アラサー未亡人！

ノジ

…

ランチを食べながらノジとの話は弾んだ。
中でも、ノジの仕事の話は面白かった。
ノジのアニメーションの会社が手掛けてる作品はコトミが好きなアニメが多かったからだ。
コトミはアイドルアニメが好きだ。
アヤも一緒になってハマっていた。
その作品を描いてる人がいるに出会えて嬉しかった。

「俺が描いてるのこんなやつ」
ノジがスマホの画面で見せてくれた。
そこには綺麗なアニメーションの原画が写っていた。
「わーすごい！すごい！」
アヤは無意識にノジの方に顔を近づけてはしゃいだ。
ノジはちょっと照れて言った。
「ちょっと、アヤさん可愛すぎる！キスしたい！」
あ、アヤは我に返った。
そうだった、自分はサイトでエッチなやりとりをして画像も送ったりしてるような女だった。
ノジとの話が楽しくてそれを忘れてしまっていた。
「ダメだよ、ノータッチでしょ？」
「そっかー、残念。アヤさんタイプなんだよー」
ノジは残念そうだった。