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8話
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―――――――
家に着きエルザが料理しているのをじっと見ていたベアトリスが手伝うと言うので、エルザは野菜を千切るのをお願いし、エルザは肉を必要分だけスライスし残りを、木箱に入れて料理を始めた。ベアトリスはエルザが木箱に肉を入れるのをじっと見て、少し興奮した様子で料理をするエルザに話しかけた。
「ねぇ、、その箱ってマジックボックスみたいなもの?」
エルザはチラリとベアトリスを見ると、手は葉物野菜を千切りつつ、目はキラキラとしており先ほどの箱を見ていた。
「ええ、それは時が止まるマジックボックスよ。でも容量はあまりないけどね」
そう伝えると、とても気になるのかそれとも嬉しいのか、ベアトリスにもし耳や尻尾がついていたら耳は真っ直ぐ立って尻尾は高速で揺れていたであろう。千切る速度が速くなり、寧ろ千切りすぎている。気になるなら分かるが嬉しいはよくわからないので、マジックバッグの時のように気になって興奮しているのかもしれない。
「ベアトリス、野菜はもういいわ?だからこの布で机を拭いてカトラリーを並べてもらえるかしら」
無言だが、見えない尻尾を揺らしつつエルザに言われた通り、エルザが料理をしつつ濡らし絞った布を受け取りテーブルを拭きながら朝片付けを見ていた時にエルザが直していた場所を思い出しつつ、言われた通りに動いた。
エルザは焼いた肉を皿に盛りつつ果物を水で洗い、ベアトリスに野菜の入ったボールをお皿に盛るのとお皿を運ぶのをお願いすると、ベアトリスは頷いて一生懸命言われた通りに野菜を盛り、お皿を運んだ。
その間にエルザは果物をカットしお皿に盛ると、ベアトリスが運び終えたのか隣にやってきて、お皿とエルザを交互に見たので「お願いします」っと言うと心得たと言わんばかりにサッと皿を取り机に運んで行った。
エルザは微笑み手を洗い、ベアトリスに視線を合わせてからお礼を言うと、そっぽ向いてコクリと頷いたが耳が赤くなっていたので、エルザは頭を撫でた。
「さ、夕食にしましょう」
いっきに顔までも真っ赤になったベアトリスが可愛くてエルザが笑うとベアトリスが「フン」っと言って席に向かうがその姿がやはり可愛くてエルザは笑ってしまった。
「は、早く座ってよ、食べるんでしょ!?」
口調はきついが顔が真っ赤のベアトリスにこれ以上弄ると本当に怒りそうと思い、エルザは「そうね、食べましょう」っと言って席につき2人で手を合わせて「いただきます」っと言って食べ始めた。
家に着きエルザが料理しているのをじっと見ていたベアトリスが手伝うと言うので、エルザは野菜を千切るのをお願いし、エルザは肉を必要分だけスライスし残りを、木箱に入れて料理を始めた。ベアトリスはエルザが木箱に肉を入れるのをじっと見て、少し興奮した様子で料理をするエルザに話しかけた。
「ねぇ、、その箱ってマジックボックスみたいなもの?」
エルザはチラリとベアトリスを見ると、手は葉物野菜を千切りつつ、目はキラキラとしており先ほどの箱を見ていた。
「ええ、それは時が止まるマジックボックスよ。でも容量はあまりないけどね」
そう伝えると、とても気になるのかそれとも嬉しいのか、ベアトリスにもし耳や尻尾がついていたら耳は真っ直ぐ立って尻尾は高速で揺れていたであろう。千切る速度が速くなり、寧ろ千切りすぎている。気になるなら分かるが嬉しいはよくわからないので、マジックバッグの時のように気になって興奮しているのかもしれない。
「ベアトリス、野菜はもういいわ?だからこの布で机を拭いてカトラリーを並べてもらえるかしら」
無言だが、見えない尻尾を揺らしつつエルザに言われた通り、エルザが料理をしつつ濡らし絞った布を受け取りテーブルを拭きながら朝片付けを見ていた時にエルザが直していた場所を思い出しつつ、言われた通りに動いた。
エルザは焼いた肉を皿に盛りつつ果物を水で洗い、ベアトリスに野菜の入ったボールをお皿に盛るのとお皿を運ぶのをお願いすると、ベアトリスは頷いて一生懸命言われた通りに野菜を盛り、お皿を運んだ。
その間にエルザは果物をカットしお皿に盛ると、ベアトリスが運び終えたのか隣にやってきて、お皿とエルザを交互に見たので「お願いします」っと言うと心得たと言わんばかりにサッと皿を取り机に運んで行った。
エルザは微笑み手を洗い、ベアトリスに視線を合わせてからお礼を言うと、そっぽ向いてコクリと頷いたが耳が赤くなっていたので、エルザは頭を撫でた。
「さ、夕食にしましょう」
いっきに顔までも真っ赤になったベアトリスが可愛くてエルザが笑うとベアトリスが「フン」っと言って席に向かうがその姿がやはり可愛くてエルザは笑ってしまった。
「は、早く座ってよ、食べるんでしょ!?」
口調はきついが顔が真っ赤のベアトリスにこれ以上弄ると本当に怒りそうと思い、エルザは「そうね、食べましょう」っと言って席につき2人で手を合わせて「いただきます」っと言って食べ始めた。
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