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第弐部-Ⅰ:世界の中の
98.日向 怖くなったら甘えたらいい
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あじろと二人でいたちを追いかけた。
草の中を走ったり、ころころしたり、飛んだりしていたちに手をのばす。
いたちはつかまらないけど、おもしろかった。
走るも、草の中をころがるも、飛びこんであじろとごつんってするも、ぜんぶおもしろかった。
いいね、あじろ、いいね。
「あじろ、いたち、あっち、」
僕がいたちを見つけて教えたら、またあじろが走る。
わーって言いながら、あじろが草の中のいたちに飛びついたから、僕も走って、飛び込んだ。
「あじろ、」
飛びこんだのに、草じゃなかった。真っ黒。
いたちがいない。あじろもいない。
「あじろ、」
何で、って怖くなった。
顔を上げて、あじろをさがす。
裏庭じゃない。くらだ。
くらの入口の重い扉から、青紫色が出て行くのが見えて、追いかけたかった。
だけど、足が動かない。
声がでない。
くらの中では、僕はしゃべるも、走るもできない。
あじろ、待って。おいてかないで。
あじろ、あじろ、あじろ。
行かないで。
怖くて、どうしたらいいか分からなくて、助けてって、思ったら、いいよ、って魔法が言った。
僕の魔力が手をのばす。
魔法がおいでって、手をつなぐ。
そしたら、金色と朱と白の光がきらきらした。
あじろ、って金色が言う。
行こうか、って朱が言う。
おいで、って白が言う。
きらきらが輪っかになって、くぐったら、あじろに行けるって、僕は分かった。
あれをくぐったら、怖いはなくなるかもしれない。
くらから出られるかもしれない。
でも、ちがうがあって、いやがあった。
ちがう。ちがう。これじゃない。
でも、おいで、って魔法が言う。
怖いがいっぱいになって、体がふるえた。
ちがう、あじろに会いたいけど、ちがう。
そっちに行ったら、僕はもっとさびしくなる。
なのに、声が出ない。
心の中でちがう、って言うのに、誰もきいてくれない。
左のくすり指が熱くなった。
しおうのくれた輪っか。僕のやくそく。
ぎゅうって左手を握ったら、何かつかまえた。
「しぉ、う、」
僕は紫色がほしい。
金色と朱と白は、ちがう。今はちがう。
お願い、消えて。お願い。
消えて!
ぐうって握ったら、温かいものが、僕をひっぱった。
「日向!」
ぱって、目が開いて、紫色が見えた。
金色と朱と白が、星がちかちかするみたいに消えて行って、くらも真っ黒もなくなる。
しおうだけが、僕を見てた。
「し、お、」
「ああ、わかるか、」
「くら、は、」
「離宮だよ、…おいで、」
しおうが手をのばすけど、僕は体がかたまって、動かない。息が苦しい。胸が痛い。お腹がそわそわする。
左の手だけがぎゅうって、しおうの手をにぎってた。
左の手。僕としおうのやくそくの金色がある手。
僕が動かないが分かったら、しおうが僕を起こして抱っこする。ちゅうってして、大丈夫だよって何回も言った。
心配の目が、僕を見る。紫色の目。しおう。
その目を見たら、涙が出てきて、しおうが、どうした、って言った。
「魔法が、行こう、って言った、」
ぎゅうって、しおうの手が強くなった。
少し痛いけど、僕は今強いくらいが安心した。
しおう、お願い、離さないで。
「…今、気配が薄いのはそのせいか?」
「あじろが、いないが、怖かった。助けて、って言ったら、魔法が、いいよ、って。あじろに、行こう、って。」
「転移魔法か、」
心配の目が、怖いの目になって、しおうが泣きそうになる。
ごめんね、しおう。
「でも、行かなかった、よ。僕、ちゃんと、がまんした。魔力、おさえた、」
紫色の目が大きくなって、しおうがうんと強く僕を抱いた。
しおうの怖いが、僕は分かったけど、しおうの温かいが、僕を安心にする。
とくとく早かった心臓が、ちょっとずつゆっくりになって、息が楽になる。体が動くようになったから、僕もしおうの背中を抱いて、ぎゅうってした。
しおうの手がふるえてる。
僕が怖い時と同じくらい。
ごめんね、しおう。
