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第4章 渦の中の子供達
28 渦中へ
しおりを挟む「…いいよ、わかった…」
父親の威厳の欠片もない姿に耐えかねたように、悠真は小さく呟いて視線を逸らした。
「悠真」
惣一と一緒に澪も胸を撫で下ろした。
頭を上げた惣一と視線が合って、澪は小さく微笑んだ。
すっと細まった瞳と微かに上がった口角に、惣一の微笑みを感じた。
怖いと思っていた惣一を急に近くに感じて、澪の心は痛みを失くしほんわりと暖かくなる。
その様子を横目でちらりと見やった悠真が、 口を開いた。
「けど、肝心なこと、はぐらかしてるよな?」
髪を掻き揚げ、そっぽを向きながらちらちらと惣一を見る。
「他の二人、りーちゃんと圭にいも父さんの子じゃないのか」
本当に聞きたいことだと隠すように。
悠真の気持ちを知っている澪はこっそり笑いを漏らした。
きっと悠真にとって、二人の馴れ初めなどそれほど意味がない。
全く意味がないわけでもないけれど。
惣一が賢木に全幅の信頼を置いていることは澪にでもわかること。
そこに恋慕が絡んでいたとしても別段不思議でもない。
それほど二人の間に流れていた空気は特別だった。
それを確認しただけ。
間違いではなかった、と。
それよりも問題は、あの兄弟との繋がりがどこまでなのか。
悠真の中で期待が膨らんでいる。
惣一はソファーに背を預け、腕を組んだ。
先ほどの姿とは打って変わって、威厳を備えている。
急に、空気が変わった。
澪の背がぞくっとする。
「…それを聞いてどうする?」
低い声だった。
悠真の期待とは裏腹に、深刻な話題なのか。
「え…、別に…」
思わず口籠もった悠真を、惣一が即座に追い詰める。
「どうもしないのになぜ聞く?」
「………」
「聞いたら何かがお前の中で変わるのか?」
「………」
「お前は苳也を実の母のように思っているよな」
「あ、たり前だろ」
「ここに連れてこられたばかりの頃、夜中に目覚めたお前が恋しがって呼んだ名は『お母さん』だった。だがそれは別館にいた女のことじゃなかったよな。賢木家にいた頃お前は苳也をそう呼んでいた。お前だけじゃない。颯太も京香も、そうだった。ここに来てしばらくすると、子供ながらに気を使い始め『賢木母さん』と呼ぶようになり、いつしかただ『賢木さん』と呼ぶようになった。苳也は寂しがっていたが、お前も同じだった」
「………」
「苳也の子供達のことも本当の兄弟のように思っているはずだ。お前だけじゃない。颯太はお前より3年も長く賢木家で暮らしたんだ、その思いはさらに強い。京香も…」
惣一が口を噤む。
澪の心は動悸を早くし、急き立てている。
真実は、どこに?
思ったよりも遠くにあるのか。
「俺たち、大人が思うよりもお前たちの絆は深い。真実を知って何が変わる?何も変わりはしない」
首を振りながら、ぼそりと惣一が呟いた。
「そっとしておけば開かない傷もある」
何を指して惣一がそう言うのか見当もつかない。
けれど。
「でも!真実として、悠真は知る権利があると思います」
澪が震える声で意見すると、惣一から睨むような視線が向けられ、澪は思わず悠真の服を掴んだ。
微かに震えるその手に、悠真の手がそっと重ねられた。
「俺は真実を知りたいと思う」
真摯な瞳を目を細めた惣一が痛烈に返す。
「本当の兄弟のように思っていたのに、本当は兄弟ではなく赤の他人だ、と思い知らされるだけかもしれないぞ」
ぐっと言葉を詰まらせた悠真をさらに追う。
「隔たりを感じ、寂しい思いをするだけかもしれない」
ぎゅ、っと思わず澪は悠真と繋ぐ手に力を込めた。
即座にさらに強い力で握り返された。
「それでも!」
同時に悠真が声を振り絞る。
「それでも知りたいと思う!」
悠真と同じ気持ちで、澪も惣一を見つめた。
祈りにも似た想い。
大丈夫。
打ち砕かれても、何もなかったのと同じ。
ふっと惣一が笑った気がした。
張り詰めた空気が緩んだのを感じる。
思わず空気の釣られて緊張が緩んだ悠真と澪に、惣一は脅すように鋭い視線を向けた。
「わかった。だがこれはお前だけの問題じゃない。この後颯太たちに同じ話をする。二人の意向を聞き、さらに龍たちも同じように思うならば、皆が揃った時に真実を話そう。それでいいか?」
緊張を取り戻した悠真が強く頷くと、惣一はソファーから立ち上がって、机に向かって歩き出す。
「もう部屋に戻れ」
肩越しに振り返りながらかけられた声は、思いの外優しかった。
顔を見合わせて、澪と悠真が歩き出すと、再び声が追いかけてきた。
「悠真」
二人で振り向くと、惣一は机の上に視線を落としたまま振り向かない。
「お前が知りたいと言った真実で苳也が悲しむかもしれない、とは考えないか?」
少しだけ視線が向いたものの、また机の上に落ちる。
悠真が澪を振り向いた。
澪は首を傾げる。
悠真は少し考え込んでから口を開いた。
「わからない」
首を振りながら、目を閉じる。
「それがなぜ、賢木を悲しませるのかもわからない。だから知りたいと思う」
まるで自分を確認するかのように。
自分の心に問いかけているように。
「悲しむ理由を知れば、悲しませないことが出来るから」
目を開けた悠真はまっすぐに惣一を見ていた。
惣一は一瞬、一瞬、悠真を振り向いて、背を向けた。
「お前は賢木が思うより大人になったな」
声は優しいけれど、表情は分からない。
「喜ぶか、悲しむかは別だが」
そのまま待っていても惣一は振り向かず、言葉ももうない。
言葉通りに受け止めるべきか、悩みながら澪と悠真は書斎を後にした。
翌朝。
いつもは部屋へ運ばれてくる食事が来ず、代わりに冬休みの間、休業中の厨房から内線が入った。
食事の準備ができたので食堂へ集まるように、と。
部屋にキッチンが完備されていない颯太たちへの配慮らしい。
問題が解決できるまで、臨時営業だろう。
「なんかめんどくさくなったよな」
寝ぼける頭を掻きながら悠真が零す。
朝が苦手な悠真には堪えるらしい。
「楽しくていいじゃない」
その背中を澪はくすくす笑いながら押した。
テーブルには各席に一つずつ食事が用意されていた。
適当な席に座って食べ始めると、颯太たちが現れた。
「おはよ」
挨拶はするものの、どこか寝ぼけていて。
京香は大あくび。
颯太は半分目を閉じたまま頭をわしわしと掻いた。
「あまり良く眠れなかったみたいですね」
澪はくすくす笑いながら声を掛けた。
「なんか、落ち着かなくてね…」
それだけ答えると席に着き、もそもそと食べ始めた。
京香も口数が少ない。
どうやら朝に弱いのは遺伝らしい。
新しい発見に澪は一人ほくそ笑む。
「あー…、颯にい、賢木母さん今日一般病棟に移動だって…」
「んー、聞いた。だから俺たち、後で行こうかと思って…。悠真たちも行く?」
どこか間延びした会話。
どちらも夢うつつのようだ。
「じゃあ食事終わったら、着替えて玄関集合なぁ。車、用意してもらっておくよ」
「わかった」
その後は皆もそもそ食べるだけで、会話は皆無。
ひとり澪だけがしゃんとしていて、兄弟たちの寝ぼけた様子を楽しんだ。
待ち合わせ場所で再会した颯太たちはもうすっかり覚醒していた。
「あれ、姉さん、化粧は?」
悠真がすっぴんの京香をからかうと、颯太がけたけた笑い、悠真には肘鉄が帰って来た。
乗り込んだ車の中でも、前日の重い雰囲気は立ち消えていて、何気ない話で盛り上がった。
事前に颯太が惣一に確認した賢木の病室は一般病棟の最上階だった。
病室の番号と張り出された名前を確認して、颯太がノックする。
「はい」
聞き覚えのある、温かい声。
嬉しくて口元を緩ませ悠真をみた。
悠真も同じような顔をしていて、二人を振り返った颯太も同じだった。
軽いスライド式のドアを開け、中に入ると皆一様に声を上げた。
「あ」
「お、おはよう」
すでに来ていた龍一と圭吾がベッドの傍から声を掛けてきた。
「りーちゃん」
悠真は龍一に駆け寄るように、颯太を追い越して中に入った。
「みなさん、おはようございます」
ベッドの上から賢木が嬉しそうに顔を綻ばせて声を掛けてきた。
「賢木母さん!」
京香が飛びつかんばかりに駆け寄って行った。
「兄さんたち、来てたんだな」
龍一に歩み寄る颯太の後ろから澪はついていった。
「澪さんまで来てくれたんですね、ありがとうございます」
賢木から声を掛けられると、薄っすら瞳を潤ませながらぷるぷる首を振った。
「良かったです…本当に」
