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第三章 追放令嬢リュドミラ

第五十話 リュドミラとラスカー

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「はい、確かに確認いたしました。リュドミラさんのクエストはクリアです」
『やったあぁーっ♪』

 アヤメとリュドミラの喜ぶ声とともに、パシィンという乾いた音が、ギルドのロビーに響き渡る。
 二人の美女のハイタッチ。そしてそれを温かな微笑みで見守る美人受付嬢。
 ロビーに居合わせている殆どの者が思わず注目してしまうほど、彼女たちの姿は絵になっていると言えた。
 当然の如く、当の本人たちは気づくことはなかったが。

「剥ぎ取られた素材の状態もかなり良いですし、いい出だしっぷりですね。これはそう遠くないうちに、アヤメさんに続く将来有望な方と思われても、何ら不思議ではありませんよ」
「もぉ、ニーナさんってば口が上手いんだから♪」

 右手を頬に当て、左手を上下にパタパタと揺らしながらリュドミラは照れる。まるでどこぞの主婦みたいだなと、誰かがポツリと呟いていたが、それに本人たちが気づかなかったのは幸運と言えるだろう。

「お世辞ではありませんよ。特にリュドミラさんは、あのメドヴィー……」
「ちょ! ニーナさん、それは!」

 照れから一転、リュドミラは酷く慌てた様子で詰め寄る。その突然の行動にニーナは驚くが、すぐに何かを察して落ち着きを取り戻す。

「――失礼いたしました。とにかく今回の結果は、リュドミラさんに対する期待が大いに高まったということは確かです。これからも頑張ってくださいね」
「はい……ありがとうございます」

 リュドミラは脱力気味に、ゆっくりとテーブルから離れながら礼を言う。しかしその表情はどこまでも浮かない。
 きっと何か嫌なことに触れられたのだ――そう思ったアヤメは、そろそろここでの話も打ち切ったほうがよさそうだと判断する。
 アヤメが口を開きかけたその時、ニーナが何かを思い出したような反応を示す。

「そういえばリュドミラさんに、お客様が来ておりましたよ」
「え、あたしに?」

 自分に対して指をさしながら首を傾げるリュドミラに、ニーナが頷いた。

「えぇ。白髪で背の高い、ちょっとワイルドな印象の強い初老の男性でしたね。今はミナヅキさんが、奥の応接室で応対してくださっております」
「白髪……ワイルドな印象が強い……まさか?」

 リュドミラの表情が険しくなる。まるで嫌な予感がすると言わんばかりに。

「ニーナさん! その応接室、すぐに案内してもらって良いですか!?」
「え、えぇ、分かりました」

 いきなりリュドミラに詰め寄られ、ニーナは戸惑うも頷き、二人をそのままギルドの奥へと案内する。
 程なくして到着した応接室をノックし、中から返事が聞こえた。

「失礼いたします。アヤメさんとリュドミラさんがいらっしゃいました」
「あ、どうも」

 応接室ではミナヅキと初老の男性が向かい合って座っており、テーブルの上には日本茶と和菓子が置かれていた。
 それをチラリとみて確認したアヤメは、このギルドらしいと小さく苦笑する。
 一方リュドミラは、初老の男性を見て表情を強張らせていた。

「なんで……何でここに?」

 その呟きに反応するかの如く、初老の男性もまた、目を見開きながらゆっくりと立ち上がる。
 そして――

「リュドミラお嬢様、ご無沙汰しております。このラスカーは、お嬢様にずっとお会いしとうございましたぞ!」

 初老の男性ことラスカーは、声を震わせ、背筋をピンと伸ばし頭を下げる。
 言葉だけ聞けば感動の再会にも思えるのだが、リュドミラの表情は、あからさまに歓迎している様子には思えない。むしろ会いたくなかったと言わんばかりの非難さえ込められていた。
 一体何がどうなっているのか――ミナヅキもアヤメも問いかけたかったが、どうにも張り詰めた空気が、口を開くのをためらってしまう。

「えっと、その……案内は終えましたので、私はこれにて失礼いたしますね~」

 いたたまれない空気に耐え切れず、ニーナはそそくさと退出してしまう。要は逃げ出したということなのだが、リュドミラやラスカーからすれば、むしろありがたいとすら思っていた。
 これから話すであろう内容は、あまり人に聞かれたくないことだから。

