28 / 31
オルゴール 上
しおりを挟む
俺は見知らぬ部屋にいた。
殺風景で少し薄暗い部屋に。
目の前には机がありその上にはオルゴールがあった。
ほとんど無意識的にそのオルゴールへと手を伸ばし、音を鳴らす。
「~~~~~~~♪」
音が鳴り始める。それはオルゴールとは思えないほど様々な音が一つとなったとても明るい音楽だった。
しかし俺にはどこか虚しい音楽に聞こえていた。
そうしてそれを聞いていた俺はいつの間にか音楽が止まっていることに気づく。
そして瞬きをして次に目を覚ました時は自分の部屋だった。
「夢...か...」そうつぶやく。
それにしては現実味がありすぎるし、そもそも俺は夢の記憶は覚えられないはずだ。
だったらさっきは何だったのだろう。
しかしそう考えるも学校があるので考えるのをやめ、準備をする。
家を出るとあたりにはすでに数人の生徒が登校していた。
俺も学校へと足を進める。
そうして学校につき教室を開けると生徒達が一人の生徒に一気に話し掛けているいつもの様子が目に入る。
生徒達に話しかけられているのは姫野無月(ひめのむつき)
成績優秀 容姿端麗 スポーツ万能 それに性格もよいとかいう天は二物を与えずという言葉に矛盾する存在だ。
まあ俺は一物も与えられていないが。別の一物ならあるが。
そうして俺は席に着き、先生がくるまで本を読み始める。
そうして時間がたち、先生が来てHRが始まる。
いつも通りの出席を済ませ、いつも通りの時間が過ぎる。
授業が始まり、終わり、それを何回か繰り返した後、昼休憩が始まり、生徒たちは昼食をとる。
そしてまた授業が始まり、終わる。
そうして放課後になり靴を履き替えようとして靴箱を開けると異物に気づく。
手に取ってみるとそれは手紙だった。
名前は書かれてはいないが放課後に屋上で待っています。とだけ書かれていた。
「行ってみるか」と日常に刺激が起こるかもしれないという好奇心に従い俺は屋上へと向かうのだった。
殺風景で少し薄暗い部屋に。
目の前には机がありその上にはオルゴールがあった。
ほとんど無意識的にそのオルゴールへと手を伸ばし、音を鳴らす。
「~~~~~~~♪」
音が鳴り始める。それはオルゴールとは思えないほど様々な音が一つとなったとても明るい音楽だった。
しかし俺にはどこか虚しい音楽に聞こえていた。
そうしてそれを聞いていた俺はいつの間にか音楽が止まっていることに気づく。
そして瞬きをして次に目を覚ました時は自分の部屋だった。
「夢...か...」そうつぶやく。
それにしては現実味がありすぎるし、そもそも俺は夢の記憶は覚えられないはずだ。
だったらさっきは何だったのだろう。
しかしそう考えるも学校があるので考えるのをやめ、準備をする。
家を出るとあたりにはすでに数人の生徒が登校していた。
俺も学校へと足を進める。
そうして学校につき教室を開けると生徒達が一人の生徒に一気に話し掛けているいつもの様子が目に入る。
生徒達に話しかけられているのは姫野無月(ひめのむつき)
成績優秀 容姿端麗 スポーツ万能 それに性格もよいとかいう天は二物を与えずという言葉に矛盾する存在だ。
まあ俺は一物も与えられていないが。別の一物ならあるが。
そうして俺は席に着き、先生がくるまで本を読み始める。
そうして時間がたち、先生が来てHRが始まる。
いつも通りの出席を済ませ、いつも通りの時間が過ぎる。
授業が始まり、終わり、それを何回か繰り返した後、昼休憩が始まり、生徒たちは昼食をとる。
そしてまた授業が始まり、終わる。
そうして放課後になり靴を履き替えようとして靴箱を開けると異物に気づく。
手に取ってみるとそれは手紙だった。
名前は書かれてはいないが放課後に屋上で待っています。とだけ書かれていた。
「行ってみるか」と日常に刺激が起こるかもしれないという好奇心に従い俺は屋上へと向かうのだった。
0
お気に入りに追加
11
あなたにおすすめの小説
小学生最後の夏休みに近所に住む2つ上のお姉さんとお風呂に入った話
矢木羽研
青春
「……もしよかったら先輩もご一緒に、どうですか?」
「あら、いいのかしら」
夕食を作りに来てくれた近所のお姉さんを冗談のつもりでお風呂に誘ったら……?
微笑ましくも甘酸っぱい、ひと夏の思い出。
※性的なシーンはありませんが裸体描写があるのでR15にしています。
※小説家になろうでも同内容で投稿しています。
※2022年8月の「第5回ほっこり・じんわり大賞」にエントリーしていました。
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
女子高生は卒業間近の先輩に告白する。全裸で。
矢木羽研
恋愛
図書委員の女子高生(小柄ちっぱい眼鏡)が、卒業間近の先輩男子に告白します。全裸で。
女の子が裸になるだけの話。それ以上の行為はありません。
取って付けたようなバレンタインネタあり。
カクヨムでも同内容で公開しています。
校長先生の話が長い、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
学校によっては、毎週聞かされることになる校長先生の挨拶。
学校で一番多忙なはずのトップの話はなぜこんなにも長いのか。
とあるテレビ番組で関連書籍が取り上げられたが、実はそれが理由ではなかった。
寒々とした体育館で長時間体育座りをさせられるのはなぜ?
なぜ女子だけが前列に集められるのか?
そこには生徒が知りえることのない深い闇があった。
新年を迎え各地で始業式が始まるこの季節。
あなたの学校でも、実際に起きていることかもしれない。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる