女神さまの尻ぬぐい

青い縞猫

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冒険者生活

一緒にやりたいこと

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買ってきた奴隷
鑑定して分かったことは、17歳であること。
名前はヒューレン・プロテア・ガーランド
レベル16
ガーランド王国 第5王子

王子なのに、何でこんなに全身ボロボロなんだろう?
訳ありの処分品。
まぁ、跡継ぎ問題とかに巻き込まれたりしたのかな。
っていうくらいの、軽い認識しかなかったんだけどホントのところなんて、俺の知るところじゃないしな。

「まず初めに、右腕から治すから。
肩の脱臼だけじゃなく、骨折したところをきちんと治療されなかったでしょ?
手首の腱とかもちょっとひどいよね。
利き腕は右でいい?」

軽く頷かれたから、治療を始めることにする。

「今まで、治癒系の魔法って人に使ったことないんだよね。
痛かったり、うまく治らなくても文句言わないでね。
魔法治癒の実験台にするために買ったんだから。」

まぁ、神様にもらったスキルだから?うまくいかないことなんてないだろ?
と思っているんだけどね。
そこはまぁ、一度も使ったことがない以上わからないし。

肩と手頸の腱は後回しにして、若干歪に歪んでいる骨を先に修正することにした。
手のひらに熱を集めるように集中しながら、治れ。と意識を向けていく。

うん、今のところうまくいってるっぽい。
指の骨1本1本も治してっと。

次は手首。
ダメージを一気に回復させる方法ってないのかな~?
つなぎ合わせないといけない箇所が多すぎて、集中が途切れた。

その瞬間 ビクッって奴隷の身体が震えた。

「あ、ごめん、痛かった?」

あんまりにも右腕に集中しすぎてて、奴隷の様子を見てなかったわ。
ちょっと反省。

なんか、涙目になってるけど必死で我慢してるっぽい。

「とりあえずさ、もう少し我慢してて。
全部治すのに1週間はかかりそうだけど。
全部治ったら、一緒に買い物に行こう。」

辛いのは1週間だけ。
そう伝えて、とにかく我慢させる。
痛くしてごめんね。と、心の中で謝りながら試行錯誤しながら治療していく。

骨を真っ直ぐに、とかっていう簡単なイメージはものすごく楽だったけど。
肩の脱臼もしかり。
スムーズに動く肩のイメージがあれば簡単だった。
問題は、腱とかの部分。

骨、筋肉、神経とかそういうものをきちんと動くようにサポートするイメージがなかなかうまく掴めなくて。
何度もやり直しちゃった。
そのたびに、涙目でこっち見ながら体が震えるの。

あ~、、、ほんとうにごめんね?
わざとじゃないだよ。

魔力は豊富だし、コントロールも悪くないと思うんだけどね…。
俺、治療の才能ないのかな。。。
ちょっと凹む。

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