172 / 356
中央の島
156.打ち上げの準備
しおりを挟む
まずは箱庭を使用し2人を連れてくる。エルフの姫だろうが2人は今回のお礼としてちゃんと料理を手伝ってもらうつもりだ。それとこっちの家にある冷蔵庫を複製してヨルさんの所へ持って行こう。使うかどうかは聞いてからになるが。
「お腹空いた…」
リビングに行くとジエルが転がっていた。そういえばもう昼過ぎていたな。
「おーいジエル今から外出てご飯食べるぞー」
「ご飯っ」
「だからルーも呼んできてくれよ」
「わかった」
ご飯という言葉が効いたのかジエルが素早く起き上がり階段を駆け上がっていった。ほとんどまたずルーを引っ張って戻ってくる。
「もう外へ出て大丈夫なんですか?」
「ああ、島についてヨルさんが家を用意したから、そこで今から料理作って無事についたことの打ち上げをやるんだよ」
「なるほど…では料理作りは私もお手伝いしますね」
「もちろんそのつもりだよ。1人じゃ作り切れないし、ジエルも手伝うんだよ?」
「…私は食べる専門で」
「「却下」」
うなだれるジエルを連れて3人で外へと出た。
念のため外からの侵入を防ぐために外と繋がっている窓と扉を全部ロックをかけて周る。ちゃんとわすれずにミリエルを回収してからね? そうじゃないと一人食事にありつけなくてかわいそうだ。
いきなり調理に入ってもいいのだがまずは軽く紅茶とクッキーを配っておいてから始めるか。
「ジエルはお湯を沸かしてね。魔力多いんだから魔道コンロ任せたわよ?」
どうやらジエルは魔力が多いらしい。というかこの台所に魔道具のコンロが置かれていた。あと食器類もいくつか。これなら紅茶も木のコップ使わなくていいよね。お茶の準備を2人に任せておいてクッキーを複製っと。そして今日買ってきた魚たちを並べ何を作ろうか思案する。塩焼き、ホイル焼き、フライに竜田揚げ…煮魚、ムニエル、照り焼きとかでもいいかな。パイ包みとかも一瞬思ったが、今からパイを焼くとか厳しい。使いそうな調味料を片っ端から取り出してまずは魚をさばくところからか…
「お…なかなかいいんじゃ」
スキルの効果は魚が思ったよりきれいにさばけている。やり方は知っていたんだけど、実戦経験が少なくきれいにできたためしがなかったんだよね~ ありがたい。
お茶を配り終えたルーが戻って来たので調理方法を指示出しながら始めてもらい、その間俺は今度は肉と野菜を取り出す。コンロの魔力管理はジエルがやっているみたいだ。だけどそんなすぐなくなることもないだろうし、ずっと張り付いていなくていいと思うんだが…
さて、肉は何を作ろう。とりあえず唐揚げは作るとしてあとは…あーこの間ジエルと作ったハンバーグがあるからこれはそのままだして…芋を肉でまいたやつと、あーそうだ芋を揚げよう。これも外せないね。あとはレトルトカレーでいいか。
「リョータさん次はどうしますか?」
おっとルーが味付け待機していた。調味料を次々と放り込み仕上げてもらい皿に盛りつける。そのまままずはインベントリへ。どんどん調理してもらう。あとはカードのサラダを出せばいいよね。ご飯とロールパンもあるし、この辺はいる人にだけ出してあげればいいし。それと飲み物は…あ。
「ヨルさん飲み物ってお酒ですか?」
「何だ買ってこなかったのか」
「いやあるのだそうかと思って」
「じゃあ酒とジュースと両方用意してくれ」
「わかりました。それじゃあこの食品を冷やすための道具を設置しておいていいですか?」
「魔道具か? いいぞ」
魔道具じゃないんだけどね…まあいいって言ったしおいてしまおう。冷蔵庫用に設置されたコンセントがあるところに取り出し飲み物を冷やしておく。焼酎3本、使いかけの赤ワイン3本まあしまっておけるお酒はこれくらいしかない。後はオレンジジュース2本とコーラ1本。牛乳は…いらないよな?
