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ぼくと彼女のなにがしかのライフ
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年齢制限をされない程度には老けた。いくら童顔と言われても、さすがに未成年に見えるほどの透明感はない。ともすれば、年齢不詳の中高年というレッテルを貼られやしないかと、不安な日もある。
記憶のなかではタバコは高いものだった。そして私は煙草と漢字で書いていたような気がする。値段が上がり、健康のために減らすことを言われ続けていたメインの層がタバコを卒業する中で、いつか安価な新商品が現れるなどしたの…か?ながれはそれでいいの?私はその背景というか、愛好家たちの心の機微を知らない。
「これ、」
と、コンビニのレジ脇にあるレトロなものを出す。番号で奥から出してもらうものと違う、お饅頭やチロルチョコやひとくち羊羹のようにレジの隅に陣取るタバコは、どのような立ち位置にあるのか。キャンペーンかなにかなのだろうか。それとも、まだ奥に居場所のない挑戦者としてその場にたたずむのか。これまた、知る由もない私は、ただ買うだけなのだ。それはレトロな箱だった。それだけで、十分に心を満たした。
彼女との記憶を綴ろうと思っていたが、私はその箱の話を始めてしまったわけで、またその箱には別の感情と別の影がある。小タイトルと一致しないが、修正もせず、続きを書こうと思った。レトロな箱が美しく煙をはいたから、私は私を赦すのだ。
記憶のなかではタバコは高いものだった。そして私は煙草と漢字で書いていたような気がする。値段が上がり、健康のために減らすことを言われ続けていたメインの層がタバコを卒業する中で、いつか安価な新商品が現れるなどしたの…か?ながれはそれでいいの?私はその背景というか、愛好家たちの心の機微を知らない。
「これ、」
と、コンビニのレジ脇にあるレトロなものを出す。番号で奥から出してもらうものと違う、お饅頭やチロルチョコやひとくち羊羹のようにレジの隅に陣取るタバコは、どのような立ち位置にあるのか。キャンペーンかなにかなのだろうか。それとも、まだ奥に居場所のない挑戦者としてその場にたたずむのか。これまた、知る由もない私は、ただ買うだけなのだ。それはレトロな箱だった。それだけで、十分に心を満たした。
彼女との記憶を綴ろうと思っていたが、私はその箱の話を始めてしまったわけで、またその箱には別の感情と別の影がある。小タイトルと一致しないが、修正もせず、続きを書こうと思った。レトロな箱が美しく煙をはいたから、私は私を赦すのだ。
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