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15話
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翌朝、いつもと同じように起き、顔を洗い服を着替え朝食の準備を始めていると、ベアトリスが目を擦りながら階段を降りて来た。
「おはよう、ベアトリス」
「お、はようございます、、、エルザさん」
目はあまり開かず、半分夢の中にいるようだ。エルザは顔を洗って来て欲しいと伝えるとベアトリスはノロノロと洗面台のところに向かった。洗面台といっても、鏡と台に洗面ボウルがあるだけである。一応洗面ボウルを置いている下は物が置けカゴにタオルが入っている。
ベアトリスはカゴからタオルを取り水がかからないように台の端の方に置き、蛇口を捻り顔を洗った。冷たい水で寝ぼけていた頭と、ぱっちり開かない目を直しタオルで顔を拭いた。
頭がスッキリしたのでキッチンに行くともうすぐ料理が出来上がるようで、ベアトリスのすることは全くないようだった。
「あら、顔洗った?」
そう聞かれベアトリスはコクリと一つ頷き「机拭きます」っといったがエルザに笑って「お着替えが先かな?」っと笑って言われ、自分がまだ着替えていないことに気がつき急いで2階に上がり服を着替えた。脱いだパジャマを服かけにかけ一階に戻ったが、エルザはすでに料理が終わりテーブルにカトラリーや料理を並べ始めておりベアトリスが手伝うことは何もなくなってしまっていた。
「さ、朝食をとりましょう?」
エルザはそう笑顔で言って席についた。ベアトリスは申し訳ないと謝罪をしようとしたがエルザは「子供は寝るのも仕事でしょう?」っと言うのでベアトリスはお礼を言いつつ席についた。寝るのは仕事は赤ちゃんや幼児までではと少し思ったが、その気持ちはスルーした。
食後、食器を片付けるっとベアトリスが言ったがエルザが洗うとの事で少しいじけると、エルザが苦笑して庭の野菜に水をあげて欲しいと頼まれ、ベアトリスは心得たとばかり頷き外に走って出た。
以前エルザが服を洗っていたところに行くとバケツがあったのでバケツに水を入れ釈もあったのでそれもバケツに入れて畑の方に運び、バケツを地面に置き釈で水をあげた。水をあげているとエルザが出て来てベアトリスを手伝いバケツなどを片付けた。
それから2人は行く準備をして家を出てお店に向かった。
「エルザさん、今日はお昼何がいいですか?サラダですか?お肉ですか?どこのパンが美味しいですか?」
街に入りキョロキョロとお店を見て吟味しているベアトリスにエルザは微笑んだ。
「パン屋はこの先の大通りに面した手前の角にあるパン屋さんが美味しいわよ」
「一昨日食べたみたいにパンにサラダとお肉を詰めたら美味しいしあまり汚れないので、、、でもサラダって売ってないですね、、、生野菜そのままはー、お店で調理ってできないですよね?」
とても饒舌でそしてまだ子供なのに健康的なサラダを取り入れ、お店で調理というから少し驚いたエルザ。
「お、お店に一応キッチンはあるけれど料理道具は一切置いてないわね。あるとしたらお茶を淹れるものくらいかしら?」
そう回答すると、「野菜は諦めてフルーツを買って…」っと真剣に悩むベアトリスに苦笑して、「今日食べれなくても明日も食べれるわよ」っと言うと、「明日はまた違う果物かもしれません」っと言うのでエルザは少し笑ってしまった。
翌朝、いつもと同じように起き、顔を洗い服を着替え朝食の準備を始めていると、ベアトリスが目を擦りながら階段を降りて来た。
「おはよう、ベアトリス」
「お、はようございます、、、エルザさん」
目はあまり開かず、半分夢の中にいるようだ。エルザは顔を洗って来て欲しいと伝えるとベアトリスはノロノロと洗面台のところに向かった。洗面台といっても、鏡と台に洗面ボウルがあるだけである。一応洗面ボウルを置いている下は物が置けカゴにタオルが入っている。
ベアトリスはカゴからタオルを取り水がかからないように台の端の方に置き、蛇口を捻り顔を洗った。冷たい水で寝ぼけていた頭と、ぱっちり開かない目を直しタオルで顔を拭いた。
頭がスッキリしたのでキッチンに行くともうすぐ料理が出来上がるようで、ベアトリスのすることは全くないようだった。
「あら、顔洗った?」
そう聞かれベアトリスはコクリと一つ頷き「机拭きます」っといったがエルザに笑って「お着替えが先かな?」っと笑って言われ、自分がまだ着替えていないことに気がつき急いで2階に上がり服を着替えた。脱いだパジャマを服かけにかけ一階に戻ったが、エルザはすでに料理が終わりテーブルにカトラリーや料理を並べ始めておりベアトリスが手伝うことは何もなくなってしまっていた。
「さ、朝食をとりましょう?」
エルザはそう笑顔で言って席についた。ベアトリスは申し訳ないと謝罪をしようとしたがエルザは「子供は寝るのも仕事でしょう?」っと言うのでベアトリスはお礼を言いつつ席についた。寝るのは仕事は赤ちゃんや幼児までではと少し思ったが、その気持ちはスルーした。
食後、食器を片付けるっとベアトリスが言ったがエルザが洗うとの事で少しいじけると、エルザが苦笑して庭の野菜に水をあげて欲しいと頼まれ、ベアトリスは心得たとばかり頷き外に走って出た。
以前エルザが服を洗っていたところに行くとバケツがあったのでバケツに水を入れ釈もあったのでそれもバケツに入れて畑の方に運び、バケツを地面に置き釈で水をあげた。水をあげているとエルザが出て来てベアトリスを手伝いバケツなどを片付けた。
それから2人は行く準備をして家を出てお店に向かった。
「エルザさん、今日はお昼何がいいですか?サラダですか?お肉ですか?どこのパンが美味しいですか?」
街に入りキョロキョロとお店を見て吟味しているベアトリスにエルザは微笑んだ。
「パン屋はこの先の大通りに面した手前の角にあるパン屋さんが美味しいわよ」
「一昨日食べたみたいにパンにサラダとお肉を詰めたら美味しいしあまり汚れないので、、、でもサラダって売ってないですね、、、生野菜そのままはー、お店で調理ってできないですよね?」
とても饒舌でそしてまだ子供なのに健康的なサラダを取り入れ、お店で調理というから少し驚いたエルザ。
「お、お店に一応キッチンはあるけれど料理道具は一切置いてないわね。あるとしたらお茶を淹れるものくらいかしら?」
そう回答すると、「野菜は諦めてフルーツを買って…」っと真剣に悩むベアトリスに苦笑して、「今日食べれなくても明日も食べれるわよ」っと言うと、「明日はまた違う果物かもしれません」っと言うのでエルザは少し笑ってしまった。
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