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発注の人編(序章②)
発注の人
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「中村さんー、村の人達に行って回りましたよ。」
三浦さんは空気を読まずに来てしまった。
「ありがとうございます。」
「爆弾解除出来ましたか?」
空気を読んでほしい。
後ろを振り返ると自分に背を向いている
「爆弾解除は出来ましたが…三田の心は解除
出来ましせんでした。私の上司は爆発に
巻き込まれました。」
三浦さんも何故か泣き顔を見せていた。
トンティレテトテトテトンという電話の音が
辺りに響き渡る。
「なんだ。」
「あっ、上司の部下からお電話です。」
携帯を睨みながら、後輩の元へ行く。
「借してほしい。」
「はい。」
「もしもし、こちら022番の中村慶師と申します。」
「急に電話を掛けてすみません。
私は上司·佐治哲郎さんの部下·尾崎士草と
申します。」
「で、ご要件は?」
「佐治さんはご想像通り爆発に巻き込まれて
しまいました。しかし、爆発後に現場処理をする時に佐治さんのご死体が無くなっていまして。」
「盗まれたとでも言うのか。三田の死体はあるのか。」
「三田の死体も身体全て吹っ飛ぶはずが、
何処にも散らばっておらず、今2人の死体を探しております。」
「分かった。頑張れ、じゃあ切るわ。」
「はい。」
ブッチという音を立てて電話が切れた。
「とりあえず、三浦さん。村の人達に終わった事を
知らせましょう。」
「はい!」
三浦さんは喜んでいるように笑っていた。
「そういえば、三浦さんのお名前を聞いて
いませんでしたね。」
「私は三浦青と申します。貴方のお名前は?」
「中村慶師です。」
それから避難場所に着くまで他愛の無い話をした。
「皆さん。もう爆発は解除されましたので
ご自宅に戻って大丈夫ですよ。」
村のお爺さん、お婆さんに、
「この村を救ってくれてありがとうね。」と
言われて正直、嬉しかった。
「では、僕は仕事げあるので戻ります!」と
言って三浦さんは行ってしまった…
「あー次の配達は?おもちゃかよ。
近くの家だ。良かったー。」
おもちゃという事で手が震えた。
「着いた。緊張するなー、まぁいいや。」
震えた手を抑えながらピンポンを押す。
「はーい。」
小高い声で母親と思われる人が玄関から出てくる。
「辻岡宅配便です。ご荷物にサインを
お願いします。」
「はーい。」と言い、冷たい手が触れた。
ドアノブを押して、家を立ち去った。
このように、配達を続けて6時間。
「あー疲れた。もう夜中の12時かよ。
おもちゃを貰って嬉しいだろうな。子供達。
ん。なんだこのニュース。
えっ?これ自分が配達した家じゃないか。」
それは又、次の話で…
三浦さんは空気を読まずに来てしまった。
「ありがとうございます。」
「爆弾解除出来ましたか?」
空気を読んでほしい。
後ろを振り返ると自分に背を向いている
「爆弾解除は出来ましたが…三田の心は解除
出来ましせんでした。私の上司は爆発に
巻き込まれました。」
三浦さんも何故か泣き顔を見せていた。
トンティレテトテトテトンという電話の音が
辺りに響き渡る。
「なんだ。」
「あっ、上司の部下からお電話です。」
携帯を睨みながら、後輩の元へ行く。
「借してほしい。」
「はい。」
「もしもし、こちら022番の中村慶師と申します。」
「急に電話を掛けてすみません。
私は上司·佐治哲郎さんの部下·尾崎士草と
申します。」
「で、ご要件は?」
「佐治さんはご想像通り爆発に巻き込まれて
しまいました。しかし、爆発後に現場処理をする時に佐治さんのご死体が無くなっていまして。」
「盗まれたとでも言うのか。三田の死体はあるのか。」
「三田の死体も身体全て吹っ飛ぶはずが、
何処にも散らばっておらず、今2人の死体を探しております。」
「分かった。頑張れ、じゃあ切るわ。」
「はい。」
ブッチという音を立てて電話が切れた。
「とりあえず、三浦さん。村の人達に終わった事を
知らせましょう。」
「はい!」
三浦さんは喜んでいるように笑っていた。
「そういえば、三浦さんのお名前を聞いて
いませんでしたね。」
「私は三浦青と申します。貴方のお名前は?」
「中村慶師です。」
それから避難場所に着くまで他愛の無い話をした。
「皆さん。もう爆発は解除されましたので
ご自宅に戻って大丈夫ですよ。」
村のお爺さん、お婆さんに、
「この村を救ってくれてありがとうね。」と
言われて正直、嬉しかった。
「では、僕は仕事げあるので戻ります!」と
言って三浦さんは行ってしまった…
「あー次の配達は?おもちゃかよ。
近くの家だ。良かったー。」
おもちゃという事で手が震えた。
「着いた。緊張するなー、まぁいいや。」
震えた手を抑えながらピンポンを押す。
「はーい。」
小高い声で母親と思われる人が玄関から出てくる。
「辻岡宅配便です。ご荷物にサインを
お願いします。」
「はーい。」と言い、冷たい手が触れた。
ドアノブを押して、家を立ち去った。
このように、配達を続けて6時間。
「あー疲れた。もう夜中の12時かよ。
おもちゃを貰って嬉しいだろうな。子供達。
ん。なんだこのニュース。
えっ?これ自分が配達した家じゃないか。」
それは又、次の話で…
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