転職「サポーターになりました。」

ハローワークに行こう

2020年冬
僕は会社をクビになった
理由は簡単で人件費の削減だ

「はぁ～...クビになっちゃったよ...」

次の仕事の当ても無い、資格も何も持ってない
貯金も既に底をついている

「明日ハローワークでも行くかぁ...」

僕はそう呟き、布団で寝た




朝8:30開店と同時にハローワークに行った


・・・

「どれもこれも資格がいるなぁ...」

そう思い最後のページを見てみると



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　　業種　サポーター

株式会社　ローズマリー

　勤務地　魔法都市カトレア

　　給与　時給5000～6000Y

　　時間　２日以上～
　　　　　１日４時間以上

募集人数　多少

応募資格　なし

休日休暇　休みは自由です。

仕事内容　異世界に転送して頂き冒険者の
　　　　　サポーターをするお仕事です。
　　　　　特別な作業は無く支給されるバックに
　　　　　戦利品を保存するだけのお仕事です。
　　　　　出来る事が増えれば
　　　　　時給へ反映されますので
　　　　　ご自分に合った働き方を選択可能です。


　　　　　また、貞操逆転世界ですのでご注意下さい

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時給だけを見た僕は\とYを見間違え

「これだぁぁぁぁ」

速攻紹介状を貰い
午後から面接がある事を知り
適当に昼ご飯を食べ
時間を潰した

面接会場の株式会社ローズマリーは
3駅先にあるらしい
しばらく歩きスマホを頼りに25分程で到着した
会社はそこまで大きく無く
以前働いていた会社とあまり変わらない
面接は就活の時に死ぬほどしたので緊張はしない

会社に入ると耳が長く尖っている秘書が
面接室まで案内してくれた。

「ここが面接会場です。」

そう、耳長の秘書が教えてくれた

コンコンコン

「失礼します」

僕はそう言い扉を開いた
すると、面接官というにはあまりに小さい
そして可愛いモフモフの
尻尾と耳を付けた狐ロリがいた。
困惑している僕に気づいた狐ロリは

「まぁ座るのじゃ」

と言う

「失礼します」

こう言う時は冷静さを失ってはいけない
いくつもの面接を経験してきた僕の勘だ
狐ロリはお茶を出し面接が始まるかと思いきや

「合格じゃ！！！」

と手をパチパチさせながら言う
余りにも早く適当な合格発言に冷静さを
失ってしまう

「さっそく転送の準備をするのじゃ！！」

いつの間にか面接室にいた長耳の秘書さんに
連れられ体を拘束されてしまう...
そして謎の眠気がして視界が暗くなる


「おやすみなのじゃ」