駆け落ち男女の気ままな異世界スローライフ

壬黎ハルキ

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第四章 現れた同郷者

第八十九話 フレッド王都、決戦の幕開け

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 冬の夜明けは遅い。ましてや太陽が見えないほどの曇り空ともなれば尚更だ。
 フレッド王都の工房にも、最低限の淡い明かりしか灯っていない。しかしそこにいる人々の多くは、しっかりと起きていた。
 中には毛布にくるまって仮眠を取っている者もいるが、どうにも落ち着かない様子を見せている者のほうが、圧倒的に多かった。

「んぅ……」

 調合場の片隅で毛布がうごめく。アヤメが目を覚ましたのだ。一瞬、ここがどこなのかが分からず、瞼を揉みほぐしながら周囲を見渡し、傍で調合に精を出している旦那の姿を見つける。
 そこでようやく、自分が工房にいることを思い出したのだった。

「ミナヅキ?」
「おう、よく眠ってたな」

 チラリとアヤメの顔を見て、再び調合のほうに視線を戻す。ミナヅキにも配られた毛布は綺麗に畳まれたままであった。

「アンタ、もしかして寝てないの?」
「なんか眠れなくてな。調合してるほうが、気も紛れて落ち着くからよ」

 ミナヅキはミント入りのポーションドリンクをカップに注ぎ、それをアヤメに差し出した。

「これ飲んどけ。スッキリして目が覚めるぞ」
「ありがと……それにしても、よくたった一晩で完成させられたわね」
「あぁ、俺もそう思う」

 二人は錬金スペースに積み上げられている大きな玉に視線を向ける。その傍ではベアトリスとランディが、肩を寄せ合って寝息を立てていた。

「よぉ、嬢ちゃんも起きたみてぇだな」

 そこにガルトが、二人分の軽食を乗せたトレイを運んできた。

「少しでも食って力を付けておけ。今日が正念場だからよ」
「どーもッス」
「ありがとうございます」

 ガルトがトレイを置いて去っていき、ミナヅキとアヤメは軽食のホットドックをそれぞれ手に取った。
 かぶりついてゆっくりと咀嚼しながら、これまでのことを思い出す。

(王都であんなに異様な空気は、正直かなり驚いたわね……)

 ミナヅキたちがラステカから王都に再び来たのは、昨夜遅くのことだった。
 王都に入っただけで、ベアトリスは軽く意識が持って行かれそうになり、既に中心街は魅了の魔力で充満しているのだと判断する。今はまだ、ベアトリスもディスペルピュアでなんとかしのいでいるが、それもいつまで持つことか。
 しかし対タツノリへの秘策を完成させるには、錬金釜が必要であった。そしてラステカには錬金釜がないため、どうしてもベアトリスとランディは、王都の工房へ戻らざるを得なかった。
 しかしその甲斐はあったと言えるだろう。
 ベアトリスとランディの錬金。そしてミナヅキの調合。これらが合わさったことによる切り札は、なんとか完成までこぎつけた。
 工房内での実験も大成功。あとは夜明けを待つのみとなっていた。

(やっぱりフィリーネとベティさんは、来なくて正解だったかも)

 流石に二人を気にかけている余裕はない――そう言ってミナヅキは、二人にラステカでの留守番を強要した。
 一瞬、難色を示すフィリーネだったが、ベティに諭される形で引っ込んだ。今回ばかりは足手まといに他ならないと、本人も薄々思っていたらしい。
 ――この機会を利用して、ラステカの人々とも交流を深めるとしようぞ。
 フィリーネはそんなことを言っていた。
 果たして自分たちが帰ったらどうなっていることか――アヤメは想像するのか少し怖い気がしていた。

「ミナヅキ」
「ん? よぉ、デューク」

 タンクトップ姿でタオルに首を巻いているデュークが歩いてきた。軽く息を切らせており、汗もたくさんかいている。

「まさかとは思うが、今の今まで素振りしてたのか?」

 苦笑気味にミナヅキが尋ねると、デュークがタオルで汗を拭きながら頷く。

「ジッとしていられなくてな。眠ろうにも眠れなかったんだ。お前もそうだろ?」
「まぁ、な」

 そう言われると何も言い返せない――ミナヅキはそう思いながら、デュークにもポーションドリンクを一本差し出した。

「ほれ」
「サンキュ。一時はどうしたもんかと悩んだが、お前が来てくれて助かった」
「んな大したことしてないって」

 軽く笑いながら、ミナヅキは昨夜のことを思い出した。
 四人で工房に足を踏み入れた際、特に目立っていたのが彼だった。悔しそうな表情を浮かべ、ひたすら巨大なダンベルで体を鍛えていたのだ。
 もはやそれは、自分で自分を虐めている姿以外に見えなかった。
 周囲がドン引きしている中、ミナヅキが声をかけて彼から詳しい事情を聞き、対策を考えてきたことを打ち明かすと、彼の目に光が宿った。
 ――頼む、俺の仲間たちも取り戻してくれ!
 そう土下座して頼み込んできた彼の姿は、恐らく一生忘れないだろう――ミナヅキは心の中で思っていた。
 仮メンバーとして入ったばかりのクレールやヴァレリーも、タツノリの魅了に再び囚われてしまった。リーダーとして何もできなかったことが悔しくて、避難してきた工房でもジッとしていられなかったのだった。
 そこに仲間たちを救えるチャンスが現れた。光が差し込んだ気分だったのだ。
 デュークだけではない。工房内に避難していた者たちも沈み込んでおり、もはやなす術もないと諦めている状態だった。しかしミナヅキたちの登場で、それが一気に払しょくされた。
 デュークやガルトたちも全面的に協力すると申し出、冒険者たちが一丸となる姿が披露されたのである。
 切り札の実験が大成功となったその瞬間、工房内はお祭り騒ぎになりかかった。
 しかしそれはすぐに収められた。
 ――まだ俺たちは、勝利の美酒に酔う場面ではない! この喜びは皆を救うまで取っておこうじゃないか!!
 そうデュークが中央に立って叫んだ。
 我を忘れてひたすら自分で自分を虐め続けるデュークは、もうとっくにどこかへ吹き飛んでいた。

「筋肉痛とか大丈夫だろうな? お前がいざって時に動けないのはヤバいぞ?」
「俺の体はそんなにヤワじゃないさ。みっともないところを見せた分は、キチンと取り戻してくるつもりだよ」
「なら良いけどな。始まったら手筈どおり頼むぞ」
「あぁ、任せておけ」

 デュークは強く頷き、そのまま颯爽と立ち去っていく。ミナヅキも再びホットドッグを齧り出したところで、アヤメが腕をツンツンと突いてきた。

「ねぇねぇ。ベアトリスとランディは起こさなくていいの?」

 アヤメにそう言われたミナヅキは、未だ二人が眠りこけていることに気づく。確かに動き出す時間は迫っており、そろそろ起きていたほうがいいだろう。
 しかし――

「二人の仕事は、もう終わってるも同然だからな。それにアイツらの場合、下手に外へ出ないほうがいいかもしれないし」
「……確かにねぇ」

 ミナヅキの言葉にアヤメも納得しつつ、未だ幸せそうに眠っている二人に、改めて微笑ましそうな視線を向けた。
 やがて二人がホットドッグを食べ終えたところで――

「おーい、そろそろ決行の時間だぞー! 準備は良いかー?」

 ガルトの野太い声が響き渡り、冒険者たちがそれぞれが動き始めた。

「行きましょ!」
「おう」

 アヤメとミナヅキも立ち上がり、ガルトたちの元へ合流する。程なくして、工房から冒険者たちが、リトルバーン家の屋敷を目指して飛び出して行った。


 ◇ ◇ ◇


 夜が明けた空は分厚い黒雲に覆われ、ぬるっと生暖かい風が吹き荒れる。冬の澄んだ冷たい空気に慣れてきたところでもあるためか、より不快な気持ちを感じずにはいられないほどであった。

「ある意味、魔の魔窟みたいなもんだな」

 ギルドの屋上から、ミナヅキが双眼鏡でリトルバーン家を観察する。
 大きな門、中庭、そして屋敷の扉の前――そのいたるところに、魅了された女たちが配置されているのが見えた。
 そしてとある窓から、複数の女に囲まれたタツノリの姿も確認できた。

「どの女も魅了状態――まさに闇のハーレムってところか」
「それはまた、言い得て妙というヤツだな」

 ミナヅキの呟きに答えたのは、ギルドマスターのソウイチであった。
 彼もまた、双眼鏡でリトルバーン家の様子を観察していた。程なくして双眼鏡を下ろし、小さなため息をつく。

「同じ地球人として、なんとも恥ずかしい限りだ」
「そうか? 力を手に入れて暴走するなんざ、この世界の人間でも、それほど大差ないと思うけど?」
「……また痛いところをついてくるな」

 ミナヅキの指摘にソウイチは苦笑する。

「キミは、ヴァネッサという名を覚えているか?」
「あぁ。呪いの剣に憑りつかれて、暴走しちまった女剣士だろ?」

 彼女の末路はアヤメから聞いていた。暴走自体は収まり、命は助かった。しかしその後遺症で、冒険者の引退を余儀なくされたと。

「そのヴァネッサから、先日手紙が届いてな。現在は、実家の家族と元気で暮らしているとのことだ」
「へぇ、それはなによりじゃん。あとでアヤメにも話してやろうっと」
「それが良い。アヤメ君もヴァネッサのことを、かなり気にかけていたからな」