さて、圧倒的に野菜が少ないがまあいいだろう。料理の仕上げにと入ろう。
「お腹空いた…」
リビングに行くとジエルが転がっていた。そういえばもう昼過ぎていたな。
「おーいジエル今から外出てご飯食べるぞー」
「ご飯っ」
「だからルーも呼んできてくれよ」
「わかった」
ご飯という言葉が効いたのかジエルが素早く起き上がり階段を駆け上がっていった。ほとんどまたずルーを引っ張って戻ってくる。
「もう外へ出て大丈夫なんですか?」
「ああ、島についてヨルさんが家を用意したから、そこで今から料理作って無事についたことの打ち上げをやるんだよ」
「なるほど…では料理作りは私もお手伝いしますね」
「もちろんそのつもりだよ。1人じゃ作り切れないし、ジエルも手伝うんだよ?」
「…私は食べる専門で」
「「却下」」
うなだれるジエルを連れて3人で外へと出た。
念のため外からの侵入を防ぐために外と繋がっている窓と扉を全部ロックをかけて周る。ちゃんとわすれずにミリエルを回収してからね? そうじゃないと一人食事にありつけなくてかわいそうだ。
いきなり調理に入ってもいいのだがまずは軽く紅茶とクッキーを配っておいてから始めるか。
「ジエルはお湯を沸かしてね。魔力多いんだから魔道コンロ任せたわよ?」
どうやらジエルは魔力が多いらしい。というかこの台所に魔道具のコンロが置かれていた。あと食器類もいくつか。これなら紅茶も木のコップ使わなくていいよね。お茶の準備を2人に任せておいてクッキーを複製っと。そして今日買ってきた魚たちを並べ何を作ろうか思案する。塩焼き、ホイル焼き、フライに竜田揚げ…煮魚、ムニエル、照り焼きとかでもいいかな。パイ包みとかも一瞬思ったが、今からパイを焼くとか厳しい。使いそうな調味料を片っ端から取り出してまずは魚をさばくところからか…
「お…なかなかいいんじゃ」
スキルの効果は魚が思ったよりきれいにさばけている。やり方は知っていたんだけど、実戦経験が少なくきれいにできたためしがなかったんだよね~ ありがたい。
お茶を配り終えたルーが戻って来たので調理方法を指示出しながら始めてもらい、その間俺は今度は肉と野菜を取り出す。コンロの魔力管理はジエルがやっているみたいだ。だけどそんなすぐなくなることもないだろうし、ずっと張り付いていなくていいと思うんだが…
さて、肉は何を作ろう。とりあえず唐揚げは作るとしてあとは…あーこの間ジエルと作ったハンバーグがあるからこれはそのままだして…芋を肉でまいたやつと、あーそうだ芋を揚げよう。これも外せないね。あとはレトルトカレーでいいか。
「リョータさん次はどうしますか?」
おっとルーが味付け待機していた。調味料を次々と放り込み仕上げてもらい皿に盛りつける。そのまままずはインベントリへ。どんどん調理してもらう。あとはカードのサラダを出せばいいよね。ご飯とロールパンもあるし、この辺はいる人にだけ出してあげればいいし。それと飲み物は…あ。
「ヨルさん飲み物ってお酒ですか?」
「何だ買ってこなかったのか」
「いやあるのだそうかと思って」
「じゃあ酒とジュースと両方用意してくれ」
「わかりました。それじゃあこの食品を冷やすための道具を設置しておいていいですか?」
「魔道具か? いいぞ」
魔道具じゃないんだけどね…まあいいって言ったしおいてしまおう。冷蔵庫用に設置されたコンセントがあるところに取り出し飲み物を冷やしておく。焼酎3本、使いかけの赤ワイン3本まあしまっておけるお酒はこれくらいしかない。後はオレンジジュース2本とコーラ1本。牛乳は…いらないよな?
さて、圧倒的に野菜が少ないがまあいいだろう。料理の仕上げにと入ろう。
3
お気に入りに追加
301
あなたにおすすめの小説
明日を信じて生きていきます~異世界に転生した俺はのんびり暮らします~
みなと劉
ファンタジー
異世界に転生した主人公は、新たな冒険が待っていることを知りながらも、のんびりとした暮らしを選ぶことに決めました。
彼は明日を信じて、異世界での新しい生活を楽しむ決意を固めました。
最初の仲間たちと共に、未知の地での平穏な冒険が繰り広げられます。
一種の童話感覚で物語は語られます。
童話小説を読む感じで一読頂けると幸いです
うっかり『野良犬』を手懐けてしまった底辺男の逆転人生
野良 乃人
ファンタジー
辺境の田舎街に住むエリオは落ちこぼれの底辺冒険者。
普段から無能だの底辺だのと馬鹿にされ、薬草拾いと揶揄されている。
そんなエリオだが、ふとした事がきっかけで『野良犬』を手懐けてしまう。
そこから始まる底辺落ちこぼれエリオの成り上がりストーリー。
そしてこの世界に存在する宝玉がエリオに力を与えてくれる。
うっかり野良犬を手懐けた底辺男。冒険者という枠を超え乱世での逆転人生が始まります。
いずれは王となるのも夢ではないかも!?
◇世界観的に命の価値は軽いです◇
カクヨムでも同タイトルで掲載しています。
僕のギフトは規格外!?〜大好きなもふもふたちと異世界で品質開拓を始めます〜
犬社護
ファンタジー
5歳の誕生日、アキトは不思議な夢を見た。舞台は日本、自分は小学生6年生の子供、様々なシーンが走馬灯のように進んでいき、突然の交通事故で終幕となり、そこでの経験と知識の一部を引き継いだまま目を覚ます。それが前世の記憶で、自分が異世界へと転生していることに気付かないまま日常生活を送るある日、父親の職場見学のため、街中にある遺跡へと出かけ、そこで出会った貴族の幼女と話し合っている時に誘拐されてしまい、大ピンチ! 目隠しされ不安の中でどうしようかと思案していると、小さなもふもふ精霊-白虎が救いの手を差し伸べて、アキトの秘めたる力が解放される。
この小さき白虎との出会いにより、アキトの運命が思わぬ方向へと動き出す。
これは、アキトと訳ありモフモフたちの起こす品質開拓物語。
【完結】帝国から追放された最強のチーム、リミッター外して無双する
エース皇命
ファンタジー
【HOTランキング2位獲得作品】
スペイゴール大陸最強の帝国、ユハ帝国。
帝国に仕え、最強の戦力を誇っていたチーム、『デイブレイク』は、突然議会から追放を言い渡される。
しかし帝国は気づいていなかった。彼らの力が帝国を拡大し、恐るべき戦力を誇示していたことに。
自由になった『デイブレイク』のメンバー、エルフのクリス、バランス型のアキラ、強大な魔力を宿すジャック、杖さばきの達人ランラン、絶世の美女シエナは、今まで抑えていた実力を完全開放し、ゼロからユハ帝国を超える国を建国していく。
※この世界では、杖と魔法を使って戦闘を行います。しかし、あの稲妻型の傷を持つメガネの少年のように戦うわけではありません。どうやって戦うのかは、本文を読んでのお楽しみです。杖で戦う戦士のことを、本文では杖士(ブレイカー)と描写しています。
※舞台の雰囲気は中世ヨーロッパ〜近世ヨーロッパに近いです。
〜『デイブレイク』のメンバー紹介〜
・クリス(男・エルフ・570歳)
チームのリーダー。もともとはエルフの貴族の家系だったため、上品で高潔。白く透明感のある肌に、整った顔立ちである。エルフ特有のとがった耳も特徴的。メンバーからも信頼されているが……
・アキラ(男・人間・29歳)
杖術、身体能力、頭脳、魔力など、あらゆる面のバランスが取れたチームの主力。独特なユーモアのセンスがあり、ムードメーカーでもある。唯一の弱点が……
・ジャック(男・人間・34歳)
怪物級の魔力を持つ杖士。その魔力が強大すぎるがゆえに、普段はその魔力を抑え込んでいるため、感情をあまり出さない。チームで唯一の黒人で、ドレッドヘアが特徴的。戦闘で右腕を失って以来義手を装着しているが……
・ランラン(女・人間・25歳)
優れた杖の腕前を持ち、チームを支える杖士。陽気でチャレンジャーな一面もあり、可愛さも武器である。性格の共通点から、アキラと親しく、親友である。しかし実は……
・シエナ(女・人間・28歳)
絶世の美女。とはいっても杖士としての実力も高く、アキラと同じくバランス型である。誰もが羨む美貌をもっているが、本人はあまり自信がないらしく、相手の反応を確認しながら静かに話す。あるメンバーのことが……
クラス転移で無能判定されて追放されたけど、努力してSSランクのチートスキルに進化しました~【生命付与】スキルで異世界を自由に楽しみます~
いちまる
ファンタジー
ある日、クラスごと異世界に召喚されてしまった少年、天羽イオリ。
他のクラスメートが強力なスキルを発現させてゆく中、イオリだけが最低ランクのEランクスキル【生命付与】の持ち主だと鑑定される。
「無能は不要だ」と判断した他の生徒や、召喚した張本人である神官によって、イオリは追放され、川に突き落とされた。
しかしそこで、川底に沈んでいた謎の男の力でスキルを強化するチャンスを得た――。
1千年の努力とともに、イオリのスキルはSSランクへと進化!
自分を拾ってくれた田舎町のアイテムショップで、チートスキルをフル稼働!
「転移者が世界を良くする?」
「知らねえよ、俺は異世界を自由気ままに楽しむんだ!」
追放された少年の第2の人生が、始まる――!
※本作品は他サイト様でも掲載中です。
どうも、命中率0%の最弱村人です 〜隠しダンジョンを周回してたらレベル∞になったので、種族進化して『半神』目指そうと思います〜
サイダーボウイ
ファンタジー
この世界では15歳になって成人を迎えると『天恵の儀式』でジョブを授かる。
〈村人〉のジョブを授かったティムは、勇者一行が訪れるのを待つ村で妹とともに仲良く暮らしていた。
だがちょっとした出来事をきっかけにティムは村から追放を言い渡され、モンスターが棲息する森へと放り出されてしまう。
〈村人〉の固有スキルは【命中率0%】というデメリットしかない最弱スキルのため、ティムはスライムすらまともに倒せない。
危うく死にかけたティムは森の中をさまよっているうちにある隠しダンジョンを発見する。
『【煌世主の意志】を感知しました。EXスキル【オートスキップ】が覚醒します』
いきなり現れたウィンドウに驚きつつもティムは試しに【オートスキップ】を使ってみることに。
すると、いつの間にか自分のレベルが∞になって……。
これは、やがて【種族の支配者(キング・オブ・オーバーロード)】と呼ばれる男が、最弱の村人から最強種族の『半神』へと至り、世界を救ってしまうお話である。
最難関ダンジョンをクリアした成功報酬は勇者パーティーの裏切りでした
新緑あらた
ファンタジー
最難関であるS級ダンジョン最深部の隠し部屋。金銀財宝を前に告げられた言葉は労いでも喜びでもなく、解雇通告だった。
「もうオマエはいらん」
勇者アレクサンダー、癒し手エリーゼ、赤魔道士フェルノに、自身の黒髪黒目を忌避しないことから期待していた俺は大きなショックを受ける。
ヤツらは俺の外見を受け入れていたわけじゃない。ただ仲間と思っていなかっただけ、眼中になかっただけなのだ。
転生者は曾祖父だけどチートは隔世遺伝した「俺」にも受け継がれています。
勇者達は大富豪スタートで貧民窟の住人がゴールです(笑)
ガチャと異世界転生 システムの欠陥を偶然発見し成り上がる!
よっしぃ
ファンタジー
偶然神のガチャシステムに欠陥がある事を発見したノーマルアイテムハンター(最底辺の冒険者)ランナル・エクヴァル・元日本人の転生者。
獲得したノーマルアイテムの売却時に、偶然発見したシステムの欠陥でとんでもない事になり、神に報告をするも再現できず否定され、しかも神が公認でそんな事が本当にあれば不正扱いしないからドンドンしていいと言われ、不正もとい欠陥を利用し最高ランクの装備を取得し成り上がり、無双するお話。
俺は西塔 徳仁(さいとう のりひと)、もうすぐ50過ぎのおっさんだ。
単身赴任で家族と離れ遠くで暮らしている。遠すぎて年に数回しか帰省できない。
ぶっちゃけ時間があるからと、ブラウザゲームをやっていたりする。
大抵ガチャがあるんだよな。
幾つかのゲームをしていたら、そのうちの一つのゲームで何やらハズレガチャを上位のアイテムにアップグレードしてくれるイベントがあって、それぞれ1から5までのランクがあり、それを15本投入すれば一度だけ例えばSRだったらSSRのアイテムに変えてくれるという有り難いイベントがあったっけ。
だが俺は運がなかった。
ゲームの話ではないぞ?
現実で、だ。
疲れて帰ってきた俺は体調が悪く、何とか自身が住んでいる社宅に到着したのだが・・・・俺は倒れたらしい。
そのまま救急搬送されたが、恐らく脳梗塞。
そのまま帰らぬ人となったようだ。
で、気が付けば俺は全く知らない場所にいた。
どうやら異世界だ。
魔物が闊歩する世界。魔法がある世界らしく、15歳になれば男は皆武器を手に魔物と祟罠くてはならないらしい。
しかも戦うにあたり、武器や防具は何故かガチャで手に入れるようだ。なんじゃそりゃ。
10歳の頃から生まれ育った村で魔物と戦う術や解体方法を身に着けたが、15になると村を出て、大きな街に向かった。
そこでダンジョンを知り、同じような境遇の面々とチームを組んでダンジョンで活動する。
5年、底辺から抜け出せないまま過ごしてしまった。
残念ながら日本の知識は持ち合わせていたが役に立たなかった。
そんなある日、変化がやってきた。
疲れていた俺は普段しない事をしてしまったのだ。
その結果、俺は信じられない出来事に遭遇、その後神との恐ろしい交渉を行い、最底辺の生活から脱出し、成り上がってく。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる