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荒れる警察社会編(一章②)
死体の頭に花を
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同期の尾崎から電話が来た。
「西野…大丈夫か?」
「電話頂きありがとうございます。僕は現場には行ってないので大丈夫ですよ。でも、29人が死んでしまいました…」
「それは残念な事でもそれを乗り越えないと次には進めないよ。」
「そうですよね…第二の襲撃まであと30分弱しか無いのでここで切りますね。」
「あ、まだ切るな!」
「なんてですか?」
「重要なことがある。襲撃組と見張り組を一つのグループにしてくれないか。」
「了解です!では…」
私は電話をゆっくり切った。
「爆弾解除組は、時間内に解除できるかなぁ。」
私ほ心配になったが、あの人がリーダーなら大丈夫だと安堵した。
あの人は爆弾解除のプロと呼ばれているのだ。
一方、『爆弾解除組』は?
現状としてあの人(リーダー)が居たのもあり、
残り4個という所だった。
「一旦、集まれ。残り4個という所まで来た。だが、まだ安心してはいけないから、気を引き締めろ。」
「はい!」
「じゃあ、取り掛かれ!」
一斉に散らばりそれぞれの持ち場に戻った。
解除が難しいものは一切なかったので、早く終わった。
「終わったな。みんな、頑張った。爆弾解除組は、
見張り組と合流する。それまで死んでも良いと思える気持ちにしとけ。分かったか?」
「はい!」
すると爆弾解除組は全員が瞑想を唱え始めた。
15分後、爆弾解除をした為、爆発はしなかった。
尾崎から電話が掛かってきた。
「もしもし。」
「おぉ。尾崎、どした?」
「爆弾解除、お疲れ様です。この後私達2人もそちらに向かいます。」
「分かった。じゃ、切るぞ。」
静かに電話が切れた。
電話が切れた瞬間SAF22から電話が来た。
「SAF22から電話だ。根本、スピーカーにしろ。」
「了解です。」
「無能な警察へ。あと13分後で私も含めた全員でそちらのデパートに向かう。覚悟しろよ。」
「あぁ、分かった。覚悟してお前らと戦うぞ。」
「そうか。じゃ、後でな。」
後でなと言い残し、電話が切れた…
13分後…
デパートの入り口から堂々と仮面の男達が出てきて、
一人の男が話し始めた。
「みなさん~私達がSAF22でーす。無能な警察、無能な市民を殺しに来ました~ あれれ、もう市民はもう居ないようですねぇ。困りましたぁ。まぁきっと警察が楽しませてくれるんでしょ?じゃあ、始めますか。」
長々と話した後、目つきが変わった。
「みなさん、行きますよ。」
「おい!応援隊は全員SAFに突っ込めぇ!」
ここからは殺伐とした戦闘となった。
そして、リーダー達も準備を始める。
「西野、根本、撃抜さん、準備出来ましたか?」
「おう。」
「はい!」
「じゃあ、生きて帰る事を願って行ってください。
僕もあとから付いていくので…」
3人は、背を向け手を振った。
「あとは僕だけかぁ。無惨に死にたくないな。でもここで弱音を吐いたら駄目だ。」
頬を叩き、全身に力を入れ、やる気を出す。
「よし、やるぞ。」
ゆっくりと戦闘が行われてる所に行く。
「尾崎さん、早く来てください!応援隊がほほぼ壊滅的です。」
「なんだと…俺たちがSAFの奴らを殺さなければ、全滅だ。だから…行くぞ!」
「はい。」
突然、SAFのリーダーらしい人が現れた。
「リーダーの皆さんと生き残った人達に伝えたい事があります。」
「なんだ?」
「警察が私の部下を殺し、私の部下が警察を殺した。
どちらとも同じ数だけ死んだ。死んでしまったものは
帰ってこない。だが、死んだ者は私の芸術作品になって生き返るのだ。なんて素晴らしいのだろぅ!」
リーダーと思える人間が訳の分からない事を語ってる。本当にこの組織には変人しかいないのか…
「お前はこの組織のリーダーか?」
「あぁ。そうさ、私がSAFのリーダーさ。まぁリーダーだと分かったとしても何も変わらないと思うがな。
我が部下よ。無能な警察共を殺せぇぇ。」
リーダーの顔は興奮して赤く染まっていた。
「はい!」
馬鹿でかい声で叫び、私達の方に向かってきた。
SAFの部下達は応援隊の頭を狙い。
慌てふためいてる応援隊の頭を打ち続け、原型を保てなくなり、頭は空洞になってしまった。
胴体には一切傷一つ、付けられる事はなかった。
SAFのリーダーが部下の死体の頭に花を添えた。
そのついでなのか分からないが、
尾崎さんの頭と腹に銃を打ち続けられ、
ぐちゃぐちゃとなった身体は見る場所もなくなってしまった。
「根本、おまぇは死ぬなょ…」
そう言って、息を引き取った。
「尾崎さん。僕は生きてみます。そしてSAFのリーダーを逮捕してみせます!」
尾崎さんに話しかける事に夢中になり、
真後ろに居るリーダーが居る事に未だ気づいていない…
次に続く。
「西野…大丈夫か?」
「電話頂きありがとうございます。僕は現場には行ってないので大丈夫ですよ。でも、29人が死んでしまいました…」
「それは残念な事でもそれを乗り越えないと次には進めないよ。」
「そうですよね…第二の襲撃まであと30分弱しか無いのでここで切りますね。」
「あ、まだ切るな!」
「なんてですか?」
「重要なことがある。襲撃組と見張り組を一つのグループにしてくれないか。」
「了解です!では…」
私は電話をゆっくり切った。
「爆弾解除組は、時間内に解除できるかなぁ。」
私ほ心配になったが、あの人がリーダーなら大丈夫だと安堵した。
あの人は爆弾解除のプロと呼ばれているのだ。
一方、『爆弾解除組』は?
