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第弐部-Ⅳ:尼嶺
157.紫鷹 半色乃宮の幸福な王子
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晩餐会の間、日向がひたすら可愛かった。
亜白(あじろ)が部屋へ入ると、一生懸命練習した歓迎の文句を述べて席へと案内する。
その隣の席に自分もちょこんと一人で座ると、母上の挨拶のあとに、グラスを持って乾杯の音頭もとった。
がちがちに緊張して、グラスを持つ手がぷるぷる震えていたな。
それでもちゃんと最後まで言い切って、隣の亜白と俺のグラスをコツンと鳴らすところまで頑張れた。
その後は、しばらく抜け殻のように放心していたのには笑ったが。
料理が運ばれてくると、椅子に深く沈み込んでいた日向はぱっと起き上がって、また元気にはしゃぎだす。
新しい皿が運ばれてくるたびに、亜白にあれやこれやと説明した。
「これはね、畑のかぶ。朝、しおうととった、」
「殿下も一緒に採られたんですか、」
「俺は付き添っただけだよ。採ったのは日向。お前が来るからって、早朝に叩き起こされたけどな、」
「…恐縮です、」
「料理長のシチューは、一番おいしい、食べて、」
いつもなら出された側から飛びつく日向が、今日は行儀よく机の上に手を揃えて、亜白が食べるのをそわそわ待っている。
そんな風にまじまじと見たら亜白は食べずらいだろうに。
亜白はと言うと、そんな日向の期待に応えるようにスプーンを口に運んで、おいしい、と言ってみせた。
「おいしい、って!」
「うん、良かったなあ。日向も食べな、好きだろ、」
「うん!」
小さな手が右手でスプーンを握る。
その姿を微笑ましく眺めながら、実はシチューではなくクリーム煮だと教えてやるべきか、考えた。
まあ、日向が好むように調理してくれているから、きっと気に入るだろう。
どんな反応をするだろうとニヤニヤと眺めていると、案の定、日向は水色の瞳を丸くして跳ねた。
「シチューじゃなかった!ちがうのに、一番おいしい!」
「はは、良かったなあ、」
頭をなでてやると、日向は夢中になってスプーンを何度も口に運ぶ。
皿に付きそうなほど顔を寄せて、あぐあぐと慌てて食べるものだから、皿はカチャカチャ鳴るし、顔も服もすぐに汚れた。
頑張ってすましてたのに、いつもの食べ方に戻ったな。
まあ、散々裏庭で遊んだ後だし、腹も減っているだろう。
そう心の内で笑っていたら、日向も気づいたらしい。
はっと跳ねたかと思うと、途端に背筋を伸ばして真面目な顔を作り、いかにも上品な王子という風に行儀よく食べ出した。
駄目だ。
可愛すぎるだろう。
これを笑うな、と言うのが無理だ。
「……しおう、何で笑う、」
「いや、ごめん、ごめん。美味しかったんだろ。作法なんて気にする奴はいないんだから、好きに食べればいいのに、」
「今日は、ちゃんとやる、約束、」
膨れた顔で俺を睨むのが、また可愛かった。
その頬をつつくと、嫌がるそぶりを見せた後、また真剣な顔をして皿に視線を落とし、テーブルマナーと格闘し出しす。
亜白は少し驚いたように日向を見ていたが、同席した母上も藤夜(とうや)も代都(しろと)もたまらず微笑んだ。
俺はもうずっと日向を眺めて楽しかった。
日向は知らないだろうが、通常、離宮の晩餐会はもっと緊張感の漂うものだ。
母上が気安い人だから、宮城に比べるとマシだとは思う。
それでも、晩餐会は外交の意味合いが強かったし、参列するのも国内外の要人ばかりだ。食事や会話を楽しむと言うよりも、互いの腹の探り合いの場だったから、俺はあまり好きじゃなかったんだ。
多分、亜白もそうだろう。
だけど、日向がはしゃいでは慌てたようにすまし顔に戻るのを何度も見るうちに、とうとう笑いだしていた。
そんな亜白を見て、母上も話が弾む。
「亜白さんはもう専攻は決まったのかしら、」
「はい、生態学の研究室に所属する予定です、」
「うららのとこ!」
またテーブルマナーを忘れた日向が身を乗り出し、皿が鳴った。
「日向さんが演習を受けているところね?」
「ええ、僕の所属は研究塔になるんですが、学院の授業もいくつか取るつもりで、」
「僕と、演習する、約束。ね!」
「あらまあ、それは楽しみねえ、」
「うん!」
正直、亜白には驚いた。
ただの変人かと思っていたら、学院生も修士生も飛ばして、研究生だと。業績が認められれば博士にもなれる。
羅郷では、ほとんど学院には通っていないと言う話だったから、てっきり学業そっちのけで虫や獣を捕まえているのだと思っていたのに、度肝を抜かれた。
この数か月の間に、王子としてもマシになったようだしな。
人は見かけに寄らないし、変わるものだなと思った。
「演習でね、僕は花マル、もらったよ、」
学院の話になると、日向は、もう難しいことは忘れてしまったようで、ついに尻が椅子から浮いてぴょんぴょんと跳ねだした。それをこっそり戻してやりながら話を聞くと、手を振り回しながら演習が楽しいのだと語る。
蜘蛛の巣を探したこと。
蛙の卵を見つけたこと。
畑を掘ったら巨大なミミズが出てきて、俺が大騒ぎしたこと。
日向は大きな魚を釣ったのに俺は釣れなくて、結局藤夜にも負けたこと。
食事中の会話じゃないだろうと思うような話も、母上や亜白が楽しそうに聞くから、いくらでも話した。
それで、突然思い出したようにすまし顔に戻る。
もう可愛くて可愛くて、俺は声を立てて笑ったよ。
なぜか俺だけ日向に叱られたが、亜白も母上も、藤夜も、代都も、給仕の者たちも笑っていた。
皆が笑い出すと、膨れていたはずの日向もつられて笑う。
食事の終盤で、亜白が離宮への招きに感謝を述べた。
それから、留学の抱負と、羅郷の王子として帝国への友好を示し、最後に日向に再会の喜びを告げる。
日向はすまし顔をふにゃふにゃに溶かしてそれを聞いた。
最後に母上が挨拶し、日向が「ごちそうさま!」と掛け声をして、晩餐会は閉じる。
見送りまで上品にこなした日向は、最後まで可愛かった。
「ま、あれだけ頑張れば、力尽きるよなあ、」
晩餐会の後、寝支度を整えて寝室に入ると、日向は放心状態で天井を見ていた。
俺を視界にとらえると、もぞもぞと動こうとするが、起き上がることも寝返りを打つこともできない。手を持ち上げようとしてぱたりと落ちるのを見ると、本当に全部出し切ってしまったんだろう。
朝からたくさん頑張ったもんなあ。
それが亜白のためだとわかっているから、俺は今日一日中嫉妬に塗れるかと思ってたんだけどな。
日向の頑張りが愛しくて、それどころじゃなかったよ。
「楽しかった?」
うん、
日向の隣に腰を下ろして頭を撫でてやると、水色の瞳が頷く。
もう声も出ないか。
それでも足に擦り付けるように頭を揺らすから、膝の上に頭を乗せてやる。
俺を見上げた水色が、眠たそうに、幸せそうにとろんと溶けた。
2週間前は、まだ自分を愛せなくて、命すら投げ出してしまいそうだったのになあ。そんな影は微塵も感じさせないほど幸福そうだ。
また一つ、しがらみができたな。
「亜白は必ず来るって、言ったろ?」
うん、
「友だちはな、離れててもちゃんと繋がってるんだよ。わかった?」
うん、
「日向は亜白の友だち。だから、離宮で亜白を迎える。それが友達の役割。」
うん、
「学院に行ったら、日向が亜白を紹介してやるんだよ。それも友達の役目、わかるな?」
うん、
たくさん役割があるな。
そのしがらみが、また日向を強くこの場所に留めてくれるならいい。
「幸せだろ、日向、」
うん、
もう瞼は半分も開かないのに、水色の瞳はずっと俺を見ていた。
その瞳に吸い寄せされるように額に口づけを落とすと、薄く開いた水色が、弓形に歪んで日向は笑った。
良い顔だ。
「いくらでも幸せにするから、ちゃんと俺のとこにいてな、」
うん、
今度は唇へ口付ける。
触れただけで熱が溶け合って、いつの間にか深く絡み合っていた。
息が熱いな。繋がった場所が熱くて、どこからが俺でどこからが日向か、境目があやふやになる。この瞬間が好きだ。もっと、と欲張ると、応えるように日向の唇が吸い付いてくるのが、俺自身を求められているようでたまらなく幸せだった。
日向が溶けていくのがわかる。
唇を離すと、水色の瞳が満足そうに俺を見た後、白い瞼の下に消えていった。
かくん、と頭が重くなって日向が眠りに落ちる。
