蛙の唄

ばーば

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転機

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 英詩ばかりの歌を作ってライブをする。使い込んだギターは、感情をうまく乗せてくれる。乾いた感情を乾いた音で。
「五月雨」を書いてから、ギターを弾く事をためらい始めていた。乾いた音で弾く「五月雨」には、なんの感情も乗せられなかった。
初めて感情を揺さぶられる。「うた」になりかけている。そう感じていたのかもしれない。不思議なことに、何年も使い込んだ相棒とも言えるギターでは、「五月雨」は弾けなかった。伝わらないと思った。何かが変わったのかもしれない。空が流す涙は、乾いた感情にも悲しみを降らせていた。

5月の雨は 何処か切なく
今日も空が 涙を流す

なにを伝えたいのか、だれに届けたいのか、何故「うた」を書いているのか…小さい頃の憧れと、今、現在なりたい理想像は明らかに違うものになっているけど、「今」を伝えたい、そう初めて感じた。「五月雨」は、くすぶり続けている感情を込められるものになる確信があった。  →→
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