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2章 そして冬休みが始まった
第52話 肉・肉祭り
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本当なら13階層へ移動するためのパネルを探して進むはずだったのだが、広いマップだということで後回しにして俺たちは一度戻って来た。そして現在5階層海辺へきている。
「疲れたよぉ~ そろそろ誰か交代してーっ」
視界の端では棒に結びつけられた黒い布にフライトフィッシュが集まっており、それをひたすら狩るシーナさん。黒い布は健太のマントだ。この階層のフライトフィッシュを惹きつけるもの。ボロボロにされてしまっては困るので集まっているフライトフィッシュの処理をしている。そのおかげで邪魔をされず荷物を運びこみ各自準備を始める。
「これはどちらへ運べば?」
「それではこっちへお願いします」
12階層で手に入れたアイテムは40個…多すぎる。
「大きさはこれくらいでいいの?」
「へったくそね…」
「ん、出来た」
手に入ったのはスクロール20個、武器防具などが5個、薬系が10個、そして今回初めて見る食品系が5個だ。
「木炭はこれくらいでいいかな」
「へぇ~ この上で焼くのかい?」
「ねぇ~誰か~変わって…」
俺は12階層のアイテムを確認中。さきほどからシーナさんがフライトフィッシュ討伐を変わって欲しそうにしているが、俺は忙しいから無理だ。そもそも俺では処理しきれないな。
「シーナさん…しっかり動くと肉がおいしくなるのよ! …ほらこうっ」
ファーナさんの矢がたくさん飛んでいった。多分スキルを使たんだろう。おっとそれより俺は早くアイテム整理しないとな。
まず武器防具だが相変わらずよくわからない。今回はブレスレットが2つ、盾が1つ、剣が1つと久々のマントが出た。ブレスレットは物理ダメージ半減と毒ダメージ軽減の2種。盾はデザインはいいんだがちょっと大きめサイズで盾を使用している健太とリノには使えないだろう。念のために売らずに置いておく。効果は魔法反射となっており使えるときもあるかもしれないからな。剣はちょっと変わったものだった。魔力を注ぐと長さが変化するもので、銀製。ぼちぼち強いかもしれない。剣を使うのは結奈さん、ユージン、そして俺の3人。結奈さんは刀があるのでいらないだろう。俺も剣は持っていてもほとんど使わない。ユージンに渡しておけばいいだろう。そして問題のマントだが…
「この串にさすのですか?」
「金属が内側からも火を通してくれます」
「なるほど…それは便利ですね」
えーと…色はクリーム色でパッとしないんだが、効果がまずい。というかむしろいいのか? 先ほどからちらちらと健太がこっちへ視線を送っている。とてもマントを欲しがっている…いいんだけどさ。そのマントの効果は装備すると姿を消すことが出来るものだ。あくまでも姿を見えなくするだけで魔物に気づかれなくなるものではないところが悩ましい。
「疲れたよぉ~ そろそろ誰か交代してーっ」
視界の端では棒に結びつけられた黒い布にフライトフィッシュが集まっており、それをひたすら狩るシーナさん。黒い布は健太のマントだ。この階層のフライトフィッシュを惹きつけるもの。ボロボロにされてしまっては困るので集まっているフライトフィッシュの処理をしている。そのおかげで邪魔をされず荷物を運びこみ各自準備を始める。
「これはどちらへ運べば?」
「それではこっちへお願いします」
12階層で手に入れたアイテムは40個…多すぎる。
「大きさはこれくらいでいいの?」
「へったくそね…」
「ん、出来た」
手に入ったのはスクロール20個、武器防具などが5個、薬系が10個、そして今回初めて見る食品系が5個だ。
「木炭はこれくらいでいいかな」
「へぇ~ この上で焼くのかい?」
「ねぇ~誰か~変わって…」
俺は12階層のアイテムを確認中。さきほどからシーナさんがフライトフィッシュ討伐を変わって欲しそうにしているが、俺は忙しいから無理だ。そもそも俺では処理しきれないな。
「シーナさん…しっかり動くと肉がおいしくなるのよ! …ほらこうっ」
ファーナさんの矢がたくさん飛んでいった。多分スキルを使たんだろう。おっとそれより俺は早くアイテム整理しないとな。
まず武器防具だが相変わらずよくわからない。今回はブレスレットが2つ、盾が1つ、剣が1つと久々のマントが出た。ブレスレットは物理ダメージ半減と毒ダメージ軽減の2種。盾はデザインはいいんだがちょっと大きめサイズで盾を使用している健太とリノには使えないだろう。念のために売らずに置いておく。効果は魔法反射となっており使えるときもあるかもしれないからな。剣はちょっと変わったものだった。魔力を注ぐと長さが変化するもので、銀製。ぼちぼち強いかもしれない。剣を使うのは結奈さん、ユージン、そして俺の3人。結奈さんは刀があるのでいらないだろう。俺も剣は持っていてもほとんど使わない。ユージンに渡しておけばいいだろう。そして問題のマントだが…
「この串にさすのですか?」
「金属が内側からも火を通してくれます」
「なるほど…それは便利ですね」
えーと…色はクリーム色でパッとしないんだが、効果がまずい。というかむしろいいのか? 先ほどからちらちらと健太がこっちへ視線を送っている。とてもマントを欲しがっている…いいんだけどさ。そのマントの効果は装備すると姿を消すことが出来るものだ。あくまでも姿を見えなくするだけで魔物に気づかれなくなるものではないところが悩ましい。
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