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第弐部-Ⅱ:つながる魔法
120.紫鷹 つながる心
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離宮に帰ると、部屋に日向の手紙が届いていた。
鷹と青巫鳥(あおじ)の封蝋で閉じられた水色の封筒。
開けば、日向の拙い文字が連なっていて、胸が鳴った。
『しおうへ
畑でかぶを収かくしたよ。
料理長が、シチューを作る、やくそく。
食べてね。
今日も、かくれが、できなかった。
ごめんね。 ひなた』
少し震えて線はガタつく。丸く曲がる部分は、どうしても外に膨らんでしまうから、他と比べると大きくなった。
それでも、ひらがなばかりだった日向の書簡に漢字が増え、文字数が増えて、字は格段に読みやすく整ってきている。
日向の努力の証が詰まった手紙だ。それが愛しくて愛しくて、何度も読んだ。
指先で日向の一文字一文字を撫でていると、俺が脱いだ服を片付けていた従僕が言う。
「今日は、お部屋の前までご自分でいらしていましたよ。」
「日向が?」
「ええ、萩花様が抱いていらしたんですが、部屋の前に来た時にはご自分の足で歩いて、扉を叩かれました、」
「そうか。…何か言っていたか、」
「自分で言えなくて、ごめんね、だそうです、」
部屋の扉の前で、小さな王子が手紙を差し出す姿が脳裏に浮かぶ。
少し緊張した面持ちで、史冝(しぎ)を上目遣いに見上げる日向を勝手に想像して、可愛いな、と思うと同時に、その姿をこの従僕は見たのかと思い至り、嫉妬した。
すぐに自分の浅はかさに気づいて打ち消すが、次には、ごめんね、と詫びる姿を想像して、腹がきゅっと締め付けられる。
「…俺は、謝らせてばかりだな、」
「日向様のお人柄でもありますから、あまり落ち込まれませんよう、」
「うん、分かってる、」
史宜はそう言うし、俺は頷くけれど、気持ちは沈む。
日向の手紙が嬉しかった。俺の部屋に手紙を届けられる程、元気になっていることにも安心もする。
だけど、こうなってみて初めて、日向の口から出る言葉や、拙く綴られた言葉には、いつも謝罪が混じっていることに気付かされた。
俺が食事を届けた時に隠れ家から出られないこと。声をかけても答えられないこと。魔法の鍛練がができないこと。学院に通えないこと。食事を残してしまったこと。
何一つ、日向が詫びる必要はないのに、そうせずにいられない日向が切ない。
日向の性格もあるし、尼嶺での生活がそうさせるのもあるだろう。だけど、俺がそんな風にしたのも確かだ。
俺の日向に対する不安や恐怖を受けるたびに、日向は自分を責めて、何度も胸の内で謝っていたののだ。謝るべきは俺であって、日向じゃない。
でも、謝罪合戦を繰り広げたところで、日向の恐れが小さくなる訳じゃないんだよな。
「夕食の前に、お返事を書かれますか、」
「うん、」
頷くより早く、史宜が机の上に紙とペンを並べ出していて笑った。書くけども。
カブの礼を書いた。日向の採ったカブを食べられることが嬉しいとも。
それから今日学院であったこと、学んだこと。宮城でのできごと。
何より、日向が大好きなのだと、何度も伝えたかった。
謝らなくていい。そう伝えたところで、きっと日向はまた自分を責める。
それよりも、今のままの日向でいい。ありのままの日向を大好きなんだと、伝えたかった。
今、魔法学を学び直しているよ。一度修学した魔法基礎から、一つずつ。
日向の魔法が分かるわけじゃないけれど、魔法が分からないからこそ、俺は不安にもなる。
皇族として守られる側だから、藤夜ほど分からなくても構わないと思っていた。でも、守る側に立つなら、俺はやはりちゃんと学ぶべきなのだと、今は思う。
例え日向自身の魔法が困難なものであっても、それでいい。日向自身ができなくても、俺たちが守る。日向が魔法を学びたいと言うなら、一緒に学ぶ。
どんな日向であっても、丸ごと受け止められるように、頑張るよ。
だから、手紙で、丸ごと全部愛しているんだと、日向に伝わるといい。
ペンを置き、手紙を折って封筒に入れる。
鷹と大瑠璃の印璽を押して封をしたら、それを持って日向の部屋に向かった。
前室の扉を開くと東と萩花が机を囲んで話していて、俺の姿を見ると立ち上がる。机の上に教科書らしき書物が広がっていたから、萩花が東に教えていたのだろう。最近よくこの光景を見るな。
「どうだ、」
「先ほどお風呂から上がって隠れ家に戻られたところです。今日は東と畑におりましたから、泥だらけになって帰ってきましたよ、」
「カブを収穫したと手紙に書いてたな、」
「引っこ抜くのが楽しいんだそうです。部屋に戻ってからも、宇継(うつぎ)さんに一生懸命コツを説明していました。」
「そうか、」
初めて畑でカブを収穫した時のことを思い出す。
調理されたカブしか見たことがなかった日向は、カブが土の中で育つことも、独特な形をしていることも、土の中から引き抜くのに力が必要なことも何もかも初めてで驚いていた。
一緒に収穫した時は、力がなくてうまく引き抜けなかったが、…そうか、1人でできるようになったのか。
寂しさと、嬉しさ、嫉妬。
いろんな感情が胸の中に湧く。
気がつくと、俺の表情を窺うように萩花が見ていた。
大丈夫だよ。寂しさに飲まれて日向を不安にさせたりしない。
萩花に微笑んでみせて、東に何を勉強しているのか尋ねていると、日向の夕食が届いた。一呼吸おいて部屋に入り、日向の食事を隠れ家の前に持っていく。
以前、食事に手紙を添えたら、日向は汁物をこぼして大泣きしたから、手紙は宇継に渡した。
「日向、ご飯だよ。日向の言う通り、料理長がカブをシチューにしてくれたみたいだ、」
いつもは息をひそめるだけで反応のない隠れ家から、日向が動く気配がする。
思わず期待して胸が鳴った。
扉を開けてくれるのではないか。声を聞かせてくれるのではないか。
が、やはり扉は開かない。
落胆しないわけではなかったが、日向が確かにそこにいることを感じた。
そのことが嬉しいのも確かだ。だから、今は、それでいい。
「手紙、ありがとうな。宇継に返事を渡したから、後で読んでもらえると嬉しい。」
うん、
小さく、日向が頷いたような気がした。
また俺の頭は、勝手にいいように妄想するのか。そう思った。
だけど、違う。
頷いた。小さいけれど、確かに答えた。
姿は見えないのに、何の音もしないのに、なぜか確信する。
「カブ…楽しかったか…?」
うん、
胸が熱い。
「1人で引き抜けたのか?前はできなかったのに、」
うん、
胸の熱が全身に広がって、目頭が熱くなるのを感じた。
「カブのシチュー、嬉しいな。日向の好物だもんな。」
うん、
「食事が摂れるようになって嬉しい。無理しなくていいけど、食べれる分は食べてほしい、」
うん、
「また…返事をくれるか?」
うん、
「日向の採ったカブがどうだったか、教えてくれる?」
うん、
目の前が涙で滲むのに、明るくなった気がする。
日向がそこにいる。そこにいて、確かに俺の声を聞いている。
ずっとその存在を感じていたかった。
だけど、日向の好物が冷めてしまう。
日向が小さな手で、自分で引っこ抜いたと喜んだカブ。
「…日向、」
日向の食事の為に離れるべきだと思うのに、離れ難かった。
少しでも近づきたくて、隠れ家の扉に手が延びる。
「大好きだ、日向、」
うん、と小さく頷いた後、日向の手が扉越しに触れた気がした。
今度こそ思い込みかもしれないけれど、小さな温もりがそこにある気がする。
「日向の全部が、本当に大好きだよ、」
うん、
日向が泣いているような気がした。
俺が帰ったあと、いつも泣いていると萩花に聞いたせいかもしれない。
いつか、俺の大好きの気配がわかると言ったな。
なあ、日向。今はどうだろう。
俺が日向を大好きだって、分かるか?
たとえ声が聞けなくたって、姿が見えなくたって、日向がいるだけで嬉しくもなるし幸せにもなるんだ。それと同じくらい、嫉妬もするし寂しくなったり不安になったりもするけど、全部日向が大好きだからだよ。
大好きという言葉では足りないくらい。
その全てをどう伝えたらいいのか逡巡していると、声がした。
「ぼく、も、だいす、き、」
「…うん、」
掠れた、小さな日向の声。
堪えきれず、涙が溢れた。
鷹と青巫鳥(あおじ)の封蝋で閉じられた水色の封筒。
開けば、日向の拙い文字が連なっていて、胸が鳴った。
『しおうへ
畑でかぶを収かくしたよ。
料理長が、シチューを作る、やくそく。
食べてね。
今日も、かくれが、できなかった。
ごめんね。 ひなた』
少し震えて線はガタつく。丸く曲がる部分は、どうしても外に膨らんでしまうから、他と比べると大きくなった。
それでも、ひらがなばかりだった日向の書簡に漢字が増え、文字数が増えて、字は格段に読みやすく整ってきている。
日向の努力の証が詰まった手紙だ。それが愛しくて愛しくて、何度も読んだ。
指先で日向の一文字一文字を撫でていると、俺が脱いだ服を片付けていた従僕が言う。
「今日は、お部屋の前までご自分でいらしていましたよ。」
「日向が?」
「ええ、萩花様が抱いていらしたんですが、部屋の前に来た時にはご自分の足で歩いて、扉を叩かれました、」
「そうか。…何か言っていたか、」
「自分で言えなくて、ごめんね、だそうです、」
部屋の扉の前で、小さな王子が手紙を差し出す姿が脳裏に浮かぶ。
少し緊張した面持ちで、史冝(しぎ)を上目遣いに見上げる日向を勝手に想像して、可愛いな、と思うと同時に、その姿をこの従僕は見たのかと思い至り、嫉妬した。
すぐに自分の浅はかさに気づいて打ち消すが、次には、ごめんね、と詫びる姿を想像して、腹がきゅっと締め付けられる。
「…俺は、謝らせてばかりだな、」
「日向様のお人柄でもありますから、あまり落ち込まれませんよう、」
「うん、分かってる、」
史宜はそう言うし、俺は頷くけれど、気持ちは沈む。
日向の手紙が嬉しかった。俺の部屋に手紙を届けられる程、元気になっていることにも安心もする。
だけど、こうなってみて初めて、日向の口から出る言葉や、拙く綴られた言葉には、いつも謝罪が混じっていることに気付かされた。
俺が食事を届けた時に隠れ家から出られないこと。声をかけても答えられないこと。魔法の鍛練がができないこと。学院に通えないこと。食事を残してしまったこと。
何一つ、日向が詫びる必要はないのに、そうせずにいられない日向が切ない。
日向の性格もあるし、尼嶺での生活がそうさせるのもあるだろう。だけど、俺がそんな風にしたのも確かだ。
俺の日向に対する不安や恐怖を受けるたびに、日向は自分を責めて、何度も胸の内で謝っていたののだ。謝るべきは俺であって、日向じゃない。
でも、謝罪合戦を繰り広げたところで、日向の恐れが小さくなる訳じゃないんだよな。
「夕食の前に、お返事を書かれますか、」
「うん、」
頷くより早く、史宜が机の上に紙とペンを並べ出していて笑った。書くけども。
カブの礼を書いた。日向の採ったカブを食べられることが嬉しいとも。
それから今日学院であったこと、学んだこと。宮城でのできごと。
何より、日向が大好きなのだと、何度も伝えたかった。
謝らなくていい。そう伝えたところで、きっと日向はまた自分を責める。
それよりも、今のままの日向でいい。ありのままの日向を大好きなんだと、伝えたかった。
今、魔法学を学び直しているよ。一度修学した魔法基礎から、一つずつ。
日向の魔法が分かるわけじゃないけれど、魔法が分からないからこそ、俺は不安にもなる。
皇族として守られる側だから、藤夜ほど分からなくても構わないと思っていた。でも、守る側に立つなら、俺はやはりちゃんと学ぶべきなのだと、今は思う。
例え日向自身の魔法が困難なものであっても、それでいい。日向自身ができなくても、俺たちが守る。日向が魔法を学びたいと言うなら、一緒に学ぶ。
どんな日向であっても、丸ごと受け止められるように、頑張るよ。
だから、手紙で、丸ごと全部愛しているんだと、日向に伝わるといい。
ペンを置き、手紙を折って封筒に入れる。
鷹と大瑠璃の印璽を押して封をしたら、それを持って日向の部屋に向かった。
前室の扉を開くと東と萩花が机を囲んで話していて、俺の姿を見ると立ち上がる。机の上に教科書らしき書物が広がっていたから、萩花が東に教えていたのだろう。最近よくこの光景を見るな。
「どうだ、」
「先ほどお風呂から上がって隠れ家に戻られたところです。今日は東と畑におりましたから、泥だらけになって帰ってきましたよ、」
「カブを収穫したと手紙に書いてたな、」
「引っこ抜くのが楽しいんだそうです。部屋に戻ってからも、宇継(うつぎ)さんに一生懸命コツを説明していました。」
「そうか、」
初めて畑でカブを収穫した時のことを思い出す。
調理されたカブしか見たことがなかった日向は、カブが土の中で育つことも、独特な形をしていることも、土の中から引き抜くのに力が必要なことも何もかも初めてで驚いていた。
一緒に収穫した時は、力がなくてうまく引き抜けなかったが、…そうか、1人でできるようになったのか。
寂しさと、嬉しさ、嫉妬。
いろんな感情が胸の中に湧く。
気がつくと、俺の表情を窺うように萩花が見ていた。
大丈夫だよ。寂しさに飲まれて日向を不安にさせたりしない。
萩花に微笑んでみせて、東に何を勉強しているのか尋ねていると、日向の夕食が届いた。一呼吸おいて部屋に入り、日向の食事を隠れ家の前に持っていく。
以前、食事に手紙を添えたら、日向は汁物をこぼして大泣きしたから、手紙は宇継に渡した。
「日向、ご飯だよ。日向の言う通り、料理長がカブをシチューにしてくれたみたいだ、」
いつもは息をひそめるだけで反応のない隠れ家から、日向が動く気配がする。
思わず期待して胸が鳴った。
扉を開けてくれるのではないか。声を聞かせてくれるのではないか。
が、やはり扉は開かない。
落胆しないわけではなかったが、日向が確かにそこにいることを感じた。
そのことが嬉しいのも確かだ。だから、今は、それでいい。
「手紙、ありがとうな。宇継に返事を渡したから、後で読んでもらえると嬉しい。」
うん、
小さく、日向が頷いたような気がした。
また俺の頭は、勝手にいいように妄想するのか。そう思った。
だけど、違う。
頷いた。小さいけれど、確かに答えた。
姿は見えないのに、何の音もしないのに、なぜか確信する。
「カブ…楽しかったか…?」
うん、
胸が熱い。
「1人で引き抜けたのか?前はできなかったのに、」
うん、
胸の熱が全身に広がって、目頭が熱くなるのを感じた。
「カブのシチュー、嬉しいな。日向の好物だもんな。」
うん、
「食事が摂れるようになって嬉しい。無理しなくていいけど、食べれる分は食べてほしい、」
うん、
「また…返事をくれるか?」
うん、
「日向の採ったカブがどうだったか、教えてくれる?」
うん、
目の前が涙で滲むのに、明るくなった気がする。
日向がそこにいる。そこにいて、確かに俺の声を聞いている。
ずっとその存在を感じていたかった。
だけど、日向の好物が冷めてしまう。
日向が小さな手で、自分で引っこ抜いたと喜んだカブ。
「…日向、」
日向の食事の為に離れるべきだと思うのに、離れ難かった。
少しでも近づきたくて、隠れ家の扉に手が延びる。
「大好きだ、日向、」
うん、と小さく頷いた後、日向の手が扉越しに触れた気がした。
今度こそ思い込みかもしれないけれど、小さな温もりがそこにある気がする。
「日向の全部が、本当に大好きだよ、」
うん、
日向が泣いているような気がした。
俺が帰ったあと、いつも泣いていると萩花に聞いたせいかもしれない。
いつか、俺の大好きの気配がわかると言ったな。
なあ、日向。今はどうだろう。
俺が日向を大好きだって、分かるか?
たとえ声が聞けなくたって、姿が見えなくたって、日向がいるだけで嬉しくもなるし幸せにもなるんだ。それと同じくらい、嫉妬もするし寂しくなったり不安になったりもするけど、全部日向が大好きだからだよ。
大好きという言葉では足りないくらい。
その全てをどう伝えたらいいのか逡巡していると、声がした。
「ぼく、も、だいす、き、」
「…うん、」
掠れた、小さな日向の声。
堪えきれず、涙が溢れた。
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