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プロローグ
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それは、多分事故だったんだと思う。
続く残業で疲労困憊になり、フラフラと自宅のアパートの階段を登っていた時、俺は足を踏み外した。そのまま落ちていくところで、記憶は途切れた。
次に目を開けた時。
俺は街の道端に倒れていた。
あれ?俺酔っ払って寝てたんだっけ?…いや違う。俺は気を失う前、確かに自宅アパートの階段を登っていたんだ。
…それに。
周りの風景がなんか変だ。街ではあるんだが…俺の知ってる街じゃない。家々や店は全て煉瓦造りで、街を照らす灯りは電灯ではなく、ランプだ。一言で言うと、中世あたりの外国の景色みたいだった。
今は夜のようだった。夜だが、周りにはチラホラ人がいる。その人々を見て、俺は愕然とした。
その人たちは、ファンタジー作品の中に出てくる人のような格好をしていた。自然素材の、緩やかなシャツにズボンを履いている者が多い。中には、貴族のコスプレか?というカッチリした豪華な衣装を着ている者もいた。
いや、本当になんだ?夢か?
…それとも、俺は死んだのか?
だが夢にしてはリアルだ。なぜなら、固い地面にずっと置いていた手には擦り傷ができていたし、俺が倒れていたところは店らしき建物のゴミ捨て場だったため、俺の服には泥のような汚い汚れがついていた。
いや。これは、夢なんかじゃない。現実だ。
俺には、なぜか確信があった。
「…はは。まるで異世界転移みたいだな」
自分を落ち着けるためにボソリと言う。
そういえば最近、会社の後輩がハマっているという異世界転移系のアニメを見せてくれたな。だがそのアニメでは、主人公は神子として神殿に召喚されていたから、こんなゴミ捨て場に転移した俺の状況とは全然違う。転移だったとしても、あのアニメではなさそうだな、はは…
いずれにしても、動かなければ。そういえば腹もすいてきて、いよいよリアルな感じになってきた。
ギイ。
その時、すぐ近くの店の扉が開き、俺は心臓が飛び出るかと思った。ゆっくり開いた扉から出てきたのは、太った大柄の男だった。白いエプロンをしている。コックか?
「へ?」
太ったコックは、俺を見つけると手に持っていたゴミ袋を地面に落として、目をまんまるくした。
「誰だ…?」
*
それから、俺はその太ったコックに助けられて店の中にいた。どうやらこの店は大衆食堂らしく、もう店仕舞いしていたようだ。
「なんか知らんが、そんな汚れた人を道に放っておくわけにはいかねえ。ほれ、店入れてやるから」とコックに言われ、俺はありがたく助けてもらうことにした。
「はあ~…おまえさん、王都の騎士団みたいな格好してんな?それにしちゃ変な形だけど」
俺は汚れたスーツを脱ぎながら、ハッと自身の全身を見た。俺は仕事帰りだったため、くたびれたスーツ姿のまんまだった。
やっぱり、この格好が変だというと、この世界は全くの異世界ということか?
…だとすると、俺は誤魔化さなければまずいんじゃ…
「はは…」
「ふむ…アンタ、名前は?」
は、名前?
…俺、なんて名前だっけ。
俺はそこで初めて、名前が思い出せないことに気がついた。サラリーマンをしていたことは覚えているし、どんな家族がいたかなどは覚えているが、所々記憶が抜け落ちてぼんやりしている。
黙り込んだ俺にコックは訝しげな顔をした。
「…もしかして、アンタ記憶がないのか?」
俺は半ば呆然としたまま答えた。
「…はい」
記憶喪失という状態なのだろうか?
