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僕の罪
僕の罪と君の愛
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「え?」
そう返すと、母は「とりあえずでてきたらどう?」とこたえる。
その言葉に僕は「分かった」と答え、ドアを開けると
「蒼輝(そうき)くん」
と僕の名前を言い、背中に背負っていた、カバンから包丁を取り出した。
「そ、そんなものを取り出してどうするんだ?」
そう聞くと彼女は
「もう、わかってるくせにそれはね、私を選んでくれないなら、殺せば良いって思ったの。」
そう言った。それが最善であると確信したような物言いで言い張った。
「そうか、君は僕のことを見てないんだな」
そういうと彼女は怒ったように言う。
「私が蒼輝くんに惚れてから見なかったことなんてない!君の体重、身長、生年月日、あなたが通った場所から持っている本の数、名前、それから!」
「もういい、その言葉でもう一度理解した。」
そう冷たく言い、僕は、
「帰ってくれ、君の顔なんて2度と見たくない。今ならまだ引き返せる」
そう言い僕はドアを閉めようとする。が彼女は足を挟み、華奢な体から出るとは思えないほどの力でドアを開き、僕を刺した。何度も何度も、胸も首も足も、腹も、耳に至るまで刺された。
そこで僕の意識は遠くなった。
.........................................................................................................
やがて、僕は目を覚ました。僕の目の前には、今日の告白された場面にいた。
僕が走馬灯だと思い、ぼーっとしていると
「それで、どっちにするの!」
と沙羅が大きな声で言う。
「もちろんこの私よね!こんなブサイクなんか放っておいて行きましょ!」
そういわれ、彼女の眼からは涙が出ていた。それを見て、僕は
「黙れ」
そんなことを言われると思っていなかったのか沙羅は狼狽えた様子で僕に話しかける。
「黙れって私に言ったの?なんで?私は本当のことしか、」
その言葉を言い終わる前に僕は心優を抱きしめた。それがとても悔しかったのか沙羅は走り去っていた。
それを気にもとめず、僕は心優にキスをした。
「僕は君が好きだ。小学校の頃からずっと。ごめんな、君を残して死んで。」
そういうと、彼女は涙を流しながら泣いている顔から、呆然とした表情で言った。
「死んだってどういうこと?」
その言葉に僕は、
「君と付き合って家に帰ったあと、夜に彼女がきて、僕は刺されて死んだんだ。」
そういうと彼女は唖然とした表情で説明をもとめた。
説明が終わると彼女は走って僕の家に行った。
そして両親を説得して、家族全員を心優のマンションにいかせることにした。
そうして、夜中心優の家で寝ようとした時、インターホンが鳴った。
僕は心優と目配せをし、カメラを確認すると、沙羅がいた。無視をしていると、何度も、何度も、
何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も
インターホンを狂ったように押し続ける。そして、音がしなくなった。
それに安心して、心優と安心したような表情をすると、ドアを叩いたような音がした。最初は「コンコン」とした音だったのがだんだん強くなって叩かれる。
その音がうるさかったのか隣の人がドアを開けて注意をしようとしていた。
「君!何時だと思っているんだ!早く帰りな、え?」
そんなこえが聞こえ、
「あなた、邪魔」
そう沙羅の声が聞こえたあと、隣の人の声がしなくなった。その、声を聞いて心優は震えていた。涙も出ていた。
そんな状況だったが一度死んでいるからか僕は冷静に警察を呼んだ。
そして警察を待っているといきなり、ベランダの窓が割れる音がした。
そちらを見るとそこにはハンマーを持っていた沙羅がいた
「なんで開けてくれないのよ!あれだけインターホンを、おしたじゃない!」
そう苛立った声で怒られる。
「お前がしようとしてることを知ってるからだよ!」
そう答えると、彼女はニタァと笑い
「知ってるんだ、じゃあ何も言わなくて良いね。」
そういい、彼女はいきなりこちらに向かって走ってきた。それを僕は捕まえようと彼女の方に走ると彼女は僕を無視してハンマーで縮こまっていた心優の頭を殴った。それは音がでなかったはずなのに、ゴンッ!と鈍い音が響きそうなほど強い力で殴られていた。
呆然としていた僕が正気を取り戻し、とっくに死んでいるであろう彼女に近づき、
「なぁ、うそだろ!うそだって言ってくれよ!死ぬはずがないだろ!せっかくこの想いを伝えられたんだ!」
そう泣きながら僕は死体に喋りかける。
「可哀想な蒼輝くん私が助けてあげるからね」
そう彼女は僕を抱きしめながらいう。
(そうだ、こいつが、こいつが殺したんだ、じゃあ俺がこいつを殺しても、良いんだ)
そう考えて彼女の方に向き、
「ちょっと目を瞑ってもらって良いか?」と心の底から湧き出るドス黒い感情を抑え込み、笑って言う。
彼女は僕が受け入れたと思ったのか満面の笑みになって、「分かった。でも、優しくしてね?」という。
そして、目を閉じて、笑顔を浮かべている、彼女の顔面を殴った。
「なん、、で、?」
そう言われても僕は
「なんで!だと!お前が!お前が!殺したんだろうが!俺の最愛の人を!てめぇの!その!身勝手な想いで!そんな思いで!そんなくそみてぇな、ゴミみてぇな考えで殺したんだろうが!」
そう、大声で怒鳴りながら彼女の顔面を限界がなくなるまで殴り続ける。
やがて日が明ける。
そこには、血も滴らずに死んでいる1人の女性と顔が誰かも分からないようになるまで殴られた女性とその女性に馬乗りになりながら、包丁で自身の首を刺して自殺していた1人の男性がいるだけだった。
そう返すと、母は「とりあえずでてきたらどう?」とこたえる。
その言葉に僕は「分かった」と答え、ドアを開けると
「蒼輝(そうき)くん」
と僕の名前を言い、背中に背負っていた、カバンから包丁を取り出した。
「そ、そんなものを取り出してどうするんだ?」
そう聞くと彼女は
「もう、わかってるくせにそれはね、私を選んでくれないなら、殺せば良いって思ったの。」
そう言った。それが最善であると確信したような物言いで言い張った。
「そうか、君は僕のことを見てないんだな」
そういうと彼女は怒ったように言う。
「私が蒼輝くんに惚れてから見なかったことなんてない!君の体重、身長、生年月日、あなたが通った場所から持っている本の数、名前、それから!」
「もういい、その言葉でもう一度理解した。」
そう冷たく言い、僕は、
「帰ってくれ、君の顔なんて2度と見たくない。今ならまだ引き返せる」
そう言い僕はドアを閉めようとする。が彼女は足を挟み、華奢な体から出るとは思えないほどの力でドアを開き、僕を刺した。何度も何度も、胸も首も足も、腹も、耳に至るまで刺された。
そこで僕の意識は遠くなった。
.........................................................................................................
やがて、僕は目を覚ました。僕の目の前には、今日の告白された場面にいた。
僕が走馬灯だと思い、ぼーっとしていると
「それで、どっちにするの!」
と沙羅が大きな声で言う。
「もちろんこの私よね!こんなブサイクなんか放っておいて行きましょ!」
そういわれ、彼女の眼からは涙が出ていた。それを見て、僕は
「黙れ」
そんなことを言われると思っていなかったのか沙羅は狼狽えた様子で僕に話しかける。
「黙れって私に言ったの?なんで?私は本当のことしか、」
その言葉を言い終わる前に僕は心優を抱きしめた。それがとても悔しかったのか沙羅は走り去っていた。
それを気にもとめず、僕は心優にキスをした。
「僕は君が好きだ。小学校の頃からずっと。ごめんな、君を残して死んで。」
そういうと、彼女は涙を流しながら泣いている顔から、呆然とした表情で言った。
「死んだってどういうこと?」
その言葉に僕は、
「君と付き合って家に帰ったあと、夜に彼女がきて、僕は刺されて死んだんだ。」
そういうと彼女は唖然とした表情で説明をもとめた。
説明が終わると彼女は走って僕の家に行った。
そして両親を説得して、家族全員を心優のマンションにいかせることにした。
そうして、夜中心優の家で寝ようとした時、インターホンが鳴った。
僕は心優と目配せをし、カメラを確認すると、沙羅がいた。無視をしていると、何度も、何度も、
何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も
インターホンを狂ったように押し続ける。そして、音がしなくなった。
それに安心して、心優と安心したような表情をすると、ドアを叩いたような音がした。最初は「コンコン」とした音だったのがだんだん強くなって叩かれる。
その音がうるさかったのか隣の人がドアを開けて注意をしようとしていた。
「君!何時だと思っているんだ!早く帰りな、え?」
そんなこえが聞こえ、
「あなた、邪魔」
そう沙羅の声が聞こえたあと、隣の人の声がしなくなった。その、声を聞いて心優は震えていた。涙も出ていた。
そんな状況だったが一度死んでいるからか僕は冷静に警察を呼んだ。
そして警察を待っているといきなり、ベランダの窓が割れる音がした。
そちらを見るとそこにはハンマーを持っていた沙羅がいた
「なんで開けてくれないのよ!あれだけインターホンを、おしたじゃない!」
そう苛立った声で怒られる。
「お前がしようとしてることを知ってるからだよ!」
そう答えると、彼女はニタァと笑い
「知ってるんだ、じゃあ何も言わなくて良いね。」
そういい、彼女はいきなりこちらに向かって走ってきた。それを僕は捕まえようと彼女の方に走ると彼女は僕を無視してハンマーで縮こまっていた心優の頭を殴った。それは音がでなかったはずなのに、ゴンッ!と鈍い音が響きそうなほど強い力で殴られていた。
呆然としていた僕が正気を取り戻し、とっくに死んでいるであろう彼女に近づき、
「なぁ、うそだろ!うそだって言ってくれよ!死ぬはずがないだろ!せっかくこの想いを伝えられたんだ!」
そう泣きながら僕は死体に喋りかける。
「可哀想な蒼輝くん私が助けてあげるからね」
そう彼女は僕を抱きしめながらいう。
(そうだ、こいつが、こいつが殺したんだ、じゃあ俺がこいつを殺しても、良いんだ)
そう考えて彼女の方に向き、
「ちょっと目を瞑ってもらって良いか?」と心の底から湧き出るドス黒い感情を抑え込み、笑って言う。
彼女は僕が受け入れたと思ったのか満面の笑みになって、「分かった。でも、優しくしてね?」という。
そして、目を閉じて、笑顔を浮かべている、彼女の顔面を殴った。
「なん、、で、?」
そう言われても僕は
「なんで!だと!お前が!お前が!殺したんだろうが!俺の最愛の人を!てめぇの!その!身勝手な想いで!そんな思いで!そんなくそみてぇな、ゴミみてぇな考えで殺したんだろうが!」
そう、大声で怒鳴りながら彼女の顔面を限界がなくなるまで殴り続ける。
やがて日が明ける。
そこには、血も滴らずに死んでいる1人の女性と顔が誰かも分からないようになるまで殴られた女性とその女性に馬乗りになりながら、包丁で自身の首を刺して自殺していた1人の男性がいるだけだった。
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