駆け落ち男女の気ままな異世界スローライフ

壬黎ハルキ

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第六章 家族で気ままなスローライフ

第百二十三話 フィリーネの娘、コーデリア王女(後編)

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 コーデリアやベティとともに、ミナヅキとヤヨイは馬車に乗って、ラステカの自宅に帰ってきた。
 出迎えたシオンは、王都から来た客の存在に気づき、笑顔で抱きつく。

「コーねーちゃんだー!」
「おぉ、シオン。お主も元気そうじゃのー♪」

 コーデリアも嬉しそうに抱き留める。彼女からしてみれば、年下であるシオンは弟のような存在なのだった。
 そしてリビングからエプロン姿のアヤメも姿を見せる。

「おかえりなさい。コーちゃんとベティさんも、ゆっくりしていってくださいね」
「こちらこそ、一晩お世話になります、アヤメ様」

 お互いに丁寧にお辞儀をしあう。今夜はコーデリアとベティがミナヅキたちの家に泊まることは、帰りの馬車の中で明かされたことであった。
 しかし見たところ、留守番していたアヤメも慌てている様子はない。あらかじめそのことを知っていたかのようであった。
 そんな疑問を浮かべるミナヅキに、アヤメが苦笑しながら言う。

「ミナヅキたちが出かけたすぐ後ぐらいに、王宮から連絡が届いたのよ」
「あ、そゆこと」

 すぐさまミナヅキは納得した。むしろ完全なるアポなしじゃなかったことに、軽く驚いてすらいる。

「じゃあ夕飯についても心配はなさそうだな」
「うん。石窯料理をご所望してきたから、準備はしておいたわ。それに――」

 アヤメが頷きながらベティのほうを見る。ミナヅキも振り向いてみると、ベティが持参した大きなバッグから、煌びやかな肉の塊を取り出した。

「ミナヅキ様、これを」

 そしてそれをベティは、献上するような姿勢でミナヅキに差し出してきた。

「キングバッファローの塊肉でございます。今晩の足しにしてくださいませ」
「……超高級食材じゃないか。しかもメチャクチャデカいし」

 ドン引きしている父親の様子に、ヤヨイは疑問を覚え、呆然とした表情を浮かべているアヤメに尋ねる。

「ママ、あのお肉って高いの?」
「そうねぇ。ウチの食費が数ヶ月分は吹っ飛んでしまうくらいかしら」
「……そんなに?」

 まさかの答えにヤヨイも目を見開く。ただの塊肉が、とんでもなくキラキラした何かに見えてしまう。
 そんな三人の表情を見て何を想ったのか、ベティが悩ましげに首をかしげる。

「足りませんでしたか? でしたら緊急で追加をお取り寄せを――」
「いらないから。むしろもらい過ぎなくらいだから」

 手をパタパタと左右に振りながら、ミナヅキが制する。アヤメとヤヨイも、コクコクと同意を示していた。
 それぞれなるべく冷静を装ってはいたが、心の中で酷く慌てていたことは言うまでもないだろう。

「というワケで、もーすぐ妾にも弟か妹が出来るのじゃ」
「へぇー、そうなんだー」

 いつの間にかリビングに移動していたコーデリアとシオンが、ソファーに座りながら楽しそうに談笑している。その姿にミナヅキも落ち着きを少し取り戻し、改めてベティから塊肉を受け取るのだった。

「その……ありがとうな。遠慮なく使わせてもらうよ」
「はい。受け取っていただけてなによりです。足りなければ追加で――」
『いえ、もうこれだけで十分ですから』

 ミナヅキとアヤメ、夫婦の言葉が見事にシンクロする。それを目の当たりにしたヤヨイも、思わず両親に対して感激し、尊敬の眼差しを向けていた。
 何でこんな気持ちになるのかは、本人も全くもって理解はしていなかったが。

