがに理性が勝つ。
だが、タオルとガウンをもって入って来た弥間戸の言葉に、ちがう意味で頭が沸騰した。
「日向様が、初夜が何だとか騒いでおりますから、早く行ってお止めになった方がよろしいかと、」
「は、」
「後ほど、私も詳しく伺いたいのですが、」
「え、いや、待て、あいつ、まさか、」
「さすがにガウンくらい来てください、」
全裸で部屋に飛び出しそうになったところを、弥間戸に止められ、ガウンを羽織る。
頭はびしょ濡れのままだったが、部屋に飛び出して、跳ねまわる水色に全力で駆けた。
「しょーや、しょーや、」
「ひ、ひ、ひ、日向。頼むから、黙れ、」
おかしな調子で初夜の歌を歌い、跳ねて踊る日向を捕まえて口を押える。
手の下で日向がもごもごと聞いてきたのが、「何で、」だったから頭を抱えた。
「こういうのは二人の秘密だって教えたろ、」
「そう、だった、」
「二人の時に俺が聞くから、皆の前ではやめて、」
「すみれこさま、もダメ?」
「絶対ダメ!」
何でよりによって母上に言うんだ。
多分、もう草を通して母上には筒抜けになるだろうが、日向の口から暴露されたら穴を掘って隠れたいどころではない。
宇継の視線が痛い。多分、振り返ったら般若の面が見える。
部屋には他に弥間戸だけだが、扉の向こうに控えている連中も、雰囲気がただ事じゃなくなってきた。
日向、お前、気配に聡いんだから、わかってくれ。
そう思うが、初夜も、俺が与えた印も、二人の情事も、日向にとっては嬉しいばかりなんだろう。俺の番いは、恥じらいと言うものをまだ持ち合わせていないからな。嬉しいものは自慢したいし、幸せな感情は歌や踊りと一緒に全部出て来る。
「……そんなに嬉しいのか、」
「うん!」
抱き上げて顔を覗けば、きらきらした水色の瞳が俺を見る。
昼間、林檎まみれの食卓を囲んだ時か、それ以上じゃないか。
本当に、どれだけ俺のことが好きなんだ。
俺だって、本当は大声で自慢したいよ。
我慢できずに、藤夜(とうや)には喋ってしまうかもしれない。いや、多分自慢する。
「…できるだけ早く婚約できるように頑張る。だから、少しだけ我慢してくれ、」
「約束?」
「うん、約束な、」
「わかった、」
一応は納得してくれたようで、日向は俺の腕を降りると遊び場に行って、何事もなかったかのように図鑑を広げだした。
今日は昼寝をしていないのに、元気だな。
だが、俺が再び浴室に戻ろうと踵を返したところで、呼び止められる。
「しおう、」
「うん?」
「さっきの、またする?」
「さっき、」
「しおうの、と僕ので、こするやつ、」
「わーーーーーーーー!!!」
たまらず、遊び場で足を伸ばした日向を抱えて寝室に飛び込んだ。
頼むから他の者の前で二人の情事を明かすなと、切々と懇願する。
俺の切実な願いとは裏腹に日向はどこか楽しそうで、俺が困っているのを、可愛いとか言い出す始末だ。
「わかった、」
「本当に分かってるか。ちゅうも、印も、さっきのも、初夜も全部だぞ、」
「うん、わかる、」
「亜白にも言うなよ、」
「雁書(がんしょ)も?」
「そうだよ!」
あはっ、と日向は笑ったから、もしかしたら分かってて俺を困らせるのかもしれない。だとしたら、魔性だ。
俺の可愛い番が、どんどん魔性の王子に変貌していく。
焦るけど、嫌ではない。
やっぱり日向の笑う顔が好きだ。
それに、妖艶な顔も、魔性の顔も、俺だけに見せる日向だ。他の顔だって、これからどんどん増えていく。
「僕も、仕事、頑張るね、」
「うん、俺達でもどうにかするけど、やっぱり日向の魔法が鍵だからな、」
「頑張ったら、しょや、」
「……………俺も全力で頑張るよ、」
最後にもう一度日向に口止めして、わかった、と言う言質を取った。
俺の番いは黙っていられない性分だから、どこまで効果があるかは分からないが、一応はそれで納得する。
寝室には二人っきりだったから、出る前に少しいちゃついた。
日向は嬉しそうで、俺に口づけを何度か繰り返す。それから俺のガウンの下に自分でつけた赤い痕を見つけると、うっとりした顔でその痕を撫でて、そこにも口づけてくれた。
「しおうは、僕の、」
また俺の股間に熱が集まるのを感じて、決心した。
全力で婚約を遂行しよう。
それで、一日も早く俺の水色を俺のものにしてしまおう。
誰にも文句は言わせない。
こいつは俺のだ。
俺の日向だ。
日向の俺だ。
「俺は日向の林檎の匂いが好きなんだよ、たまにはいいだろ、」
「また、僕の、」
「檜は今度な、」
俺の胸に頭を埋めながら、ぱちゃぱちゃとお湯を弾く日向を眺めて困惑する。
何で、日向と同じ風呂に入っているんだろう。
いや、分かってるんだけど。
そんなことでも考えていないとまた俺の股間がやばくなる。
「体、しんどくないか、」
「んーん、」
「汗を流すだけだから、長湯はしないよ、」
「もうちょっと、」
「勉強するんじゃなかったか、」
「今は、しおうが、いい、」
お湯に濡れた水色の頭がすりすりと俺の肩に甘えて来る。
こんな風に俺を選んでくれるだけでもたまらないのに、その白い肩にも胸にも腕にも、俺が散々つけまくった痕が赤く散っていて、目に毒だ。
しかも、日向の俺を見る目が何かやばい。俺の勘違いかも知れないが、うっとりしててどこか妖艶にも見えた。
多分、気のせいじゃないよな。
ついさっき、お互いのものを擦り合って達したばかりだ。
日向だって相当感じていた。互いのものに触れるたびに、びくびくと体を震わせて喘いでいたのが可愛かった。あの姿と声を思い出すだけで、俺はどうにかなりそうだ。
それに。
「婚約、したら、しょや、」
「………どこで覚えた、」
「さあらと、王子、」
「あの話にそんなのあったか?」
「結婚式、おわったら、しょや、ってさあらが、どきどき。僕は、婚約、だけど、しょや、する、」
「………日向、出よう。俺がのぼせる、」
日向には抗議されたが、このまま天然たらしの王子を抱えていたら、俺は確実にやらかす。
しがみつこうとする日向を宥めて、宇継(うつぎ)を呼び、先に送り出した。
宇継に渡すときに見えた日向の体が、全身俺のつけた痕だらけで、やはり目に毒だ。
あの痕をつけた後、どういう流れだか、初夜の約束をした。
あの時はそうとは考えていなかったが、確かに初夜の約束だ。
日向はすぐにもと望んでいたが、ただでさえ俺より二回りも小さいのにさらに弱った体だ。無理だろう。情動のままに雪崩れ込まなかったのは、正しい判断だったと思う。実際の所、怖気づいたと言うのが本音だが。
だって、あの日向だぞ。
散々虐げられて、夢精一つで自分の命すら価値を失くすほど怯えていた。
ここ最近の日向の混乱具合からも、陽炎(かげろう)とか言う従兄弟が、日向を何度も組み敷いていたのだと分かる。日向が特に怖がるのが、朧の「いらない」と、望月の「実験」、陽炎のそれだ。
だから、もう日向には二度とその恐怖を味わわせたくなかった。
そう思ったんだけどな。
俺の予想以上に、日向は俺のことが好きすぎた。
俺なら全部平気なんだと。
命をなげうつほど怖がった「白いやつ」も、俺のならいいらしい。
触るのも、何をするのも全部、俺にしてほしいんだってさ。
「……どこまで俺を落とせば気が済むんだ、お前は、」
こっちは、浮かれて暴走しないように気を引き締めるのに必死なんだ。
なのに、俺の番いは色々すっ飛ばして、俺の懐に飛び込んでくるから、嬉しい反面、心臓に悪い。
流石に最後まではしなかったけど、一線は超えた。
それでも怯えるどころか、幸せそうにふにゃふにゃ笑ったから、日向は本気で俺なら全部受け入れられるんだろう。
そうだと分かった今、俺は猛烈に日向が欲しい。
俺の水色を抱いて、一つになって、身も心も完全に俺のものにしたい。
日向は自分の肌が汚いと言うが、俺はあの肌が好きだ。
痛々しい傷跡は日向が虐げられた記憶でもあるが、一生懸命に生き延びてきた軌跡でもある。必死に命をつないで、俺のところに来てくれた。そう思うから、あの傷一つひとつに口づけをして、今は俺のものだと印をつけたい。
俺の愛撫に感じて声を抑えきれなくなる日向は最高に可愛かった。
怖くなるほど、声が出なくなるのにな。俺が触れるだけで、体を震わせて、短く喘いだ。あれを聞けるのは俺だけだ。もっと聞きたい。もっともっと、日向を快感で埋め尽くしたい。
それで、一つになるんだ。
その瞬間を思ったら、頭が沸騰して、欲が弾けそうになった。
今すぐ、日向を抱きたい。欲しい。
だけど、かろうじて残った理性が、ガリガリに痩せた日向の姿を思い出させたから、湯船に頭ごと突っ込んで冷静になろうと努めた。
「……殿下、平気ですか、」
「へ、平気だ。もう上がる、」
何かを察したような弥間戸(やまと)の声が扉の向こうからかかって、さすがに理性が勝つ。
だが、タオルとガウンをもって入って来た弥間戸の言葉に、ちがう意味で頭が沸騰した。
「日向様が、初夜が何だとか騒いでおりますから、早く行ってお止めになった方がよろしいかと、」
「は、」
「後ほど、私も詳しく伺いたいのですが、」
「え、いや、待て、あいつ、まさか、」
「さすがにガウンくらい来てください、」
全裸で部屋に飛び出しそうになったところを、弥間戸に止められ、ガウンを羽織る。
頭はびしょ濡れのままだったが、部屋に飛び出して、跳ねまわる水色に全力で駆けた。
「しょーや、しょーや、」
「ひ、ひ、ひ、日向。頼むから、黙れ、」
おかしな調子で初夜の歌を歌い、跳ねて踊る日向を捕まえて口を押える。
手の下で日向がもごもごと聞いてきたのが、「何で、」だったから頭を抱えた。
「こういうのは二人の秘密だって教えたろ、」
「そう、だった、」
「二人の時に俺が聞くから、皆の前ではやめて、」
「すみれこさま、もダメ?」
「絶対ダメ!」
何でよりによって母上に言うんだ。
多分、もう草を通して母上には筒抜けになるだろうが、日向の口から暴露されたら穴を掘って隠れたいどころではない。
宇継の視線が痛い。多分、振り返ったら般若の面が見える。
部屋には他に弥間戸だけだが、扉の向こうに控えている連中も、雰囲気がただ事じゃなくなってきた。
日向、お前、気配に聡いんだから、わかってくれ。
そう思うが、初夜も、俺が与えた印も、二人の情事も、日向にとっては嬉しいばかりなんだろう。俺の番いは、恥じらいと言うものをまだ持ち合わせていないからな。嬉しいものは自慢したいし、幸せな感情は歌や踊りと一緒に全部出て来る。
「……そんなに嬉しいのか、」
「うん!」
抱き上げて顔を覗けば、きらきらした水色の瞳が俺を見る。
昼間、林檎まみれの食卓を囲んだ時か、それ以上じゃないか。
本当に、どれだけ俺のことが好きなんだ。
俺だって、本当は大声で自慢したいよ。
我慢できずに、藤夜(とうや)には喋ってしまうかもしれない。いや、多分自慢する。
「…できるだけ早く婚約できるように頑張る。だから、少しだけ我慢してくれ、」
「約束?」
「うん、約束な、」
「わかった、」
一応は納得してくれたようで、日向は俺の腕を降りると遊び場に行って、何事もなかったかのように図鑑を広げだした。
今日は昼寝をしていないのに、元気だな。
だが、俺が再び浴室に戻ろうと踵を返したところで、呼び止められる。
「しおう、」
「うん?」
「さっきの、またする?」
「さっき、」
「しおうの、と僕ので、こするやつ、」
「わーーーーーーーー!!!」
たまらず、遊び場で足を伸ばした日向を抱えて寝室に飛び込んだ。
頼むから他の者の前で二人の情事を明かすなと、切々と懇願する。
俺の切実な願いとは裏腹に日向はどこか楽しそうで、俺が困っているのを、可愛いとか言い出す始末だ。
「わかった、」
「本当に分かってるか。ちゅうも、印も、さっきのも、初夜も全部だぞ、」
「うん、わかる、」
「亜白にも言うなよ、」
「雁書(がんしょ)も?」
「そうだよ!」
あはっ、と日向は笑ったから、もしかしたら分かってて俺を困らせるのかもしれない。だとしたら、魔性だ。
俺の可愛い番が、どんどん魔性の王子に変貌していく。
焦るけど、嫌ではない。
やっぱり日向の笑う顔が好きだ。
それに、妖艶な顔も、魔性の顔も、俺だけに見せる日向だ。他の顔だって、これからどんどん増えていく。
「僕も、仕事、頑張るね、」
「うん、俺達でもどうにかするけど、やっぱり日向の魔法が鍵だからな、」
「頑張ったら、しょや、」
「……………俺も全力で頑張るよ、」
最後にもう一度日向に口止めして、わかった、と言う言質を取った。
俺の番いは黙っていられない性分だから、どこまで効果があるかは分からないが、一応はそれで納得する。
寝室には二人っきりだったから、出る前に少しいちゃついた。
日向は嬉しそうで、俺に口づけを何度か繰り返す。それから俺のガウンの下に自分でつけた赤い痕を見つけると、うっとりした顔でその痕を撫でて、そこにも口づけてくれた。
「しおうは、僕の、」
また俺の股間に熱が集まるのを感じて、決心した。
全力で婚約を遂行しよう。
それで、一日も早く俺の水色を俺のものにしてしまおう。
誰にも文句は言わせない。
こいつは俺のだ。
俺の日向だ。
日向の俺だ。
488
3/13 人物・用語一覧を追加しました。
お気に入りに追加
1,366
あなたにおすすめの小説

【完結】最強公爵様に拾われた孤児、俺
福の島
BL
ゴリゴリに前世の記憶がある少年シオンは戸惑う。
目の前にいる男が、この世界最強の公爵様であり、ましてやシオンを養子にしたいとまで言ったのだから。
でも…まぁ…いっか…ご飯美味しいし、風呂は暖かい…
……あれ…?
…やばい…俺めちゃくちゃ公爵様が好きだ…
前置きが長いですがすぐくっつくのでシリアスのシの字もありません。
1万2000字前後です。
攻めのキャラがブレるし若干変態です。
無表情系クール最強公爵様×のんき転生主人公(無自覚美形)
おまけ完結済み

転生したら同性の婚約者に毛嫌いされていた俺の話
鳴海
BL
前世を思い出した俺には、驚くことに同性の婚約者がいた。
この世界では同性同士での恋愛や結婚は普通に認められていて、なんと出産だってできるという。
俺は婚約者に毛嫌いされているけれど、それは前世を思い出す前の俺の性格が最悪だったからだ。
我儘で傲慢な俺は、学園でも嫌われ者。
そんな主人公が前世を思い出したことで自分の行動を反省し、行動を改め、友達を作り、婚約者とも仲直りして愛されて幸せになるまでの話。

【完結】婚約破棄したのに幼馴染の執着がちょっと尋常じゃなかった。
天城
BL
子供の頃、天使のように可愛かった第三王子のハロルド。しかし今は令嬢達に熱い視線を向けられる美青年に成長していた。
成績優秀、眉目秀麗、騎士団の演習では負けなしの完璧な王子の姿が今のハロルドの現実だった。
まだ少女のように可愛かったころに求婚され、婚約した幼馴染のギルバートに申し訳なくなったハロルドは、婚約破棄を決意する。
黒髪黒目の無口な幼馴染(攻め)×金髪青瞳美形第三王子(受け)。前後編の2話完結。番外編を不定期更新中。

転生したけど赤ちゃんの頃から運命に囲われてて鬱陶しい
翡翠飾
BL
普通に高校生として学校に通っていたはずだが、気が付いたら雨の中道端で動けなくなっていた。寒くて死にかけていたら、通りかかった馬車から降りてきた12歳くらいの美少年に拾われ、何やら大きい屋敷に連れていかれる。
それから温かいご飯食べさせてもらったり、お風呂に入れてもらったり、柔らかいベッドで寝かせてもらったり、撫でてもらったり、ボールとかもらったり、それを投げてもらったり───ん?
「え、俺何か、犬になってない?」
豹獣人の番大好き大公子(12)×ポメラニアン獣人転生者(1)の話。
※どんどん年齢は上がっていきます。
※設定が多く感じたのでオメガバースを無くしました。

完結·助けた犬は騎士団長でした
禅
BL
母を亡くしたクレムは王都を見下ろす丘の森に一人で暮らしていた。
ある日、森の中で傷を負った犬を見つけて介抱する。犬との生活は穏やかで温かく、クレムの孤独を癒していった。
しかし、犬は突然いなくなり、ふたたび孤独な日々に寂しさを覚えていると、城から迎えが現れた。
強引に連れて行かれた王城でクレムの出生の秘密が明かされ……
※完結まで毎日投稿します

初心者オメガは執着アルファの腕のなか
深嶋
BL
自分がベータであることを信じて疑わずに生きてきた圭人は、見知らぬアルファに声をかけられたことがきっかけとなり、二次性の再検査をすることに。その結果、自身が本当はオメガであったと知り、愕然とする。
オメガだと判明したことで否応なく変化していく日常に圭人は戸惑い、悩み、葛藤する日々。そんな圭人の前に、「運命の番」を自称するアルファの男が再び現れて……。
オメガとして未成熟な大学生の圭人と、圭人を番にしたい社会人アルファの男が、ゆっくりと愛を深めていきます。
穏やかさに滲む執着愛。望まぬ幸運に恵まれた主人公が、悩みながらも運命の出会いに向き合っていくお話です。本編、攻め編ともに完結済。

俺は北国の王子の失脚を狙う悪の側近に転生したらしいが、寒いのは苦手なのでトンズラします
椿谷あずる
BL
ここはとある北の国。綺麗な金髪碧眼のイケメン王子様の側近に転生した俺は、どうやら彼を失脚させようと陰謀を張り巡らせていたらしい……。いやいや一切興味がないし!寒いところ嫌いだし!よし、やめよう!
こうして俺は逃亡することに決めた。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる