女神さまの尻ぬぐい

青い縞猫

文字の大きさ
19 / 48
冒険者生活

10歳になりました

しおりを挟む
冒険者登録から早2年。
毎日変わらない日常を送っております。

「ふぁ~~~。
毎日同じことの繰り返しって、地味だよね~。」

「何もないのが一番って、野菜売ってるおばちゃんも話してたじゃない。
リベルタスは贅沢だよ。」

「でも、シーグムも最近暇だって思わない?
何か、新しいこと始めたいな~。
って思ってたらさ、ギルド受付のコーランさんが図書館行ってみたらどう?って勧めてくれてさ。
10歳になったら、魔本関連とかポーション作成の錬金術とか専門書っていうの?
ああいうの見られるようになるんだって教えてくれて。」

「へぇ~、じゃあ図書館行くんだ?」

「そう!!!!
だから今日の採取は午前中だけだ。
シーグムは図書館入れないから午後からはお留守番な!!」

「そんな冷たいこと言わない。
姿を変えられるんだから、お留守番なんてしないからね!!」


「たまには、俺1人でもいいんじゃないか~?
毎日保護者同伴も疲れるんだよな~。」

「そうやっていうけど、自分がどれだけ目立ってるか自覚ある?」

「ん~…? そんなに目立つかね?
確かに、まだ背の小さな子ども…?の姿ではあるけどさ。」

「…… そういう事じゃないの。」

「じゃあ、なんだって言うんだ?」

「仮面の子どもってことで、リベルタスのことを町中の人が知ってるってこと。」

「だったら、余計に安心じゃね~か?
誰が見ても、俺ってわかるってことだろ?
孤児を攫ってどうこうしようってヤツもいないだろうし。」

「あのね~。
こっちの世界、身代金目的の誘拐だけじゃないんだよ?
奴隷商とかもいて、それこそ身寄りのない1人暮らしの子どもなんて、攫って売り飛ばせば見つからない。なんて考えてる輩だっているんだから。」

「へぇ~、そんなもんかねぇ。」

「そんなもんだから!! ちゃんと連れてってよ!!」

「はいはい。」
軽~く返事をしておいたんだけど…


こういうのって、フラグっていうんだよな~、多分。




図書館へ向かっている途中で、お爺さんが道の端に座ってたんだ。
困ってるのかな?って思って、

「家の人、呼んできましょうか?」

って、思わず声をかけちゃったんだよね~。

「やさしい子だね。ありがとう。
少しゆっくりしていたら、大丈夫。
ただ…そこの通りを少し行った先にある草履屋で水を貰ってきてくれないかい?」

って、わざわざお店を指定して水を貰ってこいって言われてさ。
ちょっと変だな~
とは思ったんだけど

「草履屋の前の店主とは知り合いでね。
今そこを訪ねたところなんだよ。
まさか、外で座っている姿を見せると余計に心配させてしまうから声もかけにくくてね。
まぁ、君が行ってもバレてしまうだろうけどね。」

と、ここまで言われたらちょっと信じちゃったんだよね。
基本、性善説の人だからさ。俺。








しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

上司、快楽に沈むまで

赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。 冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。 だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。 入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。 真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。 ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、 篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」 疲労で僅かに緩んだ榊の表情。 その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。 「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」 指先が榊のネクタイを掴む。 引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。 拒むことも、許すこともできないまま、 彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。 言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。 だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。 そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。 「俺、前から思ってたんです。  あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」 支配する側だったはずの男が、 支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。 上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。 秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。 快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。 ――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。

身代わり召喚された俺は四人の支配者に溺愛される〜囲い込まれて逃げられません〜

たら昆布
BL
間違って異世界召喚された青年が4人の男に愛される話

敗戦国の王子を犯して拐う

月歌(ツキウタ)
BL
祖国の王に家族を殺された男は一人隣国に逃れた。時が満ち、男は隣国の兵となり祖国に攻め込む。そして男は陥落した城に辿り着く。

兄弟カフェ 〜僕達の関係は誰にも邪魔できない〜

紅夜チャンプル
BL
ある街にイケメン兄弟が経営するお洒落なカフェ「セプタンブル」がある。真面目で優しい兄の碧人(あおと)、明るく爽やかな弟の健人(けんと)。2人は今日も多くの女性客に素敵なひとときを提供する。 ただし‥‥家に帰った2人の本当の姿はお互いを愛し、甘い時間を過ごす兄弟であった。お店では「兄貴」「健人」と呼び合うのに対し、家では「あお兄」「ケン」と呼んでぎゅっと抱き合って眠りにつく。 そんな2人の前に現れたのは、大学生の幸成(ゆきなり)。純粋そうな彼との出会いにより兄弟の関係は‥‥?

灰かぶりの少年

うどん
BL
大きなお屋敷に仕える一人の少年。 とても美しい美貌の持ち主だが忌み嫌われ毎日被虐的な扱いをされるのであった・・・。

後輩が二人がかりで、俺をどんどん責めてくるー快楽地獄だー

天知 カナイ
BL
イケメン後輩二人があやしく先輩に迫って、おいしくいただいちゃう話です。

処理中です...