「…魔力は、ちゃんと抑えられてるか、」
「うん、」
「畝見(うなみ)を呼ぶか、」
「んーん、」
「ダメだ、怖い。何でよりによって転移魔法なんだ。あんな超級魔法使ったら、お前…っ、」
しおうの声がふるえて、泣いてるが分かった。
怖いがいっぱいに膨らんで、不安と心配のけはいが、しおうをいっぱい包む。
びっくりした。
僕は急に安心になった。
しおうが心配も、怖いも、泣くも、ぜんぶ僕が大好きだからって、分かるから。
ごめんね、しおう。
「何であいつを夢にまで見るんだ。俺を見ろよ。」
「うん、」
「俺の番いだろ。約束しただろ。ずっと一緒なんだろ。勝手にどこかに行こうとするな。転移魔法なんか使うな。行きたいなら、俺が連れてく。ダメだ、勝手に行くな!」
「うん、」
「魔法って何だよ、お前の魔法。ふざけんな!何が、いいよだ。日向を勝手に連れてくな、何で、何で…っ」
しおうがいっぱい泣いて、僕の肩が温かくなる。
ごめんね、って紫の髪をなでたら、もっとぎゅうってして、ちょっと息が苦しくなった。
でも、今度は僕がしおうを安心する番だから、がまんして、いっぱいやさしくする。
頭をなでると、ね。
僕はいつも目を閉じて、それだけ感じたくなるよ。ちょっと眠くなるのが、僕はいい。
背中はね、さすさすすると、そわそわが小さくなる。心臓もゆっくりになる。
ちゅうって、するとふわふわになるね。
額にすると、頭の中のぐるぐるが小さくなるの。頬にすると温かくなって、安心する。鼻はちょっとくすぐったい。まぶたは、くすぐったいと安心とうれしい。首は、ふわふわするけどどきどきもして、何かふしぎになる。耳は、ちょっとにがて。
ちゅうって、しおうの顔にいっぱいしたら、しおうも安心になる?
「…口も、」
僕がちゅってしてたら、しおうの涙が止まって、紫の目が僕を見た。
わがまま言うときの目。だだの目。
いいよ、って口づけたら、しおうが少し安心になった気がした。
だから、いつもしおうが僕をとろとろにするみたいに、口の中にもいっぱいちゅうってする。
口は、温かいのが一番わかる。
ちゅうってするのは口の中なのに、頭から背骨の下までびりびりってなるのがちょっと怖いけど、気持ちいいってことなんだよって、しおうが教えた。びりびりのあとに、僕はとろとろになるから、しおうもなるかな。なってほしい。
がんばってちゅうってしたら、しおうのふるえるが、怖いのふるえるから、びりびりのふるえるになった気がして、うれしかった。
「ひな、た、」
「ん、」
「お前、エロすぎだ。何でこんなうまくなってんだ、」
はあ、って息を吐いたしおうがきれいで、とろとろしてる。
「もう怖く、ない?」
「…怖いのは、怖いよ。なあ、頼むから、俺のいないとこに勝手に行かないで、」
「うん、」
「転移魔法は、ダメだ。絶対ダメだ。約束してくれ、」
「わかった、」
「亜白がお前の中ででかすぎて、嫉妬がとまらん。お前の大事な友達なのは分かるけど、悔しい。何であいつのせいで、俺がこんな怖い思いしなきゃならないんだ。くそっ、」
しおうが、いつものしおうに戻ってく。
とろとろのしおうが、僕はうんと好きだから、もっとやさしくしたかったのに、ざんねんだった。
しおうが僕の前髪をなでる。
汗でくっついたのをちょっとずつよけながら、大丈夫か、って聞くから、うん、って言った。
「…お前、服も汗だくだろ。宇継をよぶから、着替えよう、」
「しおう、やる?」
「はあ?この状況で言うな。襲うぞ、」
「おそう、」
お風呂はダメだけど、着替えはいいかなって思ったのに、ダメだった。
しおうはあっという間にベルを鳴らして、うつぎを呼ぶ。
ざんねん、って言って、しおうの膝にころんってしたら、はあ、ってしおうがため息をついた。心配が、困ったになる。
「なあに、」
「俺は、お前が死ぬかもって、滅茶苦茶怖かったんだぞ。今も心臓がばくばく言ってるし、頭も混乱してる。何で夢一つでこんなことになるんだよ。こっちは、とんでもない悩みが増えて困ってんのに、お前は、」
「しおう、がいたら、安心、だった、」
「だから、この状況で言うな、本気で襲うぞ、」
「…殿下?」
怒った顔のうつぎが来て、僕を着替えたら、しおうがいっぱい叱られた。
それを見て僕が笑ったら、しおうはまた大きなため息をついたけど、やっとちゃんと安心になったみたい。
草の中を走ったり、ころころしたり、飛んだりしていたちに手をのばす。
いたちはつかまらないけど、おもしろかった。
走るも、草の中をころがるも、飛びこんであじろとごつんってするも、ぜんぶおもしろかった。
いいね、あじろ、いいね。
「あじろ、いたち、あっち、」
僕がいたちを見つけて教えたら、またあじろが走る。
わーって言いながら、あじろが草の中のいたちに飛びついたから、僕も走って、飛び込んだ。
「あじろ、」
飛びこんだのに、草じゃなかった。真っ黒。
いたちがいない。あじろもいない。
「あじろ、」
何で、って怖くなった。
顔を上げて、あじろをさがす。
裏庭じゃない。くらだ。
くらの入口の重い扉から、青紫色が出て行くのが見えて、追いかけたかった。
だけど、足が動かない。
声がでない。
くらの中では、僕はしゃべるも、走るもできない。
あじろ、待って。おいてかないで。
あじろ、あじろ、あじろ。
行かないで。
怖くて、どうしたらいいか分からなくて、助けてって、思ったら、いいよ、って魔法が言った。
僕の魔力が手をのばす。
魔法がおいでって、手をつなぐ。
そしたら、金色と朱と白の光がきらきらした。
あじろ、って金色が言う。
行こうか、って朱が言う。
おいで、って白が言う。
きらきらが輪っかになって、くぐったら、あじろに行けるって、僕は分かった。
あれをくぐったら、怖いはなくなるかもしれない。
くらから出られるかもしれない。
でも、ちがうがあって、いやがあった。
ちがう。ちがう。これじゃない。
でも、おいで、って魔法が言う。
怖いがいっぱいになって、体がふるえた。
ちがう、あじろに会いたいけど、ちがう。
そっちに行ったら、僕はもっとさびしくなる。
なのに、声が出ない。
心の中でちがう、って言うのに、誰もきいてくれない。
左のくすり指が熱くなった。
しおうのくれた輪っか。僕のやくそく。
ぎゅうって左手を握ったら、何かつかまえた。
「しぉ、う、」
僕は紫色がほしい。
金色と朱と白は、ちがう。今はちがう。
お願い、消えて。お願い。
消えて!
ぐうって握ったら、温かいものが、僕をひっぱった。
「日向!」
ぱって、目が開いて、紫色が見えた。
金色と朱と白が、星がちかちかするみたいに消えて行って、くらも真っ黒もなくなる。
しおうだけが、僕を見てた。
「し、お、」
「ああ、わかるか、」
「くら、は、」
「離宮だよ、…おいで、」
しおうが手をのばすけど、僕は体がかたまって、動かない。息が苦しい。胸が痛い。お腹がそわそわする。
左の手だけがぎゅうって、しおうの手をにぎってた。
左の手。僕としおうのやくそくの金色がある手。
僕が動かないが分かったら、しおうが僕を起こして抱っこする。ちゅうってして、大丈夫だよって何回も言った。
心配の目が、僕を見る。紫色の目。しおう。
その目を見たら、涙が出てきて、しおうが、どうした、って言った。
「魔法が、行こう、って言った、」
ぎゅうって、しおうの手が強くなった。
少し痛いけど、僕は今強いくらいが安心した。
しおう、お願い、離さないで。
「…今、気配が薄いのはそのせいか?」
「あじろが、いないが、怖かった。助けて、って言ったら、魔法が、いいよ、って。あじろに、行こう、って。」
「転移魔法か、」
心配の目が、怖いの目になって、しおうが泣きそうになる。
ごめんね、しおう。
「でも、行かなかった、よ。僕、ちゃんと、がまんした。魔力、おさえた、」
紫色の目が大きくなって、しおうがうんと強く僕を抱いた。
しおうの怖いが、僕は分かったけど、しおうの温かいが、僕を安心にする。
とくとく早かった心臓が、ちょっとずつゆっくりになって、息が楽になる。体が動くようになったから、僕もしおうの背中を抱いて、ぎゅうってした。
しおうの手がふるえてる。
僕が怖い時と同じくらい。
ごめんね、しおう。
「…魔力は、ちゃんと抑えられてるか、」
「うん、」
「畝見(うなみ)を呼ぶか、」
「んーん、」
「ダメだ、怖い。何でよりによって転移魔法なんだ。あんな超級魔法使ったら、お前…っ、」
しおうの声がふるえて、泣いてるが分かった。
