153 / 264
5年生 3学期 2月
GO WEST!
しおりを挟む
目の前には、月面のような光景が広がっている。
……原因は僕だ。
『タツヤ、スゴいね。逆方向に放っていたら、城塞都市ごと更地になっていたぞ?』
いやいや、そんな事しないから! ……どこの大魔王だよ。
「達也くん、逃げるぞ!」
背後から、肩を叩かれた。
え、エーコ?
「急いで!」
彩歌も……!
「……達也さん、ちょっと目立ち過ぎよ。櫓から見てた隊員が、騒ぎはじめてるわ」
クスリと笑う彩歌。
うーん。さすがにちょっと派手にやり過ぎたか。
「ごめんごめん。ちょっとまだ加減がわからなくって……」
門が閉まり始めた。変わり果てた地形を、ただ呆然と見ている探検者たち。
彼らが来る前に、急いで離れよう。
「おいボウズ! オマエ何者なんだよ!」
「スゲーし! あれ、何の魔法?」
やっぱ、バカップルも一緒か。
「いやー、助かりました! 思った通り、スゴいですね」
あ、織田さん!
「いえいえ、織田さんこそ、見事な風魔法でしたね。無事で良かったです……あれ? そちらは?」
エーコの後ろを、中学生ぐらいの、細身の女の子がついてくる。
「ああ。彼女は鈴木紗和さん。私のお客様だ」
そっか、エーコは今回〝護衛のアルバイト〟だったっけ。
「は、はじめまして! 鈴木です!」
必死で走りながら、お辞儀をする鈴木さん。
「彼女は、こう見えて〝第二階級魔道士〟なんだぞ」
「へぇ! 若いのにすごいわね!」
ほほう! トリッカー!
……って何?
「達也さん、魔道士には、ゼロ階級から、最大十六階級まであるのよ。トリッカーは〝第二階級〟よ」
そろばんとか武道の〝段位〟みたいな物かな。
「でも……〝第二階級〟って、そんなにスゴいの?」
小声で、彩歌に尋ねる。
十六階級まであって、二階級って聞くと、大したこと無い気もするんだけど……?
「ふふ。達也さん。魔道士の昇級試験はとてもキビシイのよ? 〝第一階級魔道士〟になるだけでも、何年も血の滲むような努力が必要なの。〝階級無し魔道士〟で一生を終える人も多いのよ」
「なんだ、階級の事も知らないのか。達也くんは本当に〝魔界初心者〟なんだな……おっと。ここまで来ればもう大丈夫だ」
門からは、ずいぶん離れたし、わざわざ追いかけて来るヤツもいないだろう。
少し拓けた場所で、全員が自己紹介を始めた。
「私は大川英子。エーコって呼んでくれ。ちなみに私も〝第二階級魔道士〟だ」
「俺は遠藤翔……これは言う流れなのかよ? 〝階級無し魔道士。以上!」
「辻村富美。〝階級無し魔道士〟。よろ~!」
「織田啓太郎と言います。階級は〝第五階級魔道士〟です。よろしくお願いします」
「まっ!? 第五階級魔道士って! ホントかよ!」
「マジぇ?! はじめてみた! 織田っち、実はすごい人?!」
「いえいえ。ただの新人探検者ですよ……それより、彼女です」
そう言って、チラリと彩歌に視線を向ける織田さん。ありゃ、知ってたの?
「ふふ。そうだね。この子はちょっとすごいぞ? ね、アヤ?」
エーコが、いたずらっ子のように彩歌を肘で突付く。
「もー、エーコ! 別にひけらかす物でもないでしょ?」
ちょっと困った顔の彩歌。
この二人、見た目は大人と子どもだけど、やっぱり同級生なんだな。
「まあまあ。ほら、自己紹介自己紹介!」
「まったく……えっと、藤島彩歌です、階級は……」
と言い掛けた彩歌の顔を見て、鈴木さんが叫ぶ。
「う……〝第十一階級魔道士〟! 〝雷神〟の彩歌さま?!」
目をパチクリしている鈴木さん。
「やっぱり、若い人はそっち? 〝炎の女帝〟の方が、有名だと思うんだけど」
「マジかよ! 聞いたことあるぞ! 〝炎の女帝〟って、超有名人じゃねえか!」
「ちょ?! 〝第十一階級魔道士〟?! ウソでしょ?!」
ふふん。城塞都市のアイドルの存在にやっと気付いたか!
……あ、そうか、あの色紙には彩歌のサインをもらって帰ればいいんだな、大ちゃん?
「うわああ! すっごい! 私、大ファンなんです! 彩歌様はどちらまで探検に行かれるのですか?」
彩歌にキラキラした熱い視線を送りつつ、はしゃいでいる鈴木さん。
「駄目よ、そんな大きな声出しちゃ。ここはもう、安全な城塞都市じゃないんだから」
軽く微笑みながら、人差し指を口に当てる彩歌。
ハッとした表情の後に、ペロッと舌を出して肩をすくめる鈴木さん。
「僕たちは、西の大砦の向こう〝落日と轟雷の塔〟まで行くんだ」
「ええっ? 砦を超えるんですか?! あ、えっと……?」
驚いた顔で僕を見つめている鈴木さん。
……あ、そうか。自己紹介がまだだったな。
「僕は内海達也。階級というのは、よく分かりません。よろしくお願いします」
「あ、はい! ご丁寧にどうも」
笑顔がかわいい子だな。
ひいッ!? あ、あと、彩歌のちょっと引きつった作り笑顔もステキだな、あ、あは、あはは……
「そうだ、お前さっきの魔法、何だ、ありゃあ!?」
むむ? 覚えていたか遠藤翔。
彩歌の〝有名人登場〟的な衝撃で誤魔化せると思ったのに。
「遠藤くん、地下牢って入った事あるかい? ……この魔界には、知らない方がいい事が、沢山有るんだ。未来ある若者が酷い目に遭うのを、私は見たくないなあ」
エーコが凄みのきいた口調でニヤリと笑う。
「げぇッ?! ちょ! ちょっと待った! 俺は何も聞かねえ! み、見てもいないし興味もない!」
「そうだな遠藤くん。君は何も見ていない……辻村さんも、見てないよな?」
「見てないし知らないし! 魔法? なにそれオイシイの?!」
「……だそうだ。達也くん」
ニシシと笑うエーコ。さすがだな。
あ、もちろん、僕の秘密を言いふらしたところで、地下牢に入れられはしないぞ?
「……彩歌様、お願いがあります!」
突然、彩歌の手をとり、真剣な顔で鈴木さんが言った。今にも泣き出しそうな表情だ。
「私を……西の大砦まで、連れて行ってくれませんか?」
「え? だってあなた、エーコと半周コースじゃ……?」
驚いた様子の彩歌と、ヤレヤレといった感じでため息をつくエーコ。
「アヤ、この子の親父さん、西の大砦の守備隊員なんだそうだ」
「えっ? そんな……」
あからさまに暗い表情になる彩歌。そういえば、西の大砦は、ひどい状況だって言ってたけど……
「もう、5年前から連絡が途絶えたままなんです。聞こえて来るのは良くない噂ばかり……」
「お袋さんが去年の暮れに亡くなって〝探検者〟を目指すことにしたらしい」
「私、強くなって西に行くために、魔法をいっぱい練習したんです!」
すごいな、この子! お父さんに会いたいという一心で、エーコと同じ階級になってしまうほど、自分を鍛えたのか。
「西の大砦へ行ってくれる護衛なんか絶対居ないし、私だって、初心者のこの子を連れて無事に大砦まで行き着けるか、分からないからな」
「だから、今日は訓練のために、東門を目指す予定だったのね?」
「……お願いです! 彩歌様! 私を西へ連れて行ってください!」
「ちょっと、紗和ちゃん。いくらアヤが強くっても、初心者を連れて西の大砦に行くなんて危険過ぎる! ……それに、達也くんは300匹近い悪魔を倒したんだ。〝呪い除けの儀式 〟をするために、一旦戻らないと……」
「HuLex UmThel eAtcRs iL」
〝呪病変換〟の呪文を唱えると、いかにも病気になりそうな、不気味な魔法陣が頭上に浮かぶ。
僕の体から、黒や灰色や茶色のモヤが、次々とその魔法陣に吸い込まれ、やがて粉々に砕け散った。
「ブルー。状態異常は?」
『問題ないよタツヤ。287あった〝呪詛〟は、全て消えた。もとより、どの呪詛もキミの脅威になりそうな物ではなかったが……』
やめてくれよ。どこかの軍人さんじゃあるまいし。
僕は呪いを持ったままウロウロする趣味はないんだ。
「ちょ、達也くん? それは一体?!」
初めて見る異様な魔法と、僕の呪詛が一瞬で消えた事に驚くエーコ。
そうか、精霊グアレティンと契約したから、ブルーの声が聞こえるんだった。
「達也さん、もしかして?」
少し嬉しそうな表情で僕を見る彩歌。
「うん。行こうか、鈴木さんのお父さんのいる、西の大砦に!」
……原因は僕だ。
『タツヤ、スゴいね。逆方向に放っていたら、城塞都市ごと更地になっていたぞ?』
いやいや、そんな事しないから! ……どこの大魔王だよ。
「達也くん、逃げるぞ!」
背後から、肩を叩かれた。
え、エーコ?
「急いで!」
彩歌も……!
「……達也さん、ちょっと目立ち過ぎよ。櫓から見てた隊員が、騒ぎはじめてるわ」
クスリと笑う彩歌。
うーん。さすがにちょっと派手にやり過ぎたか。
「ごめんごめん。ちょっとまだ加減がわからなくって……」
門が閉まり始めた。変わり果てた地形を、ただ呆然と見ている探検者たち。
彼らが来る前に、急いで離れよう。
「おいボウズ! オマエ何者なんだよ!」
「スゲーし! あれ、何の魔法?」
やっぱ、バカップルも一緒か。
「いやー、助かりました! 思った通り、スゴいですね」
あ、織田さん!
「いえいえ、織田さんこそ、見事な風魔法でしたね。無事で良かったです……あれ? そちらは?」
エーコの後ろを、中学生ぐらいの、細身の女の子がついてくる。
「ああ。彼女は鈴木紗和さん。私のお客様だ」
そっか、エーコは今回〝護衛のアルバイト〟だったっけ。
「は、はじめまして! 鈴木です!」
必死で走りながら、お辞儀をする鈴木さん。
「彼女は、こう見えて〝第二階級魔道士〟なんだぞ」
「へぇ! 若いのにすごいわね!」
ほほう! トリッカー!
……って何?
「達也さん、魔道士には、ゼロ階級から、最大十六階級まであるのよ。トリッカーは〝第二階級〟よ」
そろばんとか武道の〝段位〟みたいな物かな。
「でも……〝第二階級〟って、そんなにスゴいの?」
小声で、彩歌に尋ねる。
十六階級まであって、二階級って聞くと、大したこと無い気もするんだけど……?
「ふふ。達也さん。魔道士の昇級試験はとてもキビシイのよ? 〝第一階級魔道士〟になるだけでも、何年も血の滲むような努力が必要なの。〝階級無し魔道士〟で一生を終える人も多いのよ」
「なんだ、階級の事も知らないのか。達也くんは本当に〝魔界初心者〟なんだな……おっと。ここまで来ればもう大丈夫だ」
門からは、ずいぶん離れたし、わざわざ追いかけて来るヤツもいないだろう。
少し拓けた場所で、全員が自己紹介を始めた。
「私は大川英子。エーコって呼んでくれ。ちなみに私も〝第二階級魔道士〟だ」
「俺は遠藤翔……これは言う流れなのかよ? 〝階級無し魔道士。以上!」
「辻村富美。〝階級無し魔道士〟。よろ~!」
「織田啓太郎と言います。階級は〝第五階級魔道士〟です。よろしくお願いします」
「まっ!? 第五階級魔道士って! ホントかよ!」
「マジぇ?! はじめてみた! 織田っち、実はすごい人?!」
「いえいえ。ただの新人探検者ですよ……それより、彼女です」
そう言って、チラリと彩歌に視線を向ける織田さん。ありゃ、知ってたの?
