駆け落ち男女の気ままな異世界スローライフ

壬黎ハルキ

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第三章 追放令嬢リュドミラ

第五十四話 切っても切れない縁

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「いやー、怪しい動きをしているヤツらを見かけて、妙な胸騒ぎがしたから後をつけてきたんだけど、まさかミナヅキが捕まっているとはねぇ」

 建物の影に隠れながら、ラトヴィッジが愉快そうに笑う。そんな彼の隣で、ミナヅキはどこか呆れたような表情を浮かべていた。

「時間的に真夜中だったハズだろ? そんな時間に何してたんだよ?」
「町を散策してたのさ。昼と夜では町の顔が違うからね。その分、新しい発見も多いってもんだよ」
「ふーん、そうかい」

 追及したところで理解できる気がしない――そう思ったミナヅキは、これ以上聞かないことに決めつつ、改めて今の自分の恰好を見下ろす。

「まぁ、でもありがとうな。わざわざ代わりの服まで用意してくれてよ」

 連れ去られた時に着ていた寝間着から、少しくたびれた長袖シャツと長ズボンを着用している。フード付きマントも羽織っており、見た目はごく普通の旅人と大差ない感じとなっていた。
 色も白から黄土色あたりを基調としているため、かなり目立たない。全て逃げる最中に、ラトヴィッジが用意してくれた品々であった。

「いいってことさ。むしろパジャマのままだと、僕も目立って困っちゃうし」

 ラトヴィッジは表通りを観察しながら、軽い口調で言う。

「この町には旅人も多く来るんだ。したがって、そんな感じのマントとかを羽織っていても、そんなに不自然さはないんだよ」
「確かにチラッと見ただけでも、結構マント姿のヤツが通ってるな」

 ミナヅキも表通りを覗き込んでみると、全身をスッポリ隠すようなマントやローブを着用している者が多い。まるでこの町では、その姿こそが当たり前だと言わんばかりであった。

「まぁ、だからこそ、悪いヤツらも少なくないんだ。それをすぐに成敗してくれる人たちもたくさんいるんだけどね」
「……そう言われると、治安が良いのか悪いのか、イマイチよく分かんないな」
「恐らく両方って答えが一番正しいと思うよ」
「なるほどね」

 ミナヅキはその光景が容易に想像でき、素直に納得する。

「とにかくだ――」

 ラトヴィッジがミナヅキの前に移動し、真正面で顔を合わせる形をとる。

「ここで再会できたのも何かの縁だ。キミが無事にフレッドへ帰れるよう、できる限りのサポートはしてやるよ」
「あぁ……」

 ニッコリと優しい笑みを浮かべるラトヴィッジに対し、ミナヅキはどうにも反応し辛いと言わんばかりに頬を掻いた。

「なんつーか、その……とても敵だったヤツの言葉とは思えないな」
「僕は元々、キミと敵対するつもりなんて全くなかったさ。数ヶ月前の件だって、キミが巻き込まれるのは想定外だったよ」

 ラトヴィッジが苦笑しながら言うと、ミナヅキは顎に手を当てながら思う。

「……確かにな。お前が俺たちに危害を加えたワケでもなかったか」
「でしょ?」

 笑いながらウィンクするラトヴィッジに対し、ミナヅキは参ったと言わんばかりに小さなため息をつく。

「悪かった。敵だった云々の言葉は取り消すよ」
「気にすることはないさ。むしろ疑うのは当然のことだ。そんなことより、これからについてだけど――」

 ラトヴィッジは再び表通りに視線を向けながら、表情を引き締める。

「わざわざ遠いフレッド王都から、ミナヅキを人質として連れてきた……こりゃあいよいよもって、何かしらの深い裏ってもんがありそうだね」

 それについては、ミナヅキ自身も考えていたことではあった。問題はその裏とやらに対し、思い当たる点がいくつか出てきてしまっているということである。

「ちなみにウワサ話で聞いたんだけど、実はロディオン王子は、今回の結婚をあまりよく思っていないらしいよ」
「え、そうなのか?」
「うん。最初は彼のファンが仕組んだデタラメ話だと言われてたんだけど、今じゃ少しきな臭い感じも漂ってきてるんだなぁ、これが」

 雑談の如くサラッと言ってのけるラトヴィッジに、ミナヅキはゲンナリとする。

「……なーんか面倒なことになってきたかもな」
「もうとっくになってるでしょ。ミナヅキがこうして連れ去られてる時点でね」
「だよなぁ……」

 ミナヅキは再びガクッと項垂れる。そして今度は空を仰ぎながら、腹の底から思いっきり息を吐き出した。

「なぁ、気分変えたいから、少し話を変えてもいいか?」
「どうぞー。何か聞きたいことがあれば何なりと」
「じゃ遠慮なく」

 ラトヴィッジの許しを得たことを確認し、ミナヅキは問いかける。

「お前、このメドヴィー王都に来ている理由は、魔法の研究って言ってたよな?」
「そうだよ。もしかしてキミは、やめろとでも言うつもりかい?」
「まさか」

 ミナヅキは肩をすくめながら苦笑した。

「んなこと言うつもりはないよ。別にこれと言って興味もないしな。俺たちに迷惑が降りかからなけりゃ、正直知ったこっちゃないさ」
「そりゃ嬉しいね」

 にししと笑いつつ、ラトヴィッジはミナヅキらしい答えだと思っていた。
 真面目でありながら割と冷めた部分も多く、特に人間関係においては、非常に淡白だったりする。現にこうして、かつて敵の立場にいた人間と、何事もなかったかのように会話できているのがその証拠だ。
 それでいて線引きもしっかりしているのも、彼の大きな特徴の一つである。
 自分たちはあくまで行動をともにしているだけであって、昔みたく仲良くするつもりは一切ない。そんな感じで距離を一歩離した状態で話しているのだ。
 そしてラトヴィッジも、それについては大いに納得している。
 もう昔の自分とは違うのだ。彼とは決して相容れない存在であり、いつどこで敵対してもおかしくないことは間違いない。
 それはミナヅキも、無意識ながらに分かっているのだろう。だからこそ『昔から知っている他人』という形で接しているのだ。
 今の状況を乗り越えるために、ラトヴィッジを利用させてもらう――そんな気持ちも込められていることを察しつつ。
 ラトヴィッジもそうさせることを前提として助けているため、それについても思うことは何もなかった。

「で? なんか面白いもんは見つかったのか?」

 思わずボンヤリと考えていたところに、ミナヅキが尋ねてきた。

「どうせお前のことだから、色々とあちこち探しまわったりしたんだろ?」
「流石はミナヅキ。僕のことをよく分かってるご様子で」
「割と長い付き合いだったろ。考えなくてもそれなりに分かっちまうんだよ」

 うんざりとしたような口調でミナヅキは言う。切っても切れない縁とは、まさにこのことか――ラトヴィッジはなんとなくそう思えてならなかった。

「お察しのとおり、まぁ色々と見つかったよ。数ヶ月前も、僕の後輩が盛大にやらかしてくれちゃったからね。おかげで管轄外であるハズの召喚魔術を、僕も一から研究させられる羽目になってしまったのさ」

 やれやれと肩をすくめるラトヴィッジ。その隣でミナヅキは、思いっきり表情を引きつらせていた。
 聞きたくなかったことを聞いてしまった――そう言わんばかりに。

「まさか……前にクルーラの町で、召喚魔術に失敗した魔導師ってのは……」
「そうだねぇ。キミが想像したとおり、とでも言っておこうか」
「はぁ、そーゆーことかい」

 ミナヅキは深いため息をついた。クルーラの町での大騒ぎに、まさかラトヴィッジの一派が関わっていたとは。

「それで? そのことについて問い詰めたりするのかい?」

 ニンマリと笑いながらラトヴィッジが問いかける。それに対してミナヅキは、首を左右に振った。

「いや、もう大分前に過ぎちまった話だ。今更とやかくは言わないよ」
「それは良かった♪」

 実に楽しげに頷くラトヴィッジだが、やはりミナヅキの反応は淡白であった。しかし次の瞬間、彼は何かに気づいたような反応を示す。

「――ってことは、この町じゃ召喚魔術の研究も凄いってことになるのか?」
「まぁね。世界有数の魔法学院を構えてるだけのことはあったよ。特にもうすぐ卒業式があるから、また一味違う空気だったなぁ」
「そういえば魔法学院の入学と卒業は、秋だったっけか」

 ミナヅキの言うとおり、メドヴィー王都の魔法学院は秋入学と秋卒業である。ずっと春入学と春卒業しか体験して来なかったミナヅキからすれば、聞いただけでも物珍しい気持ちに駆られるのだった。

(本当だったら、リュドミラも今頃は、卒業生の一人のハズだったんだよな)

 彼女の清々していた表情は、確かに本物だっただろう。しかしそれでも卒業できなかった心残りは、少しくらいあったのではないか。
 今更そんなことを考えたところで、過ぎ去った話でしかないのであろうが。

「でも魔法学院って言えば、少し妙なウワサも聞いたんだよねぇ」
「へぇ、どんな?」

 ラトヴィッジの楽しげだった口調が一転した。本気で奇妙に思っているそれだとミナヅキは察し、素直に耳を傾ける。

「今年の首席卒業生が、どうにも冴えない感じの子でね。当の本人も、全然嬉しくないらしいんだ」

 それを聞いた瞬間、またしてもミナヅキの表情が強張る。そして自然と目を逸らしながら、頭に浮かべた予測を並べていく。

「それってアレじゃないか? 本当は主席卒業生が別で決まっていたけど、ソイツがいなくなったから、急きょその下のヤツが選ばれちまったとか」
「あぁ、そういうことか。それなら納得だ。ミナヅキ、よく分かったね?」
「……まぁな」

 どうにも答えにくいミナヅキは、そう頷くのが精いっぱいだった。ラトヴィッジもミナヅキが何かしらの事情を知っていそうだと察していたが、小さな笑みを浮かべるだけで、それをあえて聞こうとは思わなかった。

「まぁ、主席卒業生が誰かについては、ぶっちゃけどうでもいいんだ。問題はそれを一番良く思っていないのが、なんとロディオン王子なんだってさ」
「……何でまた?」

 正直、ミナヅキは意味がよく分からなかった。記憶が正しければ、彼の婚約者であるレギーナの卒業は来年の秋であり、今年の首席卒業生が誰であろうと、ロディオンには何の関係もないハズだからである。

「その繰り上がった子が、ロディオンにとって不都合な何かを持ってるとか?」
「いや。どうやら本当に無関係らしいんだ。その子は貴族の三男で、跡継ぎコースからは外れている。王族はおろか、貴族同士の繋がりも薄いって聞いたよ」
「それを妬んでるって可能性はないのか?」
「僕もそう思ってちょこっと調べてはみたけど、それはなさそうかな? 当の本人も受け入れていて、卒業したら家も国も出るつもりみたいだから」
「そうか。となると考えられるのは――」

 ミナヅキは顎に手を当てながら考え、やがて一つの可能性に辿り着く。

(やっぱりその前に首席卒業生候補だった人物……だろうな)

 脳裏にリュドミラの姿が浮かぶ。そうなってくると、自分が人質として連れ去られてきたことと、その件が無関係とも思えなくなってくる気もしていた。

「何か心当たりがありそうだね?」
「あぁ、実はな――」

 ここまできて話さないのもどうかと考えたミナヅキは、ラトヴィッジに事の次第を明かすことにした。
 あくまで知っているのは、リュドミラから聞いたことだけ。それを前提として簡単に説明すると、ラトヴィッジは興味深そうに頷く。

「ふぅん、なるほどねぇ。確かにミナヅキが連れ去られた件と、何かしらの関係がある可能性は、大いにありそうだ」
「確証も全然ないけどな」
「分かっているさ。だからこれからそれを確かめるんだよ」

 ラトヴィッジは強気な笑みを浮かべ、ミナヅキのほうを向いた。

「この王都で起きたことについて、もう少し色々と調べる必要がある。手分けして情報を集めよう」
「それは別に良いが――」

 同意しつつも、ミナヅキは気になっていることがあった。

「今更こんなこと聞くのもなんだけど、俺が堂々と外に出るようなマネをして良いもんかな? 今頃ヤツら、俺のことを探してる気がするんだけど?」
「うん、さっきもそれっぽいヤツらが通り過ぎるのを見たね」

 アッサリと言い放つラトヴィッジに、ミナヅキは思わず呆けてしまう。

「……マジかよ。全然気づかなかった」
「黒装束じゃなかったからね。まぁ、そこも含めて僕がなんとかするから、ミナヅキは心配せずに動いてよ」

 そしてラトヴィッジは、表通りに向かって歩き出しながら、未だ呆然と立ち尽くしているミナヅキのほうを振り返る。

「じゃ、また後で。下手に動かないほうが、かえって怪しまれるよん♪」
「お、おい、ラトヴィッジ――」

 手を伸ばして呼び止めようとするミナヅキの声を聞かず、ラトヴィッジはそのまま表通りの人混みの中に消えていった。

「行っちまったよ……ホントに大丈夫なのか?」

 声に出して呟くが、答える声はない。ついでに言うと気づく反応すらもない。

(心配せずに動いてよ――って、言われてもなぁ)

 やはりどうにも不安は尽きない。ましてや今は、追われている危険性が高い身でもあるのだ。このままジッと隠れているほうが安全なのは間違いない。
 しかしながら、それはそれでなんとなく忍びない気もしていた。
 ましてや、まともな味方――とはいえ、かなり怪しさ万歳ではあるのだが――がたった一人しかいないこの状況で、ただ隠れて待っているだけのほうが、余計に不安を募らせてしまう。
 そうなるくらいであれば、多少の危険を承知で歩き出したほうがいい。
 それがこの数秒で導き出した、ミナヅキの結論であった。

(しゃーない。こうなったらアイツを信じて、俺も情報を集めに動いてみるか)

 ミナヅキは覚悟を決め、マントのフードを深々と被るのだった。


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