ベッドに腰かけ賢木をにこにこと見つめている、京香の脇から見える賢木はいつも通り。
微笑みながら京香の頭を撫でている。
顔色もずっといい。
腰かけた賢木の腹部。
布団の下に隠されていてもわかる。
子供たちと過ごすのは至高の時と言わんばかりに微笑んだ賢木に呼応するように、弱弱しくもしっかりとした鼓動のような瞬きを繰り返している小さな光。
ほわん、ほわん、と他の兄弟たちを感じ取って嬉しそうだ。
昨日はまだ儚いただの光だったのに。
惣一が言っていたようにまだ安心は出来ないかもしれない。
無事生まれ来るその時まで。
けれどその小さな光が嬉しそうなので、澪に飛び火したように嬉しさがこみ上げる。
零れる涙を隠すように顔を手で覆った。
「ほんと、顔色もいいし、よかったよ」
颯太が言う。
「元気そう」
賢木の回復を口々に喜び合う中、澪は静かに涙を流していた。
そんな澪を悠真は微笑みで見つめていた。
そして、賢木も。
「元気すぎてかえってこまってるよ」
龍一が肩を窄めて見せる。
「どういうこと?」
京香が聞き返した。
「おっさんが用意してくれた部屋に文句ばっかり言ってるんだ」
圭吾が母親を呆れたように見た。
広い部屋は完全個室。全体を木目調で統一されていて、温かい雰囲気だ。病院とは思えない木製の大きなベッド、柔らかい光が差し込む大きな窓には白いカーテン、大きな衣装ダンス、二人掛けのレザーソファー二つに挟まれてコーヒーテーブルがあり、その横、ベッドからも見える位置に大きなTVがある。入口から入ってすぐ左には扉があり、どうやらトイレとバスルームらしい。TVの傍らには冷蔵庫もある。天井の照明は見事なシャンデリア。
まるで高級ホテルの一室のような特別室。
「いい部屋じゃない。何が不満なの」
部屋を見渡しながら、京香が呟いた。
「これじゃあ見舞客が来ない限り、話し相手もいないじゃないですか」
ぷん、と拗ねたように賢木が答えた。
「ゆっくり休めていいと思うけどな」
颯太も苦笑い。
「限度がありますよ。私をこんなところに閉じ込めて、本人は仕事とかでまだ顔も出さないんですから」
先ほどまでとは正反対に、むくれた顔で賢木が言うと、龍一が頭を掻いた。
「おっさんが忙しいのは今に始まったことじゃないだろ?…ったく、ずっとこんな調子だよ」
「その代わりにさ、俺たちがいるからいいだろ?」
悠真がベッドへと近づきながら言うと、賢木が破顔した。
「お昼までいてくれますか?」
「もちろん。賢木母さんが疲れなければね」
颯太の言葉に賢木がこくんと頷く。
「ま、母さん寝てても静かに騒げば問題ないだろ」
圭吾が笑いながら言う。
「静かに騒ぐっておかしくない?」
京香が突っ込みをいれた。
「りーちゃんは?」
悠真が龍一を見上げながら聞いた。
「俺?しばらくバイトは休み貰ってるよ」
「じゃあ、りーちゃんもいる?」
悠真の頭を撫でてやりながら龍一は頷いた。
「そうと決まれば、颯太、買い出し行ってきてくれよ」
「は?また俺?」
「好きなの買って来ていいからさ」
もう、そう呟きながら頭を掻いて、龍一から財布を受け取った。
「こんなことなら俺、ゲーム持ってくればよかった」
「あ、俺、持ってきたよ」
「おお!でかした、圭吾。TVに繋ぐやつか?」
「違うよ」
「なんだよ、それじゃみんなで楽しめないじゃんか」
「持ってきてないよりいいだろ」
口喧嘩を交わしながら、並んで出ていく二人を京香が追いかけた。
「私も行く!」
二人は追いかけてきた妹を待って、それから、いってきまーす、と出ていった。
「龍、お金」
賢木が小さく尋ねる。
「ああ、昨日?一昨日か、おっさんから貰ったのが残ってるから大丈夫」
「そう」
賢木は安心したような溜息をついた。
「疲れた?少し横になれよ。あいつら戻ってくるまでもう少しあるからさ」
「ああ」
賢木は龍一に促されるままに横になった。
龍一はベッドの足元に移動すると、リクライニングを起こしてやる。
「まだ、きついのか?」
その様子を眺めた悠真が心配そうに尋ねた。
「体は本調子じゃないだけさ」
龍一が笑いながら答えた。
「だと、いいけど…」
「みんなに会ってはしゃぎすぎただけさ」
悠真の頭を龍一は安心させるように撫でた。
それを微笑みで見つめていた賢木が不意に、澪を向いた。
「それで、澪さん」
「え」
「どうでしょう?この子」
賢木はお腹を摩りながら聞く。
「あ、俺も気になってた」
悠真も振り向いた。
「?なんのことだよ」
「さっきの様子だと悪い感じじゃなかったけど」
きょとん、と聞き返した龍一に構わず悠真は続ける。
「私もそう、感じたのですが」
「はい、あの、嬉しそうです」
澪の返事を聞くと、賢木はにっこりと笑った。
悠真は声を上げて笑う。
「嬉しそう?そんなのまでわかるのか」
「なんとなくだよ」
澪はちょっと拗ねた様子で答えた。
一人、龍一だけがきょときょとと三人を見渡していた。
やがて戻ってきた颯太たちはレザーソファーに腰かけて、どうやったのかゲームをTVに映し出しながらわいわい騒いでいた。
龍一と共にベッド脇に椅子を集めて澪と悠真は、ことの発端から話していた。
「じゃあ、母さんの妊娠て澪くんが気付いたのか」
「あの、気付かれていないとは知らなくて」
「助かりましたよ、本当に。今回も含めて、澪さんには助けられてばかりですね」
「そうか、ありがとうな、澪くん」
「いえ、そんな…」
そんなやり取りから始まり、先日は賢木が心配で話せなかった分、悠真は学校のこと、勉強のこと、澪の友人と出掛けた話など、捲し立てるように龍一に話して聞かせた。
澪と賢木は楽しそうな悠真をにこにこと見つめ、時折合いの手を入れていた。
やがて、圭吾と颯太が腹が減ったと騒ぎ始めた。
「あれだけ菓子食べておきながら?」
龍一が眉を寄せた。
「別腹?なあ、母さんの配膳まだかな?」
圭吾が腹をさすりながら入口を振り返った。
「病人から取り上げる気だよ」
颯太がけたけたと笑う。
「そういうわけじゃないって」
「龍、なにか買ってきてあげなさい」
賢木が言ったのと、龍一のスマホが震えたのは一緒だった。
「ちょうどよかったな」
「なに?」
「おっさんが駐車場で待ってるから、誰か行ってきてくれよ」
そう颯太を見ながら言う。
「だから、なんで俺なんだよ?」
「颯太に行って来いって言ってないだろ。誰か、って」
龍一は肩を窄めつつ、それでもにやにや笑いながら颯太を見た。
「あーもう、行くよ!」
乱暴に立ち上がるとすたすた扉へ歩いて行った。
その後ろを、俺も、と言いながら圭吾が追いかけた。
「なんでいつも俺なんだろうな?圭吾」
「さあ?言いやすいんじゃない?」
ぶつぶつ言いながら出ていく背中を見送って、京香が振り向いた。
「ほんと、なんで颯にいなの?」
すると賢木が笑いだす。
「圭吾に頼むとさんざんぐずった挙句、見兼ねた颯太さんが一緒に行ってやる、って言いだすし、京香さんに頼んでも颯太さんがついていくでしょう?」
「悠真に頼んでも同じ。だから最初から颯太に行かせるのさ」
龍一が残りを引き継いで言う。
「圭吾も自発的についていくし」
賢木は楽しそうに笑う。
「昔からずっと、変わらないんですよ」
「本人、全然自覚ないけどな」
「颯太さんは優しいから」
くすくす笑う二人を見ながら、京香は「そうだっけ?」と呟いた。
やがて戻ってきた圭吾と颯太が両手に大きな袋を抱えていた。
その後ろから惣一が入ってくる。
「こんにちは」
澪が挨拶をすると、惣一がこっくり頷いた。
「みんなご苦労さん」
持ってきた袋を圭吾がすでに開けていた。
「弁当?」
龍一が尋ねると、圭吾を引き止めながら惣一が答えた。
「ああ。苳也から、子供たちがみんなきてきてくれたから、あなたは来なくていいです、とか嫌味なメール来てたからな。どうせ昼まで引き止めてるんだろうと思って、俺もここで食うつもりだったからちょうどいいし」
「助かったよ。もう、圭吾が母さんの食事狙ってたから」
龍一が答えると、惣一は圭吾を覗き込みながら笑った。
「病人食は上手くないぞ?」
「べ、別に狙ってないよ」
圭吾が慌てて弁解する。
「どうだか」
それを惣一と龍一が揃って笑った。
ふいに真剣な顔をした惣一は、子供たちをぐるりと見渡して言った。
「食事の前に話したいことがある」
真剣な、眼差し。
「全員揃ってる今のうちにな」
思わず澪の喉がごくりと鳴った。
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