「そりゃ困ったな、何か呼び名がないと。…ん?アンタ、この上着に名前書いてるじゃないか!」
ん?名前?そのスーツに名前なんか書いてないはずだけど…
しかし、コックはスーツの襟首のタグを示すと、どこか嬉しそうに言った。
「ほれ!ここに『クラウス』って書いてあるぞ!よかったじゃないか、名前思い出せて!」
…そういえば、このスーツは前の世界にあったスーツのブランドである『クラウス』で買ったな。コックは、タグに書いてあったブランド名を俺の名前と勘違いしたらしい…
…まあ、名前がないのも不便だし、『クラウス』と名乗ることにしよう。
「…はい、まだ思い出せたわけではないんですが、クラウスと呼んでください」
「わかった。アンタ、どこから来たのかも忘れたんかね?アンタの髪色も瞳も、見ない色だし」
コックは俺の黒い髪と黒い瞳を眺めながら言う。
「どこから来たのかは…忘れました。あの…ここはどこで、今はいつなんでしょうか…?」
コックは驚きで目を見開いたが、教えてくれた。
どうやら、ここは本当に別の世界らしい。コックは今いる国は『フィルヘイム王国』というと言ったが、そんな国は聞いたことがなかった。そして、今いるこの町は『ダラス』といい、『フィルヘイム王国』の南の方にある町とのことだ。今は2×××年の春らしい。この辺は俺のいた世界と変わらない暦年の概念のようだ。そもそも日本人の俺がコックと難なく会話できていることからして…やはりアニメみたいで非現実的だ。
そして、俺が最も驚いたこと──それは、この世界には魔法があることだった。
全ての人には魔力があり、それを使って生活しているという。
「ほれ、俺はこうやって炎を出して料理してんだ」
そう言ってコックが炎を手から出した時は驚いて腰を抜かすかと思った。
コックは俺の反応が新鮮だったみたいで、俺が本当に何も知らないことを確信したようだった。
「アンタは本当に魔法が出せないのか?」
俺はかぶりを振り、言われるまま手に念力?をこめてみるが、当然、何も起きない。
コックが言うには、人は皆、10歳~18歳の間、いわゆる魔法学校のような場所に通い、魔力を高めるのだという。これは、この世界では常識的なことで、貧しい者も皆学校へ行くことができる。そこに金はいらないというのだ。
魔法は、生きていくのに自然と必要になるものだ。そのため、国を治める王は皆これを義務教育としている。
「アンタ、これからどうするのかね?」
俺は返答に詰まってしまった。
…これが、夢でないのなら…俺は生きていかなくてはならない。
正直、とても不安だ。夢ならば覚めて欲しい。
コックは情けなく項垂れた俺を不憫に思ったのか、ある提案をしてきた。
「アンタができることは、まず魔法を使えるようになることだ。この世界で生きるために魔法は必須だ。アンタ、学校へ行くべきだ。アンタは18歳以上みたいだから異例ではあるけど、それでも魔法が使えるようになるだろう、王都の学園に連れってやるよ」
お、王都の学園って…厳しそうだし、貴族の子とかがいて、できるなら行きたく無い。
そんな俺にコックは背中を押すように言う。
「大丈夫だって!学校は本来、どの年代の人も通えるんだ。もちろん、無理に行く必要はなくて、いろんな理由で行かないこともできるんだが、そういう子は独学である程度学べる。なにせ、赤ん坊の頃から魔法を使えるんでな。…だが、アンタはどうやら魔力が0に近い珍しいタイプだ。その状態なら、環境の良い王立学園に行った方が早いよ」
コックは、「それと」と考え込むように言った。
「どうやら魔力の低い者は、軍に連行されて戦の最前線で戦う、奴隷戦士にされるという噂だ。だから皆、魔力をある程度高めて、自分の好きな職に就こうとするんだよ」
──な、なんだって?奴隷戦士って…
俺は、戦になんか行きたくない。死ぬのだって嫌だ!
あんな…死ぬ前に感じた恐怖をこれ以上感じたくなかった。
「わかりました。王立学園に行きます」
俺の返答は早かった。
──これは後から聞いた話なのだが、このコックは少々話を盛る癖があり、また、魔力のない者が珍し過ぎたため、奴隷戦士の噂は都市伝説に過ぎなかった。王もそこまで非情ではないということで、俺は心配することはなかったのだが…しかし俺はこの時、なんとしても魔法を出せるようにならなければと思い込んでいたのだった──
続く残業で疲労困憊になり、フラフラと自宅のアパートの階段を登っていた時、俺は足を踏み外した。そのまま落ちていくところで、記憶は途切れた。
次に目を開けた時。
俺は街の道端に倒れていた。
あれ?俺酔っ払って寝てたんだっけ?…いや違う。俺は気を失う前、確かに自宅アパートの階段を登っていたんだ。
…それに。
周りの風景がなんか変だ。街ではあるんだが…俺の知ってる街じゃない。家々や店は全て煉瓦造りで、街を照らす灯りは電灯ではなく、ランプだ。一言で言うと、中世あたりの外国の景色みたいだった。
今は夜のようだった。夜だが、周りにはチラホラ人がいる。その人々を見て、俺は愕然とした。
その人たちは、ファンタジー作品の中に出てくる人のような格好をしていた。自然素材の、緩やかなシャツにズボンを履いている者が多い。中には、貴族のコスプレか?というカッチリした豪華な衣装を着ている者もいた。
いや、本当になんだ?夢か?
…それとも、俺は死んだのか?
だが夢にしてはリアルだ。なぜなら、固い地面にずっと置いていた手には擦り傷ができていたし、俺が倒れていたところは店らしき建物のゴミ捨て場だったため、俺の服には泥のような汚い汚れがついていた。
いや。これは、夢なんかじゃない。現実だ。
俺には、なぜか確信があった。
「…はは。まるで異世界転移みたいだな」
自分を落ち着けるためにボソリと言う。
そういえば最近、会社の後輩がハマっているという異世界転移系のアニメを見せてくれたな。だがそのアニメでは、主人公は神子として神殿に召喚されていたから、こんなゴミ捨て場に転移した俺の状況とは全然違う。転移だったとしても、あのアニメではなさそうだな、はは…
いずれにしても、動かなければ。そういえば腹もすいてきて、いよいよリアルな感じになってきた。
ギイ。
その時、すぐ近くの店の扉が開き、俺は心臓が飛び出るかと思った。ゆっくり開いた扉から出てきたのは、太った大柄の男だった。白いエプロンをしている。コックか?
「へ?」
太ったコックは、俺を見つけると手に持っていたゴミ袋を地面に落として、目をまんまるくした。
「誰だ…?」
*
それから、俺はその太ったコックに助けられて店の中にいた。どうやらこの店は大衆食堂らしく、もう店仕舞いしていたようだ。
「なんか知らんが、そんな汚れた人を道に放っておくわけにはいかねえ。ほれ、店入れてやるから」とコックに言われ、俺はありがたく助けてもらうことにした。
「はあ~…おまえさん、王都の騎士団みたいな格好してんな?それにしちゃ変な形だけど」
俺は汚れたスーツを脱ぎながら、ハッと自身の全身を見た。俺は仕事帰りだったため、くたびれたスーツ姿のまんまだった。
やっぱり、この格好が変だというと、この世界は全くの異世界ということか?
…だとすると、俺は誤魔化さなければまずいんじゃ…
「はは…」
「ふむ…アンタ、名前は?」
は、名前?
…俺、なんて名前だっけ。
俺はそこで初めて、名前が思い出せないことに気がついた。サラリーマンをしていたことは覚えているし、どんな家族がいたかなどは覚えているが、所々記憶が抜け落ちてぼんやりしている。
黙り込んだ俺にコックは訝しげな顔をした。
「…もしかして、アンタ記憶がないのか?」
俺は半ば呆然としたまま答えた。
「…はい」
記憶喪失という状態なのだろうか?
「そりゃ困ったな、何か呼び名がないと。…ん?アンタ、この上着に名前書いてるじゃないか!」
ん?名前?そのスーツに名前なんか書いてないはずだけど…
しかし、コックはスーツの襟首のタグを示すと、どこか嬉しそうに言った。
「ほれ!ここに『クラウス』って書いてあるぞ!よかったじゃないか、名前思い出せて!」
…そういえば、このスーツは前の世界にあったスーツのブランドである『クラウス』で買ったな。コックは、タグに書いてあったブランド名を俺の名前と勘違いしたらしい…
…まあ、名前がないのも不便だし、『クラウス』と名乗ることにしよう。
「…はい、まだ思い出せたわけではないんですが、クラウスと呼んでください」
「わかった。アンタ、どこから来たのかも忘れたんかね?アンタの髪色も瞳も、見ない色だし」
コックは俺の黒い髪と黒い瞳を眺めながら言う。
「どこから来たのかは…忘れました。あの…ここはどこで、今はいつなんでしょうか…?」
コックは驚きで目を見開いたが、教えてくれた。
どうやら、ここは本当に別の世界らしい。コックは今いる国は『フィルヘイム王国』というと言ったが、そんな国は聞いたことがなかった。そして、今いるこの町は『ダラス』といい、『フィルヘイム王国』の南の方にある町とのことだ。今は2×××年の春らしい。この辺は俺のいた世界と変わらない暦年の概念のようだ。そもそも日本人の俺がコックと難なく会話できていることからして…やはりアニメみたいで非現実的だ。
そして、俺が最も驚いたこと──それは、この世界には魔法があることだった。
全ての人には魔力があり、それを使って生活しているという。
「ほれ、俺はこうやって炎を出して料理してんだ」
そう言ってコックが炎を手から出した時は驚いて腰を抜かすかと思った。
コックは俺の反応が新鮮だったみたいで、俺が本当に何も知らないことを確信したようだった。
「アンタは本当に魔法が出せないのか?」
俺はかぶりを振り、言われるまま手に念力?をこめてみるが、当然、何も起きない。
コックが言うには、人は皆、10歳~18歳の間、いわゆる魔法学校のような場所に通い、魔力を高めるのだという。これは、この世界では常識的なことで、貧しい者も皆学校へ行くことができる。そこに金はいらないというのだ。
魔法は、生きていくのに自然と必要になるものだ。そのため、国を治める王は皆これを義務教育としている。
「アンタ、これからどうするのかね?」
俺は返答に詰まってしまった。
…これが、夢でないのなら…俺は生きていかなくてはならない。
正直、とても不安だ。夢ならば覚めて欲しい。
コックは情けなく項垂れた俺を不憫に思ったのか、ある提案をしてきた。
「アンタができることは、まず魔法を使えるようになることだ。この世界で生きるために魔法は必須だ。アンタ、学校へ行くべきだ。アンタは18歳以上みたいだから異例ではあるけど、それでも魔法が使えるようになるだろう、王都の学園に連れってやるよ」
お、王都の学園って…厳しそうだし、貴族の子とかがいて、できるなら行きたく無い。
そんな俺にコックは背中を押すように言う。
「大丈夫だって!学校は本来、どの年代の人も通えるんだ。もちろん、無理に行く必要はなくて、いろんな理由で行かないこともできるんだが、そういう子は独学である程度学べる。なにせ、赤ん坊の頃から魔法を使えるんでな。…だが、アンタはどうやら魔力が0に近い珍しいタイプだ。その状態なら、環境の良い王立学園に行った方が早いよ」
コックは、「それと」と考え込むように言った。
「どうやら魔力の低い者は、軍に連行されて戦の最前線で戦う、奴隷戦士にされるという噂だ。だから皆、魔力をある程度高めて、自分の好きな職に就こうとするんだよ」
──な、なんだって?奴隷戦士って…
俺は、戦になんか行きたくない。死ぬのだって嫌だ!
あんな…死ぬ前に感じた恐怖をこれ以上感じたくなかった。
「わかりました。王立学園に行きます」
俺の返答は早かった。
──これは後から聞いた話なのだが、このコックは少々話を盛る癖があり、また、魔力のない者が珍し過ぎたため、奴隷戦士の噂は都市伝説に過ぎなかった。王もそこまで非情ではないということで、俺は心配することはなかったのだが…しかし俺はこの時、なんとしても魔法を出せるようにならなければと思い込んでいたのだった──
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