異世界に転生するので全ての裏スキル取ってみたら最強になっていた件

始まり

冒険者ギルドで…

冒険者ギルドに着くと、受付の人に睨まれた。
値踏みしているような目だ。
そろそろと近づくと目が険しくなっていく。

怪しいように見える男の人も近くに集まって来た。
なんか怖いー！
やばいやばいと本能が警鐘を鳴らしている。
「ようこそ」

………普通に話しかけられたー。


「冒険時の登録と町の滞在許可が欲しいんですけど大丈夫ですか？」

「はい、ではまず天職の鑑定をさせていただきます。少々お待ちを…」


「鑑定の結果、あなたの転職は２つありました。」

そこで驚きの声が聞こえた。
やった。これだったら馴染める。

そう思ったのが間違いだった。

「しかしその職業は暗殺者と盗賊でした。」

椅子から立ち上がる声が聞こえる。

がたんと恐ろしい音を立て男の人が立ち上がると俺の身長をやすやすと超えている長身ムキムキの男だ。

首根っこを掴まれ、外に放り出される。


「待て待て待て、落ち着くんだ。俺は犯罪なんて犯してない。」

「だから、その天職がダメなんだ。天職が犯罪系のやつはどんな奴でもうけいれないのがこのギルドだ。立ち去れ。」


異世界二日目は冒険者ギルド追放でした。

なんて異世界だよ。