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2章 そして冬休みが始まった
第24話 あと少しで
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問題は8階層のボスであるマンドラゴラをどのように倒すか…前は引き抜いて攻撃をするつもりだったのが抜けなくて、周りを処理するための魔法が燃え移ったんだっけ?
「ヨシオ様これがボスで合っていますか?」
考え事をしている間についたようだ。ホルンさんと結奈さんに案内された場所に大きな葉が地面から生えている。間違いなくこれがボスだろう。前どうやって倒したか教えると2人はとりあえず葉を攻撃してみることにしたようで、見る見るうちに葉っぱがボロボロになっていった。
「動きませんね…由雄様これ、ボスではないということはありませんか?」
「うー…ん、それはないと思うけど『ソリスト』…ほら攻撃対象に出来るし」
「ではヨシオ様の魔法で少し焼いてしまいましょう」
「いいけど、少しとかの加減は出来るかどうかわからんぞ?」
そういうと俺は『ミニメテオ』を使った。『ソリスト』状態なので2人にダメージがいかないので気にせずやれる。火が付いた拳大の石が火をまとって上から降ってきた。それがボスの葉に当たり火を燃え移らせる。水分を含んでいる葉から煙が上がり少しづつ火が広がっていくと足元から地響きのような振動を感じた。
「…気を付けてっ」
ホルンさんがそう言うのとほぼ同時にボスの体が地面から飛び出した。相変わらずデカい。今回は葉がかなりボロボロなので若干怒っているようにも見える。
結奈さんがボスへ切りかかりホルンさんも糸で攻撃を始めた。俺は慌てて『ソリスト』を解除すると、すでにボロボロだった葉はあっという間になくなり胴体部分もホルンさんの糸がかなり食い込んでいた。
「…あっ」
まだ終わっていなかった俺の魔法の一部がボスに当たり、ホルンさんの糸で切り刻まれたボスが消滅した。そして現れた宝箱の中身は回復薬…どうやら俺の魔法でとどめをさしてしまったらしい。
「まあしかたない…9階層へ移動して今日は終わりだな」
「あと少しで健太様と合流出来ます」
「同じくファーナ様と。ありがとうございますヨシオ様」
俺達は9階層へ移動をした。そこには相変わらずの火で出来た壁が目の前にあり、道を塞いでいた。
「これはすごいですね…」
「どうやって突破するんでしょう」
「まあ今日はもう帰るぞ」
「「わかりました」」
部屋に帰ると今回は俺達のほうが戻るのが早かったようで、まだ誰も戻っていなかった。
「おかえり~?」
いや一人だけいたわ。というかなんで俺のベッドで寝ているんだ…
「レイノアール…ちょっと顔出すの久しぶりだな」
「仕事してますからね」
どうやらレイノアールは中級ダンジョンになったことで少し忙しいらしい。
「ヨシオ様これがボスで合っていますか?」
考え事をしている間についたようだ。ホルンさんと結奈さんに案内された場所に大きな葉が地面から生えている。間違いなくこれがボスだろう。前どうやって倒したか教えると2人はとりあえず葉を攻撃してみることにしたようで、見る見るうちに葉っぱがボロボロになっていった。
「動きませんね…由雄様これ、ボスではないということはありませんか?」
「うー…ん、それはないと思うけど『ソリスト』…ほら攻撃対象に出来るし」
「ではヨシオ様の魔法で少し焼いてしまいましょう」
「いいけど、少しとかの加減は出来るかどうかわからんぞ?」
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「…気を付けてっ」
ホルンさんがそう言うのとほぼ同時にボスの体が地面から飛び出した。相変わらずデカい。今回は葉がかなりボロボロなので若干怒っているようにも見える。
結奈さんがボスへ切りかかりホルンさんも糸で攻撃を始めた。俺は慌てて『ソリスト』を解除すると、すでにボロボロだった葉はあっという間になくなり胴体部分もホルンさんの糸がかなり食い込んでいた。
「…あっ」
まだ終わっていなかった俺の魔法の一部がボスに当たり、ホルンさんの糸で切り刻まれたボスが消滅した。そして現れた宝箱の中身は回復薬…どうやら俺の魔法でとどめをさしてしまったらしい。
「まあしかたない…9階層へ移動して今日は終わりだな」
「あと少しで健太様と合流出来ます」
「同じくファーナ様と。ありがとうございますヨシオ様」
俺達は9階層へ移動をした。そこには相変わらずの火で出来た壁が目の前にあり、道を塞いでいた。
「これはすごいですね…」
「どうやって突破するんでしょう」
「まあ今日はもう帰るぞ」
「「わかりました」」
部屋に帰ると今回は俺達のほうが戻るのが早かったようで、まだ誰も戻っていなかった。
「おかえり~?」
いや一人だけいたわ。というかなんで俺のベッドで寝ているんだ…
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