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西側の大陸
169. 馬車で出発
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穴を埋めてもらってる間にルーに馬具の付け方を教えてもらった。ちょっと羽根がある分ネコルーにはつけにくかったが何とか覚えることが出来た。あれだ、出来るようにつければ出来る。当たり前か。
で、穴埋めも終わり馬車を受け取りいよいよ出発だ。
「危ないことするなよ」
「しない」
「ちゃんと大人しくしてたら甘いものを出してやるぞ」
「大人しくする」
ジエルを言い聞かせ箱庭の扉を開いた。寝室でもいいのだが狭い中に長時間閉じこもっているのはかなり退屈だろう。だから箱庭の方にしたんだ。まあどこをうろついていても地図に表示されるから問題はないが、何をしでかすかわからないのが問題なんだよね…だからと言ってこの中にシズクと2人にするのも不安がある。何者なのかよくわからないのに箱庭の存在を気軽に言わない方がいいだろう。
「ルーどっちに向かうんだ?」
箱庭にジエルを押し込んだ後ルーに向かう先を確認する。
「えーとですねこの町の西門から出て大陸の中央へまず向かいます」
以前ヨルさんに貰った地図にまずこの町の場所に〇を書き込み、中央に辺りを付けて指でなぞる。
「このあたりか?」
「そうですね…もうちょっと南になります。はい、そのあたりに町がありますのでまずそこに向かいます」
さっき〇を書き込むのに使ったのは木炭を削ったものなので、文字を書くのには適していない。ひとまず向かう場所の町の位置だけでもざっくりと記録しておく。ガチャでペンや鉛筆とか出たらしっかり書き込もう。こっちの世界のペンとか使えばいいと思うだろう? 高いんだよ! だからあきらめた。
「なあなあ、ちっこいのが一人いないんだけどどこ行ったんだ?」
「ちゃんといるから大丈夫だぞ」
「ん~~?? まあ大丈夫ならいいんだけどよ」
というかお前もちっこいだろうが。
「ところでまだ出発しないのか? 荷物は…まあマジックバックに入れてるか。俺もそうだしなっ」
一人で話して突っ込んで納得している…まあ放置しておこう。
「じゃあリョータさんそろそろ出発しましょうか」
「ああルーよろしくな。疲れたらちゃんと休憩してくれよ?」
「はい」
道を案内してくれるのも馭者を出来るのもルーしかいない。変わってあげられるといいんだけどそれも出来ない…かなり負担をかけてしまうがルーがどうしても俺を連れていきたいらしいのだからどうしようもないんだよね。
「ネコルーちゃんもよろしくね~」
「ル~」
ネコルーは外で走れるのが嬉しいのかとても機嫌がよさそうだ。
ルーが手綱を握り魔力を込めた。軽く手綱が光りネコルーへと情報が伝わっていく。どうやらこう見えてこの手綱は魔道具のようだ。値段からして大した機能はなさそうだけど、ある程度馭者のやろうとしていることが馬へと伝わるものなんだろう。何も言っていないのにネコルーが歩き出したしね。少しづつ速度を上げていき気がついたら走っている。たまに速度が落ちることからルーが指示を出しているんだろう。中々面白いね。道を知っていれば俺がやってもいいくらいだ。
「よかった~」
「ん?」
「たまになんですけど相性の悪い子がいて全然ゆうことを聞いてくれないんですよね」
「へ~」
そういったこともあるんだ。まあネコルーはテイムしてある分話も聞いてくれるだろうしな。
「くぅ~~~座るところがないから尻が痛いぜ…」
裏からなんか聞こえたがまあしらん。
で、穴埋めも終わり馬車を受け取りいよいよ出発だ。
「危ないことするなよ」
「しない」
「ちゃんと大人しくしてたら甘いものを出してやるぞ」
「大人しくする」
ジエルを言い聞かせ箱庭の扉を開いた。寝室でもいいのだが狭い中に長時間閉じこもっているのはかなり退屈だろう。だから箱庭の方にしたんだ。まあどこをうろついていても地図に表示されるから問題はないが、何をしでかすかわからないのが問題なんだよね…だからと言ってこの中にシズクと2人にするのも不安がある。何者なのかよくわからないのに箱庭の存在を気軽に言わない方がいいだろう。
「ルーどっちに向かうんだ?」
箱庭にジエルを押し込んだ後ルーに向かう先を確認する。
「えーとですねこの町の西門から出て大陸の中央へまず向かいます」
以前ヨルさんに貰った地図にまずこの町の場所に〇を書き込み、中央に辺りを付けて指でなぞる。
「このあたりか?」
「そうですね…もうちょっと南になります。はい、そのあたりに町がありますのでまずそこに向かいます」
さっき〇を書き込むのに使ったのは木炭を削ったものなので、文字を書くのには適していない。ひとまず向かう場所の町の位置だけでもざっくりと記録しておく。ガチャでペンや鉛筆とか出たらしっかり書き込もう。こっちの世界のペンとか使えばいいと思うだろう? 高いんだよ! だからあきらめた。
「なあなあ、ちっこいのが一人いないんだけどどこ行ったんだ?」
「ちゃんといるから大丈夫だぞ」
「ん~~?? まあ大丈夫ならいいんだけどよ」
というかお前もちっこいだろうが。
「ところでまだ出発しないのか? 荷物は…まあマジックバックに入れてるか。俺もそうだしなっ」
一人で話して突っ込んで納得している…まあ放置しておこう。
「じゃあリョータさんそろそろ出発しましょうか」
「ああルーよろしくな。疲れたらちゃんと休憩してくれよ?」
「はい」
道を案内してくれるのも馭者を出来るのもルーしかいない。変わってあげられるといいんだけどそれも出来ない…かなり負担をかけてしまうがルーがどうしても俺を連れていきたいらしいのだからどうしようもないんだよね。
「ネコルーちゃんもよろしくね~」
「ル~」
ネコルーは外で走れるのが嬉しいのかとても機嫌がよさそうだ。
ルーが手綱を握り魔力を込めた。軽く手綱が光りネコルーへと情報が伝わっていく。どうやらこう見えてこの手綱は魔道具のようだ。値段からして大した機能はなさそうだけど、ある程度馭者のやろうとしていることが馬へと伝わるものなんだろう。何も言っていないのにネコルーが歩き出したしね。少しづつ速度を上げていき気がついたら走っている。たまに速度が落ちることからルーが指示を出しているんだろう。中々面白いね。道を知っていれば俺がやってもいいくらいだ。
「よかった~」
「ん?」
「たまになんですけど相性の悪い子がいて全然ゆうことを聞いてくれないんですよね」
「へ~」
そういったこともあるんだ。まあネコルーはテイムしてある分話も聞いてくれるだろうしな。
「くぅ~~~座るところがないから尻が痛いぜ…」
裏からなんか聞こえたがまあしらん。
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