「……とりあえず、座って話をしましょうか」

 リュドミラはため息をつきながらそう言った。するとラスカーは、ごく自然に動き出そうとした。

「では、私がお茶のご用意を――」
「あなたは客人でしょ? 人様の場所で余計なことはしないほうがいいよ」
「しかし……」

 リュドミラにピシャリと言われ、ラスカーは戸惑いの様子を見せる。ここでミナヅキが、小さな笑みを浮かべつつ立ち上がった。

「俺が淹れるよ。ラスカーさんの応対役でもあるからな。アヤメ、そっちにお菓子の残りが置いてあるから、皿と一緒に持ってきてくれ」
「あ、うん、了解」

 アヤメが箱から饅頭を取り出し、それを小さな皿に乗せる。ミナヅキが急須に新しい茶葉を入れ、熱湯を注いでいった。

「それで、俺たちはどうする? 聞かれたくないなら外に出るけど?」

 熱い茶を淹れながらミナヅキが問いかける。リュドミラは俯いて少し考え、そして顔を上げた。

「いえ、ミナヅキさんとアヤメさんには、どうか聞いてほしい。ここまでお世話になった人たちに、あまり隠し事はしたくないから」
「――あぁ、分かった」

 ミナヅキは頷き、元々自分たちが飲んでいた二つの湯呑みも回収し、更に新しい茶を淹れ直す。
 四人分の熱い茶とお菓子が行き届いたところで、ミナヅキとアヤメが、そしてラスカーとリュドミラが並んで座る形をとる。
 話す体制が整ったところで、ミナヅキががラスカーに視線を向けた。

「さて、俺もラスカーさんからは、粗方話を聞かせてもらったんだが……改めて自己紹介してもらって良いかな?」
「承知いたしました」

 ミナヅキに促されたラスカーは重々しく頷き、そして顔を上げる。

「私の名はラスカー。メドヴィー王国のアレクサンドロフ家に仕える執事でした。そして――」

 ラスカーは隣に座るリュドミラに視線を向けた。

「アレクサンドロフ家の長女であるリュドミラお嬢様の、専属世話係も担っておりました。もっともその契約は、数ヶ月前に解除となってしまいましたが」
「え、じゃあつまり、リュドミラは……」

 アヤメが目を見開きながら視線を向けると、リュドミラは忌々しそうに俯きながらため息をつく。

「正確には長女『だった』だけどね。あたしはあの家を勘当された身だから」

 その瞬間、ラスカーは悲痛そうな表情で目を閉じ、アヤメは驚愕で完全に表情を固めてしまった。
 そしてミナヅキはというと――

(まぁ、さっきもラスカーさんと話していて、なんとなく予感はしてたが、まーた厄介なもんを抱えてるヤツと、知り合っちまったもんだよなぁ……)

 どこか諦めたような表情で、ひっそりとため息をついていた。
 そう遠くないうちに何かが起こる――そんな嫌な予感を、ミナヅキはひしひしと感じてならなかった。


 ◇ ◇ ◇


 ――もう少し落ち着いて話せる場所に移動しよう。
 傾いてきている太陽を見ながら、ミナヅキが提案した。
 このまま話していると、色々と話が長くなる。そうなれば日が沈んでしまい、今日中に帰る予定がもう一泊しなければならなくなってしまう。
 それならばリュドミラとラスカーをラステカの自宅に案内し、そこでじっくり話せばいいと、ミナヅキは考えた。あそこなら周りに家も少なくて静かだし、途中で自由に食事や飲み物を振る舞うことも可能だからと。
 そんなミナヅキの言葉に、アヤメも良いんじゃないかしらと賛成した。
 リュドミラもアヤメたちの自宅を見てみたいと言い出し、ラスカーもむしろありがたいと頭を下げる。
 結果、満場一致でミナヅキたちは、話を切り上げてラステカの町へ移動することが決まった。
 ギルドを出たところで、ちょうど旅の商人がラステカの町に向かおうとしていたところを見つけ、四人は護衛がてら乗せてもらった。
 そのおかげでラステカの町には、日が沈む前に到着したのだった。

「ミナヅキ、私たちは皆下りたわよ」
「おぅ。よっと――」

 荷台から降りたアヤメたちが御者台に声をかけると、ミナヅキも御者台から飛び降りる。
 そして手綱を握る商人の男に声をかけた。

「それじゃあ、商人のおじさん。乗せてくれてありがとう」
「とんでもございません。ミナヅキ様から質の良いポーションをたくさん提供してくれたのです。むしろ代金としては多いくらいですよ」
「ハハッ、それはどーも」

 そんなやり取りを交わし、商人の男は改めてミナヅキたちに一礼し、町の中を走り抜けていく。
 見送る馬車の姿が見えなくなったところで、リュドミラは改めて興味深そうに周囲を見渡し始めた。

「へぇ、ここがラステカの町なんだ。ホントにのんびりとしたところねぇ」

 家も少なく緑の原っぱと緩い丘が広がる小さな町。旅の途中、通りすがることは何度かあったが、実際に誰かが暮らす場所として訪れるのは初めてであり、何故か妙に違う気持ちに駆られる。

「のどかで良いところですなぁ。王都のような大きな町にはない素晴らしさが、この町には広がっていると見受けられます」

 リュドミラに続いて、ラスカーも興味深そうに見渡す。そんな二人の姿に、ミナヅキは思わず笑みを零した。

「まぁ、確かに王都とは、色々な意味で違い過ぎる場所だもんな」
「確かにね」

 ミナヅキとアヤメが頷き合い、そしておもむろに歩き出す。

「さぁ、家はこっちだ。ついて来てくれ」

 緩やかで見通しの良い道を歩き続け、見えてきた小さな工房付きの一軒家。久しぶりに帰ってきた我が家に、ミナヅキとアヤメは思わず胸を躍らせ、頬を緩ませてしまう。
 リュドミラとラスカーをリビングに案内しつつ、ミナヅキは荷物を置き、窓を開けて風通しを行う。
 その間にアヤメは、お湯を沸かして熱い茶を淹れた。夕食の時間帯に差し掛かっているため、つまむ菓子の類は出さない。
 リュドミラたちにも確認したところ、それで了承されたのだった。
 やがて四人分の茶が用意され、ギルドの応接室と同じ形で、ミナヅキたちはソファーに座る。

「さて……それじゃあ、話の続きと行こうか」

 熱い茶を冷ましながら一口飲み、一息ついたところでミナヅキが切り出す。

「リュドミラが実は、貴族のお嬢様だった――確かそこで止まってたよな?」
「えぇ」

 その問いかけにラスカーが頷く。するとここでアヤメが、カップを手に取りながら顔を上げた。

「アレクサンドロフ家って言ってたわよね? 新聞に載っていた、ロディオン王子の婚約者の名前も確か……」
「うん。レギーナ・アレクサンドロフは、私の妹だよ」
「やっぱり」

 リュドミラの返答にアヤメは納得する。流石に貴族の苗字が被ることは、そうそうないだろうと思っていたのだ。
 もっとも新聞の顔写真と照らし合わせるだけでは、二人が姉妹だと気づくことはできなかっただろう。何せ二人の顔は、全然似ていなかったのだから。
 それに対する疑問も提示したいところではあったが、その前にミナヅキは、どうしても聞いておきたいことがあった。

「ところで、そのレギーナが婚約者となる前に、もう一人婚約者がいたらしいってウワサ話を聞いたんだが……」

 定期船のレストランで冒険者のリーダーから聞いた話を思い出した。そしてその直後に、アヤメが胸に抱いた予感を打ち明けたことも。
 そこからミナヅキは、頭の中にある一つの仮説が浮かんでいた。そして自然とやや前に乗り出すような姿勢を取る。

「もしかしてその話は全て本当のことで、前にいた婚約者ってのが、リュドミラだったりするんじゃないか?」

 問いかけた瞬間、リュドミラとラスカーは、ほんのわずかに表情が動いた。アヤメもそれはバッチリ確認しており、自然とカップを持つ手に力が入る。

「……えぇ、ミナヅキ様のおっしゃるとおりです」

 答えたのはラスカーだった。リュドミラは、忌々しいと言わんばかりにため息をつきながら視線を逸らす。
 そんな彼女の様子を一瞥しつつ、ラスカーは神妙な表情で語り出す。

「リュドミラお嬢様は幼い頃に、ロディオン王子の婚約者に選ばれました。そして将来、王妃となるにふさわしい人間となっていただくべく、とても厳しい教育を休むことなく課せられました」
「今にして思えば、軽い拷問みたいな感じだったけどね」

 自虐的な笑みを浮かべるリュドミラ。アヤメは茶を飲むのも忘れ、喉をカラカラにさせる。
 他人事とは思えなかった。むしろ数ヶ月前までは、自分もリュドミラと大差ない環境にいたではないか――そんな気持ちが脳内を渦巻かせる。

「それでもリュドミラお嬢様は乗り越えてきました。心身ともに鍛え上げられ、遂には魔法学院の首席卒業生の最有力候補にも選ばれておりました」
「最初は親の七光りと言われていた私が、気がついたら神に選ばれた才女とか呼ばれるようになってたんだよ? 今思い返すと笑っちゃうよ」

 ラスカーに続いてリュドミラが語り、小さく笑い出す。アヤメもそれにつられて笑みを浮かべていた。

「アハハ……うん、気持ちは分かるつもりだよ」
「ありがと」

 力のない笑い声で言うアヤメに、リュドミラはニッコリと嬉しそうに返す。

「まぁそんなワケで、このままいけば何の問題もないハズだった。王家からもアレクサンドロフ家からも正式に認められ、ロディオンと結婚し、新たな王妃として忙しい生活を送る――そう思ってた」

 割と明るい声で淡々と語ってきたリュドミラだったが、最後の部分で声のトーンが大幅に下がる。
 そして顔も俯かせ、震えるような低い声を出した。

「でも……学院を卒業する直前、あたしはロディオンから言われたんだ」

 ――キサマとの婚約を破棄させてもらう。
 その言葉とともにその時の光景が、リュドミラの中で鮮明に蘇ってきた。


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