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第弐部-Ⅰ:世界の中の
90.紫鷹 どんなに嫌だと言われても
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バサバサと何かが落ちる音がして、跳ね起きた。
すぐさま腕の中にいるはずの日向を確かめるが、いない。
暗い室内に視線を巡らせると、ほのかに灯る煌玉(こうぎょく)の明かりが見えて、ぼんやりと揺らめく人影に気付いた。
うー、と小さく唸る声がする。
床に散らばった白いものを見て、落ちたのは日向が生き物の絵を描いた画用紙かと理解した。
確か、束ねて棚の一つ所にまとめてあった。
こんな夜中にそれを引っ張り出して何だろう、と思考したところで、昨日のボロボロになった紙片を思いだす。
俺が大好きな日向の字は、破られてしまった。
俺には大事な宝物だったのに。
今度は絵か、と思うと、胸が苦しくなって、ベッドから飛び起きていた。
「日向、何してる、」
散らばった画用紙の真ん中で、日向がうずくまって泣いていた。
「しぉ、来ない、」
「そんなこと言うなよ。こんな夜中に泣いてたら心配するだろ、」
「やぁ、だぁ、」
やだ、と言うくせに。
俺が膝をついて背中を撫でれば、日向は擦り寄って来て膝に頭を乗せて泣く。
何かを葛藤していて、心は嫌だと言っているのに、体は温もりを求めているのだろうと思った。
だから、抱き上げ、俺のできる最大限で優しく撫でて慰める。
いやだ、と頭を振りながらもしがみついてきた日向に安堵した。
「けがはしてないな?」
ぅん、
「絵を描きたかったのか?」
ちがう、
「ならどうした。教えてくれたら一緒にやるから、」
うー、とまた唸り出した頭に口づけを落とす。
いいよ、言いたくないならいわなくていい。
俺は、こうして日向を甘やかすから、安心して葛藤してくれたら、それでいい。
昨晩、辛ければ無理をするな、と侍女や護衛たちが言った。
昼間、日向を抱いて寝落ちたから、俺の体を心配してのことだろうと思う。
正直、体は辛い。日向との婚約に向けて純粋に仕事量が増えたし、夜はこうして日向が落ち着かないからずっと寝不足だ。
だけどなあ、一緒にいる方が、俺の心は満たされる。
魔法の失敗から、苛立ちを隠せない日向は、いやだと俺を拒絶もするし、嫌いとも言うようになった。言われるたび、胸を刃物でえぐられるみたいに、傷つく。
側にいてしんどいと感じることも、増えた。
昨日、ボロボロに破られた雑記帳を見たときには、俺の大切な宝物を壊されたことに、多少の怒りも覚えた程だ。
でもなあ、いつも結局、こんな風に縋ってくる。
その姿に触れるたびに、日向が心の奥底では俺を求めているのだと思えて、たまらなくなった。
だから、ひどく泣いている日向に悪いとは思いつつも、嬉しくなるし、幸福感で満たされる。
俺に日向の側を離れる選択肢は、本当にないんだな、と改めて思えて、笑えるほどだった。
そんな俺の感情が、日向にはちゃんと分かるんだと思う。
「…ね、」
「うん?」
「しぉが、大好きって、言った、のに、やぶった、ごめん、ね、」
「ああ、雑記帳のことか、」
甘やかして、優しく抱きしめるほどに、日向の口は、いや、から、ごめんね、に変わる。
安心できるのだろうか。
葛藤が、少しでも解けているのだろうか。
ごめんね、が少しずつ言葉を紡ぐようになって、その心の内を徐々に吐き出せるようになった。
「字が、できない、がいや、だった、」
「うん、」
「だから、やぶった。でも、やぶったら、しおうが、かなしかった、」
「うん、悲しかったなあ、」
「僕は、しおうが、かなしいは、いやなのに、もっと、いや、なのに、」
拙い告白に、胸が熱くなる。
そうか、字がうまく書けないことよりも、俺が悲しむことの方が、日向にとっては嫌だったのか。
「字、やる、しおうに、ごめん、ね、ってあげる、」
「何、俺のために、こんな夜中に頑張ってたの、」
