アラサー未亡人！

闇

…

「アヤさん？大丈夫？」
ノジはアヤの涙を指で拭った。
「ごめん。」
「アヤさん聞いて？」
「うん？」
「アヤさん。娘ちゃんが優しい子に育ってるのはアヤさんの育て方がいいからだよ？だから全然ダメなママじゃない！」
ノジはアヤの目を見ながら言った。

アヤはその瞬間、感情が溢れ出した。
「今までかけてもらったどんな言葉よりも褒め言葉だよ。」
アヤは涙が止まらなくなった。
夫との死別後、色んな人が励まそうと色んな言葉をかけたがノジに言われた言葉がどんな言葉よりもアヤを救った。
コトミの育て方を褒められる。
死別後、1人で子育てをしてきたアヤは思ってるより切羽詰まってたのかもしれない。

「ありがとう。こんなサイトで出会った年下に救われるなんて思わなかったよ」
「アヤさんは頑張ってるよ」
今度はノジがアヤの頭を撫でた。