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第壱部-Ⅲ:ぼくのきれいな人たち
12.日向 ほーほーの声
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ほーほーほー
ほーほーの声がする。
窓が見えないけど、きっと外はくらい。
「…ー、ぉー、ぉー」
ちがう。
ほーほーの声は、もう少し遠くまで聞こえる感じ。
「ー、ほー、ぉー」
ちょっといい。
きれい。
「ぉー、ぁー、ー」
またちがった。
仕方ない。
窓に行こうとしたけど、体が動かない。
あちこち痛いから、きっと誰かに怒られたんだと思う。仕方ない。
でも背中が痛くない。ふかふか。あったかい。
きれい。
なにかにおいがする。
いい。きれいなにおい。
ご飯じゃない。
何だろ。
頭の上で布がひらひらしてる。
光に当るとキラキラする。きれい。
ほーほーほー
「ー、ぉー、ほー」
1回、いい。
きれい。
ここはどこだろう。
なんでここにいるんだろ。
知ってる気がするけど、わからない。
においがする。
きれいなにおい。
ほーほーの声がする。
やわらかい布に体が沈む。
ほーほーほー
ほーほーほー
ほーほーほー
ひなたさん、よかったですね
ひなたさま、がんばりましたね
ひなた、ごめんな
あったかい。
誰かが頭をなでている。
きれいな声がする。
やわらかい。
いたくない。
あったかい。
あったかい。
なんだか、ずっと、きれい。
ほーほーの声がする。
窓が見えないけど、きっと外はくらい。
「…ー、ぉー、ぉー」
ちがう。
ほーほーの声は、もう少し遠くまで聞こえる感じ。
「ー、ほー、ぉー」
ちょっといい。
きれい。
「ぉー、ぁー、ー」
またちがった。
仕方ない。
窓に行こうとしたけど、体が動かない。
あちこち痛いから、きっと誰かに怒られたんだと思う。仕方ない。
でも背中が痛くない。ふかふか。あったかい。
きれい。
なにかにおいがする。
いい。きれいなにおい。
ご飯じゃない。
何だろ。
頭の上で布がひらひらしてる。
光に当るとキラキラする。きれい。
ほーほーほー
「ー、ぉー、ほー」
1回、いい。
きれい。
ここはどこだろう。
なんでここにいるんだろ。
知ってる気がするけど、わからない。
においがする。
きれいなにおい。
ほーほーの声がする。
やわらかい布に体が沈む。
ほーほーほー
ほーほーほー
ほーほーほー
ひなたさん、よかったですね
ひなたさま、がんばりましたね
ひなた、ごめんな
あったかい。
誰かが頭をなでている。
きれいな声がする。
やわらかい。
いたくない。
あったかい。
あったかい。
なんだか、ずっと、きれい。
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