半熟卵とメリーゴーランド

ダイエットは魔物2

蝶月真綾さんというコスプレ業の美女がいる。

アニメやゲームのキャラクターに扮して、性的な写真を撮るモデルさんなので、ここに年齢制限をかけていて正解。いや、インターネットで無修正見放題の時代だけれど、自分から提示するときは配慮したい。

名前が難しいというか、なぜか真蝶と記憶してしまっていて何度覚えないしても間違える。が、なんとそれでも一発でヒットするので、たぶん多くの先達が同じ状態だったのだと思う。

イラスト、エロ漫画の巨乳は時にはあまりに現実からかけ離れている。
その巨乳でそのスタイルおかしくない？
とかいろいろ。

そんななか、
そんななか、
そのありえないと思ってた究極のバランス。

ぽっちゃり好きのための神。
二段腹というより腰回りぐるっと、組み立てるお人形のように段がある。
ありとあらゆるところに肉の段がある。
だがお顔はいかにもデブのそれではなく、すっとして美しい。そのうえ長身で脚が長く、肉付きがあるにもかかわらず決して寸詰まりにはならない。イラストのなかにしかいないようや、ゴージャスな気品あるぽちゃぽちゃのエロいおねーさん。

なんてこった、そんな人間がいるなんて。

というのは前ふりで、そんなレベルでないかぎり、太美ふとうつくしくあることは難しい。渡辺直美のように、チャーミングなグラマラスというのも元々の顔立ちとメイクテクニックで完成されたキャラクターであって、日常に持ち込むことは難しい。素材のちからは恐ろしい。そして、素材をいかすテクニック。両方そろって、あの姿で、けれどオフィスでグラマラス発揮されてもどうしようもない。

素材の悪いデブが、一番背景にそぐわないものがデブデブした醜い自分であったとしても、そこに個性派ファッションをぶちこんでさらに背景から浮くことはできない。かといって、ファッション誌を真似てもスタイルがあまりに違って、歩く違和感になってしまう。もちろん歩調が遅くていつまでもフェイドアウトしない。

そういう人が好きなんです、とマニアックな人から交際を求められるが、彼らは「ふつうのひとと普通の家庭を」といって中背中肉で、モブを極めたような背景女子を見つけてきて結婚する。好きになる前にフラレるという、わけのわからない状態が続くし、何人かとの交際というものを思い起こせば人を好きになったことがあるのか不安になる。

とはいえ、万が一痩せてもブスはブス。
もはやデブ専が勝手に好きになって勝手に幻滅して、目が覚めたおかげで普通の女と結婚する、という少子化対策の役にもたたない。あぁ、それでいえば私は表彰されてもいいだろう、彼等が最低三人ほど孕まセックス成功させればいい。私は元デブ専男の人数分はちゃんと繁殖したことになる。自分の遺伝子は残らないけど、日本の人口にはちゃんと頭数を残した。

なんだかんだで、もう初産が今以降の年齢ならリスクしか頭に浮かばない。おもいえがく夢があったとしても、無責任な妄想だわと自分で自分を切り捨ててしまう。

おかしいことだ。
早々と子供を産んで若い母親になって、息子の友達の憧れの的になれたら楽しかったろう。とおもっても、まぁ、若くても姿も性格も私なら我が子は「おめぇ、あんなブスのマンコからでてきたのかよ、おぇぇウンコじゃねーの？ウンコ太郎」てイジメられてたのかもしれない。若返れないからわからないけど、色々疲れてる。

とにくく疲れてる。