「ふふ。そうだね。この子はちょっとすごいぞ? ね、アヤ?」
エーコが、いたずらっ子のように彩歌を肘で突付く。
「もー、エーコ! 別にひけらかす物でもないでしょ?」
ちょっと困った顔の彩歌。
この二人、見た目は大人と子どもだけど、やっぱり同級生なんだな。
「まあまあ。ほら、自己紹介自己紹介!」
「まったく……えっと、藤島彩歌です、階級は……」
と言い掛けた彩歌の顔を見て、鈴木さんが叫ぶ。
「う……〝第十一階級魔道士〟! 〝雷神〟の彩歌さま?!」
目をパチクリしている鈴木さん。
「やっぱり、若い人はそっち? 〝炎の女帝〟の方が、有名だと思うんだけど」
「マジかよ! 聞いたことあるぞ! 〝炎の女帝〟って、超有名人じゃねえか!」
「ちょ?! 〝第十一階級魔道士〟?! ウソでしょ?!」
ふふん。城塞都市のアイドルの存在にやっと気付いたか!
……あ、そうか、あの色紙には彩歌のサインをもらって帰ればいいんだな、大ちゃん?
「うわああ! すっごい! 私、大ファンなんです! 彩歌様はどちらまで探検に行かれるのですか?」
彩歌にキラキラした熱い視線を送りつつ、はしゃいでいる鈴木さん。
「駄目よ、そんな大きな声出しちゃ。ここはもう、安全な城塞都市じゃないんだから」
軽く微笑みながら、人差し指を口に当てる彩歌。
ハッとした表情の後に、ペロッと舌を出して肩をすくめる鈴木さん。
「僕たちは、西の大砦の向こう〝落日と轟雷の塔〟まで行くんだ」
「ええっ? 砦を超えるんですか?! あ、えっと……?」
驚いた顔で僕を見つめている鈴木さん。
……あ、そうか。自己紹介がまだだったな。
「僕は内海達也。階級というのは、よく分かりません。よろしくお願いします」
「あ、はい! ご丁寧にどうも」
笑顔がかわいい子だな。
ひいッ!? あ、あと、彩歌のちょっと引きつった作り笑顔もステキだな、あ、あは、あはは……
「そうだ、お前さっきの魔法、何だ、ありゃあ!?」
むむ? 覚えていたか遠藤翔。
彩歌の〝有名人登場〟的な衝撃で誤魔化せると思ったのに。
「遠藤くん、地下牢って入った事あるかい? ……この魔界には、知らない方がいい事が、沢山有るんだ。未来ある若者が酷い目に遭うのを、私は見たくないなあ」
エーコが凄みのきいた口調でニヤリと笑う。
「げぇッ?! ちょ! ちょっと待った! 俺は何も聞かねえ! み、見てもいないし興味もない!」
「そうだな遠藤くん。君は何も見ていない……辻村さんも、見てないよな?」
「見てないし知らないし! 魔法? なにそれオイシイの?!」
「……だそうだ。達也くん」
ニシシと笑うエーコ。さすがだな。
あ、もちろん、僕の秘密を言いふらしたところで、地下牢に入れられはしないぞ?