怖いがいっぱいに膨らんで、不安と心配のけはいが、しおうをいっぱい包む。
びっくりした。
僕は急に安心になった。
しおうが心配も、怖いも、泣くも、ぜんぶ僕が大好きだからって、分かるから。
ごめんね、しおう。
「何であいつを夢にまで見るんだ。俺を見ろよ。」
「うん、」
「俺の番いだろ。約束しただろ。ずっと一緒なんだろ。勝手にどこかに行こうとするな。転移魔法なんか使うな。行きたいなら、俺が連れてく。ダメだ、勝手に行くな!」
「うん、」
「魔法って何だよ、お前の魔法。ふざけんな!何が、いいよだ。日向を勝手に連れてくな、何で、何で…っ」
しおうがいっぱい泣いて、僕の肩が温かくなる。
ごめんね、って紫の髪をなでたら、もっとぎゅうってして、ちょっと息が苦しくなった。
でも、今度は僕がしおうを安心する番だから、がまんして、いっぱいやさしくする。
頭をなでると、ね。
僕はいつも目を閉じて、それだけ感じたくなるよ。ちょっと眠くなるのが、僕はいい。
背中はね、さすさすすると、そわそわが小さくなる。心臓もゆっくりになる。
ちゅうって、するとふわふわになるね。
額にすると、頭の中のぐるぐるが小さくなるの。頬にすると温かくなって、安心する。鼻はちょっとくすぐったい。まぶたは、くすぐったいと安心とうれしい。首は、ふわふわするけどどきどきもして、何かふしぎになる。耳は、ちょっとにがて。
ちゅうって、しおうの顔にいっぱいしたら、しおうも安心になる?
「…口も、」
僕がちゅってしてたら、しおうの涙が止まって、紫の目が僕を見た。
わがまま言うときの目。だだの目。
いいよ、って口づけたら、しおうが少し安心になった気がした。
だから、いつもしおうが僕をとろとろにするみたいに、口の中にもいっぱいちゅうってする。
口は、温かいのが一番わかる。
ちゅうってするのは口の中なのに、頭から背骨の下までびりびりってなるのがちょっと怖いけど、気持ちいいってことなんだよって、しおうが教えた。びりびりのあとに、僕はとろとろになるから、しおうもなるかな。なってほしい。
がんばってちゅうってしたら、しおうのふるえるが、怖いのふるえるから、びりびりのふるえるになった気がして、うれしかった。
「ひな、た、」
「ん、」
「お前、エロすぎだ。何でこんなうまくなってんだ、」
はあ、って息を吐いたしおうがきれいで、とろとろしてる。
「もう怖く、ない?」
「…怖いのは、怖いよ。なあ、頼むから、俺のいないとこに勝手に行かないで、」
「うん、」
「転移魔法は、ダメだ。絶対ダメだ。約束してくれ、」
「わかった、」
「亜白がお前の中ででかすぎて、嫉妬がとまらん。お前の大事な友達なのは分かるけど、悔しい。何であいつのせいで、俺がこんな怖い思いしなきゃならないんだ。くそっ、」
しおうが、いつものしおうに戻ってく。
とろとろのしおうが、僕はうんと好きだから、もっとやさしくしたかったのに、ざんねんだった。
しおうが僕の前髪をなでる。
汗でくっついたのをちょっとずつよけながら、大丈夫か、って聞くから、うん、って言った。
「…お前、服も汗だくだろ。宇継をよぶから、着替えよう、」
「しおう、やる?」
「はあ?この状況で言うな。襲うぞ、」
「おそう、」
お風呂はダメだけど、着替えはいいかなって思ったのに、ダメだった。
しおうはあっという間にベルを鳴らして、うつぎを呼ぶ。
ざんねん、って言って、しおうの膝にころんってしたら、はあ、ってしおうがため息をついた。心配が、困ったになる。
「なあに、」
「俺は、お前が死ぬかもって、滅茶苦茶怖かったんだぞ。今も心臓がばくばく言ってるし、頭も混乱してる。何で夢一つでこんなことになるんだよ。こっちは、とんでもない悩みが増えて困ってんのに、お前は、」
「しおう、がいたら、安心、だった、」
「だから、この状況で言うな、本気で襲うぞ、」
「…殿下?」
怒った顔のうつぎが来て、僕を着替えたら、しおうがいっぱい叱られた。
それを見て僕が笑ったら、しおうはまた大きなため息をついたけど、やっとちゃんと安心になったみたい。
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