鼓動が跳ね上がる感覚のまま、胸の中の頭を捕まえて顔を覗き込んだ。
一人で無理に拭ったせいか、目の周りが真っ赤になって腫れている。ところどころ、皮膚が薄くなっているのが、痛々しかった。
それなのに、水色の目が俺を思って泣いているのかと思うと、嬉しい。
「字、やるのに、僕がやぶったから、できない、紙が、ほしい、かったのに、また、上手に、できな、かった、」
散らばった画用紙は、そのためか。
俺のために、字を書こうと頑張った証か。
こんなの、嬉しくない方が、どうかしている。
「できなかった、なんて言うなよ。一緒にやろう。一人でできなくても、一緒なら日向はできるだろ、」
「やぁ、だぁ、」
「一人で頑張りたいのは分かるけど、俺だって嫌だ。日向と一緒にやりたい。日向ができるようになるのを、側で見ていたい、」
小さな手が、涙を拭おうとするのを奪って、代わりに口でその涙を掬ってやる。
拒まれなかったから、唇にも吸い付いて溶かした。
日向が愛しくて、俺も我が儘を言いたくてたまらない。
「日向は俺の番いだろ。ずっと一緒って、約束したんだから、一緒にやらせて、」
「つが、い、だから?」
「そう、番だから、」
水色の視線が泳いで、戸惑っているのが分かった。
涙は止まらないし、眉を寄せて険しい顔になるのが、申し訳ないとは思う。
無理な言い分だとは分かっているよ。
でも、絆されてくれ。
「…いいよ、」
悔しいのも、悲しいのも、嫌なのも、全部混じった顔。
それでも、どこか安心したように見えたのは、きっと間違いじゃなかったと思う。
幼い心で、必死に葛藤して出した解答が、宝物のように愛おしかった。
また寝不足になるとか、そんなことはどうでもいい。
日向になら、傷つけられるのも、辛くさせられるのも、俺にとっては全て大事で、自分でも重症だなとは分かっている。
だけど、日向の葛藤も、成長も、全部俺のものだ。
そう強請りたくなるんだよ、俺は。
「上手、ならない、」
「上手くなってるよ。最初の頃なんか、お、は左右逆に書いてただろ、」
煌玉の小さな明かりの中で、二人で画用紙を広げて字を書いた。
おれの手本をまねて、日向が書く。できないと唸る日向を、俺がどろどろに甘やかして、また一緒に書く。
「へた、」
「日向が何と言おうと、俺は日向の字が大好きなんだよ。俺の大好きな字に、そんなこと言わないで、」
何だ、その顔。
まるで俺がおかしなことでも言ったかのように、怪訝そうな顔をする。
だが、初めて見るその顔も、可愛くて好きだ。
「しおう、は、へん、」
「今頃気づいたのか。俺は変だって、藤夜もいつも言ってるだろ。俺は日向のことが好きすぎて、変になったの、」
「ちがう、はいい?」
「他と俺が違うこと?」
うん、
「日向は嫌か?俺が変で、藤夜や亜白たちと違うのは、嫌い?」
んーん、
「じゃあ、いいよ。それに、他と違う方が、日向にもよくわかるだろ。俺は日向が大好き。他の誰よりも日向が一番好き。それが日向に分かるなら、それがいい、」
きょとん、と水色の瞳が丸くなる。
ぽろぽろ止まらなかった涙が急に止まったかと思うと、黒目が大きくなった。白目がなくなって、日向が大事にしているうさぎの人形みたいな目になる。
久しぶりに見たな、その顔。
「わかった、」
何が、と聞いたけど、答えは聞けなかった。
代わりに、日向の小さな頭が、俺の胸に縋り付いてきて、力が抜けていく。
「眠くなった?」
うん、
「これ、俺がもらっていいの?」
うん、
「日向ももらっていい?」
うん、
日向の字が書かれた画用紙を、机の真ん中に束ねて、急に体温が上がって来た小さな体を抱きあげた。
布団の中に入れて抱き寄せると、ここ最近のような嫌がるそぶりは見せずに、小さく納まる。
その背中を撫でてやると、すぐに、日向の呼吸が規則正しいものに変わって、穏やかな寝顔を見せた。
こんなに緩んだ寝顔は久しぶりじゃないか。
そんな風に思って、その頭に顔をうずめると、俺もすぐに眠気が押し寄せてきた。
朝までわずかだ。