現状としてあの人(リーダー)が居たのもあり、
残り4個という所だった。
「一旦、集まれ。残り4個という所まで来た。だが、まだ安心してはいけないから、気を引き締めろ。」
「はい!」
「じゃあ、取り掛かれ!」
一斉に散らばりそれぞれの持ち場に戻った。
解除が難しいものは一切なかったので、早く終わった。
「終わったな。みんな、頑張った。爆弾解除組は、
見張り組と合流する。それまで死んでも良いと思える気持ちにしとけ。分かったか?」
「はい!」
すると爆弾解除組は全員が瞑想を唱え始めた。
15分後、爆弾解除をした為、爆発はしなかった。
尾崎から電話が掛かってきた。
「もしもし。」
「おぉ。尾崎、どした?」
「爆弾解除、お疲れ様です。この後私達2人もそちらに向かいます。」
「分かった。じゃ、切るぞ。」
静かに電話が切れた。
電話が切れた瞬間SAF22から電話が来た。
「SAF22から電話だ。根本、スピーカーにしろ。」
「了解です。」
「無能な警察へ。あと13分後で私も含めた全員でそちらのデパートに向かう。覚悟しろよ。」
「あぁ、分かった。覚悟してお前らと戦うぞ。」
「そうか。じゃ、後でな。」
後でなと言い残し、電話が切れた…
13分後…
デパートの入り口から堂々と仮面の男達が出てきて、
一人の男が話し始めた。
「みなさん~私達がSAF22でーす。無能な警察、無能な市民を殺しに来ました~ あれれ、もう市民はもう居ないようですねぇ。困りましたぁ。まぁきっと警察が楽しませてくれるんでしょ?じゃあ、始めますか。」
長々と話した後、目つきが変わった。
「みなさん、行きますよ。」
「おい!応援隊は全員SAFに突っ込めぇ!」
ここからは殺伐とした戦闘となった。
そして、リーダー達も準備を始める。
「西野、根本、撃抜さん、準備出来ましたか?」
「おう。」
「はい!」
「じゃあ、生きて帰る事を願って行ってください。
僕もあとから付いていくので…」
3人は、背を向け手を振った。
「あとは僕だけかぁ。無惨に死にたくないな。でもここで弱音を吐いたら駄目だ。」
頬を叩き、全身に力を入れ、やる気を出す。
「よし、やるぞ。」
ゆっくりと戦闘が行われてる所に行く。
「尾崎さん、早く来てください!応援隊がほほぼ壊滅的です。」
「なんだと…俺たちがSAFの奴らを殺さなければ、全滅だ。だから…行くぞ!」
「はい。」
突然、SAFのリーダーらしい人が現れた。
「リーダーの皆さんと生き残った人達に伝えたい事があります。」
「なんだ?」
「警察が私の部下を殺し、私の部下が警察を殺した。
どちらとも同じ数だけ死んだ。死んでしまったものは
帰ってこない。だが、死んだ者は私の芸術作品になって生き返るのだ。なんて素晴らしいのだろぅ!」
リーダーと思える人間が訳の分からない事を語ってる。本当にこの組織には変人しかいないのか…
「お前はこの組織のリーダーか?」
「あぁ。そうさ、私がSAFのリーダーさ。まぁリーダーだと分かったとしても何も変わらないと思うがな。
我が部下よ。無能な警察共を殺せぇぇ。」
リーダーの顔は興奮して赤く染まっていた。
「はい!」
馬鹿でかい声で叫び、私達の方に向かってきた。
SAFの部下達は応援隊の頭を狙い。
慌てふためいてる応援隊の頭を打ち続け、原型を保てなくなり、頭は空洞になってしまった。
胴体には一切傷一つ、付けられる事はなかった。
SAFのリーダーが部下の死体の頭に花を添えた。
そのついでなのか分からないが、
尾崎さんの頭と腹に銃を打ち続けられ、
ぐちゃぐちゃとなった身体は見る場所もなくなってしまった。
「根本、おまぇは死ぬなょ…」
そう言って、息を引き取った。
「尾崎さん。僕は生きてみます。そしてSAFのリーダーを逮捕してみせます!」
尾崎さんに話しかける事に夢中になり、
真後ろに居るリーダーが居る事に未だ気づいていない…
次に続く。
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