 ミナヅキとソウイチは会話をしつつ、双眼鏡で下の様子を伺う。ちょうどアヤメやデュークたち冒険者が、リトルバーン家の屋敷に到着した頃であった。
 門番を務めている女性冒険者たちとひと悶着あるかと思われたが、なんと争う様子を見えないどころか、すんなりと門を開けたのだった。
 同時に正面玄関の扉が開き、タツノリが女たちとともに姿を見せる。

「あれが例のタツノリ君か……確かに正気には思えんな」

 ソウイチは双眼鏡で同郷者の青年を確認する。

「だがそれでも、黙って見過ごすことのできない事態であることは確かだ。もしこの場に大砲でもあれば、私もここからミナヅキたちの切り札を、存分に打ち込みたいところだよ」

 淡々と語るソウイチの言葉に、ミナヅキは表情を軽く引きつらせる。

「おいおい、また随分と物騒なことを言うもんだな」
「それぐらい私も、この事態に対して重く見ているということだ」
「さいで」

 軽く流しつつ、ミナヅキは改めて状況を確認する。どうやらタツノリが、女たちに何か指示を出しているようであった。
 すると女たちが一斉に乗り込もうとしている冒険者たちに視線を向ける。

「なーんか嫌な予感しかしないな」
「大方、攻め込んできたデュークたちを倒せとでも命じたのだろう。一番多く倒したヤツには褒美をやる――そんな条件を付けてるやもしれん」
「あり得そうな話だ」

 俺が直々にたっぷり可愛がってやる――タツノリならそんなことを言いそうな気がすると、ミナヅキは思った。
 そしてそれは、あながち的外れでもない気もしていた。
 心なしか、魅了されている女たちの表情が、一気にやる気に満ちたのだ。そして一斉にデュークたちに向かって武器を掲げながら突っ込んできている。
 冒険者の中には一般市民も混じっている。普通に考えれば、冒険者からすれば相手にし辛いところではあるのだが――

「彼らも落ち着いてるな。一晩かけて対策を立てただけのことはあるようだ」
「当然さ」

 ソウイチとミナヅキが言うように、デュークたちに慌てている様子は全くない。むしろこの機会を待っていたといっても過言ではないほどだ。
 それぞれが散り散りに動きつつ、隠し持っていた切り札――青い玉を向かってきた女たちに投げつける。
 その瞬間、玉は破裂し、青い煙となって広がっていく。
 煙に包まれた女たちの虚ろだった目が、徐々に光を取り戻していくのが、遠巻きからでも確認できた。
 それを見たソウイチは、双眼鏡で観察しながらフッと笑う。

「ディスペルピュアの効果を持つ錬金爆弾――話には聞いていたが、相当な効果を発揮していると見えるな」
「あぁ。ベアトリスがディスペル玉って名づけてたよ。使えると思わないか?」
「そうだな。後日、改めて彼女に話を聞いてみるとしよう」

 ディスペル玉はまだ、市場には出ていないオリジナル錬金物である。その作成者であるベアトリスに話を聞くということは、彼女の名が世に大きく出るビッグチャンスを意味している。
 きっと彼女は大喜びするだろう――ミナヅキはそう思いながらほくそ笑んだ。

「とにかく、ここまでは俺たちの目論見どおりだ。でも……」

 笑みを浮かべていたミナヅキの表情が、浮かないそれに切り替わる。

「それはそれとして、やっぱりちょっと気になるんだよなぁ」
「だからこそ、キミは私のところに来たんだろ?」
「あぁ」

 ミナヅキは頷き、ソウイチを見上げる。

「ソウイチさんが持つ、魔力の動きを感知する特殊能力――俺の読みどおりなら、きっとどこかで反応するハズだ」

 その特殊能力も魅了と同じく、ソウイチが異世界召喚された際に、神から付与されたモノであった。
 人が持つ魔力の動きをなんでも読み取ってしまう。つまり、魔力を持つか否かを判別できることを意味する。ただし自然発生した魔力は読み取れない。
 ソウイチはその力を駆使して異世界を渡り歩き、数多くの実績を積み重ね、ギルドマスターの地位を手に入れた。それからも鍛錬は怠っておらず、こうして双眼鏡で様子を見つつ、その周囲を探ることが出来ている。
 前々から知ってはいたが、改めて目の当たりにしてミナヅキは思った。やはりソウイチの経験値は伊達ではないと。

「一応言っておくがミナヅキ。私の力では、神の魔力までは読み取れんぞ?」
「分かってる。そうじゃない可能性が高いから頼んでるんだ」
「……なるほど」

 ソウイチは何かを察し、小さく頷く。そして双眼鏡で戦況を見つつ、再び中心街に対して心の奥底にあるもう一つの視野を広げていく。
 流れる空気の中にそれはある。今は一つの部分に固まっているからこそ、小さく外れて動くそれは、途轍もなく目立っていた。

「ミナヅキ。どうやらキミの読みどおりだ。何者かが路地裏を駆け抜けている」

 そう告げてきたソウイチの声に、ミナヅキの表情は自然と引き締まった。


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