だけど、腕の中の温もりが、いつもよりうんと温かく感じて、心地が良い。
久しぶりになんの不安もなく、眠れるような気がした。
すぐさま腕の中にいるはずの日向を確かめるが、いない。
暗い室内に視線を巡らせると、ほのかに灯る煌玉(こうぎょく)の明かりが見えて、ぼんやりと揺らめく人影に気付いた。
うー、と小さく唸る声がする。
床に散らばった白いものを見て、落ちたのは日向が生き物の絵を描いた画用紙かと理解した。
確か、束ねて棚の一つ所にまとめてあった。
こんな夜中にそれを引っ張り出して何だろう、と思考したところで、昨日のボロボロになった紙片を思いだす。
俺が大好きな日向の字は、破られてしまった。
俺には大事な宝物だったのに。
今度は絵か、と思うと、胸が苦しくなって、ベッドから飛び起きていた。
「日向、何してる、」
散らばった画用紙の真ん中で、日向がうずくまって泣いていた。
「しぉ、来ない、」
「そんなこと言うなよ。こんな夜中に泣いてたら心配するだろ、」
「やぁ、だぁ、」
やだ、と言うくせに。
俺が膝をついて背中を撫でれば、日向は擦り寄って来て膝に頭を乗せて泣く。
何かを葛藤していて、心は嫌だと言っているのに、体は温もりを求めているのだろうと思った。
だから、抱き上げ、俺のできる最大限で優しく撫でて慰める。
いやだ、と頭を振りながらもしがみついてきた日向に安堵した。
「けがはしてないな?」
ぅん、
「絵を描きたかったのか?」
ちがう、
「ならどうした。教えてくれたら一緒にやるから、」
うー、とまた唸り出した頭に口づけを落とす。
いいよ、言いたくないならいわなくていい。
俺は、こうして日向を甘やかすから、安心して葛藤してくれたら、それでいい。
昨晩、辛ければ無理をするな、と侍女や護衛たちが言った。
昼間、日向を抱いて寝落ちたから、俺の体を心配してのことだろうと思う。
正直、体は辛い。日向との婚約に向けて純粋に仕事量が増えたし、夜はこうして日向が落ち着かないからずっと寝不足だ。
だけどなあ、一緒にいる方が、俺の心は満たされる。
魔法の失敗から、苛立ちを隠せない日向は、いやだと俺を拒絶もするし、嫌いとも言うようになった。言われるたび、胸を刃物でえぐられるみたいに、傷つく。
側にいてしんどいと感じることも、増えた。
昨日、ボロボロに破られた雑記帳を見たときには、俺の大切な宝物を壊されたことに、多少の怒りも覚えた程だ。
でもなあ、いつも結局、こんな風に縋ってくる。
その姿に触れるたびに、日向が心の奥底では俺を求めているのだと思えて、たまらなくなった。
だから、ひどく泣いている日向に悪いとは思いつつも、嬉しくなるし、幸福感で満たされる。
俺に日向の側を離れる選択肢は、本当にないんだな、と改めて思えて、笑えるほどだった。
そんな俺の感情が、日向にはちゃんと分かるんだと思う。
「…ね、」
「うん?」
「しぉが、大好きって、言った、のに、やぶった、ごめん、ね、」
「ああ、雑記帳のことか、」
甘やかして、優しく抱きしめるほどに、日向の口は、いや、から、ごめんね、に変わる。
安心できるのだろうか。
葛藤が、少しでも解けているのだろうか。
ごめんね、が少しずつ言葉を紡ぐようになって、その心の内を徐々に吐き出せるようになった。
「字が、できない、がいや、だった、」
「うん、」
「だから、やぶった。でも、やぶったら、しおうが、かなしかった、」
「うん、悲しかったなあ、」
「僕は、しおうが、かなしいは、いやなのに、もっと、いや、なのに、」
拙い告白に、胸が熱くなる。
そうか、字がうまく書けないことよりも、俺が悲しむことの方が、日向にとっては嫌だったのか。
「字、やる、しおうに、ごめん、ね、ってあげる、」
「何、俺のために、こんな夜中に頑張ってたの、」
鼓動が跳ね上がる感覚のまま、胸の中の頭を捕まえて顔を覗き込んだ。
一人で無理に拭ったせいか、目の周りが真っ赤になって腫れている。ところどころ、皮膚が薄くなっているのが、痛々しかった。
それなのに、水色の目が俺を思って泣いているのかと思うと、嬉しい。
「字、やるのに、僕がやぶったから、できない、紙が、ほしい、かったのに、また、上手に、できな、かった、」
散らばった画用紙は、そのためか。
俺のために、字を書こうと頑張った証か。
こんなの、嬉しくない方が、どうかしている。
「できなかった、なんて言うなよ。一緒にやろう。一人でできなくても、一緒なら日向はできるだろ、」
「やぁ、だぁ、」
「一人で頑張りたいのは分かるけど、俺だって嫌だ。日向と一緒にやりたい。日向ができるようになるのを、側で見ていたい、」
小さな手が、涙を拭おうとするのを奪って、代わりに口でその涙を掬ってやる。
拒まれなかったから、唇にも吸い付いて溶かした。
日向が愛しくて、俺も我が儘を言いたくてたまらない。
「日向は俺の番いだろ。ずっと一緒って、約束したんだから、一緒にやらせて、」
「つが、い、だから?」
「そう、番だから、」
水色の視線が泳いで、戸惑っているのが分かった。
涙は止まらないし、眉を寄せて険しい顔になるのが、申し訳ないとは思う。
無理な言い分だとは分かっているよ。
でも、絆されてくれ。
「…いいよ、」
悔しいのも、悲しいのも、嫌なのも、全部混じった顔。
それでも、どこか安心したように見えたのは、きっと間違いじゃなかったと思う。
幼い心で、必死に葛藤して出した解答が、宝物のように愛おしかった。
また寝不足になるとか、そんなことはどうでもいい。
日向になら、傷つけられるのも、辛くさせられるのも、俺にとっては全て大事で、自分でも重症だなとは分かっている。
だけど、日向の葛藤も、成長も、全部俺のものだ。
そう強請りたくなるんだよ、俺は。
「上手、ならない、」
「上手くなってるよ。最初の頃なんか、お、は左右逆に書いてただろ、」
煌玉の小さな明かりの中で、二人で画用紙を広げて字を書いた。
おれの手本をまねて、日向が書く。できないと唸る日向を、俺がどろどろに甘やかして、また一緒に書く。
「へた、」
「日向が何と言おうと、俺は日向の字が大好きなんだよ。俺の大好きな字に、そんなこと言わないで、」
何だ、その顔。
まるで俺がおかしなことでも言ったかのように、怪訝そうな顔をする。
だが、初めて見るその顔も、可愛くて好きだ。
「しおう、は、へん、」
「今頃気づいたのか。俺は変だって、藤夜もいつも言ってるだろ。俺は日向のことが好きすぎて、変になったの、」
「ちがう、はいい?」
「他と俺が違うこと?」
うん、
「日向は嫌か?俺が変で、藤夜や亜白たちと違うのは、嫌い?」
んーん、
「じゃあ、いいよ。それに、他と違う方が、日向にもよくわかるだろ。俺は日向が大好き。他の誰よりも日向が一番好き。それが日向に分かるなら、それがいい、」
きょとん、と水色の瞳が丸くなる。
ぽろぽろ止まらなかった涙が急に止まったかと思うと、黒目が大きくなった。白目がなくなって、日向が大事にしているうさぎの人形みたいな目になる。
久しぶりに見たな、その顔。
「わかった、」
何が、と聞いたけど、答えは聞けなかった。
代わりに、日向の小さな頭が、俺の胸に縋り付いてきて、力が抜けていく。
「眠くなった?」
うん、
「これ、俺がもらっていいの?」
うん、
「日向ももらっていい?」
うん、
日向の字が書かれた画用紙を、机の真ん中に束ねて、急に体温が上がって来た小さな体を抱きあげた。
布団の中に入れて抱き寄せると、ここ最近のような嫌がるそぶりは見せずに、小さく納まる。
その背中を撫でてやると、すぐに、日向の呼吸が規則正しいものに変わって、穏やかな寝顔を見せた。
こんなに緩んだ寝顔は久しぶりじゃないか。
そんな風に思って、その頭に顔をうずめると、俺もすぐに眠気が押し寄せてきた。
朝までわずかだ。
だけど、腕の中の温もりが、いつもよりうんと温かく感じて、心地が良い。
久しぶりになんの不安もなく、眠れるような気がした。
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