「とにかく、折角いいモノをもらったんだ。コイツを使って夕飯を作ろう」
「そうね」

 アヤメもため息交じりに頷く。細かいことを考えるのは止めたらしい。そしてベティも強い笑みを浮かべながら宣言する。

「私もお手伝いします。メイドととして何もしないワケにはいきませんので!」

 かくしてミナヅキ一家は、訪問者であるメイドを交えて、未だかつてない豪勢な材料を使った夕食作りが始まった。
 まずはミナヅキが、キングバッファローの塊肉に手を付けた。
 何枚かに切り分けた肉に塩と胡椒で下処理をする。そしてそれを、一枚につき数本の鉄串を差し込み、石窯の中に仕込んでおいた土台にセットしつつ、こんがりと焼き上げていく。
 石窯ステーキを作るのは初めてではない。
 ミナヅキたちから頼む前に、工房側が必要になるだろうからと、石窯に肉を設置する土台を制作し、提供してくれたのであった。
 その際に試作した石窯ステーキが、工房の人たちに大評判だったことは、今でもミナヅキとアヤメの中で、いい思い出となっている。

「アヤメ、ソースの準備しといて」
「今やってるわ。スープのほうも出来上がってるわよ」

 ジュウジュウと景気の良い音を立てているフライパンの中に、アヤメが醤油を注いでいく。みじん切りにした玉ねぎとにんにくが醤油と合わさって、より香ばしい匂いに変化させていった。
 その隣の鍋では、野菜と腸詰め肉のスープが湯気を立てている。アヤメが昼間から煮詰めていただけあって、具材から出汁がたっぷりと染み出していた。
 ステーキを焼き終えたミナヅキは、薬草を取り入れたサラダの作成に入る。
 数種類の葉物野菜と薬草を千切って盛りつけ、作り置きのドレッシングを保冷庫から取り出していく。
 主食はアヤメがあらかじめ石窯で焼いておいた丸パンであった。
 ヤヨイがそれを盛りつけ、テーブルに運んでいく。
 すると――

「いいにおい」
「美味しそうなのじゃ」

 ソファーに座っていたシオンとコーデリアが、匂いにつられてやってきた。

「コーデリア様、シオン様と一緒に手を洗ってきてください」

 ベティが茶を入れながらそう声をかける。ちなみに使っている茶葉は、彼女が王宮から土産として持ち込んだ、特別モノであった。

「はーい。コーねーちゃん、いこっ」
「わ、ちょ、引っ張るでないわ!」

 シオンに手を引かれるがままにリビングを後にするコーデリア。その姿はもはや姉弟のようであり、ベティも思わず頬を緩ませるのだった。


 ◇ ◇ ◇


 豪勢な夕食は、ミナヅキたち全員を満足という名の至福に包み込んだ。
 腹も心も膨れ上がった三人の子供たちは、さっさと入浴を済ませて寝室に向かってしまう。大人たちは静かとなったリビングで、ベティの淹れた秘蔵の紅茶を、改めて楽しんでいた。

「フィリーネ様の時からそうでしたが、ミナヅキ様たちがいてくださって、本当に感謝の言葉もございません」

 湯気の立つ紅茶のカップを置きながらベティが言う。

「王宮ではどうしても、王家という立場が付きまとってしまいます。どんなに辛く苦しい時でも、常に求められた振る舞いを保つ――それが、フィリーネ様やコーデリア様に課せられた使命なのです」
「……らしいな」

 前々からそれとなく聞いたことはあった。しかしその度にミナヅキは思う。王族ってのはどれだけ窮屈で大変なのだと。
 自分だったらさっさと逃げだしているかもしれない。それなのにフィリーネもコーデリアも、自分が王族であることをしっかりと真正面から受け止め、胸を張って誇りにしているのだ。
 王族としては、言われるまでもない当然のことなのだろう。
 しかしそれでも外部の立場である人間からすれば、凄いの一言でしかない。

(まだ八歳のコーデリアも、厳しい習い事に挑んでるって話だもんなぁ)

 単に課せられているだけではなく、それを自らの意思で上を目指しているという話を聞いたことがあるし、実際にこっそりと、その姿をヤヨイとともに拝見したことだってある。
 ミナヅキの場合はフィリーネの時から見てきた光景ではあるが、何度も初見の如く驚かされてきていた。

「コーデリア様も、王族としての立場を自負なされております。特にもうすぐ王妃様に御子が産まれますので、より気合いが入っておられるようですね」

 ベティからそれを聞いたアヤメは、そういえばと改めて思い出しながら尋ねる。

「確か今は、半年ぐらいだったっけ?」
「えぇ。母子ともに立派な健康を保たれております」
「それはなによりだわ」

 アヤメは笑みを浮かべる。元々それほど心配はしていなかった。フィリーネも王妃として、そして母としてもかなり強いことは、よく知っていたからだ。
 その一方でミナヅキは、思うところもあった。

「とはいえ、いつまでも頑張り続けるのは、やっぱり不可能だよな」
「えぇ、おっしゃるとおりです」

 ベティが重々しく頷く。

「どんなに自らの意思が働いたとしても、今のコーデリア様は、まだ八歳の小さなお子様に過ぎませんから」
「悪いガスを排出させる場所は、やっぱ必要ってワケだ」

 そしてミナヅキの言うその場所というのが、このラステカの町になる。かつてのフィリーネと同じ場所で、今度は娘のコーデリアが、息抜きに利用しているという形になっていた。
 要するにコーデリアにとって、本来の姿がさらけ出せる貴重な場所なのだ。
 特にアヤメの場合、フィリーネと出会ったのは大きくなってからであるため、幼い王族の子がどんな感じなのかは、実のところコーデリアと会うまでは、誰一人として見たことがなかった。
 故にコーデリアを通して、フィリーネも昔はこうだったのではないかと思うようになっていき、それがまた彼女との会話のネタになりつつもあった。

「まぁ、ウチでのんびり羽を伸ばせるんなら、ソイツは光栄なことだよな」
「確かにそうね。私たちにとって今のコーデリアは、ウチの子供たちと仲良くしてくれている大事なお客様。それ以上でもそれ以下でもないんだし」

 これはフィリーネの時から、夫婦揃って思っていることではあった。つまりこの家にいるときぐらい、遠慮する必要はない――その気持ちは、今でも全く変わっていないのだった。
 そんな二人の温かい笑顔に、ベティは改めて感動する。

「――はい。ありがとうございます」

 本当にこの人たちと出会えて良かった――ベティは頭を下げながら、心の底からそう思っていた。


 ◇ ◇ ◇


 一方、寝室のベッドに潜り込む子供たち。明かりを消した状態で、女子二人によるお話が繰り広げられていた。

「ふにゅぅ~」

 シオンの寝言が聞こえ、ヤヨイとコーデリアがクスクスと笑う。

「よく眠っておるの」
「多少なら声を出しても大丈夫よ。シオンは一度寝たら、なかなか起きないから」

 弟の柔らかい頬をツンツンと優しく突きながら、ヤヨイが言った。

「折角だし、話したいことがあるなら聞くよ?」
「……うむ」

 ヤヨイの申し出に、コーデリアは素直に頷く。そして数秒ほど無言が続き、やがてポツリポツリと語り出した。

「妾は今、たくさんの習い事をしておる。王族としての将来のためにじゃ」
「うん。それは聞いたことあるよ」
「とても厳しいし、疲れるのも忘れるほど大変じゃ。放り捨てて逃げたいと思ったことも一度や二度ではない」
「だろうね」

 ヤヨイは淡々と相槌を打つ。弱音を吐きたいのだろうと感じており、否定せずに黙って聞いてあげるのが一番だと思った。
 しかし――

「まぁ、それについては別に良いのじゃ。妾も母様のような立派な王妃になりたいという目標があるからの。むしろ厳しいのはドンとこいじゃ」
「……そうなんだ」

 ヤヨイは内心で戸惑っていた。今の流れだと、てっきり泣き言を聞かされるのだと思っていたからだ。
 ならば一体、何を言いたいのだろうか――ヤヨイがそう思っていた時だった。

「問題は妾に就いておる教師じゃ。母様から受け継いだこの口調を直せと、毎日のようにうるさいのじゃよ」
「あー……」

 なんとなくその光景が想像できてしまった。以前、ベティがコーデリアを連れて自宅を訪れた際、両親に相談していたのをこっそり聞いたことがあったのだ。
 ヤヨイからしてみれば、何で今更という感想でしかなかった。
 物心がついたときには知り合っており、すっかり慣れていたため、どうとも思っていなかったのである。
 しかし、それでは済まないこともあるのだと、今なら少しは分かる気がした。
 母親がやってるのだから良いじゃないか――そんな理屈は、決して通用しないということだろう。
 もっともそれを言ったところで――

「妾はこの話し方をとても気に入っておる。誇りに思っておるのじゃ。それをあの教師はちっとも分かってくれん。全く嘆かわしいわい」

 コーデリアが一歩も引かないことも、容易に想像できてしまう。恐らくその先生とやらも、さぞかし苦労しているのだろうということも含めて。

「あー、とりあえずその、コーちゃんのご両親はどう思ってるの?」

 とりあえずヤヨイは、気を持ち直しがてら尋ねてみた。王妃や国王をご両親という言葉で一括りにしてしまったが、聞いているのがコーデリアだけなので、幸いと言ったところだろう。
 現にコーデリアも、ヤヨイの物言いなど気にする様子もなかった。

「父様も母様も何も言わん。教師も進言こそしておるが、妾の口調についてはノーコメント状態じゃ」
「だったら、別に気にしなくてもいいんじゃない?」

 ヤヨイは素直にそう思った。なにより母親であるフィリーネが、バリバリその口調で話しているのだ。むしろより親子らしい姿で良いんじゃないかとさえ、思えてくるほどだ。

「コーちゃんのその口調、あたしは結構好きだけどなぁ」

 これもまた、ヤヨイの率直な感想であった。するとその言葉にコーデリアは、嬉しそうにはにかみながら、思いっきり抱きついてくる。

「嬉しいぞヤヨイ! やはりそなたは、妾が見込んだ素晴らしき姉上じゃ!」
「はいはい。そりゃどーもです」

 ヤヨイは軽くあしらいながら苦笑する。程なくして会話も途切れ、二人も自然と眠りに着くのだった。
 ちなみに翌朝、目が覚めた時にコーデリアのプニッとした白い頬に目が留まり、こっそりと軽く頬ずりをしたことは、ヤヨイだけの秘密であった。


 ◇ ◇ ◇


 楽しい時間はあっという間に過ぎ去ってしまう。
 それを証明するかの如く、コーデリアとベティは朝早くに、馬車に乗って王都へ帰っていった。

「またねー!」
「ばいばーい!」

 シオンとヤヨイが大きく手を振りながら叫ぶ。ミナヅキとアヤメも、しっかりと見送りに出ていた。
 そんな中、馬車の窓からお姫様がニュッと顔を出し、大きく手を振ってくる。

「ヤヨイー、シオーン、また遊びに来るからのー!!」

 眩しい笑顔で叫んでくるその姿。去りゆく馬車が見えなくなるまで、恐らくその手は振り続けられるだろう。
 そんなことを考えながらミナヅキは呟く。

「あのお姫様、どこまで母親に似れば気が済むんだろうな?」
「さぁね。そもそも私たちのほうも、あんま人のこと言えないんじゃない?」

 目の前にいる二人の子供たちにアヤメが視線を落とす。ミナヅキも数秒ほど子供たちの後ろ姿を見つめ――

「確かにな」

 腕を組みながら笑みを零すのだった。



――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
いつもお読みいただきありがとうございます。
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第12回ファンタジー小説大賞にもエントリーしています。
(当作品は既に別の大賞に応募中のため、エントリーはしていません)
なにとぞよろしくお願いします<(_ _)>
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