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第六章 家族で気ままなスローライフ
第百二十五話 悪友との語らい
しおりを挟むフレッド王都の墓地へやってきたミナヅキ。早速手紙の送り主を探すべく見渡してみると、すぐにその人物は見つかった。
「よぉ、ラトヴィッジ。待たせたな」
軽いノリでミナヅキが声をかけると、待ち人もニッと笑いながら手を挙げる。
「僕も今来たばかりだよ……と、言いたいところだけど、結構待ったかな」
「そうか。ソイツは悪かった」
「別に良いよ」
友人なのか他人なのか、ふざけて恋人気取りとしているのか、全くもって分からないくらい、互いに感情を出していない口調。他の誰かが聞いていたら、一体どうやったらそこまで白々しいやり取りができるんだ、と思われただろう。
仮にいたとしても、それを口に出して言われたかどうかは、雰囲気的にもかなり微妙なところではあるが。
「――で? 突然こんな手紙を送りつけてきたのは、一体どういう了見だ?」
ポケットから取り出した手紙の封筒を、ミナヅキはヒラヒラとかざす。それに対してラトヴィッジは、フッと笑みをわずかに深めた。
「どうもこうもないさ。ただキミと一緒に墓参りがしたかった。それだけだよ」
「うさん臭いな」
「ストレートだねぇ。まぁ、こればかりは仕方がないか」
手のひらを上に向け、やれやれのポーズを作るラトヴィッジ。
そういうのがうさん臭さを感じさせるんだとミナヅキは言いたかったが、言ったところで躱されるのがオチだと思い、黙ってやり過ごすことに決める。
「……さっさと行こうぜ。世間話をするために集まったんじゃないだろ」
そう言うなリ、ミナヅキはさっさと目的の墓に向かって歩き出す。ラトヴィッジも黙って笑みを浮かべたまま、後に続いた。
程なくして二人は、かつてともに調合の修行をした元仲間の墓に辿り着く。
「それで?」
二人で墓の前に並んだところで、ミナヅキは改めて尋ねる。
「何でわざわざ俺を墓参りに誘ったんだ? 今まではこんなことなかったろ?」
少なくともミナヅキからすれば、何の理由もなくとは思えない。それぐらい彼らの関係は、果てしなく微妙な線を辿っているのだった。
王都での事件以降、彼とは敵でも味方でもない関係をずっと続けてきた。決して連絡を取り合うこともなく、お互いに活動の詮索もせず、ましてや興味すら持つこともない。
しかし断じて会いたくないかと言われると、決してそうでもない。
それぞれが違う世界を生きている――それだけの話なのだと、ミナヅキもラトヴィッジも認識している。
だからこそ、今回に限っては、ミナヅキは珍しいと思えてならなかった。
「もし俺に話したいことがあるなら、さっさと話してくれ」
「分かったよ。そう怖い顔しないでってば」
半目で睨みつけるミナヅキに、ラトヴィッジが肩をすくめながら苦笑する。
「さっきも言ったように、僕はジョセフの墓参りがしたかっただけさ。折角この王都に来たんだから、キミとも話しておきたかった――これが最後になるからね」
「……どういうことだ?」
ミナヅキがきょとんとしながら振り向くと、ラトヴィッジは少し寂しそうな笑みを浮かべていた。
「この十年で、僕がしていた活動も大きく進んだ。手がけている研究も、次の段階に進むことが決定してね。そのためには拠点を遠くへ移さなければならない。この王国に来ることは、本当にもう二度とないと断言できる」
ジョセフの墓をジッと見つめながら、ラトヴィッジはしみじみと語っていく。
「だから僕は、ジョセフとのお別れついでに、キミとも会っておきたかった。敵でも味方でもない不思議な関係――そんなミナヅキと最後に一度だけ、顔を合わせて話しておきたかったんだ」
「そうか……」
ミナヅキは呟くように相槌を打つ。
「お前と会うのも、これが最後ってことか」
勿論、本当にそうである保証はない。敵でも味方でもなく、ましてや謎の活動をしている人物の言葉ともなれば、疑ってかかるのは当然と言えるだろう。
しかしミナヅキには、どうにもラトヴィッジの言っていることが、本当であると思えてならなかった。
理屈抜きに受け入れられる。どこか寂しい気持ちもひっそりと生まれていた。
しばらく二人の間に無言の時間が流れ――やがてミナヅキが口を開く。
「……なんだかなぁ」
ミナヅキは後ろ頭をガシガシと掻きむしり、深いため息をついた。
「なんか話そうと考えてみたけど、全く浮かんできやしない」
「奇遇だね。僕も同じだよ」
ラトヴィッジはどこか楽しそうな笑みを浮かべ出す。
「昔からの知り合いで、過去にも色々とあって、それぞれ違う世界に住んでいながらもこうして会えているというのに……キミと話すことがまるでないとは」
「あぁ、なんか胸にポッカリ穴が開いた気はしたけど、それだけだな」
「また僕に会いたいって気持ちは?」
「別に」
ラトヴィッジの自然な問いかけに対し、ミナヅキは即答した。
「会ったら会ったで面倒だなって気持ちもそのままだし」
「ハハッ、そーなんだね♪」
少し意地悪に言っても軽く流される。それでいてお互いに嫌な気持ちはせず、些細な問題として普通に笑い合う。
決して仲良しではない。お互いに断じてそんな気持ちは抱いていない。
けれども敵でないことは確かだ。しかしながら、ライバルともまた違う。それはそれで間違いない。
ならば、こんな二人の関係をどう表現するべきか――
(悪友ってところか?)
(こーゆーのを、悪友って言うんだろうね)
ミナヅキとラトヴィッジが、同時にそう思ったことを、互いに知る由もない。その瞬間、互いの視線が交錯し合い、思わず笑みが零れてしまう。
なんとも不思議な関係だ。もう二度と会えないだなんて全く思えない。
そんなことを二人は、またしても同時に考えるのだった。
「まぁ、とにかく――」
まるで区切りを付けようとするかのように、ラトヴィッジは大きめの声を出す。ミナヅキが振り向いてくるのを見て、彼はハッキリと告げた。
「僕は僕の道を進む。キミもせいぜい、これからの人生を楽しむがいいさ」
「あぁ。そんなのお前に言われるまでもないよ」
「なら良かった」
苦笑するミナヅキに対し、ラトヴィッジは満足そうに頷いた。そしてそのまま踵を返して歩き出す。
「じゃあね。恐らく今生の別れだ。キミと出会えたことは、決して忘れないよ」
「そりゃどーも」
ミナヅキは目を閉じながら肩をすくめる。そして目を開いたときには、もうラトヴィッジの姿はどこにもなかった。
「消えるの早すぎだろ……」
最後の最後までブレない男だった――そんなことを考えつつ、ミナヅキは雲が流れる青空を見上げる。
(アヤメのほうも、そろそろ終わった頃かな?)
女子会が長くなりがちというのは聞いたことがある。アヤメとヴァネッサの場合はどうなのか、それは分からない。
(ひとまずアレだな。中心街に戻ってみるか)
そう思いながら歩き出したその瞬間――ミナヅキはピタッと立ち止まる。そしてニヤリと笑みを浮かべた。
「ったく……急に出てくるなっつーの」
ゆっくり振り返ると、そこには一人の青年が立っていた。十数年前と変わらないその姿に、思わずミナヅキは懐かしくなってくる。
「お前もずっと、ここで見ていたってことか?」
そう問いかける目の前には、誰の姿も存在していなかった。ミナヅキは笑みを浮かべたまま、しばらくその場に立ち尽くし、やがて振り返って歩き出す。
後ろに確かな気配を感じていたが、それは暖かくて懐かしい感じがしていた。
◇ ◇ ◇
「こうしてお話するのは初めてですよね。アヤメの夫でミナヅキと言います」
中心街の噴水にて、ミナヅキはアヤメと合流した。彼女の友人も、ちゃんと同行しており、事実上の初対面を果たす。
「こちらこそ。私はヴァネッサと申します。恥ずかしながら、昔はこの王都で冒険者をしておりました」
「えぇ。よく覚えてますよ」
丁寧にお辞儀をするヴァネッサに、ミナヅキも柔らかい笑みで返す。その当時の彼女はギルドでも話題となっていたため、彼も名前はよく知っていたのだった。
「皮肉のつもりはありませんが、その節は大変でしたね」
「とんでもございません。ミナヅキさんと奥様にも、身勝手だった私のせいで、多大なご迷惑をかけてしまいました」
「いえいえ。もう過ぎ去った話ですから」
今更蒸し返すつもりはなかった。アヤメも当時のうちに彼女と清算し、確かな友人関係を築き上げたのだ。故に気にする理由など、どこにもない。
「ウチの妻と、手紙を通して友人関係を続けてくださっていたそうですね。夫として改めて感謝します」
「そんな。それこそお礼を言われるほどのことでは――」
ありませんわ、とヴァネッサが言おうとしたその時だった。
「ヴァネッサ!」
「えっ?」
突如、彼女を呼ぶ叫び声が聞こえてきた。何事かと周囲を見渡すと、全速力で王宮から駆けてくる一人の男性の姿が。
ヴァネッサはその姿に、目を丸くしていた。
やがてその男性が彼女の前に辿り着き、激しく肩で息をしているところに、ヴァネッサは問いかける。
「テレンス。あなたお仕事中じゃなかったの?」
「急ピッチで終わらせてきた。キミのことが心配だったからね」
「……あのねぇ」
テレンスと呼ばれた男の言葉に、ヴァネッサはこめかみを押さえる。
「心配いらないって、何度も言わせないでよ、全くもう!」
そして思いっきり叱りつけた。しかしテレンスは、何か気が気でない様子でソワソワとしている。
彼の視線は、ヴァネッサの目の前にいるミナヅキに向けられていた。
「彼はどちら様? まさか、キミのことを口説こうとしている不届き者……」
「いい加減にしなさい!」
――バコッ!!
ヴァネッサはテレンスの頭に拳を叩き落とした。それはもう容赦なく。
当然ながら防御する暇もなかったため、テレンスは悶絶する。それに対して全く気にも留めず、ヴァネッサは腕を組みながらため息をついた。
「この方は私の友達の旦那様よ。前にも話したでしょう?」
「あ、あぁ。確かアヤメさんとミナヅキさ……ま、まさかこちらの方々が!?」
「そうよ。全く……友達の前でみっともないことをしないでほしいわ」
ブツブツと文句を言うヴァネッサの前では、テレンスが未だミナヅキたちを凝視しながら呆然としている。あまりの展開に頭が付いてこれていないのだが、ヴァネッサはそんな彼に、更なる苛立ちを募らせるのだった。
「ほら! ボーッとしてないで、あなたもちゃんと挨拶なさい!」
「あ、あぁ……初めまして、テレンスと申します」
テレンスは慌てて頭を下げる。それに対してミナヅキとアヤメも、何事もなかったかのように笑みを返した。
「こちらこそ初めまして、調合師のミナヅキと言います」
「ミナヅキの妻でアヤメと申します。本日はヴァネッサさんと、楽しいお話をさせていただきました」
ペコリとお辞儀をするアヤメに、テレンスはそういうことかと言わんばかりの明るい笑みを浮かべる。
「ご丁寧にどうも。本当にお恥ずかしい。先ほどは、妻の御友人に大変失礼なことを申し上げてしまいまして……」
「いえ、分かっていただけてなによりです。お気になさらないでください」
やんわりと答えたミナヅキに、テレンスも笑みを取り戻す。ようやく和やかな空気が戻ったと思われたが――
「いたいた、テレンスさーんっ!!」
そうは問屋が卸さなかった。王宮魔導師のローブを羽織った男性が、血相を変えて王宮から駆けてきた。
一体何事かとその場にいた皆が振り向くと、男性はテレンスの前で急停止し、肩で激しく息をする。
「や、やっと見つけましたよテレンスさん。すぐに王宮へお戻りください」
その申し出に、テレンスは怪訝な表情を浮かべる。
「……何を言うんだ? もう私の仕事はもう終わっただろう?」
「そうもいかなくなったんですよ!」
男性は間髪入れず叫んだ。
「テレンスさんが協力してくださったところ、私たちだけじゃ理解不能なんです」
「いや、レポートは提出したぞ。それをちゃんと読んでくれれば――」
「読みましたよ! でも全然分からなかったんです! 見たことない魔法式ばかり連なってて……」
「あー、いくつか私が独自に作り上げたヤツを入れてあるから」
腕を組みながら空を仰ぐテレンスに、男性は勘弁してくれと言わんばかりの泣きそうな表情と化した。
「……それじゃ困りますよ。ちゃんと誰もが分かる魔法式で作ってくれないと、情報を共有できないじゃないですか」
「けど、凄くスッキリしていて見やすいだろ?」
「あなたのは見やすいけど分かりにくさ抜群なんですってば!」
「ワガママだなぁ、全く――あだっ!?」
やれやれと首を左右に振るテレンスの脳天に、強い衝撃が走った。
「いい加減にしなさい」
正体はヴァネッサの拳だった。再び容赦のない拳骨のツッコミが入ったのだ。
再び頭を押さえながら悶絶するテレンスの隣に立ち、ヴァネッサは男性に向かって深々と頭を下げる。
「ウチの夫が大変申し訳ございませんでした。すぐに王宮へ戻らせますので」
「た、助かります! 是非ともお願いいたしますっ!!」
この人は救世主いや、女神さまだ――男性の頭の中で、そんな思いが輝かしい表情とともに浮かぶ。
一方のテレンスは、物凄く面倒だと言いたげに表情を歪ませる。
「ヴァネッサ、勝手なことを――」
「ウダウダ言ってないで、王宮へ戻るわよ」
「待ってくれないか。私はキミのために急ピッチで仕事を終わらせて……」
「も・ど・る・わ・よ?」
「……はい」
ごねはしたが、結局のところ妻の圧には勝てなかったテレンス。
観念してガックリと項垂れる彼をスルーしつつ、ヴァネッサはアヤメに、申し訳なさそうな笑みを向けた。
「ゴメンなさいアヤメさん。私たちはこれで失礼させてもらうわ」
「ううん。私たちのことはいいから、早く戻ってあげて」
「ありがとう」
ヴァネッサはテレンスの腕を引っ張りながら、改めて明るい笑顔を向ける。
「またいつか会いましょう、アヤメさん!」
「えぇ、ヴァネッサさんもお元気で」
そしてアヤメも、明るい声で別れを告げた。そしてヴァネッサは、そのままテレンスを引っ張りながら、魔導師の男性とともに歩き出す。
王宮へ向かっていく彼女たちを見送りながら、ミナヅキは小さく息を吐いた。
「まーた力強い奥さんだよなぁ」
「ホントよね」
アヤメも苦笑しながら頷く。ヴァネッサの旦那を支える意志の強さを、改めて感じ取れたような気がした。
そしてアヤメは、スッキリした笑顔でミナヅキを見上げる。
「それじゃあ、私たちもそろそろ帰りましょ。子供たちも待ってるわ」
「だな。折角だから、何かお土産でも買ってくか?」
「いいわね。きっと喜んでくれるわよ」
ミナヅキとアヤメは、王宮に背を向けて歩き出しながらも会話を続けた。
「雑貨屋さんなら、オモチャか何かあるよな?」
「それよりも、美味しい食べ物とかのほうが良いんじゃないかしら?」
「……そうだな。そっちのほうが喜びそうだ。てゆーか、俺も一緒に食べたいし」
「えへへ、実は私も♪」
「だよな」
まるで子供に戻ったかのように、楽しそうな笑顔を浮かべる二人の夫婦。自然と腕を組むその姿を見た者は、理想のペアだと心から思ったという。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
いつもお読みいただきありがとうございます。
新作「勇者になれなかったけど精霊たちのパパになりました」も公開中です。
第12回ファンタジー小説大賞にもエントリーしています。
(当作品は既に別の大賞に応募中のため、エントリーはしていません)
なにとぞよろしくお願いします<(_ _)>
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