3 / 106
嫌な予感…
…
しおりを挟む
夫のヒサシは9歳年上だ。
仕事はドカタ系。顔は優しいが力はあった。
話は面白く、「アヤが笑ってくれるのが嬉しい」とよく笑わせてくれた。
そんな仲良し家族に変化が訪れたのは2年前。
ヒサシは鬱病を患った。
原因は色々あったと思う。
仕事の多忙の中、産後イライラしがちなアヤに、パパがあやしても泣き止まないコトミに。
ヒサシの中のストレス耐性の限界が来たのだろう。
仕事も正社員から、バイト扱いになった。それでも行けなくなり会社をやめた。
元々明るく優しかったヒサシは別人のように落ち込むようになった。
昼も夜も関係なく布団の上で塞ぎ込み、前向きな気持ちが湧くことは少なくなっていった。
元々責任感の強いヒサシはアヤとコトミに申し訳ないという気持ちが一番強かった。
頑張りたいのに頑張れない、そんなヒサシの気持ちは分かっていたはずだった。
だけど家計は苦しく、自分がパートに出てもコトミの保育料でいくらの稼ぎにもならない状況にアヤはイライラしていた。
病気と分かっていても、仕事に行かず寝ている夫に優しく出来ない日もたくさんあった。
夫が死んだ今は全てへの後悔と自分を責める気持ちしかない。
仕事はドカタ系。顔は優しいが力はあった。
話は面白く、「アヤが笑ってくれるのが嬉しい」とよく笑わせてくれた。
そんな仲良し家族に変化が訪れたのは2年前。
ヒサシは鬱病を患った。
原因は色々あったと思う。
仕事の多忙の中、産後イライラしがちなアヤに、パパがあやしても泣き止まないコトミに。
ヒサシの中のストレス耐性の限界が来たのだろう。
仕事も正社員から、バイト扱いになった。それでも行けなくなり会社をやめた。
元々明るく優しかったヒサシは別人のように落ち込むようになった。
昼も夜も関係なく布団の上で塞ぎ込み、前向きな気持ちが湧くことは少なくなっていった。
元々責任感の強いヒサシはアヤとコトミに申し訳ないという気持ちが一番強かった。
頑張りたいのに頑張れない、そんなヒサシの気持ちは分かっていたはずだった。
だけど家計は苦しく、自分がパートに出てもコトミの保育料でいくらの稼ぎにもならない状況にアヤはイライラしていた。
病気と分かっていても、仕事に行かず寝ている夫に優しく出来ない日もたくさんあった。
夫が死んだ今は全てへの後悔と自分を責める気持ちしかない。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
17
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる