アラサー未亡人！

敏腕マネージャー

…

「お邪魔します！」アヤはそう言ってショートブーツを脱いだ。
「お邪魔します？アヤさん面白い！ブーツかわいね！こーゆーのもブログに載せればいいのに！」
「え？靴？それじゃふつーのブログじゃん。」
アヤはあのサイトではエロを絡ませた内容じゃないといけないと思い込んでいた。
「いいんだよ？あれはアヤさんのブログ。何を書こうか自由！ふつーの感じ出しながら、実はエロいみたいなのも男心くすぐるわけ。」
「なるほど！！ノジくんさすがだなぁ。勉強になる。他には？？」
「他にねー。」
ノジはベッドに寝っ転がった。
アヤもメモ帳とボールペンを持って隣に座った。
「戦略としてプロフィール画像を充実させることかなって考えてた」
「画像？」
「うん、アヤさんのページ見てプロフィールのメイン画像あるじゃん。その他にサブ画像何個か設定出来るでしょ？男はまずそこを見る。だからそこを充実させるの！」
「へー！なるほど！でも私どんな画像がいいか分からない」
「それ俺が撮ればいいんじゃない？」
「ノジくんが？」
「男をそそるポーズ考えてくる！」
「なるほど、助かる！でもさぁ私の顧客って男の影感じたら嫌な人多いかも。」
「大丈夫、自撮りっぽく見せるんだよ！で、何言われても正直に話さないこと。アヤさん、嘘覚えよう？」
「うん、ごめん。」
「試しに一枚撮って載せてみる？」
「いいの？お願い！！」
「アヤさん警戒心なさすぎ！」
ノジは笑った。
「あ！真面目に取り組み過ぎ？」
「いいよ、これで売り上げて活動費にしようよ」
「なるほど！！ノジくん天才！」
自分にはない発想をするノジをすごいと思った。