「おやすみ、日向、」
幸せそうに緩み切った頬に口づけを落として、小さな体を抱き、俺も眠りについた。
亜白(あじろ)が部屋へ入ると、一生懸命練習した歓迎の文句を述べて席へと案内する。
その隣の席に自分もちょこんと一人で座ると、母上の挨拶のあとに、グラスを持って乾杯の音頭もとった。
がちがちに緊張して、グラスを持つ手がぷるぷる震えていたな。
それでもちゃんと最後まで言い切って、隣の亜白と俺のグラスをコツンと鳴らすところまで頑張れた。
その後は、しばらく抜け殻のように放心していたのには笑ったが。
料理が運ばれてくると、椅子に深く沈み込んでいた日向はぱっと起き上がって、また元気にはしゃぎだす。
新しい皿が運ばれてくるたびに、亜白にあれやこれやと説明した。
「これはね、畑のかぶ。朝、しおうととった、」
「殿下も一緒に採られたんですか、」
「俺は付き添っただけだよ。採ったのは日向。お前が来るからって、早朝に叩き起こされたけどな、」
「…恐縮です、」
「料理長のシチューは、一番おいしい、食べて、」
いつもなら出された側から飛びつく日向が、今日は行儀よく机の上に手を揃えて、亜白が食べるのをそわそわ待っている。
そんな風にまじまじと見たら亜白は食べずらいだろうに。
亜白はと言うと、そんな日向の期待に応えるようにスプーンを口に運んで、おいしい、と言ってみせた。
「おいしい、って!」
「うん、良かったなあ。日向も食べな、好きだろ、」
「うん!」
小さな手が右手でスプーンを握る。
その姿を微笑ましく眺めながら、実はシチューではなくクリーム煮だと教えてやるべきか、考えた。
まあ、日向が好むように調理してくれているから、きっと気に入るだろう。
どんな反応をするだろうとニヤニヤと眺めていると、案の定、日向は水色の瞳を丸くして跳ねた。
「シチューじゃなかった!ちがうのに、一番おいしい!」
「はは、良かったなあ、」
頭をなでてやると、日向は夢中になってスプーンを何度も口に運ぶ。
皿に付きそうなほど顔を寄せて、あぐあぐと慌てて食べるものだから、皿はカチャカチャ鳴るし、顔も服もすぐに汚れた。
頑張ってすましてたのに、いつもの食べ方に戻ったな。
まあ、散々裏庭で遊んだ後だし、腹も減っているだろう。
そう心の内で笑っていたら、日向も気づいたらしい。
はっと跳ねたかと思うと、途端に背筋を伸ばして真面目な顔を作り、いかにも上品な王子という風に行儀よく食べ出した。
駄目だ。
可愛すぎるだろう。
これを笑うな、と言うのが無理だ。
「……しおう、何で笑う、」
「いや、ごめん、ごめん。美味しかったんだろ。作法なんて気にする奴はいないんだから、好きに食べればいいのに、」
「今日は、ちゃんとやる、約束、」
膨れた顔で俺を睨むのが、また可愛かった。
その頬をつつくと、嫌がるそぶりを見せた後、また真剣な顔をして皿に視線を落とし、テーブルマナーと格闘し出しす。
亜白は少し驚いたように日向を見ていたが、同席した母上も藤夜(とうや)も代都(しろと)もたまらず微笑んだ。
俺はもうずっと日向を眺めて楽しかった。
日向は知らないだろうが、通常、離宮の晩餐会はもっと緊張感の漂うものだ。
母上が気安い人だから、宮城に比べるとマシだとは思う。
それでも、晩餐会は外交の意味合いが強かったし、参列するのも国内外の要人ばかりだ。食事や会話を楽しむと言うよりも、互いの腹の探り合いの場だったから、俺はあまり好きじゃなかったんだ。
多分、亜白もそうだろう。
だけど、日向がはしゃいでは慌てたようにすまし顔に戻るのを何度も見るうちに、とうとう笑いだしていた。
そんな亜白を見て、母上も話が弾む。
「亜白さんはもう専攻は決まったのかしら、」
「はい、生態学の研究室に所属する予定です、」
「うららのとこ!」
またテーブルマナーを忘れた日向が身を乗り出し、皿が鳴った。
「日向さんが演習を受けているところね?」
「ええ、僕の所属は研究塔になるんですが、学院の授業もいくつか取るつもりで、」
「僕と、演習する、約束。ね!」
「あらまあ、それは楽しみねえ、」
「うん!」
正直、亜白には驚いた。
ただの変人かと思っていたら、学院生も修士生も飛ばして、研究生だと。業績が認められれば博士にもなれる。
羅郷では、ほとんど学院には通っていないと言う話だったから、てっきり学業そっちのけで虫や獣を捕まえているのだと思っていたのに、度肝を抜かれた。
この数か月の間に、王子としてもマシになったようだしな。
人は見かけに寄らないし、変わるものだなと思った。
「演習でね、僕は花マル、もらったよ、」
学院の話になると、日向は、もう難しいことは忘れてしまったようで、ついに尻が椅子から浮いてぴょんぴょんと跳ねだした。それをこっそり戻してやりながら話を聞くと、手を振り回しながら演習が楽しいのだと語る。
蜘蛛の巣を探したこと。
蛙の卵を見つけたこと。
畑を掘ったら巨大なミミズが出てきて、俺が大騒ぎしたこと。
日向は大きな魚を釣ったのに俺は釣れなくて、結局藤夜にも負けたこと。
食事中の会話じゃないだろうと思うような話も、母上や亜白が楽しそうに聞くから、いくらでも話した。
それで、突然思い出したようにすまし顔に戻る。
もう可愛くて可愛くて、俺は声を立てて笑ったよ。
なぜか俺だけ日向に叱られたが、亜白も母上も、藤夜も、代都も、給仕の者たちも笑っていた。
皆が笑い出すと、膨れていたはずの日向もつられて笑う。
食事の終盤で、亜白が離宮への招きに感謝を述べた。
それから、留学の抱負と、羅郷の王子として帝国への友好を示し、最後に日向に再会の喜びを告げる。
日向はすまし顔をふにゃふにゃに溶かしてそれを聞いた。
最後に母上が挨拶し、日向が「ごちそうさま!」と掛け声をして、晩餐会は閉じる。
見送りまで上品にこなした日向は、最後まで可愛かった。
「ま、あれだけ頑張れば、力尽きるよなあ、」
晩餐会の後、寝支度を整えて寝室に入ると、日向は放心状態で天井を見ていた。
俺を視界にとらえると、もぞもぞと動こうとするが、起き上がることも寝返りを打つこともできない。手を持ち上げようとしてぱたりと落ちるのを見ると、本当に全部出し切ってしまったんだろう。
朝からたくさん頑張ったもんなあ。
それが亜白のためだとわかっているから、俺は今日一日中嫉妬に塗れるかと思ってたんだけどな。
日向の頑張りが愛しくて、それどころじゃなかったよ。
「楽しかった?」
うん、
日向の隣に腰を下ろして頭を撫でてやると、水色の瞳が頷く。
もう声も出ないか。
それでも足に擦り付けるように頭を揺らすから、膝の上に頭を乗せてやる。
俺を見上げた水色が、眠たそうに、幸せそうにとろんと溶けた。
2週間前は、まだ自分を愛せなくて、命すら投げ出してしまいそうだったのになあ。そんな影は微塵も感じさせないほど幸福そうだ。
また一つ、しがらみができたな。
「亜白は必ず来るって、言ったろ?」
うん、
「友だちはな、離れててもちゃんと繋がってるんだよ。わかった?」
うん、
「日向は亜白の友だち。だから、離宮で亜白を迎える。それが友達の役割。」
うん、
「学院に行ったら、日向が亜白を紹介してやるんだよ。それも友達の役目、わかるな?」
うん、
たくさん役割があるな。
そのしがらみが、また日向を強くこの場所に留めてくれるならいい。
「幸せだろ、日向、」
うん、
もう瞼は半分も開かないのに、水色の瞳はずっと俺を見ていた。
その瞳に吸い寄せされるように額に口づけを落とすと、薄く開いた水色が、弓形に歪んで日向は笑った。
良い顔だ。
「いくらでも幸せにするから、ちゃんと俺のとこにいてな、」
うん、
今度は唇へ口付ける。
触れただけで熱が溶け合って、いつの間にか深く絡み合っていた。
息が熱いな。繋がった場所が熱くて、どこからが俺でどこからが日向か、境目があやふやになる。この瞬間が好きだ。もっと、と欲張ると、応えるように日向の唇が吸い付いてくるのが、俺自身を求められているようでたまらなく幸せだった。
日向が溶けていくのがわかる。
唇を離すと、水色の瞳が満足そうに俺を見た後、白い瞼の下に消えていった。
かくん、と頭が重くなって日向が眠りに落ちる。
「おやすみ、日向、」
幸せそうに緩み切った頬に口づけを落として、小さな体を抱き、俺も眠りについた。
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