女神さまの尻ぬぐい

青い縞猫

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冒険者生活

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ちょっと早く来すぎたかな~?
昨日から楽しみで仕方がなかったリベルタスは、ギルド前に10時集合にもかかわらず、9時過ぎから待っていた。

「不謹慎かもしれないけど、新しい可能性っていうのが楽しみでしかたないな。」

思わず独り言も飛び出すくらいテンション上がりまくりで、ギルド前に佇む仮面の少年。
もはや不審者として通報されそうなほどであるが…

幸いにも早めにやってきたジエンに連れられて、奴隷商のもとへ行くのであった。

「リベルはどんな奴隷を希望してるんだ?」

「えっと… 掃除、洗濯、料理が出来て一緒にダンジョンに入れるような…?」

「それは… 2人買うんじゃなくて、1人なのか…?」

「できれば? 宿舎の規定で成人してる大人は1人しか住めなくないです?
僕より子どもで、借金奴隷で生活力がある子とか、普通に手に入ったりして…?」

「まぁ、俺もよく知らないから今日は助っ人呼んどいたぞ~。」

「助っ人…? 俺、奴隷買うのそこまで大っぴらにしたくないんだけど…」

「まぁ、そうは言っても最初から厄介なの押し付けられても困るだろ?
商業ギルドのちょっとお偉い人に来てもらうだけだ。」

「商業ギルドはそんなこともしてるんだ~。」

「イヤイヤ… 時と場合により?って感じだから、自分が困ったら何でも聞きに行くとかやめてくれよ。。。」

「でも、ジエン先輩はそれができるってことでしょ?
で、その相手を今日紹介してもらえるってことで、間違いないですよね~?」

「まぁ、そうなる… のか?」

「どんな人なんです?
その商業ギルドの人。
先輩の彼女だったり…?」

「イヤイヤ、違うから。 何言われても、気にしちゃいけない。」

ん~?なんだか一気に表情筋が仕事しなくなった感じなんだけど…
一体どんな関係なんだろうな?
まぁ、先輩が言わない以上、詮索しても仕方ないか。

「その人とは、どこで待ち合わせを?」

「あぁ、もうすぐ合流する予定。」





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