「……彩歌様、お願いがあります!」
突然、彩歌の手をとり、真剣な顔で鈴木さんが言った。今にも泣き出しそうな表情だ。
「私を……西の大砦まで、連れて行ってくれませんか?」
「え? だってあなた、エーコと半周コースじゃ……?」
驚いた様子の彩歌と、ヤレヤレといった感じでため息をつくエーコ。
「アヤ、この子の親父さん、西の大砦の守備隊員なんだそうだ」
「えっ? そんな……」
あからさまに暗い表情になる彩歌。そういえば、西の大砦は、ひどい状況だって言ってたけど……
「もう、5年前から連絡が途絶えたままなんです。聞こえて来るのは良くない噂ばかり……」
「お袋さんが去年の暮れに亡くなって〝探検者〟を目指すことにしたらしい」
「私、強くなって西に行くために、魔法をいっぱい練習したんです!」
すごいな、この子! お父さんに会いたいという一心で、エーコと同じ階級になってしまうほど、自分を鍛えたのか。
「西の大砦へ行ってくれる護衛なんか絶対居ないし、私だって、初心者のこの子を連れて無事に大砦まで行き着けるか、分からないからな」
「だから、今日は訓練のために、東門を目指す予定だったのね?」
「……お願いです! 彩歌様! 私を西へ連れて行ってください!」
「ちょっと、紗和ちゃん。いくらアヤが強くっても、初心者を連れて西の大砦に行くなんて危険過ぎる! ……それに、達也くんは300匹近い悪魔を倒したんだ。〝呪い除けの儀式 〟をするために、一旦戻らないと……」
「HuLex UmThel eAtcRs iL」
〝呪病変換〟の呪文を唱えると、いかにも病気になりそうな、不気味な魔法陣が頭上に浮かぶ。
僕の体から、黒や灰色や茶色のモヤが、次々とその魔法陣に吸い込まれ、やがて粉々に砕け散った。
「ブルー。状態異常は?」
『問題ないよタツヤ。287あった〝呪詛〟は、全て消えた。もとより、どの呪詛もキミの脅威になりそうな物ではなかったが……』
やめてくれよ。どこかの軍人さんじゃあるまいし。
僕は呪いを持ったままウロウロする趣味はないんだ。
「ちょ、達也くん? それは一体?!」
初めて見る異様な魔法と、僕の呪詛が一瞬で消えた事に驚くエーコ。
そうか、精霊グアレティンと契約したから、ブルーの声が聞こえるんだった。
「達也さん、もしかして?」
少し嬉しそうな表情で僕を見る彩歌。
「うん。行こうか、鈴木さんのお父さんのいる、西の大砦に!」
0
お気に入りに追加
71
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
【完結】実はチートの転生者、無能と言われるのに飽きて実力を解放する
エース皇命
ファンタジー
【HOTランキング1位獲得作品!!】
最強スキル『適応』を与えられた転生者ジャック・ストロングは16歳。
戦士になり、王国に潜む悪を倒すためのユピテル英才学園に入学して3ヶ月がたっていた。
目立たないために実力を隠していたジャックだが、学園長から次のテストで成績がよくないと退学だと脅され、ついに実力を解放していく。
ジャックのライバルとなる個性豊かな生徒たち、実力ある先生たちにも注目!!
彼らのハチャメチャ学園生活から目が離せない!!
※小説家になろう、カクヨム、エブリスタでも投稿中
幼なじみ三人が勇者に魅了されちゃって寝盗られるんだけど数年後勇者が死んで正気に戻った幼なじみ達がめちゃくちゃ後悔する話
妄想屋さん
ファンタジー
『元彼?冗談でしょ?僕はもうあんなのもうどうでもいいよ!』
『ええ、アタシはあなたに愛して欲しい。あんなゴミもう知らないわ!』
『ええ!そうですとも!だから早く私にも――』
大切な三人の仲間を勇者に〈魅了〉で奪い取られて絶望した主人公と、〈魅了〉から解放されて今までの自分たちの行いに絶望するヒロイン達の話。
【完結】彼女以外、みんな思い出す。
❄️冬は つとめて
ファンタジー
R15をつける事にしました。
幼い頃からの婚約者、この国の第二王子に婚約破棄を告げられ。あらぬ冤罪を突きつけられたリフィル。この場所に誰も助けてくれるものはいない。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる