息子に縁を切られました

青い縞猫

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子育てがわからない

乳児の様子

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長子として、跡継ぎとしてクタルに何かあってはいけない。
赤子への接し方はわからなくとも、無事に大きくなってもらわなくては困ると考えたロンタール

乳母に厳しく当たるようになってしまった。
執事から、毎日のように様子を聞き出し
どのくらい泣いたのか
食事の量は、体重は
と、事細かく聞き出し気に入らなければ𠮟責する。


母親であるはずのアテニアも、赤子の世話は乳母がするもの
と、クタルに近づくこともなかった。

両親ともに、「家族の情」
というものに疎く、我が子であれども抱き上げることもなく使用人だけが家族のようにそばにいる。

そんな状況でありながら。
やはり跡継ぎは1人ではいけないと、ロンタールはアテニアのもとへ通うこととなる。

しかし…
お互いに夫婦となったとはいえ、共通の話題もなく
会話もなかなか続かない。

「そろそろクタルの披露目を考えなければいけないのだが…」

「こちらでは、そんなに早くお披露目をされるのですか?」

「1年たてば披露目の席にも立てるだろう。半年前から準備を始めることになる。」

「そうですか。。。」

「まぁ、すべて執事のサニエスに任せておけばよい。
アテニア側で呼びたいものがいればサニエスに伝えておけ。」

「わかりました」

久々の夫婦の会話がこれである。
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