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依頼
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昨日は軽くひどい目にあったな。そんなことを考えながら目を覚ました。コルネーアさんとの会話を終わらせた後そのまま放置されるとかありえないし…おかげで暗い中を召喚した懐中電灯の明かりを頼りに宿まで戻ることになった。しかも結構時間がかかってしまって宿が閉められることろだったという落ちまでついていた。
朝食を部屋で作って済ませ、今日も継続で泊まるので代金を払い宿を後にする。向かう先は冒険者ギルドだ。昨日の報告を済ませ今日も何か仕事を探さないといけないからね。ある程度お金が貯まったら何かギルドの依頼以外で自分に何か出来ることが無いのかを探すつもりだ。
「えーと?」
掲示板を眺め何かいい仕事がないか探してみる。まあいい仕事と言ってもまだまだ何がいいのか全然わかっていないのだが。相変わらず討伐が多いし。そういえば元の世界でもやったことがない子守とかはどうなんだ?
「本当にいた!!」
なんだ? 突然大きな声が聞こえてきた。どうやら何かがいたらしいが…急に大きな声を出すのは迷惑だと思う。俺もちょっとだけ驚いたし。視線を掲示板に戻し再び依頼の物色を始める。するとトントンと何かが肩に当たる感触が。振り向くとちょっと大柄な男がいい笑顔でこちらを見ていた。
「お前ちょっとこっち来な」
「え?」
何が何だかわからないまま両腕を知らない男たちに捕まれギルドの奥の部屋へと連行された。この世界の法律とか何かに触れるようなことでもしたんじゃないかと、内心汗だらだら状態で。
一つの部屋に入れられると俺はソファーに座るように言われた。俺を連行した男たちはそのまま部屋の外へと出ていったのでいない。
「単刀直入に言う。今から言うもの…これらが共通する物がわかるかどうか。しょうゆ、みそ、ラーメン、さしみ、れいぞうこ、スプリング…どうだ?」
目の前のソファーに座った大きな男が聞き覚えのある物ばかりを口にする。だけど共通する物と言われてもさっぱりわからない。
「ハズレか…?」
俺が首を傾げているとハズレとか言われる。なんていうか全然意味が分からない。
「それを聞くためだけに俺をここへ?」
「いや、実はな…おっとそうだ俺はここのギルドマスターのシィカーだ」
「カイです」
「んでお前を呼んだのはとある依頼を受けることが出来る人物かどうかを確かめるためだ」
そう言ってシィカーは目の前のテーブルに1つの依頼書を置いた。ちらりと視線を向けると頷いたので俺はそれを手に取り内容を読む。
求む、俺たちの後を継げるもの…? いきなり何のことやらさっぱりだ。続きは…特徴多分銀髪、しょうゆ、みそ、ラーメン、さしみ、れいぞうこ、スプリング、これらを知っている。
「つまり銀髪の俺がギルドに来るようになったから聞いたってことでいいですか?」
「そうだ。この依頼は長いことギルドに保管されていてすでに10年も経つ。依頼者は自分が生きている間に見つけてくれればいいと言って預けていったものだ。すべての冒険者ギルドで共有されており、この人物は必ず冒険者ギルドへ来るはずだと言っていた」
…なんかちょっとわかってきたかもしれない。多分これ俺のことだ。もっと言うとたまたま今回は俺だったってことだ。ただこの依頼者は俺に何を求めているのかが全く見えない。そのあたりが気になるところだ。
「もしかすると俺…の可能性も0ではないかもですね。絶対とは言い切れませんけど」
「そうだよな…確実かどうかがわからんのだよな~」
「それでもいいのなら依頼受けてもいいですよ」
「本当か!?」
「はい」
まだ今日の仕事決めてなかったし、それにちょっと変わった依頼というのが惹かれる。
「それでこの依頼は受けたら何をすればいいんですか?」
「ん、ああそうだな。ちょっと待っててくれ今案内を書く」
案内を書いてもらってる間、暇な俺は室内を眺めた。どうやらここは話をするためだけの部屋のようだ。ソファーとテーブル、それとちょっとした棚しかない。最初どんなところに閉じ込められるのかと思ってしまったが全然そんな部屋じゃなかったな。
「よし、ここが目的地だ」
書かれている内容を見る。ノリーン商業地区、商品開発製造工房、キクチ…えーと? 最後に書かれているのが人の名前だと言うことしかわからなかったんだけど。
「ノリーン商業地区ってどこですか?」
「王都の南西側のことだな」
「王都…ここからどうやっていけば??」
「そうだな…乗合馬車で10日くらいだなたしか」
「……遠い」
「頼むっ 今すぐ出発してくれとは言わない。だから受けてくれないか!」
依頼内容はともかくいずれは俺も王都へ行くことになるだろう。折角だから色んな所へは行きたいと思っていたし。
「わかりました受けます。だけど旅費もないのでしばらく稼いでからになりますよ?」
「ああそれで構わない! よし、他のギルドに通達しておかないとなっ」
そういうとシィカーは俺に依頼書を押し付け部屋を出て行ってしまった。ええーまた俺置き去りにされたんだけど。これって帰っていいのか??
朝食を部屋で作って済ませ、今日も継続で泊まるので代金を払い宿を後にする。向かう先は冒険者ギルドだ。昨日の報告を済ませ今日も何か仕事を探さないといけないからね。ある程度お金が貯まったら何かギルドの依頼以外で自分に何か出来ることが無いのかを探すつもりだ。
「えーと?」
掲示板を眺め何かいい仕事がないか探してみる。まあいい仕事と言ってもまだまだ何がいいのか全然わかっていないのだが。相変わらず討伐が多いし。そういえば元の世界でもやったことがない子守とかはどうなんだ?
「本当にいた!!」
なんだ? 突然大きな声が聞こえてきた。どうやら何かがいたらしいが…急に大きな声を出すのは迷惑だと思う。俺もちょっとだけ驚いたし。視線を掲示板に戻し再び依頼の物色を始める。するとトントンと何かが肩に当たる感触が。振り向くとちょっと大柄な男がいい笑顔でこちらを見ていた。
「お前ちょっとこっち来な」
「え?」
何が何だかわからないまま両腕を知らない男たちに捕まれギルドの奥の部屋へと連行された。この世界の法律とか何かに触れるようなことでもしたんじゃないかと、内心汗だらだら状態で。
一つの部屋に入れられると俺はソファーに座るように言われた。俺を連行した男たちはそのまま部屋の外へと出ていったのでいない。
「単刀直入に言う。今から言うもの…これらが共通する物がわかるかどうか。しょうゆ、みそ、ラーメン、さしみ、れいぞうこ、スプリング…どうだ?」
目の前のソファーに座った大きな男が聞き覚えのある物ばかりを口にする。だけど共通する物と言われてもさっぱりわからない。
「ハズレか…?」
俺が首を傾げているとハズレとか言われる。なんていうか全然意味が分からない。
「それを聞くためだけに俺をここへ?」
「いや、実はな…おっとそうだ俺はここのギルドマスターのシィカーだ」
「カイです」
「んでお前を呼んだのはとある依頼を受けることが出来る人物かどうかを確かめるためだ」
そう言ってシィカーは目の前のテーブルに1つの依頼書を置いた。ちらりと視線を向けると頷いたので俺はそれを手に取り内容を読む。
求む、俺たちの後を継げるもの…? いきなり何のことやらさっぱりだ。続きは…特徴多分銀髪、しょうゆ、みそ、ラーメン、さしみ、れいぞうこ、スプリング、これらを知っている。
「つまり銀髪の俺がギルドに来るようになったから聞いたってことでいいですか?」
「そうだ。この依頼は長いことギルドに保管されていてすでに10年も経つ。依頼者は自分が生きている間に見つけてくれればいいと言って預けていったものだ。すべての冒険者ギルドで共有されており、この人物は必ず冒険者ギルドへ来るはずだと言っていた」
…なんかちょっとわかってきたかもしれない。多分これ俺のことだ。もっと言うとたまたま今回は俺だったってことだ。ただこの依頼者は俺に何を求めているのかが全く見えない。そのあたりが気になるところだ。
「もしかすると俺…の可能性も0ではないかもですね。絶対とは言い切れませんけど」
「そうだよな…確実かどうかがわからんのだよな~」
「それでもいいのなら依頼受けてもいいですよ」
「本当か!?」
「はい」
まだ今日の仕事決めてなかったし、それにちょっと変わった依頼というのが惹かれる。
「それでこの依頼は受けたら何をすればいいんですか?」
「ん、ああそうだな。ちょっと待っててくれ今案内を書く」
案内を書いてもらってる間、暇な俺は室内を眺めた。どうやらここは話をするためだけの部屋のようだ。ソファーとテーブル、それとちょっとした棚しかない。最初どんなところに閉じ込められるのかと思ってしまったが全然そんな部屋じゃなかったな。
「よし、ここが目的地だ」
書かれている内容を見る。ノリーン商業地区、商品開発製造工房、キクチ…えーと? 最後に書かれているのが人の名前だと言うことしかわからなかったんだけど。
「ノリーン商業地区ってどこですか?」
「王都の南西側のことだな」
「王都…ここからどうやっていけば??」
「そうだな…乗合馬車で10日くらいだなたしか」
「……遠い」
「頼むっ 今すぐ出発してくれとは言わない。だから受けてくれないか!」
依頼内容はともかくいずれは俺も王都へ行くことになるだろう。折角だから色んな所へは行きたいと思っていたし。
「わかりました受けます。だけど旅費もないのでしばらく稼いでからになりますよ?」
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